授業詳細
CLASS
ぶらり、みんなで港まち。
~名古屋港の発展を支えた港まちの魅力を探っちゃおう!~
開催日時:2011年12月10日(土) 13時45分 ~ 16時45分
教室:老舗料理店 海の家
レポートUP
先生:
古橋 敬一 / 港まちづくり協議会 事務局次長
小島 美智子 / 老舗料理店「海の家」 女将
カテゴリ:【まち歩き】
定 員 :20人
※1:本授業の抽選は2011年12月1日(木)に行います。(抽選予約受付は12月1日(木)13時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2011年12月8日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:当日は13時45分より受付を開始しております。
名古屋港と聞いて思い浮かべるものといえば「水族館」や「みなと祭の花火」。
それ以外に港を訪れることはなかなか無いのではないでしょうか。
名古屋の中でも「港」という特別な個性を持つまち。
そこにはきっと私たちの知らない港まちならではの歴史や文化があるはずです。
名古屋港が開港したのはいまから104年前の明治40年。
港ができる前はどんな風景だったのか、またどうやって港が開かれたのか。
同じ名古屋に暮らしていてもその歴史は意外に知られていません。
そんな名古屋港の歴史と共に歩んできたのが、港まちの玄関口を預かる「築地口商店街」。
今回その商店街の皆さんが「港まちの魅力伝え隊!」として、名古屋港界隈の懐かしい写真をフラッグにして街中に飾り付けるという試みを展開するとか。
商店街の皆さんを応援するのは「港まちづくり協議会」の皆さん。
港まちづくり協議会は、名古屋港の魅力を広く発信するため、この度、タブロイド版の新聞「ぶらり港まち新聞」も創刊します。
そこで12月の授業では、港まちづくり協議会・事務局次長の古橋さんを先生に
「港まちの魅力伝え隊!のフラッグ」や「ぶらり港まち新聞」を頼りに、まち散策を楽しむことに。
実際に歩いて名古屋港の魅力を知り、さらには、これからもっと気軽に足を運びたくなるような
港まちの楽しみ方についてアイデアを提案してみませんか。
そして今回、もう一つのお楽しみが授業の会場となる「海の家」。
創業70年を超える地元で最も古い老舗の料亭で、女将さん自らが名古屋港の
魅力を語ってくださいます。
いままで、お祭りやイベントの時にしか出かけることのなかった港まちが
いつでも気軽に訪れたくなる身近なまちになれば素敵ですね。
【授業の流れ】
13:45 築地口駅集合
※栄から名古屋市営名城線左回り・金山方面・名古屋港行で15分
受付開始
14:00 「ぶらり港まちスタート」
港まち「築地口商店街」探索
築地口商店街&港まちの懐かしい写真フラッグを探索
海周辺(工場や橋など)巡り
14:45 老舗料理店「海の家」到着
「海の家」探索
15:00 みんなで自己紹介&港まち感想
15:15 「港まちについて聞こう」
老舗料理店「海の家」女将さん(先生)紹介
港まちの歴史、文化、他のお話
15:45 「港まちでこんなことしたい!勝手に提案公募」
港まち協議会の活動、提案公募紹介
グループに分かれてディスカッション
16:15 グループ発表
16:25 まとめ
感想
16:30 アンケート等
16:45 終了
(授業コーディネーター / 青木奈美、谷亜由子、佐藤嘉宏)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2011年12月8日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:当日は13時45分より受付を開始しております。
名古屋港と聞いて思い浮かべるものといえば「水族館」や「みなと祭の花火」。
それ以外に港を訪れることはなかなか無いのではないでしょうか。
名古屋の中でも「港」という特別な個性を持つまち。
そこにはきっと私たちの知らない港まちならではの歴史や文化があるはずです。
名古屋港が開港したのはいまから104年前の明治40年。
港ができる前はどんな風景だったのか、またどうやって港が開かれたのか。
同じ名古屋に暮らしていてもその歴史は意外に知られていません。
そんな名古屋港の歴史と共に歩んできたのが、港まちの玄関口を預かる「築地口商店街」。
今回その商店街の皆さんが「港まちの魅力伝え隊!」として、名古屋港界隈の懐かしい写真をフラッグにして街中に飾り付けるという試みを展開するとか。
商店街の皆さんを応援するのは「港まちづくり協議会」の皆さん。
港まちづくり協議会は、名古屋港の魅力を広く発信するため、この度、タブロイド版の新聞「ぶらり港まち新聞」も創刊します。
そこで12月の授業では、港まちづくり協議会・事務局次長の古橋さんを先生に
「港まちの魅力伝え隊!のフラッグ」や「ぶらり港まち新聞」を頼りに、まち散策を楽しむことに。
実際に歩いて名古屋港の魅力を知り、さらには、これからもっと気軽に足を運びたくなるような
港まちの楽しみ方についてアイデアを提案してみませんか。
そして今回、もう一つのお楽しみが授業の会場となる「海の家」。
創業70年を超える地元で最も古い老舗の料亭で、女将さん自らが名古屋港の
魅力を語ってくださいます。
いままで、お祭りやイベントの時にしか出かけることのなかった港まちが
いつでも気軽に訪れたくなる身近なまちになれば素敵ですね。
