授業詳細

CLASS


お祭りへの招待状!〜猩々に追われて追いかけて〜

開催日時:2012年10月14日(日) 12時00分 ~ 15時00分

教室:JR笠寺駅周辺 アネックスビル

レポートUP

先生:狩野良雄 / 中根東八幡社神楽保存会代表
新美 優 / 笠寺猩々保存会会員・知立神社神楽保存会会員・日本民俗音楽学会会員

カテゴリ:【歴史・文化】

定 員 :8人


※1:本授業の抽選は2012年10月4日(木)に行います。(抽選予約受付は10月4日(木)13時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2012年10月11日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:11時30分より受付を開始します。お昼を挟みますので、お昼御飯は済ませてきて下さい。
※4:お祭りはタイムスケジュールが前後します。授業はお祭りに合わせて進行しますので、予定時間が前後する恐れがあります。予めご了承願います。※雨天決行(但し、授業内容に一部変更あり)
※5:本授業は屋外活動が主となります。天候等による対策や熱中症などへの対策は各自でお願いします。
※6:お祭りは授業後も続きます。授業後のお祭り参加は自由です。



「猩々(しょうじょう)」って知っていますか?
知らない!という方はこのページの右上の写真を見てください。それが猩々です。

猩々はとっても背が高いです。
猩々は子どもを追いかけ回します。
猩々は走るのがとっても早いです。

猩々は名古屋市南区の笠寺地区のお祭り「七所神社例大祭」に出没します。
笛や太鼓の音のもと、猩々と一緒に街を練り歩き、神社と丹八山へ神楽を奉納する祭事です。

ところで、みなさんは地域のお祭りに参加していますか?
地域同士のお付き合いも減っている現在、お祭りをやっていない地域もあると思います。

地域のお祭りはそこに住む人が作り、楽しむものです。
ふつうは地域外の方が参加することも少なく、
また地域のお祭り情報を耳にする機会も多くはありません。
でも、お祭りは知れば知るほど地域の垣根を越えて参加してみたくなる魅力があるんです。

今回の授業は、地域のお祭りに魅了され、色んな地域のお祭りに祭り囃子として参加されているお二人の先生にお話を伺い、お祭りに参加したいと思います!
みんなで猩々に追いかけられながら、祭りの魅力に触れてみませんか?

【集合場所】
 JR笠松駅周辺(詳細は現在調整中)

【授業の流れ】

11:30 受付開始
12:00 スタート(挨拶、自己紹介など)
     先生よりガイダンス(七所神社例大祭の概要説明・猩々、熱田神楽、傘鉾など)
13:00 お祭り出発
14:30 まとめ、アンケート、集合写真
15:00 解散



【プレ授業のご案内】
授業の前日(10月13日)にプレ授業を行いたいと思っています。プレ授業では日曜日の先生だけでなく、お祭りに長く携わっている方にもお話を伺います。授業とはまた違った視点で地域のお祭りを楽しむことができます。もしよかったらお越し下さい。

日時:10月13日14時〜16時
場所:未定(教室が決まりましたらご連絡します)
参加を希望される方は名前と連絡先(携帯番号)を明記の上、10/9(火)までに以下のアドレスへご連絡ください。
read.between.the.lines.1490@gmail.com (担当:吉塚)

■参考記事(大ナゴヤ大学 ボラスタブログ)
 初めて授業コーディネーターを行う吉塚 定夫さんがこの授業のための、大ナゴヤのスタッフに声をかけ体験に出かけた内容です。
 http://dnu-volusta.jugem.jp/?eid=253

(授業コーディネーター / 吉塚 定生)
春夏秋冬。
季節は巡り、夏も過ぎまして。秋です。
秋といえば・・・そうです。お祭りです!
小さなものから大きなものまで、お祭りは年中いろんな形で開催されています。
その中でも今回の授業では笠寺地区で催される「七所神社例大祭」という少し変わったお祭りに参加してきました!

