授業詳細

CLASS


踊る!みなと祭

開催日時:2013年06月15日(土) 13時30分 ~ 16時00分

教室:築地神社 社務所(港区)

レポートUP

先生:西川 千雅 / 日本舞踊家
港まちのみなさん /

カテゴリ:【歴史・文化/まちづくり】

定 員 :25人

*ご用意する浴衣は、男性用、女性用共に標準的な成人サイズの浴衣です。
*浴衣の透けが気になる方は、丈が眺めのタンクトップ・キャミソールをお持ちください。
*参加料(浴衣クリーニング代含む)として、1500円を頂戴いたします。
「名古屋みなと祭」
名古屋圏に住む方は、おそらく一度は耳にしたことがある名前でしょう。
みなと祭りには毎年40万人もの人が訪れ、名古屋港の夏を彩る風物詩となっています。

「みなと祭?ああ、港でやる花火のお祭りね」と思う方も多いのでは。
いやいや!みなと祭の魅力は、花火だけではないんです。
むしろ地元の方、祭り通がいちばん楽しみにしているのは、「盆踊り」。
そこには、あなたの知らない「もうひとつのみなと祭」の姿があります。

まず、港まちの人たちは踊りが大好き!
みなと祭が近づくと、女性たちは夕飯の支度を早々に済ませ、お囃子や太鼓の音を背に
街じゅうのいたる所で盆踊りの練習をしているそう。(その数、最大100人以上!)
みなと祭の前日にも、地元の人しか知らない祭りがあるそうです。

そして、当日のみなと祭の花火の下では・・・
9町内ごとに工夫を凝らした山車が練り歩き、浴衣のデザインも、カラフルで個性豊か。
そして1000人規模の踊り手による「総踊り」は、圧巻の一言です。

今回は「盆踊り」を切り口に、花火を見るだけでは味わえない
「リアルで、ディープなみなと祭りの楽しみ方」をお届けします。

そんな楽しみ方のひとつとしてお薦めしたいのが、盆踊り「みなとヤレコノ」。
老若男女が楽しめるようにと、去年港まちに生まれた新曲です。
この踊りが、盆踊りのイメージを覆すユニークさ!
作曲と振り付けを担当する、西川流家元の長男・西川千雅さんに
「みなとヤレコノ」のうんちく・踊りを教えていただきます。
(三味線アーティスト、たなかつとむさんの飛び入りもあるかも・・!?)

なんと、町内のみなさまのご好意で、各町内オリジナルの浴衣を
着せていただけることになりました!
教室は、まちの神社。少し特別なシチュエーションで、盆踊りを楽しみましょう。

そして、お祭りに行った人が思うであろうこと。
「祭りに参加してみたいけど、地元の人の中に入っていきにくい・・」
わかります、わかりますよ!
知り合いが一人でもいれば、祭りの輪に入りやすいですよね。
そこで今回は、まちの踊り手さんにも一緒に踊っていただくことになりました。

さらには、3町内の踊り手のおじさま、おばさま達が熱くお届けする
「わたしのまちの浴衣じまん」や、
「わたしのまちの山車じまん」
まちのみなさんから「祭り愛」、「もうひとつの港まつり」の姿を学びましょう。

「せっかくだから、授業の後もがっつりお祭りを楽しみたーい!」という方は、
地元の人しか参加できない、盆踊り講習会や練習にも任意で参加可能。
(授業で着た、町内オリジナルの浴衣も着せてもらえるそうですよ!)
より、ディープでマニアック?な経験ができること間違いなしです。

この夏、あなたの中の港まつりが、「見るもの」から「参加するもの」に変わるかもしれません。

(授業コーディネーター:加藤 幹泰)

【授業の流れ】
13:15 受付開始
13:30 浴衣着付け開始
    授業開始  30秒自己紹介、先生の紹介
    まちのみなさんによる、「みなと祭と、みなとの熱い夏」
    まちのみなさんによる、「わたしのまちの○○自慢」
    みなとヤレコノを踊ってみよう!
    アンケート&集合写真
16:00 授業終了

*町内ごとに違う、個性豊かな浴衣
IMGP5414

*みなとヤレコノの踊り動画
夏といえば?
旅行、海水浴、かき氷、風鈴・・。
いろいろと思い当たるものはありますが、「日本の夏」といえば・・・、お祭り!
浴衣を着て、「炭坑節(「月が~でたでた~」のあの曲)」を踊った思い出、みなさんもあるのでは。

盆踊りといえば、「子どもの時に踊ったきりだわ~」という方も多いでしょう。
そんなイメージを覆してしまったのが、今回の授業でした。
しかも、その盆踊りが行われるのは、「名古屋みなと祭」。
みなと祭って、花火のお祭りじゃないの?
そんな、本当の?みなと祭の姿を、まちの人から教えてもらえるとのこと。興味津々です!

