大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

ソーシャルビジネス×はたらく。 ~寄付金調達額1億円超。1人の女子大生が仲間と一緒に世界を変えたプロジェクト~


開催日時:2015年03月15日(日) 13時30分 ~ 16時30分
教室:名古屋テレビ塔 3F会議室
先生: 村田 早耶香 / 認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表
カテゴリ:【国際/はたらく課】
定 員 :20人

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※参加費、飲食代として【学生500円、社会人1000円】をいただきます。
※飲みものは、コーヒーや紅茶などを用意しています。
※こちらは、大ナゴヤ大学の募集枠です。はたらく課HPでもご案内しております。
[大ナゴヤ大学 はたらく課 http://dnu.jp/hatarakuka/
今後の自分のキャリアを考えはじめている人、何の為に働いているのか考えている人、
はたらくことを考え始めている大学生、問題意識はあるけど何をしたらいいかわからない人。

村田さんのお話を通して、自分自身の”はたらく”を見つめ直すきっかけにしてみませんか?

「どんな子も売られるなんてことがあってはいけない。子どもが売られない世界はつくれる。」
NPO法人かものはしプロジェクトの共同代表の村田早耶香さんは信念を持って動いています。

かものはしプロジェクトの活動が始まって10年以上経ち、
カンボジアでは人身売買の被害に合う子どもが大幅に減りましたが、
世界にはまだ「売られる子どもの問題」は解決していません。
現在は、活動領域を広げてインドでも活動をしています。

また、かものはしプロジェクトの収入は、
農村の女性を雇用し自立の手助けをしているコミュニティファクトリー事業の収入以外に、
ファンドレイジング事業での寄付金や会費があり、その資金調達額は1億円を超えています。
このように、社会問題の解決に向き合いながらも、事業としても成り立たせています。

今回の授業では、村田さんの今までの活動を振り返り、様々なエピソードを語っていただきます。


【スケジュール】
13:15           受付開始
13:30 ~ 13:35 イントロダクション
13:35 ~ 14:35 村田さんのお話
14:35 ~ 14:45 休憩
14:45 ~ 15:45 ワークショップ
15:45 ~ 15:55 アンケート、集合写真
15:55 ~ 16:30 交流タイム
16:30           終了


(授業コーディネーター:大ナゴヤ大学 はたらく課)

※大ナゴヤ大学 ボランティアスタッフによる活動。
そんな“はたらく”との出会いをキャッチフレーズに
身近な人の多様なはたらき方や価値観、生き方などを
WEBでのインタビュー記事やトークイベント「ハタラクデアイ」で紹介している。
HP:http://dnu.jp/hatarakuka/

村田 早耶香 / 認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表

大学在学中の2001年、東南アジアNGO訪問時に児童買春の深刻さを知り、2002年に仲間と共に児童買春問題に取り組むかものはしプロジェクトを設立。 10歳未満の子どもまでもが被害にあっていたカンボジアで、児童買春を防止するため、職業訓練と雇用により家庭の収入を向上させるい草の雑貨工房を運営。 06年日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダーシップ部門を至上最年少で受賞。 07年国際青年会議所主催、過去にケネディやキッシンジャーが受賞しTOYP(傑出した若者賞)受賞。 中央大学客員講師、明治学院大学非常勤講師(2010年度)

■かものはしプロジェクトとは
児童労働の中でも、最も子どもの心と体を傷つける児童買春・人身売買問題をなくすために活動しています。 世界中で最も児童買春被害者が急激に増えていたカンボジアに、い草の雑貨工房を作り、貧しい家庭の大人に就業の場を提供することで、貧しさから子どもを売り渡すことを未然に防いでいます。
・オフィシャルホームページ:http://www.kamonohashi-project.net/

今回の教室:名古屋テレビ塔 3F会議室

住所:住所:名古屋市中区錦3-6-15先

TEL:052-971-8546
※最寄駅:地下鉄名城線・東山線「栄」下車3番もしくは4番出口を上がって徒歩3分
      地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅下車南改札を出て4B出口を上がってすぐ


地図を見る

自分にとって仕事とは?仕事を通じて得るものはお金だけ?
大ナゴヤ大学のはたらく課では、仕事や働くをテーマに、色々な人を知り、自分自身を見つめ直す、そんな企画もあります。
今回のはたらく課は、ソーシャルビジネスと絡めたカンボジア等で子どもが売られない世界をつくる活動を展開している、
認定NPO法人かものはしプロジェクトの村田早耶香さんのお話です。

会場の名古屋テレビ塔会議室には、たくさんの生徒さん達が集まってくれました。
同じく会議室には、コーヒーの良い香りが漂っています。コーヒーのお話はもう少し後で…。

村田さんは、大学在学中に人身売買の授業を受けた事が活動を始めるキッカケとなりました。
ミャンマーで貧しい家から家族を養うために、言われるまま出稼ぎに出たものの、結局は売春宿に1万円で売られ、
騙されたと気づいても逃げることは出来ず、最後はエイズによって亡くなった女の子の授業だったそうです。
当時、1万円のワンピースを着ていた村田さんは、自分と同じ年代の子がワンピースの値段と同じくらいの値段で売られ亡くなっていく様子に衝撃を受けました。

