授業詳細
CLASS
蓄音機の世界に触れる 〜SPレコードに刻まれた100年前の音色〜
開催日時:2014年03月08日(土) 13時30分 ~ 15時30分
教室:増田先生 ご自宅
レポートUP
先生:
増田喜治 / 名古屋学院大学 リハビリテーション学部 教授
カテゴリ:【カルチャー/くらし】
定 員 :15人
参加費として500円頂戴いたします。
今や音楽は、ポケットに入れて持ち運ぶ時代。そんな時代にも、手動でゼンマイをまわし、スクラッチ音にかすれる100年も前のレコードに刻まれた音楽をひたすら愛し、研究し続けている不思議な教授がいるらしい。
今回の授業は、そんな不思議な増田教授の瀬戸市のご自宅で行います。ご自宅は、古い一軒家を丸ごとリノベーションした素敵なお家。その中には、ご自身が集めた蓄音器とレコードのコレクションがびっしり。
まずは、「蘇音器=『音が蘇るカラクリ』」と称された蓄音器の歴史を振り返りましょう。
レコード録音の方法や、録音の際の驚きのエピソードなど、蓄音器とレコードにまつわるお話を素敵な音楽と共にレクチャーいただきます。
先生は、蓄音器を抱え東北の被災地支援にも繰り出しているとか。
蓄音機は、音を楽しむだけではなく、人のつながり・広がりのきっかけにもなるそうです。
先生が音楽と同じくらい愛するもののひとつに、珈琲があります。
ご自宅には、アンティークミルのコレクションがずらり。
ミルを回し、珈琲を飲みながら音楽を聴く時間は、まさに至福のひとときです。
みなさんにも、そんな贅沢な時間を体験していただきます!
好きなミルを選び、ハンドドリップした珈琲を味わって聞くレコードの音色が
あなたに、100年前の空気を感じさせてくれるかもしれません。
ウッドベースの演奏者でもある先生が奏でる、蓄音器とのコラボセッションも見物です。ちょっとマニアックで深く、暖かみのある音楽の世界を体験してみませんか?
【授業の流れ】
13:00 受付開始
13:30 挨拶・説明
13:45 自己紹介・「どうしてこの授業を選んだんですか?」
14:00 増田教授から聞く「蓄音器の世界」をもとに実際に蓄音器を触ったり、音楽をかけたり。
14:45 みんなで珈琲を入れながら、お気に入りのレコードを聞いてみよう。(ワークショップ)
15:15 一言感想共有、記念撮影
15:30 解散
(授業コーディネーター名 / 古橋敬一)
ガタンゴトンと電車に揺られてやってきたのは、都会の喧騒を忘れさせる郊外のまち。
今回の教室は、瀬戸市にある古い一軒家を丸ごとリノベーションした増田先生のご自宅です。
増田先生は、普段も先生。
名古屋学院大学の教授として英語を教えています。
今回の授業は「蓄音器の世界に触れる 〜SPレコードに刻まれた100年前の音色」。
先生がコレクションされている蓄音器、レコード、そしてコーヒーミルがびっしりと詰まった素敵なお部屋で、贅沢な時間となりました。
■どうしてこの授業を選んだのですか
まずは、恒例の自己紹介。生徒のみなさんは、なぜこの授業を選んだのでしょうか。
「祖母宅に蓄音器があり、今回の募集を見て懐かしくなった」
「元々音楽は好きだけど、蓄音器からはどんな音が出てくるのか知らなくて」
「レコードを集めているが、それを聴く機械を持っていない。ぜひ蓄音器を学び、聴いてみたい」
という蓄音器の音色を生で聴くのが初めての生徒さんから、
「何度か先生の蓄音器でレコードを聴いていて、感動。もう一度聴きたい!」
「先生と長い付き合いで何度も聴いているけど、毎回新たな発見があって楽しみ」
という先生と蓄音器のファンである生徒さんまで。
中には、0歳、1歳という大ナゴヤ大学最年少の生徒さんもいました。
■ 「蓄音器の世界」って?