お楽しみは、授業がはじまる前から待っていました。
みなと祭に参加している、各町内のオリジナル浴衣を着せてもらえることに!
昔ながらの、白地に紺の浴衣、黄色が目に鮮やかな浴衣・・。
町内の方のご厚意で、浴衣も着つけていただけました。

「帯が裏と表で違うのは、お祭りの1日目と2日目で柄を変えるからなのよ」
「若い子の方が浴衣が似合う!悔しい(笑)!」

わいわいとおしゃべりしつつ、着付も進み、授業のはじまりです。

まずは「花火だけではない、みなと祭の魅力」について、町内の方々に語っていただきました。
みなと祭は、戦争で痛手を受けた名古屋・名古屋港の復興を願ってはじまったものだとか。
一般的なイメージでは、みなと祭は一日だけ。でも、まちの人々にとってのみなと祭は、二日間なのです。

*屋形について
浴衣同様、山車も各町内で全く違うとか。
三重県桑名市の「石取祭」を倣い、鐘がついている屋形。舟形に三本の松が特徴の屋形など・・
そしてなんと、屋形にはハンドルがついているそうです!
「屋形の運転をせにゃならんから、みなと祭は俺にとって『休肝日』!」と笑うおじさまも・・(笑)

*踊りについて
前述の通り、まちの人々にとっての港まつりは、二日間。花火の日の前日から、祭りは始まっているのです。
町内で屋形を曳き回し、踊ること、なんと七時間!
協賛金をいただいた方への「お礼参り」という意味もあるそうです。
そして当日、今回の教室でもある築地神社に屋形が集結し、みなと祭二日目?がスタートします。
歩きながら踊る、「流し踊り」。「みんなにもっと踊りを見てもらいたい」という想いからはじめたそう。
そして広場で行われる、「総踊り」。この二日間で、踊り子さんの扇子はボロボロになってしまうとか・・!

*浴衣について
参加者のみなさんが着せていただいた、町内オリジナルの浴衣についても語っていただきました。
男女で微妙にデザインが違う地区、今年から浴衣を新調した地区・・。
(「私は男性の浴衣の方が着たい」!というおばさまも・・。)
町内でお金をこつこつと貯め、およそ10年くらいで浴衣を新調するそうです。

*参加者からの質問タイム
色々と質問が挙がった中で印象的だったのは、大学生男子からのこの質問。
「まつりでの出会いからご縁へと発展したことは?」
→なんと、太鼓を一緒に叩いていた男女がカップルになり結婚したそうです!
今ではお子さんも一緒に祭りに参加しているとか。いい話ですね~。

さあ、お話の後は踊りの時間です!
先生は、昨年港まちに生まれた盆踊り曲「みなとヤレコノ」の振付を担当された
西川流家元の西川 千雅さん。作曲担当、三味線アーティストのたなか つとむさん。
右足と右手、左足と左手を一緒に出す歩き方を「なんば歩き」といい、この歩き方が
踊りの基本であるということ(体のねじれが少ないので、浴衣も着崩れしにくいそう!)。
「ヤレコノ!」という言葉は、三重で生まれた掛け声だということなどを教えていただきました。

そして西川さん、まちの人々をお手本に、「みなとヤレコノ」を踊ってみます。
カラオケを歌う振り、波をイメージした振り、そして「ヤレコノ!」「ヤレコノ!」という掛け声・・・
極めつけは、「ご安全に~」というポーズで締め。とっても個性的!
みなさん、踊りながら自然と笑顔が浮かびます。
たなかつとむさんの生・三味線で、会場はますますヒートアップ。

お次はもう一曲、「大名古屋音頭」。
こちらは、「ザ・盆踊りの王道」。「ヤー!」というかけ声が特徴的でした。

これにて、「踊る!みなと祭」授業は終了です。
参加者からは、「楽しかった!」「踊り足りない〜!」という声、多数。
踊りの興奮が冷めやらぬメンバーは、まちの人たちと焼き鳥屋さんに繰り出したのでした・・。

この授業の後、町内の盆踊り講習会に出席した参加者もいるそうです。
大ナゴヤ大学の授業を通して、まちに入って行く機会が作れたのは嬉しいかぎり!

みなとの夏は、まだまだこれからです。


(写真:ボランティアスタッフ 前田 智絵)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

西川 千雅 / 日本舞踊家

日本舞踊家。160年以上続く全国的な流派、西川流家元の長男。伝統的な日本舞踊だけでなく、演劇を加えた「新作舞踊劇」を毎年発表し続け全国的に知られ、名古屋に60年以上続く「名古屋をどり」(中日劇場)にて毎年主演。舞踊のほかドラマ、ラジオ、ミュージカル、歌舞伎にも出演多数。

港まちのみなさん /

港区の西築地学区を愛してやまない町内のみなさん。 ちょっぴりシャイだけど人が好きでおせっかい。 そんな港まちの人やまちの魅力を知って欲しい。

今回の教室

築地神社 社務所(港区)

住所:愛知県名古屋市港区千鳥1-9-14

【築地神社への道順】
地下鉄名城線(名古屋港行き)の築地口駅2番出口を出たら左(南方向)に曲がり、
しばらく歩きます。ひとつ信号を越え、「江崎医院(緑の看板)」のある所を
左に曲がります。突き当たりに、木がうっそうと生えているのが見えます。
「わかまつ」という和食屋さんも見えます。
突き当たりまで歩くと、「BOMBERS」というバイクショップがあります。
「BOMBERS」と駐車場の間に鳥居がありますので、そこから中に入って行ってください。



港まちに暮らす人々が「みんなのココロの拠り所」を祈念して建立した神社。
みなと祭を始めとして、地域が大切にする祭事の拠点となっています。