授業詳細

CLASS


デザイン都市なごやを考える1日 PART2
~デザイン視点で円頓寺商店街をめぐろう~

開催日時:2015年12月05日(土) 13時00分 ~ 16時00分

教室:円頓寺商店街

レポートUP

先生:市原 正人 / ナゴノダナバンク代表、建築家

カテゴリ:【まちあるき】

定 員 :20人

参加費は無料です。
【集合場所】 円頓寺商店街 東門 ※堀川側です
       ・地下鉄桜通線「国際センター駅」より徒歩10分
       ・「名古屋駅」より徒歩15分
*本授業では「街あるき」をします。当日の天候の様子を見ながら、温かい服装・歩きやすい靴でお越しください。
*PART2だけの参加も、もちろん構いません!
「デザイン都市なごや」とは、どんな街のこと?

10月に開催した“PART1”では、グラフィックデザイナーさん・和菓子職人さん・狂言師さんの3人の方々のお話を聞きながら、
様々なデザイン視点があることを学びました。
そして、「名古屋ならではのデザイン視点とは?」「『デザイン都市なごや』として発信したい場所やモノは?」
といったテーマでグループワークをし、意見を深めました。

“PART2”では、1回目で考えた「デザイン視点」や「デザイン的スポット」をもとに、街に出かけます!
実際に街を歩き、そこにいる人々の話に耳をかたむけてみると、
街にあるデザインの背景や考え方が鮮明に見えてくるはず。

今回出かけるのは、名古屋駅から徒歩15分の距離に位置する『円頓寺商店街』。
名古屋市内で1番古い商店街であり、古い蔵などが堀川に沿って並ぶ「四間道」は、
歴史を感じられる街並みとして人気を集めつつあります。
そして最近では古い建物をリノベーションした新しいお店などもいくつか建ちはじめ、
古いものと新しいものの融合がうまくできている街としても、注目されています。

一緒に円頓寺商店街を歩いてくださるのは、建築家の市原正人さん。
デザイン視点を取り入れ、街を元気にしたいという想いで円頓寺を中心に精力的に活動する市原さんにと歩けば、
いつもとは違った視点で街がみえてくるかもしれません。

「デザイン都市なごや」として発信するべき街の在り方やデザイン視点を、
「円頓寺商店街」を歩きながら、一緒に考えて行きましょう!
そして街歩きの最後には、実際に街を歩いてみて得た「自分ならではのデザイン視点」をもとに、
「今後、街(円頓寺)に必要なこと」 「どんな街になるとさらに面白い街(円頓寺)になるか」を考え、
市原さんにフィードバックする時間も作ります。

自分の街をいつもと違った視点で眺めると、
新しい出会いが生まれるはず。

「デザイン都市なごや」とはいったいどんな街なのか、
一緒に考えてみましょう!


【スケジュール】
12:30 受付開始
13:00 市原さんから円頓寺についてレクチャー
    「デザイン視点での円頓寺商店街の取組み」
13:30 市原さんと円頓寺商店街めぐり
     古い建物をリノベーションをした新しくお店
     円頓寺で昔から商売をしているお店
     地元の憩いの場 など
15:10 ワークショップ
    「自分のデザイン視点で円頓寺商店街を考える」
16:00 終了

授業コーディネーター/青木奈美、加藤幹泰
円頓寺商店街の酒蔵を改装したレストランで、市原さんのレクチャーから授業はスタートします。



名古屋で一番古い歴史を持つ円頓寺商店街は、名鉄瀬戸電堀川駅の最寄り駅として、
昔から賑わいを見せていました。堀川駅が閉鎖しバブルを経て現在は、
総店舗数が20年前の6割に減少している現状を「何とかしたい!」そんな思いから、
新たな取組みとして、2013年に「パリ祭」が始まったそうです。
(2015年4月にはパッサージュ・デ・パノラマと姉妹提携を結んでいます。
私も今年パリ祭に行ったのですが、すごい人でした。)

昔ながらのまちの雰囲気と伝統が残るこの商店街に惹かれ、
市原さんを中心に空き家や酒蔵を次々にオシャレな飲食店に生まれ変わっています。
そんな市原さんの数々のナゴノダナバンクの取組みを学んだら、いよいよまちあるきのスタートです。



まちあるきは、飯田さんによる歴史情緒溢れる四間道の説明から。
風邪気味とはとても思えない、パワフルな説明を受けながら一軒目の西アサヒへ。
元々老舗喫茶店だったお店は、一階が喫茶店、二階部分が宿泊施設になっています。
スタッフの伊熊さんに1年間かけてリノベーションしたお話から現在までを伺うと、
「商店街全体の魅力を活用した宿泊施設としていき、新しい人の流れを作りたい」とのことでした。
伝統を受け継いだ味の「タマゴサンド」と多くの外国人観光客が集まる宿は、土日は満員が続いているそうです。



二軒目の喫茶まつばさんは、昭和8年創業のお店です。
店内に入ればレトロな電話ボックスも!市原さんの取り組みを優しく見守るオーナーの舟橋さん。
「新しい風を吹き込んでくれるイベントを作ってくれ、市原さんには感謝している。」と笑顔でおっしゃる人柄が、
コーヒーがいつもより体を温かく感じさせる、そんなひと時となりました。ゆっくり会話を楽しんでコーヒーを飲む。
こんな時間はまた違った価値があるのかもしれません。



三件目は、圓谷さんへ。日本酒の酒蔵を改装したお店から川を眺めると、
船着き場だった昔の名残がそのままあります。そんなお店の店内には“生日本酒サーバー”が!
お酒好きにはたまりません。レストランとしただけでなく、DJイベントも開催しているとのことです。
「伝統を守りつつ、新しいことに取組み日本酒の魅力を国内外に発信したい!」古い場所だけど、新しい。
そんな不思議な雰囲気のあるお店でした。



円頓寺の魅力をどっと詰め込んだまちあるきを終えた後は、参加者による振り返りです。

参加者からは、
・名古屋駅から近いのに、昔の雰囲気が残る円頓寺らしさを活かしたまちづくりを進めて欲しい
・飲食店以外のお店にどう出店してもらうかが課題
・商店街に長い時間とどまってもらえるような仕組みが必要
など多くの意見が出ました。



私自身も含めてですが、最近円頓寺商店街を知り訪れた人が多く、皆口々に「また友達や家族を誘って、
ゆっくり訪れたい」との意見が聞かれました。こうしてまちを歩いてその土地の人たちと話すことが、
実は一番そのまちの魅力を感じる事なのかもしれません。

古くて新しい、円頓寺。その伝統と親しみに触れるきっかけとなった一日となりました。



(レポート担当 ボランティアスタッフ 橋本 健太
カメラ担当 ボランティアスタッフ 石坂 喜和)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

市原 正人 / ナゴノダナバンク代表、建築家

2009年ナゴノダナバンクとして那古野界隈の空き家・空き店舗対策の活動を始める。2015年現在14店舗を誘致する。 1961年名古屋生まれ

今回の教室

円頓寺商店街

住所:名古屋市西区那古野1-13-1
地図を見る

円頓寺(商店街)は名古屋駅と名古屋城のほぼ中間に位置しています。円頓寺は、大須などとともに昔は繁華街で、信長が清洲から名古屋に移ってきたときに、ついてきた商人の町で、今も名古屋の下町の雰囲気が残っています。