大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

こころを調える。~大須のお寺で坐禅体験~


開催日時:2016年11月05日(土) 10時00分 ~ 12時15分
教室:太治山安用寺
先生: 押田清秀 / 太治山安用寺副住職
カテゴリ:【くらし/コミュニケーション】
定 員 :15人

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・参加費(志納料含む)として1,000円を頂戴します。
・足を組んで坐禅をしますので、ゆったりとした服装でお越しください。
・集合場所:地下鉄上前津駅7番出口(9時45分)
最近、日々の仕事や子育てが忙しくて心が休まらない、
ちょっとした事でイライラしてしまったり、落ち込んでしまったり・・・
そんなストレスフルな日常から抜け出し、お寺で「坐禅」をして心穏やかな時間を過ごしてみませんか?

坐禅とは、「頭の中で考えている事を手放して、ひたすら坐る」 ・・・それだけです。

静かに坐ってゆっくり呼吸することで、自然と心が落ち着いてきます。
実際、坐禅を体験された方の中には、「心が洗われた」と表現される方や、
「イライラが解消した」、「仕事を集中してできるようになった」等の感想を残される方もいます。
坐禅の効果は海外の研究機関で科学的にも実証されつつあり、
最近では心理療法や大企業の社員研修などでも注目を集めています。

今回は、大須にある太治山安用寺にて、お坊さんの丁寧な指導のもと、坐禅を体験してみましょう。
よくイメージされる「木の棒でパチンと背中を叩かれる」のは、眠くなったり姿勢が悪かったりするときの
戒めだけでなく、激励の意味も込めて打ってもらえるそうです。
(今回の授業では希望制ですのでご安心を!)

坐禅を体験した後は、お坊さんとの質問交流タイム。

・煩悩ってそもそも何なの?
・お坊さんになるためには、どんな修行があるの?
・法事がない時は何をしているの?

など、お寺や仏教の事について普段聞けないことも聞いてみましょう!

また、昨今のお寺では少子高齢化による後継者不足やお布施の減少などが原因で、
存続の危機になっているお寺も沢山あるそうで、お坊さん達の間で悩みの種となっているそうです。
みなさんの「お寺でこんなことができたらいいな」、「こんな使い道があってもいいんじゃないか」
といったアイデアがお寺を救うかもしれません。
坐禅のあとのスッキリとした頭で、法事やお葬式だけではないお寺のあり方についても、
ぜひ一緒に考えてみましょう。

9:45  地下鉄上前津駅7番出口に集合、安用寺へ移動
10:00 授業スタート、生徒さん自己紹介
10:10 安用寺副住職 押田さんのご挨拶、坐禅の説明
10:20 坐禅体験
11:10 お茶を頂きながら休憩&感想シェア
11:20 副住職さんのお話~質問、交流タイム
12:10 記念撮影、アンケート
12:15 授業終了

授業コーディネーター:河津一輝

押田清秀 / 太治山安用寺副住職

1973年名古屋大須生まれ。曹洞宗大本山総持寺で修行後、副住職として働く一方で、劇団員、護身術講師などの活動にも力を入れている。書道六段の腕前を持つ(雅号:天外)。現在は二児のパパとして子育てに奮闘中。

今回の教室:太治山安用寺

住所:〒460-0018 愛知県名古屋市中区門前町4-20

【アクセス】
地下鉄上前津駅7番出口より徒歩5分
地図を見る

名古屋市史によると安用寺はもともと清須外町にあり、緑陰青公の開基にして南桂惠泉の草創で、慶長遷府(清洲越し)の際に現在地に移るとあります。また杉之町に上使休息所ができる以前は安用寺で上使を迎え饗応しました。境内には豊福稲荷を祀る稲荷堂がありますが、明治年間は昼夜を問わず多くの参詣者で賑わっていたそうです。手をたたいてお祈りすると稲荷の使いの狐がいずこともなく出てきて参詣者を見ていたというので、手たたき稲荷と呼ばれるようになりました。

