大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

皮まで愛して ~いつもは捨てる果物の皮が、宝物に変わるピールアート~


カテゴリ:【アート/公園】
定 員 :20人

参加対象:どなたでも
開催日時:2013年05月18日(土) 15時30分 ~ 18時00分
教室:名城公園
先生: 中神 里香 / ピールアート作家 
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※1:本授業の抽選は2013年5月9日(木)に行います。(抽選予約受付は5月9日(木)13時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2013年5月16日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:15時00分より受付を開始します。
※4:授業料として2000円を頂戴します。
※5:ピールアートに使うグレープフルーツや夏みかんはご持参下さい。(当日、授業でも購入いただけます。1個150円。)




果実は食べる。
皮は捨てる。

普段の「あたりまえ」ですよね。

ただ、いつもはゴミとして捨てていた皮が
宝物のようなものに変身することができたら、
普段の「あたりまえ」まで姿を変えてしまうかも。

そんなことを気づかせてくれるのが「ピールアート」
普段は捨ててしまう果物の皮を使って、オシャレなオブジェや照明を作るアートです。

今回の先生である中神里香さんも、旅行でフラッと訪れた金沢でピールアートの作品に
出会い、「暮らしの中の、あたりまえへの疑問」に気づかされたそうです。

地球に存在するモノの命のサイクル。
自分たちが使っているものや食べているものは、本来、土に還っていくもので
なくてはいけない。使ったり食べたりした後のことまで考えてみる。
普段は、値段や便利さで決めていた、自分の選択が少し変わってくるかもしれません。

いつもは部屋の中で行うピールアートのワークショップですが、
今回はより自然を感じられるように、フカフカの芝生のある公園で行います。
使用する果物の皮も、普段食べているグレープフルーツや夏みかん。
果実は、生ジュースにしてみんなで飲みましょう!

5月のポカポカと気持ちのよい季節、
いつもの忙しい時間に、スーッとゆっくり深呼吸をするようなピールアート授業。
ピクニック気分で遊びにきてください。

ここからは自由参加ですが、
あかりを灯すと、また違った温かい表情をみせてくれるピールアート。
今回は授業後、日が落ちた時間に自分の作った作品に、あかりを灯してみようと思います。
温かい光のもと、ビールやジュースを片手にワイワイ楽しみましょう。

【授業の流れ】
15:00 受付開始 (先生のピールアート作品が展示してあります)
15:30 授業開始、ガイダンス、先生紹介&自己紹介
15:45 普段、生活の中で大事にしていることのシェアタイム
16:00 ピールアートワークショップ
17:30 果実の生ジュースで休憩、作品発表、感想
17:50 アンケート記入・記念撮影
18:00 終了

※参加自由
【自分のピールアートにあかりを灯して乾杯】
18:30 飲み物を買いに行く
19:00 自分の作品に光を点灯
19:10 芝生に寝転びながら交流会
20:30 終了(各自、自由にお帰りいただいてOKです)


先生の作品


ワークショップの手始め例


(授業コーディネーター /  加藤幹泰)

中神 里香 / ピールアート作家

金沢旅行に行った際、偶然見つけたピールアートのギャラリー。 見た目はまるで魔女のようなピールアート作家、才田春光(サイダシュンコウ)先生に出会う。 たんぽぽの綿毛が天井から吊るされ、普段捨ててしまう果物の皮をつかって作られたオブジェや照明に心を奪われる。 才田さんから「暮らしの中で、当たり前だけど忘れられていくこと」に気づかされる。 その世界観と価値観に感動し、制作活動を開始。 現在、名古屋でイベント空間演出やワークショップを開催し、活動中。 ■ホームページ  http://www.peellab.com/

今回の教室:名城公園

住所:名古屋市北区名城1丁目、中区二の丸ほか
※最寄駅:地下鉄名城線・「名城公園」下車2番出口を上がって徒歩3分


地図を見る

みなさん、ピールアートってご存知でしたか?
「ピールアート」とは、普段捨ててしまう柑橘類などの皮を加工し、
オブジェなどの作品にする、エコロジーかつ手軽にできるアートのことです。

今回は、そのピールアートを青空の下で作ろうということで、
名城公園のオランダ風車前の芝生にてピールアート授業が行われました。
心配されていた天候も晴れとなり、5月らしいさわやかな陽気の中、
授業を始めることができました。

まずは、今回の授業の先生である「りか先生」のご挨拶の後、
参加された生徒さんに、自己紹介をしていただきました。
生徒さんが今回の授業に参加した理由は様々で、
建築の勉強や、パティシエの仕事をされている生徒さんからは、