【授業の流れ】
13:45 築地口駅集合
※栄から名古屋市営名城線左回り・金山方面・名古屋港行で15分
受付開始
14:00 「ぶらり港まちスタート」
港まち「築地口商店街」探索
築地口商店街&港まちの懐かしい写真フラッグを探索
海周辺(工場や橋など)巡り
14:45 老舗料理店「海の家」到着
「海の家」探索
15:00 みんなで自己紹介&港まち感想
15:15 「港まちについて聞こう」
老舗料理店「海の家」女将さん(先生)紹介
港まちの歴史、文化、他のお話
15:45 「港まちでこんなことしたい!勝手に提案公募」
港まち協議会の活動、提案公募紹介
グループに分かれてディスカッション
16:15 グループ発表
16:25 まとめ
感想
16:30 アンケート等
16:45 終了
(授業コーディネーター / 青木奈美、谷亜由子、佐藤嘉宏)
1.はじめに
名古屋市港区といえば、名古屋市水族館などの人気施設を有し、夏の花火大会の時などは地下鉄に乗り切れないほどのたくさんのお客さんが訪れる人気の場所。その最寄り駅である、「市営地下鉄名港線 名古屋港駅」のすぐお隣である「築地口駅」を出て、すぐ目の前が、今回の授業の行われる名古屋西築地界隈です。
『築地』という名前のとおり、名古屋港の玄関として、埋め立てによって作られた比較的新しいまちで、どのようなまちづくりが行われているのか、実際に築地口商店街に飛び込んで、港まちづくり協議会の先生から商店街のおばちゃんまで、様々なまちの方々から直接学びます。
2.ぶらり、みんなで港まち!
○ セーラーズ・クリスマスウィーク
授業当日は、築地口商店街にて子どもたちの玉入れ大会等の地域内の交流が図られる各種イベントが行われていました。本イベントの活動の一環で常設された、地域の活動を発表する学区民ギャラリーにて、福祉バザーを運営しているお姉さん方から、築地口の素敵なポイントについて、現場の生の声をいただきました。
また、その時ちょうど商店街のど真ん中を元気にかけまわる子供たちを暖かい目で見守っていた、港まちづくり協議会の副会長にばったりお会いすることが出来ました!ハムカツのおいしいお店の前で、自慢のお孫さんのお話や、地域情報誌『ぶらり港まち新聞』制作秘話を、先生たちとの楽しい掛け合い(?)で学びました。
○ すてきなお店がたくさん!
築地口名物といえば、カラオケ居酒屋!おじいちゃん、おばあちゃんがほんっとに元気です。
みんなのミーティングスペースである喫茶店は、通称ソーシャルカフェと呼ばれていました。
最近、いわゆる「シャッター商店街」が全国的な問題として取りざたされていますが、ここは魚屋さんも肉屋さんも本屋さんもがんばっています!やきいもだって、歩き食べができます。
○ 街並み、その他
上を見上げれば、商店街内の街路灯には、街のひとびとの思い出の写真が旗になって飾られていたり、名古屋港に続く国道沿いは桜並木だったり、今のシーズンであれば、イルミネーションが華やかです。
ここで生徒みんなが驚いたのが、「こんなに海から近いのに、海のにおいがしない!」ということ。
防潮堤の影響ではないかとのことですが、なんだか不思議な感覚です。
しかしやっぱり名古屋港。『工場萌え』的な風景もあります。日本最古であろうはねあげ橋、いまどき珍しくなった長屋などもありました。
3.「海の家」おかみのお話
創業60年を超えなお愛される、地元の老舗料理店「海の家」で、お店の中のツアー&おかみさんのお話を伺いました。昔は居酒屋で、船員さんたちのためにキップ制で営業していたとのこと。「海の家」という名前も、当時の運輸局の方が名付けたそうです。
伊勢湾台風の際はここまで水かさがあった、という跡が押入れにあったり、でも埋立地だから水が引くのも早かった、という話があったり、結婚式では菓子撒きを行ったという中2階があり、歴史と親近感に満ちた雰囲気を味わうことができました。
また、綿花を運ぶ写真、貨物運搬用の道具「ネコ」の前で休む男性の写真、過去の写真を振り返りながらのおかみのお話から、この街がいかに楽しい場所であるかということがわかりました。
その後のグループワーク「築地口を効果的にPRするアイディア」では、『B1グルメ大会』『(運搬用の)【ネコ】レース』『京都・太秦の様に、昔の築地口を今に蘇らせる!』といった自由なアイディアが時間いっぱいまで話し合われました。
4.さいごに
港まちづくり協議会では、どうしたらもっと人が築地口に遊びに来てくれるのか、「海の家」をもっと活用することはできないか、アイディアを募集しているとのことです。
素敵なフリーペーパーを片手に、ぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。とっても温かくて優しいまちでした。
名古屋市港区といえば、名古屋市水族館などの人気施設を有し、夏の花火大会の時などは地下鉄に乗り切れないほどのたくさんのお客さんが訪れる人気の場所。その最寄り駅である、「市営地下鉄名港線 名古屋港駅」のすぐお隣である「築地口駅」を出て、すぐ目の前が、今回の授業の行われる名古屋西築地界隈です。
『築地』という名前のとおり、名古屋港の玄関として、埋め立てによって作られた比較的新しいまちで、どのようなまちづくりが行われているのか、実際に築地口商店街に飛び込んで、港まちづくり協議会の先生から商店街のおばちゃんまで、様々なまちの方々から直接学びます。
2.ぶらり、みんなで港まち!