先生のご自宅で一際存在感を放つ、クレデンザ(蓄音器の王様と呼ばれる大型種)を前に、それぞれの生徒さんが語る参加理由を聞いて、先生にもその“バイブレーション”が伝わった様子。
グッと立ち上がり、早速、蓄音器の音色を楽しむ授業が始まりました。
まずは、エンリコ・カルーソ(Enrico Caruso)の『Osole Mio』。
回したレコードは、なんと約100年前に録音されたもの。
一般的なレコードのような両面盤ではなく、片面盤で分厚いものでした。
この時代、この場にたどり着くまでに、いったいどれほどの人に聴かれてきたのでしょうか。
蓄音器に取り付けられたゼンマイを手動で回し、針を落とすと独特なスクラッチ音が聴こえ、やがて曲が流れ始めます。
みなさん、目を閉じゆったりと横に揺れリズムをとったり、うなずきながら微笑んだりと今日初めての蓄音器から聴こえる音色にすっかり浸っているよう。
さて、このレコードはどうやって録音されたものなのでしょうか。
先生は、その録音方法について、蓄音器の歴史と合わせて説明してくださいました。
1857年、フランス人の活版工だったレオン・スコット(Leon Scott)が、音を目に見える波形として記録して残せることを発見しました。
そして1877年、かのトーマス・エジソン(Thomas Edison)が、その記録から、音を再生させる録音・再生機フォノグラフ(phonograph)を世界で最初に発明したのです。
1881年には、グラハム・ベル(Graham Bell)らがエジソンの蓄音器を改良しグラフォフォン(graphophone)を発明しました。
当時のレコードは、アコースティック録音という手法によるものでした。
音を電気的に増幅する技術がなかったため、ラッパ型の集音器に向けて音を出し、その振動を直接レコードに溝として刻みこむという方法です。
先ほどのレコードも、カルーソがラッパの前に立ち、その後ろにオーケストラが構えた状態で録られたもので、間奏になるとカルーソはラッパの前から外れるんだとか。
それが聴き取れたら合格、ということでもう一度聴いてみることに。
今回は、生徒さんがレコードをかけました。
針を落とすのは難しいようで、3回目の挑戦で成功。
やさしくスッと落とすのがコツなんだそうです。
そして、ジョン・マコーマック(John McCormack)の『Serenata』、Peter Pawsonの『The Bridge』を堪能。
間奏での演奏者たちの見えない動きを聴き取るのは難しいけれど、録音時の様子を聞いた後だと、いろいろ想像ができ世界が広がります。
レコードも、両面盤の場合だと、片面は擦れているのにもう片面はそうでもないなど、1枚のレコードから前の所有者の好みや人柄が分かるというから面白いものです。
今度は、マイクを使用し電気録音したビング・クロスビー、ルイ・アームストロング(Bing Crosby&Louis Armstrong)の『Gone Fishin’』を聴いてみました。
これまでの3枚は竹針で聴いていましたが、電気録音の音を再生するには鉄針の強度がふさわしいとのことで、鉄針に変更。
竹針・鉄針に限らず、針の種類や長さ、硬さで音が変わるんだそうです。
先生は、サボテンの針まで使い、いろいろと実験しているそうです。
■コーヒーを楽しみながらさらに音楽を堪能
さて、ちょっとここでコーヒータイム。
先生の家には30ものアンティークミルがあります。
キッチンには大小様々なものが並べられており、中には壁に取り付けられているものも。
早速、授業コーディネーターの古橋さんを筆頭にガリガリとコーヒー豆を挽く生徒さんの姿が。
「かっこいい!欲しい!」「豆の香りが違う!」と興奮した生徒さんの声があちらこちらから聞こえてきます。
挽き立ての豆にお湯を注ぐと、コーヒーの香りが教室全体に漂い、みなさんさらにリラックスされているようでした。
ここで、ラッパ型蓄音器で聴く『coffee time』と先生が弾くウッドベースのコラボセッションがスタート。
淹れたばかりのコーヒーと手作りのジンジャークッキーを手に、身体を揺らしたり手拍子したりと空間中に響く音楽を愛でながら、それぞれ思い思いの時間を過ごします。
