大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

漬物再発見 〜香の物の神と、老舗のレシピ〜


カテゴリ:【食/歴史・文化】
定 員 :20人

参加対象:どなたでも
開催日時:2015年08月08日(土) 09時30分 ~ 12時30分
教室:萱津神社/上萱津コミュニティ防災センター
先生: 青木知治 / 漬物祖神 萱津神社 祢宜  鳥越和彦 / 三井食品工業株式会社 
  • 授業情報
  • レポートUP
  • フォトレポートUP
  • コメント・トラックバック
・【参加費】参加費として1,500円を頂戴いたします。
・【服装】調理実習を行いますので、エプロンをご持参ください。
・【服装】歩きやすい靴での参加をおすすめします。
・【交通】最寄り駅からは徒歩約15分です。駐車場は十分な台数ございますのでお車でもご来場いただけます。
・【調理実習】実習で作った漬物はお持ち帰りいただきます。
みなさん、漬物はお好きですか?

ご飯と漬物があれば何もいらない“漬物LOVE”な方も、
手軽で美味しい漬物がつくってみたい“おうちで手づくり派”の方も、
もっと漬物ライフが楽しくなること間違いなしの、
歴史あり!食育あり!調理実習あり!の授業はいかがでしょう?

【あなたは日本唯一の漬物の神を知っていますか?】

今回の教室は、名古屋のすぐお隣のあま市にある萱津神社。
「漬物の神社」とも呼ばれるこの神社には、日本で唯一の“香の物の神様”が祀られています。
毎年8月21日の「香の物祭」には、美味しい漬物ができることを祈願しに、日本中から漬物業者が集まる“お漬物の聖地”です!
授業ではまず、萱津神社祢宜の青木知治先生から、「漬物発祥の地」と伝わる伝承の数々をお聞きします。
みなさんも「美味しい漬物ができますように」と願いをかけてください!

【本当に「美味しくて、体に良い」漬物の食べ方教えます】

歴史を学んだ後は、手軽で美味しい漬物の作り方を学びましょう!
もうひとりの先生は、一宮市で大正14年から続く漬物の老舗、三井食品工業株式会社の鳥越和彦先生。

“家庭ですぐできる手軽な漬物のつくり方”や、
“いつもより美味しくなる漬物アレンジ”、
“漬物でどんな栄養素がとれるか”など、
講義と実習で一味違う漬物ライフを提案していただきます。
先生手づくりの漬物料理の試食もあり。

漬物の魅力や面白さを再発見してみませんか。

【授業の流れ】
9:00 受付開始
9:30 授業開始
9:40 [歴史パート]萱津神社散策
(10:00 会場移動)
10:15 [食育パート]漬物講義&調理実習&試食
12:15 記念撮影
12:30 解散

(授業コーディネーター/小林優太)

青木知治 / 漬物祖神 萱津神社 祢宜

日本唯一の漬物の神を祀る萱津神社。その伝統を守るともに、広く伝えていくため、地域の方と新しいチャレンジもしています。近年は、毎年8月21日の「香の物祭」と一緒に「漬物グランプリ」を開催。

鳥越和彦 / 三井食品工業株式会社

三井食品工業株式会社は、大正14年に創業した一宮市の漬物の老舗。ひとつひとつ丁寧に漬け込まれた漬物は、長年多くの人に愛され続けてきました。看板商品の「千両なす」は、いちのみや食ブランドにも選ばれています。食育による地域貢献にも力をいれており、地域のママ向け漬物講座の講師なども務めています。

今回の教室:萱津神社/上萱津コミュニティ防災センター

住所:
〇萱津神社(集合場所)
愛知県あま市上萱津車屋19
アクセス:名鉄「須ヶ口駅」より徒歩15分
     名古屋駅より車で約20分(※駐車場あり)


〇上萱津コミュニティ防災センター
愛知県あま市上萱津上野87
アクセル:萱津神社より徒歩5分、車2分
※ 会場移動時、車で移動していただくことも可能です。


地図を見る

太陽が照りつける中、須ケ口駅から川を渡って歩くこと15分。
今日の授業は、日本唯一の「漬物の神様」を祀る神社、萱津神社の境内から始まります。
一人目の先生は、この萱津神社で神職を務めておられる青木さんです。
先生、この神社はなぜ「漬物の神様」を祀るようになったんでしょうか?



