大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

楽器を使わない「演奏」って?
~身近なモノを使って音楽を楽しもう!~


開催日時:2012年05月12日(土) 15時00分 ~ 17時10分
教室:旧・清風荘ひらの(鶴舞公園内)
先生: 小山 和音 / 音楽ファシリテーター/サウンドプログラマー
カテゴリ:【カルチャー】
定 員 :10人

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※1:音の出るモノ3種類程度(※楽器や音具は禁止です!)を持参してください。
※2:3種類の内1つは、「あなたの想い出のモノ」「思い入れのあるモノ」をお持ちください。
※3:本授業の抽選は2012年5月3日(木)に行います。(抽選予約受付は5月3日(木)13時までとなります。)
※4:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2012年5月10日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※5:授業料として500円を頂戴します。
    【5月~8月末の期間中、持続可能な運営体制を整えるための一環として授業料一律500円をいただくことを試験的におこなっています。】
※6:当日は14:45より受付を開始します。




小さな頃、
お皿をはしで叩いて怒られたことはありますか?
学校の鉄棒を、傘で鳴らしたことは?
夏に扇風機に向かって、「あぁぁぁ~」と言った人も、たくさんいるかもしれませんね。

それって、立派な「即興演奏」かもしれません。
今回は、楽器を持っていなくても、弾けなくても、
楽譜を読めない人も楽しめる、「楽器を使わない即興演奏」の授業です!

この授業の先生は、20歳のミュージシャンの小山和音さん。
東日本大震災の後、多くのアーティストや芸人さんが支援活動を行う中
小山さんが「自分にできることは何があるのだろう?」と考え、始めた活動が
この「楽器を使わない即興演奏ワークショップ」です。
今回は、大ナゴヤ大学スペシャル版をお届けします!

「楽器を使わないワークショップ」は
もちろん、楽器演奏の経験なんていりません。
ピアノやギターなど、「いわゆる楽器と呼ばれるモノ」は必要なく
あなたの周りにある、全ての「モノ」が楽器になります。
音の出る「モノ」であれば、なんでもOK。
当日、みなさんには、この「楽器」を持参いただきます。
これらの「楽器」を使って音を出すことを、体験してみましょう!

「音楽には、作った人の感性や人間性が表れる」といいます。
みなさんの作った音楽には、どんな「自分」が隠れているでしょう?
即興演奏と、その後のワークショップを通して
意外な「自分」が見つかる人もいるかもしれませんね。

「音楽が大好き!」な人も、「そんなに興味ないなー。」という人も
この機会に、もっと音楽と仲良しになってみませんか?



【授業の流れ】

14:45 受付開始
15:00 授業スタート・自己紹介
15:20 先生のレクチャー
15:40 MY楽器の紹介、即興演奏スタート!
15:50 演奏の録音を鑑賞した後、感想のシェア
16:10 グループワーク
   「こんな音楽の授業あったらいいな」を考える
16:40 発表
16:55 まとめ、アンケート記入、記念撮影
17:10 終了



(授業コーディネーター / 生駒郁代・若尾和義)

小山 和音 / 音楽ファシリテーター/サウンドプログラマー

「音と光の自給自足」をテーマに、自由に音を創ることを通して気づき・学びへアプローチするワークショップや、その場の環境を音や映像に変換するシステムをコミュニティデザインに応用する活動をしています。元・キーボーディスト/作曲家。 http://www.kazunekoyama.com/

今回の教室:旧・清風荘ひらの(鶴舞公園内)

住所:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目1−168

JR中央線・地下鉄鶴舞線 『鶴舞』駅より徒歩3分。
鶴舞公園内の緑化センターの横です。


鶴舞公園の中にある元お茶屋さん、現在はケーキ工房として毎日美味しいパン・ケーキが誕生しています。
この夏、カフェもオープン予定のこの場所を、今回特別にお借りしちゃいます。

 新緑薫る5月のお昼過ぎ、鶴舞公園内の「旧・清風荘ひらの」にて、
身近なモノを使って音を楽しむ、新感覚の音楽の授業が行われました。

まずは今回参加していただいた7名の生徒さんを前に、
授業の講師を務める「かずねー」こと小山和音さんから自己紹介をして頂きました。
小山さんは、生後すぐに音楽を学びだし、在学中からピアニストや作曲家の活動を
行なってきましたが、東日本大震災ををきっかけに、音の表現を通じて
社会に貢献できることはないかと思い立ち、様々な場所に出向いて、
音楽のワークショップを行なっているそうです。
年齢は20歳という若さですが、しっかりとした考えを持っている方です。

続いて大ナゴヤ大学の授業では恒例である、生徒さん達の30秒自己紹介タイムです。
ただし、今回は従来の自己紹介ではなく、音楽の授業らしく
「音だけで自己紹介」という、特殊な自己紹介タイムでした。
その方法は、生徒さんの目の前に置いてある様々音の鳴るモノの中から
1つ選んでもらって、そのモノから音の出し方を工夫してもらい3種類の音を
作ってもらいます。次に50音順の変換表の組み合わせ通りに、種類の異なる
音を何回鳴らすかにより、文字に変換表現して相手に自分の名前を
伝えるという方式です。

この自己紹介を生徒さん同士ペアで名前を伏せて、相手に伝わるように
やってもらいました。生徒のみなさんは、難しそうな顔をしながらも
一生懸命やった甲斐もあって、ほぼ全員正確に自分の名前を伝えることができました!