贅沢な時間。至福のひとときです。
教室全体がノリノリで笑顔に包まれており、何より先生も楽しんでいるのが伝わってきます。
さて、そもそも先生はなぜコーヒーミルを集めるようになったのでしょうか。
出会いは33年前。
ある朝、奥さんと仲良く朝の散歩を楽しんでいたときに、ゴミの山にコーヒーミルが置かれていたんだそう。
先生は、奥さんに「コーヒーミルを持ち帰りたい」と相談するも断られ、仕方なく歩きだしました。
しかし、どうにも魅かれてUターン。それが、今や大切な宝ものになっているのだとか。
先生は、ともすれば価値がないと思われてしまいがちなものに、ひときわ愛情を覚えるのだそうです。
先生は、「人間だって同じですよ。私が普段教えている学生たちだって、劣等感の塊で、自分には価値がないと思っている子たちがいっぱいなわけです。でも、そんな子たちにこそ、『やってみたら?』と声をかけるようにしてるんです。そんな子に限って、本当はいいもん持ってるんです」と。
ユーモアたっぷりに、でもどこまでも優しい先生の眼差しがとても印象的でした。
先生は、大学だけではなく、社会的な活動にも積極的に取り組んでいます。
蓄音器とコーヒーミルを持って東北支援に向かっているそうで、コーヒーを味わいながら蓄音器の音色に癒される人々の様子をご紹介くださいました。
津波で何もかも失ってしまった人達が、古ぼけたレコードに刻まれた100年前の歌声に感動している。
「その様子にこそ、私は感動してしまう」と先生。
そこには困難を楽しげに乗り越えていこうとする大人のユーモアが溢れています。
また、自宅ではコンサートを開いています。
自分が好きなものや愛するものから得られる感動を人々に伝え、またその人々の感動を受け取る。
このように音楽を媒介にして、先生の周りには豊かで素晴らしい人の輪が広がっているようです。
そして、最後のレコードタイム、カーン(Kahn)の『Ave Maria』。
蓄音器の音色に耳を澄ます生徒さんたちは、うっとりして夢見心地の様子です。
最初は正座から始まったのに、気付けば誰かが促さなくても間近で蓄音器を見ようと自由に動く方、あぐらをかく方や寝ころんでしまうスタッフまで。
みなさんに感想をお聞きすると、
「いつもギスギスしているけど、この授業で心に栄養をもらった」
「いつも電子音を聴いているから、耳からスーっと入ってくるのが心地よかった」
「この経験を自慢したいし、自分の子供にも伝えたい」などなど。
この場からまだまだ離れ難そうなみなさんの様子からも、満足度の高さが伝わってきました。
音楽をポケットに入れて持ち運べる時代に、ゆっくりとゼンマイを回して100年前の音楽に耳を傾けてみる。
そこに聴こえてきたのは、どこか懐かしいレコードの音色だけではなく、毎日の中で見過ごしてしまいがちな大切な諸々であったり、人生を肯定的楽しんでいくためのメッセージでした。
(レポート担当:西井彩華
カメラ担当:加藤 幹泰)
今回の教室は、瀬戸市にある古い一軒家を丸ごとリノベーションした増田先生のご自宅です。
増田先生は、普段も先生。
名古屋学院大学の教授として英語を教えています。
今回の授業は「蓄音器の世界に触れる 〜SPレコードに刻まれた100年前の音色」。
先生がコレクションされている蓄音器、レコード、そしてコーヒーミルがびっしりと詰まった素敵なお部屋で、贅沢な時間となりました。
■どうしてこの授業を選んだのですか
まずは、恒例の自己紹介。生徒のみなさんは、なぜこの授業を選んだのでしょうか。
「祖母宅に蓄音器があり、今回の募集を見て懐かしくなった」
「元々音楽は好きだけど、蓄音器からはどんな音が出てくるのか知らなくて」
「レコードを集めているが、それを聴く機械を持っていない。ぜひ蓄音器を学び、聴いてみたい」
という蓄音器の音色を生で聴くのが初めての生徒さんから、
「何度か先生の蓄音器でレコードを聴いていて、感動。もう一度聴きたい!」
「先生と長い付き合いで何度も聴いているけど、毎回新たな発見があって楽しみ」
という先生と蓄音器のファンである生徒さんまで。
中には、0歳、1歳という大ナゴヤ大学最年少の生徒さんもいました。
■ 「蓄音器の世界」って?