「皮の新たな可能性を求めて」
「アートから建築の何かにつながらないかと思って」

といった向上心のある方や、

「展示会で先生のピールアート作品を見て面白そうと思って」
「Facebookで、りか先生のことをたまたま知ったことがきっかけで」

といったような、純粋な好奇心を持って参加された方もいました。

続いて、ピールアート作業に取り掛かる前に、
りか先生のピールアートの作品の説明を兼ねたお話がありました。
輪になって座っている生徒さん達の中央に並べられた先生の作品は、
どれも果物の皮とは思えない程、ついつい見とれてしまう美しいデザインの
ピールアートで、生徒さん達を魅了していました。
先生の作品は基本的に柑橘類が多いのですが、中にはメロンやマンゴーの皮や
たまねぎの皮などを使った作品などもありました。

これらの作品はすべて皮を切り抜いった後、自然乾燥のみで作成されたそうですが、
薬品等をあえて使わないようにしているのは理由があって、
本来の香りを失わせたくないという他にもし作品が壊れても、
そのまま土に返したいという想いがあるからだそうです。

さらに、りか先生は普段当然のように捨てる皮を、作品として使用していくうちに、
皮はゴミじゃないんだという今までの「あたりまえ」から
価値観が変わったということを話されていて、ピールアートを通じて
その他の物事に対しても、本当にあたりまえの事かと考えることが多くなった
と言うことをおっしゃっていました。


そして、いよいよピールアート作業の開始です!

生徒の皆さんに配られたのは、普通のカッターナイフと
下敷きのダンボールの切れ端のみ…
そうです。ピールアートはカッターナイフのみでどこでも作業ができてしまうのが
いいところなのです!また、ピールアートは切り過ぎたりして失敗しても、
そこからまた造形していけばいいので失敗がないアートだとも、
りか先生はおっしゃっていました。

まずは、オレンジを横半分に切り込みを入れて指を使って中の果実を取り出す作業。
普段捨てる方とは逆の皮のみを残して、果実は袋の中にスタッフが集めていくという
非日常的な光景もありました。

二等分にされたオレンジの皮の一方はさらに切り分けて
ハート型に切り抜いていきます。
切り抜いたハート型は、さらに中央を切り抜いたり、皮の表面のみを切り取って
顔を作ったり花柄やドット柄など好みの模様を作っていきました。
もう一方の皮は、切り分けずにドーム型を維持したままで、花びらの形などに
切り抜いていきました。

文章だけでは簡単そうな作業と思われるかもしれませんが、
実際は、皮の表面だけを切り取る作業というのは根気のいる作業のようで、
生徒さん達は、戸惑いながらも隣の生徒さんと会話をしながら
一生懸命、ピールアートに取り組んでいました。

りか先生も作業をしている生徒さんの輪の中に入って
お手本を見せながら丁寧に教えていました。
その間、周りは柑橘類のいい香りが立ち込め、リラックスした雰囲気のなか
のどかな時間が過ぎて行きました。

途中で休憩も兼ねて、先ほど集めたオレンジの果実を
スタッフが1つずつ絞りだして作ったジュースが生徒さんに配られました。
搾りたてのジュースだけあって、果肉たっぷり美味しい!などの声が聞こえてきました。
休憩中は作業で緊張が続いていたのもあって、四つ葉のクローバー探しや、
偶然遊びに来ていた子供達と遊んだりと思い思いに息抜きをされていました。

ちょうど日が暮れかけた頃に作品も完成し、授業は終了しました。
ピールアート体験を終えた生徒さんからは

「こういった身近なもので、芸術ができるのがすごいと思った」
「不器用なので不安だったが、ちゃんとできてよかった」
「公園の芝生の上で、いい香りに包まれてリラックスできた」
「みんなとやって楽しかった。家でも他のデザインを考えて作ってみたい」

といった感想などありました。
りか先生も、「初めての野外でワークショップでしたが、楽しんでもらえたようで
よかった。これから野菜や果物を買う時または捨てる時に、ピールアートを
意識してもらえたら…」とおっしゃっていました。


授業終了後、日が暮れてあたりが暗くなってからは、
近くのコンビニで各自、食べ物や飲み物を買い込み、
スタッフも生徒さん達も一緒になって、
ピールアートを囲んで鑑賞会&懇親会を行いました。
豆電球のついた台に、今日作ったピールアートをかぶせてライトアップすると、
昼間の顔とはまた違った幻想的なアート作品となって、とても綺麗でした。
その光に癒されながら、みんなでワイワイと交流を楽しみ、
素敵な夜のひとときになりました。

今回の授業で印象的だったのはピールアートを通じて普段のあたりまえを
見つめてみてほしいという、りか先生のお言葉です。
日常の中の数えきれない「あたりまえ」に対して問いを持つことは、
自身の生き方や考え方を見直すきっかけにもなって良い事だと思います。
しいては昨今の環境問題や社会問題についても、本当にあたりまえの事なのかと
考えてみることで、より心豊かに生きていけるのではないでしょうか。

私もこうやってレポートを書かせてもらっている事を「あたりまえ」と思わず、
スタッフとして任せてもらったことを、感謝したいなと思いました。



(レポート:ボランティアスタッフ 河津 一輝
 写真:ボランティアスタッフ YUI)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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