募集開始後すぐ満員になった今回の授業。土曜の朝、大須・安用寺に14人の生徒さんが集まりました。「ついイライラしてしまう、悩んでしまう」方はもちろん、「宮本武蔵に憧れて」「お寺の匂いが好き」という方も。



まずは、安用寺の副住職・押田先生から坐禅の基本を教えていただきます。
「坐禅では’’調身・調息・調心(ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん)’’といって、身体⇒呼吸⇒心を整えることを重視します。人の心はつかみがたく、感情は水の中でぷくぷくとわいてくる気泡のようなもの。感情を追いかけて、自分という沼にはまるのではなく、今確かにここにある体を調えることから始めてみましょう」うーん、簡単そうでなかなか難しいような。習うより慣れろということで早速本堂へ。



まず、仏様への挨拶として焼香をしてから、坐蒲(ざふ)とよばれるクッションを持って坐禅の姿勢に入ります。人をダメにするクッションとはかけ離れた、硬派なクッションです。対面の方に黙礼をし、始まりの鐘の音を聞いて、いよいよ坐禅スタートです。



肌寒い本堂の中、裸足でじっと座っているのですが、ほとんど寒さを感じません。深く呼吸しているからでしょうか。じっと座り、心を無にする時間とはいえ、考えないようにと言われると、かえっていろんなことが思い浮かんできます。やりたいことや、目下の悩み、旅先の何気ない風景…「何も考えなくていいよ」という状態なのに、こんなに色々考えてしまうなんて、実は、人はごちゃごちゃ悩むのが好きなのでしょうか。悩むということは、欲しいものがあるということ。それはもしかして幸せなことなのかもしれません。

だんだん時間感覚がなくなっていくうち、「坐禅といえば」の警策タイムが始まりました。押田先生が警策を持って、ゆっくりと参加者の背後を回ります。叩くのは集中していない人への罰というわけではなく、「仏様からの励ましと考えてください」とのこと。今回は希望制なので、合掌をして「お願いします」という合図を送ります。せっかくなので私も打ってもらうことに。背後に立たれると緊張が走ります…



ビンタのようにバチンと衝撃が来るかと思いきや、木刀で打たれるような深い響きでした。確かに何だか励まされます。

そして、気づけば終了の鐘が。皆さんそれぞれに余韻を味わいつつ、元の教室に戻り、先生と一緒に今日の坐禅体験を振り返ります。



押田先生も、修行を始めた当時はすぐ眠くなっていたそうですが、ある時、坐禅は「ただじっとしているようで、ひとときも停まっていない」ことに気付き、感銘を受けたとのこと。「座っていても体の中では血液や臓器が忙しく動いている。座っているこの地面もすごいスピードで動いているし、宇宙もどんどん広がっている。自分の存在も変わっていきます」
今は坐禅をしていると「穏やかながらテンションが上がる感じ」で、眠くなることはないそうです。

また、バンド、演劇、武術などを経験してきた中で、「体を通して心を扱う」ことは全てに共通していると気づいた押田先生。「今日は若い方もたくさん来て下さり、世代を問わず、’’心を調える’’ことについてお寺が果たせる役割があるとあらためて感じました。体を鍛えるためにジムに通うように、坐禅は心のトレーニングに最適。ぜひ気軽にお寺に来ていただきたいですね」と話しておられました。

つかみがたい心を思い通りにしようとするよりも、まずここにある体を調える。日々、雑念に振り回されている身として、とても勉強になりました。2500年続く仏教の中には、心を扱うノウハウがたくさん詰まっているんですね。

安用寺ではFacebookやLINE@のアカウントでお寺のPRをしています。(アクセスしやすいようにとQRコードまで準備されていました)毎月坐禅会や写経会が実施されているので、「心のトレーニング」として気軽に出かけてみてはいかがでしょうか。



【安用寺のイベント】
坐禅会:毎週水曜日7:00~8:00 毎月第三土曜日10:00~ (参加費500円)
写経会:毎月第四土曜日 10:00~ (参加費1000円)
*行事などで変更の場合があるので、安用寺に事前連絡が必要です


レポート:屋木 紗也加
カメラ:原 知夏子

※写真をクリックすると拡大します。


 

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