先生のご自宅で一際存在感を放つ、クレデンザ(蓄音器の王様と呼ばれる大型種)を前に、それぞれの生徒さんが語る参加理由を聞いて、先生にもその“バイブレーション”が伝わった様子。
グッと立ち上がり、早速、蓄音器の音色を楽しむ授業が始まりました。
まずは、エンリコ・カルーソ(Enrico Caruso)の『Osole Mio』。
回したレコードは、なんと約100年前に録音されたもの。
一般的なレコードのような両面盤ではなく、片面盤で分厚いものでした。
この時代、この場にたどり着くまでに、いったいどれほどの人に聴かれてきたのでしょうか。
蓄音器に取り付けられたゼンマイを手動で回し、針を落とすと独特なスクラッチ音が聴こえ、やがて曲が流れ始めます。
みなさん、目を閉じゆったりと横に揺れリズムをとったり、うなずきながら微笑んだりと今日初めての蓄音器から聴こえる音色にすっかり浸っているよう。
さて、このレコードはどうやって録音されたものなのでしょうか。
先生は、その録音方法について、蓄音器の歴史と合わせて説明してくださいました。
1857年、フランス人の活版工だったレオン・スコット(Leon Scott)が、音を目に見える波形として記録して残せることを発見しました。
そして1877年、かのトーマス・エジソン(Thomas Edison)が、その記録から、音を再生させる録音・再生機フォノグラフ(phonograph)を世界で最初に発明したのです。
1881年には、グラハム・ベル(Graham Bell)らがエジソンの蓄音器を改良しグラフォフォン(graphophone)を発明しました。
当時のレコードは、アコースティック録音という手法によるものでした。
音を電気的に増幅する技術がなかったため、ラッパ型の集音器に向けて音を出し、その振動を直接レコードに溝として刻みこむという方法です。
先ほどのレコードも、カルーソがラッパの前に立ち、その後ろにオーケストラが構えた状態で録られたもので、間奏になるとカルーソはラッパの前から外れるんだとか。
それが聴き取れたら合格、ということでもう一度聴いてみることに。
今回は、生徒さんがレコードをかけました。
針を落とすのは難しいようで、3回目の挑戦で成功。
やさしくスッと落とすのがコツなんだそうです。
そして、ジョン・マコーマック(John McCormack)の『Serenata』、Peter Pawsonの『The Bridge』を堪能。
間奏での演奏者たちの見えない動きを聴き取るのは難しいけれど、録音時の様子を聞いた後だと、いろいろ想像ができ世界が広がります。
レコードも、両面盤の場合だと、片面は擦れているのにもう片面はそうでもないなど、1枚のレコードから前の所有者の好みや人柄が分かるというから面白いものです。
今度は、マイクを使用し電気録音したビング・クロスビー、ルイ・アームストロング(Bing Crosby&Louis Armstrong)の『Gone Fishin’』を聴いてみました。
これまでの3枚は竹針で聴いていましたが、電気録音の音を再生するには鉄針の強度がふさわしいとのことで、鉄針に変更。
竹針・鉄針に限らず、針の種類や長さ、硬さで音が変わるんだそうです。
先生は、サボテンの針まで使い、いろいろと実験しているそうです。
■コーヒーを楽しみながらさらに音楽を堪能
さて、ちょっとここでコーヒータイム。
先生の家には30ものアンティークミルがあります。
キッチンには大小様々なものが並べられており、中には壁に取り付けられているものも。
早速、授業コーディネーターの古橋さんを筆頭にガリガリとコーヒー豆を挽く生徒さんの姿が。
