授業詳細

CLASS


美味しい美濃加茂を、たっぷり召し上がれ。

開催日時:2016年03月19日(土) 9時30分 ~ 18時30分

教室:美濃加茂市

レポートUP

先生: 長尾明子 / minokamo 料理家・写真家

カテゴリ:【コミュニケーション/食】

定 員 :15人

※本授業の抽選は、2016年3月11日(金)に行います。(抽選予約受付は3月11日(金)12時までとなります。)
※本プログラムは、「美濃加茂市Minokamo &プロジェクト」が主催になります。
※参加費は、無料です。(名古屋からの往復交通費・お弁当代・軽食代を含みます。)
豊かな自然に囲まれたまち、美濃加茂。
ゆったりとした「みのかも時間」が流れるこのまちには
この街で暮らす人、この街に集う人、
今も昔も、さまざまな出会いや新しいもの・ことが行き交い
まちを豊かに彩っています。

今回の授業は、そんな美濃加茂の美味しさをたっぷり味わうことのできるバスの旅です。

先生は、美濃加茂出身の料理家、長尾明子さん。
いろいろな地域で、「ごはんで町を元気に!」と活動されています。
「minokamo」を屋号に、料理を通じて美濃加茂の魅力も積極的に発信するなど、
美濃加茂愛があふれる長尾さん。
長尾さんから美濃加茂の美味しい食べもの、美濃加茂の魅力についてお話を伺います。

今回の旅の最初の「美味しい」は、
市を代表する農産物の梨を生産されるヤマキ農園さんから。
自然に囲まれる美濃加茂は農業のまち。
季節の移ろいとともに暮らす、ゆったりとした空気が人にも土地にも根付いています。
ヤマキ農園さんでは、冬でも人気のドライフルーツを楽しんでもらいます。

美濃加茂

お昼ご飯には、長尾さんがプロデュースされた「美濃加茂釜めし」。
ホームで立売りする風景が今も残る美濃太田駅の名物駅弁「釜飯」の味を活かした新商品。
容器の釜は、お土産として持って帰っていただいて、日常の器として使うこともできます。

美濃加茂

食後のデザートには、コーヒー片手にスイーツをどうぞ。
製菓工場がたくさんあるのも美味しい美濃加茂の特徴のひとつ。
工場に隣接するオープンしたばかりの「たんどーる」で、
バームクーヘンやいろいろなケーキをいただきます。

街中に戻ってからは、
古い旅籠や酒蔵が軒を連ねる中山道「太田宿」と、雄大な流れを望む木曽川沿いを、
地元のガイドさんに案内してもらいます。

美濃加茂

美濃加茂

そして最後は、1000年以上愛される美濃加茂ブランドの代表格
「堂上蜂屋柿」を使ったワークショップを行ないます。
今、この干し柿をつかった新たなソースが試作されています。
そのまま食べてよし、お料理の隠し味にもよし、使い方のイメージは様々。
試食を兼ねて、みなさんと一緒に新ソースの使い方を考えたいと思います。

美濃加茂の美味しいがたっぷり詰まった一日。
自然に触れて、歴史の町並みを歩いて、
美味しい美濃加茂をたっぷり味わいましょう!

【授業スケジュール】
9:30 受付開始 集合場所:JR名古屋駅 高島屋前
10:00 バス乗車 自己紹介・美濃加茂市の紹介
11:30 ヤマキ農園着 梨園の見学、ヤマキマルシェで試食・買い物
12:15 移動・車窓から柿農家見学 
12:30 昼食(美濃加茂釜めし)
13:30 「たんどーる」にて試食・買い物
14:30 中山道太田宿・木曽川散策
     観光案内ボランティアガイドによるガイド
15:30 堂上蜂屋柿ソース試食・アイデア出しワークショップ・集合写真
17:00 美濃加茂出発
18:30 JR名古屋駅到着・解散

(授業コーディネーター Minokamo &榎本、美濃加茂市産業振興課)
自宅からの出発時:「うわっ・・・雨降ってる。」

集合場所到着時:「・・・晴れた。マジで?」

前日からの雨で、天気が心配されましたが、バス出発時には雨も上がり、青空も見えだし、少し暑いくらいの気候で、「美味しい美濃加茂を、たっぷり召し上がれ。」ツアーがスタートしました。

午前10時に、名古屋駅からバスが出発。早速、バスの中では、大ナゴヤ恒例の「30秒自己紹介」が始まりました。
生徒の皆さんには、自己紹介の中で、今回の授業に参加した理由を話して頂きました。