それではいってきまーす!
笠寺から名古屋駅までは10分ほど。笠寺駅に到着し、まず目に飛び込んできた普段いないはずのでっかい物体に思わず声があがります。

「怖っ!!!!?」
「えーー!なにこれー!?」
「あははーーっ!」

驚くのも無理はありません。そこには今回の主役である猩々(しょうじょう)が圧倒的な存在感を放ちながらお出迎えしてくれたのですから。

猩々は、高さが3メートルはあろうかという巨体。とても素敵な笑顔ですが、それが返って不気味で真っ赤な顔つき。子どもが泣き出してしまうほどに外見が怖い猩々ですが、話しかけてみると中には今回の授業コーディネーターが入っており、とてもフレンドリーなのです(笑)

猩々に夢中になっている間に全員が揃い、猩々も交えていつもの30秒自己紹介を行います。
どの方も今回初めてこのお祭りに参加されるということで、ワックワク!
愛知県妖怪保存会に所属している方は前日のプレ授業と連続して参加して下さいました!集まったメンバーもとっても魅力的で授業が楽しくなりそうです。

自己紹介を終えた後は、先生を務めてくださる新美優さんの解説を聞きながら会場まで移動開始です。新美さんは笠寺出身ではないですが、お囃子に魅せられたことをきっかけに、お祭りにも魅せられた方で、多くの人にお祭りの魅力を感じてほしいという熱い想いを持った方で、和笛奏者でもあります。

それにしても・・・今回のアイドル、猩々は道行く人々の注目の的。
バスを待っている方や通りすがりの外国人、またすれ違う自動車の中からも二度見、三度見!開いた口が塞がらない感じです。笠寺地区にこんな不思議な存在がいたとどれくらいの人が知っているのでしょう。

そんなこんなでスタート地点に到着です。ここでも新美先生のお話があります。

今回のお祭り、「七所神社例大祭」は笠寺地区の各町内から猩々と山車(だし)、傘鉾(かさぼこ)が七カ所の神々の分霊を受けられるという七所神社と七所神社が元々鎮座していた丹八山へ向い、そしてその2カ所で神楽を演奏し、平将門の討伐を祈願したという時代に因んで、行われているお祭りです。

出発前、みんなで猩々を被ってみようということになりました。

猩々の衣服は布団で出来ているので結構重たい。そして風を通さずアツい。
まさに着ぐるみのような感じです。これでずっと練り歩くって大変だ。

所で猩々はどうやってつくられているのでしょうか。
新美先生と笠寺猩々保存会の久野会長から教えて頂きました。

猩々の顔はまず粘土で作ります。その上から濡らした和紙を貼り付けて、乾いたらまた貼り付けての繰り返し。10センチほどの厚みがある顔ですが、顔をつくるのに1年はかかるそうです。髪は麻でつくられており、砕きながら編みこんで、これもまた時間がかかる作業。他にも骨格や衣服なども合わせて、2年で1体完成させたらいい方だということ。
また猩々は代々、大切に使われているので、50年以上前の猩々も現役で活躍しています。

聞いているだけで、沢山の時間を猩々に使う町の人たちの熱い気持ちが伝わってきます。

ちなみに猩々には性別があり、頭におだんごがあるのが女性、ないのが男性。あとは女性の方が少し優しい雰囲気ということですが・・・
うーん。見比べても分からない。初心者の私にはちょっと難しい。
でも、最初は不気味と思っていた猩々ですが、少しずつ愛着が芽生えました。

猩々について知った所で出発の時間・・・の前になんと嬉しい出来事が!
町の人たちから冷えたビールがふるまわれましたー☆

えーー、いいんですかぁーー??と言いつつ・・・
カンパーーイ!
とっても嬉しいサプライズ。みんなでほろ酔いスタート。最高です♪

テンションも上がり、いよいよ町の人とみんなで山車を引っ張り、猩々も意気揚々と七所神社まで歩きます。
周りを見渡すと子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い世代が一緒になって練り歩きます。

「僕ねー!大きくなったら、絶対に神楽を演奏するんだー!」
そんなお祭りに夢を抱く男の子もいてジーンとなったり。若い世代にもこのお祭りは町に深く根付いているようです。

七所神社に近づくほどに、どんどん人が増え、どんどんお囃子の迫力も増していきます。
どんどんどんどん・・・どんどんどんどん・・・

そうして七所神社へ到着。

境内は多くの人でごった返していました。見回してみると、地区によって猩々の姿には独特な特徴があり、猩々好きには待望の瞬間かもしれません。山車や人の服装にも特徴があり、いろんなこだわりが感じられる活気に満ちた空間でした。