「かっこいい!欲しい!」「豆の香りが違う!」と興奮した生徒さんの声があちらこちらから聞こえてきます。
挽き立ての豆にお湯を注ぐと、コーヒーの香りが教室全体に漂い、みなさんさらにリラックスされているようでした。
ここで、ラッパ型蓄音器で聴く『coffee time』と先生が弾くウッドベースのコラボセッションがスタート。
淹れたばかりのコーヒーと手作りのジンジャークッキーを手に、身体を揺らしたり手拍子したりと空間中に響く音楽を愛でながら、それぞれ思い思いの時間を過ごします。
贅沢な時間。至福のひとときです。
教室全体がノリノリで笑顔に包まれており、何より先生も楽しんでいるのが伝わってきます。
さて、そもそも先生はなぜコーヒーミルを集めるようになったのでしょうか。
出会いは33年前。
ある朝、奥さんと仲良く朝の散歩を楽しんでいたときに、ゴミの山にコーヒーミルが置かれていたんだそう。
先生は、奥さんに「コーヒーミルを持ち帰りたい」と相談するも断られ、仕方なく歩きだしました。
しかし、どうにも魅かれてUターン。それが、今や大切な宝ものになっているのだとか。
先生は、ともすれば価値がないと思われてしまいがちなものに、ひときわ愛情を覚えるのだそうです。
先生は、「人間だって同じですよ。私が普段教えている学生たちだって、劣等感の塊で、自分には価値がないと思っている子たちがいっぱいなわけです。でも、そんな子たちにこそ、『やってみたら?』と声をかけるようにしてるんです。そんな子に限って、本当はいいもん持ってるんです」と。
ユーモアたっぷりに、でもどこまでも優しい先生の眼差しがとても印象的でした。
先生は、大学だけではなく、社会的な活動にも積極的に取り組んでいます。
蓄音器とコーヒーミルを持って東北支援に向かっているそうで、コーヒーを味わいながら蓄音器の音色に癒される人々の様子をご紹介くださいました。
津波で何もかも失ってしまった人達が、古ぼけたレコードに刻まれた100年前の歌声に感動している。
「その様子にこそ、私は感動してしまう」と先生。
そこには困難を楽しげに乗り越えていこうとする大人のユーモアが溢れています。
また、自宅ではコンサートを開いています。
自分が好きなものや愛するものから得られる感動を人々に伝え、またその人々の感動を受け取る。
このように音楽を媒介にして、先生の周りには豊かで素晴らしい人の輪が広がっているようです。
そして、最後のレコードタイム、カーン(Kahn)の『Ave Maria』。
蓄音器の音色に耳を澄ます生徒さんたちは、うっとりして夢見心地の様子です。
最初は正座から始まったのに、気付けば誰かが促さなくても間近で蓄音器を見ようと自由に動く方、あぐらをかく方や寝ころんでしまうスタッフまで。
みなさんに感想をお聞きすると、
「いつもギスギスしているけど、この授業で心に栄養をもらった」
「いつも電子音を聴いているから、耳からスーっと入ってくるのが心地よかった」
「この経験を自慢したいし、自分の子供にも伝えたい」などなど。
この場からまだまだ離れ難そうなみなさんの様子からも、満足度の高さが伝わってきました。
音楽をポケットに入れて持ち運べる時代に、ゆっくりとゼンマイを回して100年前の音楽に耳を傾けてみる。
そこに聴こえてきたのは、どこか懐かしいレコードの音色だけではなく、毎日の中で見過ごしてしまいがちな大切な諸々であったり、人生を肯定的楽しんでいくためのメッセージでした。
(レポート担当:西井彩華
カメラ担当:加藤 幹泰)
先生
今回の教室
増田先生 ご自宅
住所:瀬戸市窯神町(先生のご自宅のため、当選者のみにご連絡します)
名鉄瀬戸線 尾張瀬戸駅から徒歩3分
バリアフリーではありませんが、事前にご相談いただければ、対応します。