大阪から来た方・・・。
カメラが趣味だという方・・・。
自然や古い建物に惹かれたという方・・・。
最近、食に目覚めたという方・・・。

様々な方々に参加して頂きましたが、一番多く聞かれた参加の理由は、「多治見・高山・下呂などには行った事があるけど、美濃加茂には行った事がなかったので、一度行ってみたいと思った。」

という事でした。

今回の先生は、料理家でもあり写真家の、「minokamo」という名前で活動されている長尾さん。長尾さんには、30秒自己紹介の後に今回の授業内容を、長尾さん自身の自己紹介を交えてお話頂きました。

長尾さんは、美濃加茂市のご出身で、上京後に、美濃加茂の郷土食や環境などの良さに気づいたとの事で、美濃加茂の良さの一つとして、「気軽に田舎を味わう事ができつつ、都市部にもすぐ行ける」点を挙げておられました。

長尾さんのお話の後に、美濃加茂市役所の久保田さん・桐山さんから、美濃加茂市の紹介がありました。
久保田さんからは、名古屋からの交通アクセスの良さや、人口やふるさと納税の話が、桐山さんからは美濃加茂の特産物について、お手製のフリップを使っての話がありました。



それにしても、美濃加茂には全国で2台しかない医療機械を持つ病院がある事を、久保田さんの話を聞くまでは知りませんでしたし、美濃加茂の特産物の紹介の最後に、桐山さんおススメの中華料理店を紹介されるとは思ってもみませんでした(笑)。

とにかく、この日は3連休の初日という事もあり、若干高速道路も混んでいましたが、30秒自己紹介からのバスの中では、時に笑いもあり、終始和やかな感じで進んでいきました。

そして、バスは最初の目的地であるヤマキ農園さんに到着しました。ここの農園では、減圧乾燥で作られたドライフルーツの試食や梨園の見学、隣接するヤマキマルシェでの買い物をして過ごしました。





生徒の皆さんは、ここで結構な量の買い物をしていました。私個人的には、梨のジェラートが、新鮮な梨そのものを食べている様な食感があって、とても美味しかったです。勿論、ドライフルーツも美味しかったですよ。

さすが、250本の梨の木を子供の様に愛情を持った手作業で、手入れしているだけの事はありました。

ヤマキ農園さんの見学の後は、文化の森の中のまゆの家での昼食タイムです。
美濃太田駅の名物駅弁「釜飯」の味を活かした新商品「美濃加茂釜めし」と、伝承料理の会のお母様方の作ったお味噌汁とお漬物が、昼食のメニューでした。釜飯の美味しさもさる事ながら、お母様方の作ったお味噌汁とお漬物の味がとにかく優しくて・・・。





昼食、とても美味しかったです。
昼食の後はデザートタイム。美濃加茂市は、菓子工場が多くあるそうで、今回、デザートとして出されたものは、たんど~るのバームクーヘン、堂上蜂屋柿のふぃなんしぇ、金蝶堂ばたあどら焼き、モンテールプチエクレア、姿あられ

これらは全て、美濃加茂市で製造されたものであるとの事でした。どれも美味しかったのですが、特に、私個人的には、バームクーヘンのふかふかっぷりと、甘さの丁度良さに衝撃を受けました。



そんな満足感と共に、文化の森を後にした後は、旧中山道の散策に行きました。
観光案内ボランティアの水口さんの引率のもと、旧太田宿本陣門や旧太田脇本陣林家住宅など、昔の町並みの残る場所を巡りました。



その後は自由時間となり、生徒さん各々で散策を楽しんでいました。私個人的には、旧中山道に並行している木曽川の風景が、とても雄大で景色もよく、心が洗われる思いがしました。



散策後は、中山道会館でのワークショップです。これは、堂上蜂屋柿を使った4種類のソースを試食し、この4種類のソースがどんな料理なら合うのか、又、どの様な場所で売ればよいのかなどを、4グループ(チーム美、チーム濃、チーム加、チーム茂)に分かれて話し合い、その結果を発表するというものでした。