○ セーラーズ・クリスマスウィーク
授業当日は、築地口商店街にて子どもたちの玉入れ大会等の地域内の交流が図られる各種イベントが行われていました。本イベントの活動の一環で常設された、地域の活動を発表する学区民ギャラリーにて、福祉バザーを運営しているお姉さん方から、築地口の素敵なポイントについて、現場の生の声をいただきました。
また、その時ちょうど商店街のど真ん中を元気にかけまわる子供たちを暖かい目で見守っていた、港まちづくり協議会の副会長にばったりお会いすることが出来ました!ハムカツのおいしいお店の前で、自慢のお孫さんのお話や、地域情報誌『ぶらり港まち新聞』制作秘話を、先生たちとの楽しい掛け合い(?)で学びました。
○ すてきなお店がたくさん!
築地口名物といえば、カラオケ居酒屋!おじいちゃん、おばあちゃんがほんっとに元気です。
みんなのミーティングスペースである喫茶店は、通称ソーシャルカフェと呼ばれていました。
最近、いわゆる「シャッター商店街」が全国的な問題として取りざたされていますが、ここは魚屋さんも肉屋さんも本屋さんもがんばっています!やきいもだって、歩き食べができます。
○ 街並み、その他
上を見上げれば、商店街内の街路灯には、街のひとびとの思い出の写真が旗になって飾られていたり、名古屋港に続く国道沿いは桜並木だったり、今のシーズンであれば、イルミネーションが華やかです。
ここで生徒みんなが驚いたのが、「こんなに海から近いのに、海のにおいがしない!」ということ。
防潮堤の影響ではないかとのことですが、なんだか不思議な感覚です。
しかしやっぱり名古屋港。『工場萌え』的な風景もあります。日本最古であろうはねあげ橋、いまどき珍しくなった長屋などもありました。
3.「海の家」おかみのお話
創業60年を超えなお愛される、地元の老舗料理店「海の家」で、お店の中のツアー&おかみさんのお話を伺いました。昔は居酒屋で、船員さんたちのためにキップ制で営業していたとのこと。「海の家」という名前も、当時の運輸局の方が名付けたそうです。
伊勢湾台風の際はここまで水かさがあった、という跡が押入れにあったり、でも埋立地だから水が引くのも早かった、という話があったり、結婚式では菓子撒きを行ったという中2階があり、歴史と親近感に満ちた雰囲気を味わうことができました。
また、綿花を運ぶ写真、貨物運搬用の道具「ネコ」の前で休む男性の写真、過去の写真を振り返りながらのおかみのお話から、この街がいかに楽しい場所であるかということがわかりました。
その後のグループワーク「築地口を効果的にPRするアイディア」では、『B1グルメ大会』『(運搬用の)【ネコ】レース』『京都・太秦の様に、昔の築地口を今に蘇らせる!』といった自由なアイディアが時間いっぱいまで話し合われました。
4.さいごに
港まちづくり協議会では、どうしたらもっと人が築地口に遊びに来てくれるのか、「海の家」をもっと活用することはできないか、アイディアを募集しているとのことです。
素敵なフリーペーパーを片手に、ぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。とっても温かくて優しいまちでした。
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じいちゃんのぼ~が聞こえる冬ぬくし
今回、大ナゴヤ大学の授業で、港へ行った。名古屋港。でも、先ではない。築地口。その商店街。そう、名古屋港は、変わったのだ、良いのか悪いのかは別にして。築地口と名古屋港の一帯感覚は、もうないと思う。そう思いながらも、少し確か
2011年12月19日(月) 8時20分【空想俳人日記】
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