~その昔、萱津神社の周辺は潮風香る海沿いの土地でした。
ある時、神様へのお供え物が腐って見苦しくなるのは忍びないと、
甕(かめ)の中にお供え物の野菜と海辺で採れた塩を入れた人がいました。
何日も経った後、甕の中を覗いてみると、腐っているはずの野菜からはちっともいやな臭いがしません。
恐る恐る口に入れてみると、何ともいえない深い味わいです。海辺の塩気によって、
生野菜がおいしい漬け物になったのでした。人々は「お供え物が神様のおかげで腐らなくなった!」と驚き、
そのお供え物を「神の物」と呼ぶようになりました。それが変化して「香の物(こうのもの)」となりました~



それ以来漬物の神を祀ってきた萱津神社では、毎年8月21日に香物祭(こうのものさい)が開かれるようになりました。
全国から漬物業界のトップが集まり、一人ずつ甕の中に塩を入れて美味しい漬物ができるように祈ります。
強い思いを込めて塩を入れる分、漬物はとってもしょっぱくなってしまうんだとか。
香物祭には誰でも参加でき、昨年の漬物を食べられるほか、自家製漬物コンテストも開かれるそうです。

今日は特別に、香物祭の漬物が保存されている「香物殿(こうのものでん)」の中を見せていただけることに。
薄暗い香物殿を覗いてみると、大きな3つの甕の中に、水に浸かった野菜たちが見えます。
たっぷりの水は野菜から出てきた水分だそうです。この状態で野菜が常温で何カ月も腐らないなんて、
昔の人が神様の力だと思ったのも無理はないかもしれません。蝉の声が響く中、漬け物の歴史に思いを馳せます。



二人目の先生は、漬物の老舗「三井食品工業」の鳥越さんです。今度は「食」の視点で漬物のことを学びます。
まず、漬物の種類や栄養について先生から講義が。神の物から香物(こうのもの)、そしてお新香(浅漬け)へと、
時代とともにその形を変えてきた漬物。生野菜よりも食物繊維が多く、
地域に根ざした食材をとれたての栄養のまま食べることができる、スペシャルな食べ方なんだそうです。



そして、今日は調理実習で実際に漬物を作ってみます。用意されたのは80本ものきゅうり!
これを浅漬けと醤油漬けにします。「切り方によって野菜の味が変わるんですよ」と鳥越さん。
生徒の皆さんは先生お手製の漬物をつまみつつ、ひたすらきゅうりを切り続けます。
切ったきゅうりは愛情をこめて優しくもんで、おいしく浸かりますようにと願いを込めます。



きゅうりに味がしみ込むのを待つ間は、鳥越先生の漬物レシピを体験。
トマトのぬか漬けに、らっきょうとアボカドのディップソースや、たくあんの千切りをシーチキンと
マヨネーズであえたものをクラッカーやパンといただきます。意外な組み合わせですが、
漬物の味が洋風の食材と調和していて何ともいえずおいしいんです。和食の添え物にとどまらない、
おしゃれな漬物の可能性が見えました。



1時間ほどで漬物の完成です。「家族にあげるのはもったいないから一人でこっそり食べます!」
「今度はぬか漬けに挑戦してみたい」と、生徒の皆さんはさらに漬物が大好きになったようです。
身近なのに奥深く、古いけれど新しい漬物の魅力。食と歴史が交差するおいしい授業でした。



(レポート担当:ボランティアスタッフ 屋木紗也加
カメラ担当:ボランティアスタッフ 石坂喜和)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

コメントがありません。 ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/trackback/305/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。

大ナゴヤ大学のTwitter

大ナゴヤ大学のfacebook

大ナゴヤ大学のインスタグラム