因みに、4種類のソースとは、以下の通りです。

(1)レモン+コショウ+蜂屋柿    (2)醤油+しょうが+蜂屋柿
(3)玉ねぎ+リンゴ酢+塩+蜂屋柿  (4)クリームチーズ+蜂屋柿



そして、各チームで話し合いをしている中で、生徒さんには、2種類の日本酒の試飲もして頂きました。試飲した2種類の日本酒は、

御代櫻 純米吟醸 無濾過生原酒    純米吟醸 岐阜九蔵

でした。

これらの日本酒は、全て美濃加茂産のお米でできているそうです。実際に試飲しましたが、甘さが先に立つ感じで、とても飲みやすい印象を受けました。

お酒を試飲しつつ、話し合いもしつつで時間は過ぎ、いよいよ発表の時間となりました。発表はチーム「美→濃→加→茂」の順に行いました。

チーム美:(1)コショウとの相性がよかった。家庭料理に使えるのでは。
      紅茶で割るのもいいと思う。

     (2)これも家庭料理に使えると思う。お酒に合うのではないか。

     (3)玉ねぎの風味が強い。炒め料理に使ってもいいのではないか。

     (4)このソース自体美味しい。クラッカーに乗せるのが合うと思う。
      洋酒にあうのではないか。

     ★ソースの中身が見える形で売った方がいいと思う。
      高級品として売るべきでは。



チーム濃:(1)汎用性が高いと思う。ヨーグルトやアイスに入れてみては。
      肉料理にも合うと思う。

     (2)みたらしだんごや餅に乗せてみる。卵かけご飯に混ぜてみる。

     (3)ドレッシングな感じ。サラダに合うと思う。

     (4)そのままで美味しい。ベーグルに塗るといいのでは。

     ★これらのソースをどう使えばいいのか分からない人が多いと
      思うので、レシピをつけて売る。又、贈答品として売っても
      良いし、カフェに置いても良いと思う。



チーム加:(1)甘さが控えめ。紅茶に溶いてみてもいいのでは。

     (2)味が濃いので、料理のアクセントとして使えると思う。
      和食系に使えるのではないか。

     (3)カルパッチョやホイル焼きに使えると思う。

     (4)スイーツ系に使えると思う。



チーム茂:(1)柿カレーとして売り出す。レトルトや冷凍カレーにしても良い。

     (2)エナジーバー(おからをプラスする)
      アウトドア向けに。

     (3)堂上蜂屋柿プレミアムと銘打ち、ドレッシングとして売る。
      カルパッチョやフレンチの前菜として結婚式時に振舞う。

     (4)そのままで、デパートで売る。



以上の発表が終わった後、最優秀チームが発表され、最優秀はチーム茂となりました。長尾さん曰く、具体的な商品が発表時に伝えられていた事が決め手となった様です。

ワークショップ終了後、長尾さんの話がありました。今回のワークショップを通して、蜂屋柿の可能性を感じた事、そして、商品になったら美濃加茂の事を知ってもらいたいという事をおっしゃっていました。

このお話の後、中山道会館の前で、記念の集合写真を撮り、亀谷酒店でお買い物をし、美濃加茂市役所の皆さん、長尾さんに見送られ、バスで美濃加茂を後にしました。



そして、バスで名古屋駅に着く寸前に、こんなやり取りが・・・。

「今回のバスツアー、楽しかったですか~?」

バス内全員:「楽しかったで~す♪」

・・・この声そのものを、HPで流せないのが残念で仕方ないです。

ただ、全員が声を合わせて、練習も無しに(笑)誰一人バラける事無く言った一言が、今回のバスツアーの全てを表していると思いました。

今まで、美濃加茂に行ったことのない人達が、数時間、美濃加茂で過ごしての一言です。それだけ、美濃加茂という街の魅力を、たっぷりと体感する事ができたのだと感じます。

機会があったら、一度、美濃加茂に行ってみてはいかかでしょうか?
とても面白い街だと思いますよ。

(レポート担当:ボランティアスタッフ 岡 英昭
カメラ担当:ボランティアスタッフ 河津 一輝)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

長尾明子 / minokamo 料理家・写真家

岐阜県美濃加茂市出身、料理家、写真家。 「ごはんで町を元気に!」をテーマに、日本各地で地域の素材を活かし、イベントの開催や道の駅メニュー、雑誌のレシピ等の提案をしている。 ※minokamoとは、長尾明子の料理提案、提供時の活動名です。

今回の教室

美濃加茂市

住所:岐阜県美濃加茂市太田町3431番地1 (美濃加茂市役所)
地図を見る

豊かな自然に囲まれたまち、美濃加茂。
北には緑豊かな山々が連なり、南には雄大な木曽川が流れています。
江戸時代には中山道の宿場町「太田宿」としてにぎわいを見せ、
旅の起点としてたくさんの旅人が行き交いました。
そして、ひと・もの・文化の交流の拠点として発展してきました。

ゆったりとした「みのかも時間」が流れるこのまちには
この街で暮らす人、この街に集う人、
今も昔も、さまざまな出会いや新しいもの・ことが行き交い
まちを豊かに彩っています。