猩々はもちろんですが、お祭りの間に演奏されているお囃子と神楽も見物です。
練り歩きながら演奏されているのはお囃子。一方、立ち止まって演奏されているのは神楽。
二つは異なり、神楽は神様のために奏でているもので、より心を込めて奏でられています。
七所神社では全体が集結し、神楽が奏でられました。

そしてここからがクライマックス。丹八山へ向かいます。
丹八山付近で狩野良雄先生も加わり、高貴な感じではなく庶民的である雰囲気を持つこのお祭りの特徴について教えて頂きました。

例大祭は最後に丹八山の頂上に登り、神聖な神事でラストを飾ります。

私にとって、大勢の奏者による神楽の生演奏を野外で聴けたのはこの時が初めてでした。
いろいろなお祭りがありますが、多くの特徴を持ち、めったに出会えないものに出会えた時間であり、貴重な体験でした。

一年に一回しか行われないお祭り。仕事の合間にお祭りの準備をする人たち。そんな人たちがいて、ここ笠寺地区では連綿とお祭りが続いています。

このお祭りで強く感じたのは、よそからの参加者に対しても全く壁を感じなかったことです。町内に住んでいる人、いない人に関わらず、みんなで一緒になってお祭りを楽しむことができる空間がありました。
よそ者であろうがなかろうが、お祭りを楽しんでもらえるならと受け入れてくれる雰囲気がとても快適でした。

「知らなかったお祭りでしたが想像以上に活気があって楽しかった。」
「名古屋に意外なお祭りがあって、知り、体験できて楽しかった。」
「猩々がほんとにユニークでとてもおもしろい。」
などなど、生徒さんからも好評を頂きました。

初めは猩々がきっかけでしたが、猩々だけでなく、人とのつながりの大切さがあるお祭りの魅力を感じた授業となりました。
世代を越えて、町に住む人々から温かく接して頂き、本当にありがとうございました。
他にはないお祭りを味わうことができ、とても楽しかったです。

追伸・・・
お祭りの後、町内のみなさんのご厚意で会場近くの中華料理屋さんにて、一緒に打ち上げに参加させて頂きました!楽しい会話においしいお酒の差し入れ。みんなでわいわいと楽しませて頂きました☆ありがとうございました!

お祭りで集まった人同士で楽しく酒を飲む。これもまたお祭りの醍醐味です(笑)


(ボランティアスタッフ : あいのすけ こと 魚津 藍)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

コメントがありません。 ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/trackback/186/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。

先生

狩野良雄 / 中根東八幡社神楽保存会代表

大学生の頃(1979年)から中根東八幡社の秋祭りで、毎年、熱田神楽を演奏してきた。 2005年、師匠より代表を任されてからは、熱田神楽のルーツを求め、名古屋南部から西三河、知多北部などを奔走。 熱田神楽・宮流神楽を演奏しているいろいろな地域の音源を比較研究、そして、その歴史の研究も行なっている。 また、後継者育成の観点から、熱田神楽・宮流神楽の音楽的理論を研究し、楽譜作成にも精力を注いでいる。 本職は、内科小児科の開業医。
「宮流神楽とお囃子」http://www.geocities.jp/nakanekagura/
「中根東八幡社神楽」http://www.geocities.jp/higashihachimansha/

新美 優 / 笠寺猩々保存会会員・知立神社神楽保存会会員・日本民俗音楽学会会員

名古屋生まれ。愛知に伝わるお囃子の世界に魅せられ、熱田神宮起源の熱田神楽、宮流神楽を習得中。 お囃子好きが高じて、他県のお囃子やお祭りを見に行くこともしばしば。お囃子ときけばどこへでも。 現在、尾張付近のお囃子を重点的に調べています。笠寺では、笠寺猩々保存会の会員として西松池地区の笛太鼓をお手伝いしています。
ブログ: http://blogs.yahoo.co.jp/kamuiupopo
Facebook: http://www.facebook.com/#!/yuu.niimi

今回の教室

JR笠寺駅周辺 アネックスビル

住所:愛知県名古屋市南区千竈通7丁目 アネックス ビル

地図を見る