その後も大学在学中にカンボジアへ渡り、児童売春された人達を保護する施設を訪れました。
帰り際に、児童から唯一の宝物を貰った村田さんは、「売春されて手にするお金は日本なら2日ぐらいアルバイトをすれば稼げる…助けたい!」
という気持ちになりました。
日本に帰国後、本屋や図書館で片っ端から関連書物・文献を読んだり、講演にも足を運び徐々に人脈を築いていきます。

そして、共感してくれる仲間を見つけた村田さんは、実際の現場で行うべく団体を作って22歳の時にカンボジアへ移り住む事になりました。

現地に、い草の雑貨工房をつくり、そこで雇った人達が作ったお土産を観光客に売り、その収益を賃金にする事で、売春されないようにしました。ところが、当初は現地の人達が作ったお土産の質が必ずしも観光客に認めてもらえるわけでもなく、村田さんはスタッフ達をアンコールワットへ連れて行き、実際の観光客がお土産を買う姿を見学に行ったりして、少しずつデザインや質を向上させていったそうです。

また、他にも警察支援もあります。
当時は被害者を保護する概念がなかったので、現地の警察官をサポートして被害者の保護を認識させたりもしました。

こういった地道な活動を通じて、カンボジアへ子どもを買いに来る人達が減り、その結果として被害者の数も減っていったそうです。
「海外の問題もきちんとやれば解決する事が出来ると実感。この仕事が自分の使命で、前途多難だったがまさに命懸けでやった事が実を結んだ」と村田さん。

村田さんのお話が終わった後はブレイクタイムです。
イベントが始まる前からコーヒーの良い香りが漂っていました。
その良い香りは、伏見にある喫茶神戸館の尾藤さんが入れるコーヒーです。
そう、今回の企画に賛同してくださった尾藤さんご本人が、かものはしプロジェクトのストーリーに合わせたコーヒー豆を選び焙煎、配合した世界でたった一つのストーリーブレンドを特別に提供して頂きました。
と、同時に前年度かものはしプロジェクトさんとの企画を開催した都築さんによる、カンボジアで採れた材料(胡椒等)を使って作ったお菓子も振る舞われました。

美味しいコーヒーとお菓子のお陰で、ブレイクタイムも参加者の皆さんがとても仲良く会話をしていた様子が印象的でした。

ブレイクタイムの後は、ワークショップの時間でした。

村田さんのお話から視点をソーシャルビジネス・はたらく・国際協力の3点に絞り、3班に分けて大ナゴヤ大学のスタッフと参加者との交流会も兼ねて意見を共有しました。

【ソーシャルビジネス】
・言葉はよく聞くけど、何をしていいのかわからない。
・お金にならないけど、人の役に立つこと?
・国際協力は一方的にお金を渡し、ソーシャルビジネスは相互でお金を生み出すもの?

【はたらく】
・自分の今の仕事が、何かの別の形で役に立てるのか?
・今の仕事で先が見えない
・主婦で子供が大きくなったから、これからは何かをやってみたい
・今の生活もあるので、別の事に目を向けられない

【国際協力】
・アメリカでインターンをやっていた経験から、将来はみんなの役に立ちたい
・国際協力って敷居が高く、身近に感じられるためにどうしたらいい?
・経験上、二度と会えないような人達と仕事が出来たのは良かった

等々、3班とも活発に意見を交わしており、各班の最終的結論は…。

【ソーシャルビジネス】
押し売りではなく、どう売るか?
どうしてもリスクを感じてしまい、踏み出せない。
強い思いから行動へ移す→みんながリーダーにならなくてよい。各人で出来る事を少しずつ。

【はたらく】
自分の思いが大切で、誰かのための前に自分がどうしてもやりたいという考えがないと続けられない。
自分が出来るアプローチから。

【国際協力】
政府・国家間だけでなく、自分の得意分野から少しずつやっていく。
枝葉からで良い。それが大きな葉になればOK。

どの班も共通しているのは、「自分に出来る事から少しずつ」という事でした。

最後に村田さんからのメッセージで印象的だった言葉は、「自分が棺桶に入る時に、自分らしさを貫いた人生だったかどうかを考えながら日々仕事をする」でした。

そして、授業後には参加者の皆さんに「はたらく」とは??を紙に書いてもらいました。

「新しい価値を生み出す」
「自分の最大限を社会に最大限に還元すること」
「成長と育成」
「自分のために社会のために動くこと!」

等々、書いて頂きました。

はたらくというイメージは各人でバラバラですし、これが良い悪いではない。
でも、誰かのため、自分のためになるように日々勉強だとわかりました。
この日は自分にとっても楽しく貴重な時間でした。


(レポート担当:ボランティアスタッフ 石坂喜和
カメラ担当:ボランティアスタッフ 前田智絵 )

※写真をクリックすると拡大します。


 

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