さて、ここからは小山さんから音楽とリズムの関係性についてのお話。
小山さんは「音」が音楽として認知される第一歩として規則性のある
「リズム」の要素が重要であるとおっしゃっていました。
実際、生徒さん達に「音を出して」と言った場合、単純に手を一度だけ叩いて
音を出すだけでしたが、「音楽的に音を出して」と言われた場合、
規則性のあるリズムを入れて手を叩いていました。

モノを楽器にして、いきなり演奏なんてできない!という考えにも、
そんなことはないと小山さん。
動画投稿サイトから探してきた、楽器を使わずモノだけで演奏できることを
動画をプロジェクターで壁に写して見せてくれました。
映像の内容としては、

・ジーンズを楽器にして、擦れる音やチャックの開閉する音を使ってのジーンズ演奏
・車のエンジン音や、ドアの開閉音、ロック音などを使っての車の騒音演奏
・盆栽を叩いたり、葉や茎をこすったりすることで出る音を使っての盆栽演奏
・飛行機の乗組員が機内の乗客に向けての注意をラップ調で行うラップアナウンス演奏

等々、次々と流れる映像に、生徒さんは驚いた表情をしたり、意外なモノを楽器にして
うまく演奏しているシーンにクスっと笑っていたりました。
今までの常識を突き抜けた奇抜な演奏の映像を流して、身の回りの
あらゆるモノを使って簡単に「音楽」が作れることの可能性を伝えていました。

そして今回のメインイベントである、即興演奏の始まりですが、
その前に、生徒のみなさんに持参して頂いた、思い入れのあるモノの紹介を
してもらいました。思い入れのあるモノの中には、昔使っていた壊れたiPhone、
やけに肌触りがいい本、アルバイトで使っていたカクテルシェーカー等々、
各自持ってきたモノについての思い入れのエピソードを交えて紹介していただきました。
生徒さん同士、意外なモノを持ってきたな!といった感じで、
お互いにんまりしていました。

そして、いよいよ即興演奏がスタートしました!
足で床を叩くリズムをベースに、楽器として演奏したいモノを使って、
それぞれが創造的に考えながらリズムを作り出し、演奏をしていきました。
始めはみんな戸惑いながら、話し声も聞こえつつ演奏をしていましたが、
後半からは、みんな真剣な眼差しで集中して演奏をしていました。
演奏は5分間録音され、演奏後にみんなで実際に聞いてみる事に。

演奏は様々な音が混じりながらも、みんな同じリズムで演奏しているので、
しっかりした「音楽」になっていました。
途中で目覚まし時計のブザーを鳴らした生徒さんがいて、
みんなが驚いて「おお!」といった声も入っていましたが、
それも演奏の中のアクセントとして、趣のある楽曲に仕上がりました!
自分たちで演奏した音楽を聞いた、生徒さんからは

・楽しかった!音楽を意識せず楽器を叩いていても、後で聞くと音楽として聞こえる。
・おもしろい遊びをみつけた。脳への刺激があった。
・自由勝手に演奏したつもりでも、まわりの他の音にうまく溶け込んでいた。
・演奏しているうちに隣の人と合わせようとしたことが楽しいと感じた。

といった感じで、それぞれの感覚で演奏の感想を述べていました。

最後に、3つのグループに別れて「こんな音楽の授業あったらいいな」というテーマで
アイデア出しのグループワークを行いました。
レポート係の私が参加させて頂いたグループでは、
いままでの音楽の授業は、点数を付けられたり、いろんな制限があったり、
知識を詰め込まれるだけで、全然楽しめなかったという視点から、
じゃあ、どういった事をしたら面白いだろうという事を考えました。
出た案としては、

・学校自体を楽器に見立て、学校の設備を使った参加型即興演奏で音楽の理解を深める
・各地域で採取した音楽や、その地域独特の音を聞いてもらって社会勉強をしてもらう
・朗読するときに雨の音とかを入れて、より文学に深みをもたせて学習のコラボ授業

などの案が出ました。また、その他のグループでは、

・あえてストレートに意外な曲(アニメソング等)をみんなで真剣に合唱する
・リズムに自分の作文をのせて、ミュージカル式に表現する
・街にある音の出るものを探し、通りすがりの人も巻き込んで即興演奏会をする

など、様々な面白いアイデアが発表されました。

小山さんも、出される案にうなずきながらメモを取りつつ真剣に聞いていました。
特に「結局、楽しめれば音楽という枠組み自体がいらないのではないか」といった
新しい発想に心を打たれたようで、学生のころに受けた授業があまりにも偏っていて
なぜ音楽が平等に扱われないのか、ずっと疑問であったとした上で、
いつもワークショップは伝えて終わりだったが、今回はこれからの
ワークショップを行なっていく上での新しいアイデアが聞けてよかったと、
満足した表情でおっしゃっていました。


今回の音楽の授業を通して、私が感じたこととしては、
もっと小山さんのワークショップを様々な人に受けてもらって、
音楽の価値観が変わっていけば素晴らしいなと思いました。
これまで学校で受けてきた音楽の授業で詰め込まれてきた私達の音楽の見方というのは
どうしても平均的で画一的な教え方のもとに成り立ってしまっている現状において、
それを打破して本当の意味での音を楽しむ「音楽」の授業を創造していくということは
より豊かな社会への創造へとつながっていくのではないでしょうか。
そういった意味でも、今後の小山さんの一層の活躍を切に願いたいです。


(ボランティアスタッフ:河津 一輝)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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