授業詳細

CLASS


パフォーミングアーツ体験!
~街を舞台に身体表現してみよう~

開催日時:2017年03月25日(土) 13時30分 ~ 17時30分

教室:納屋橋ラボ

レポートUP

先生: かしやましげみつ / 演出家

カテゴリ:【アート、カルチャー、コミュニケーション】

定 員 :20人

【参加費】
4000円 ※演劇指導/会場費/ドリンク代込

【集合場所】
納谷橋ラボ
名古屋市中村区名駅5丁目24−5番号 納屋橋CUBES3番館 3F
※最寄駅
 地下鉄「伏見」駅より徒歩7分
 名古屋駅より徒歩10分

■注意事項:1時間ほど外に出ますので歩きやすい服装、温かい恰好でお越しください
PerformingArts(パフォーミングアーツ・パフォーマンスアートとも)という言葉を耳にしたことはありますか?
昨今、日本各地で開催されている芸術祭の影響でご存知の方も少なくないでしょう。
パフォーミングアーツには様々なアートの要素が含まれており、演劇や舞台のような舞台芸術、ダンス、体操などの身体表現、
音楽もその一部です。日本語では舞台芸術と訳され、芸術作品のジャンルのひとつとして人気もあります。
特に2016年には「あいちトリエンナーレ」が開催され、その際には「アニマル・レリジョン」や「アジアン・サウンズ・リサーチ」、
「カンパニーDCA」などの作品が上演され、大盛況でした。

このツアーでは演劇や舞台の演出で活躍する、かしやましげみつ先生をお招きし
演劇の基礎を学びつつ参加者全員が俳優や演出家となり「演劇作品」を組み立てます。

演劇の基本は観察です。
最初にその手法を学び、今回の観察対象となる名古屋のまちに出発!
作品の題材を探しながら、納屋橋から栄周辺までを散策します。

例えば
休日の街をゆく老若男女、にぎわう公園や噴水の何気ない光景、
テレビ塔やオアシス21のようなシンボルとなる建物…などなど。

街で見つけた題材を持ちより、初めての方でも演劇の世界に入り込めるように、
表現の方法をグループワークで実践します。
最終的に、街の輪郭を思い浮かばせるような演劇作品を作ります。


演劇作品の裏側に触れることで、作品を観るだけでは味わえない、
観ている人に作り手の思いや意図を伝える・伝わる面白さを感じてもらえると嬉しいです!
是非お越しください!!


■スケジュール:
13:00 受付開始(@納屋橋ラボ)
13:30 導入
14:00 身体表現ワークショップ
14:30 街へ出て題材探し
15:30 製作・編集会議(@spazio rita)
16:30 発表・振り返り
17:30 終了

コーディネーター
大ナゴヤ大学そうぞう室
植森歩仁
荻野七音
本多由季
山田卓哉


主催:ユネスコデザイン都市なごや推進事業実行委員会
(構成団体:名古屋市、名古屋商工会議所、中部デザイン団体協議会)
まだ肌寒い3月の終わりに、堀川沿いにあるシェアスペースに20代から50代までの12名の生徒さんが集まりました。「高校生のころ演劇部」という方や、「知らない世界を体験したい」「講師のかしやまさんのファンです」という方も。今回の授業は、演出家のかしやまさんを講師に迎え、演劇の基礎を学びながら、自分たちで脚本や演出・実演まで行います。



まず最初に円になってもらい30秒ごとに自己紹介。続いて、簡単な練習として「昨日の21時ごろの出来事」を日記のように30秒で話してもらいます。「友人から紹介された人のライブに行ったら、みんな出演者の友達だった」「ご近所さんからいただいたホタテを家族全員で食べた」など、私的なエピソードが語られます。今度はそれを紙に書いてもらい、それが簡単な「脚本」となり、その場で配役を決め即興で演じることになりました。演技は初めてという生徒さんも、想像しやすいエピソードだったので、みなさんノリノリで演じてくれました。



練習を終え、つぎに本題のみんなでつくる作品について。

タイトルは「ぼくらのタイムライン」。練習のように、今度は同じ時間に名古屋の街をグループごとにこの場所から次の会場の矢場町まで歩いて、【時間の流れを感じるもの】をテーマに一人一枚写真を撮って、その写真をモチーフに作品をみんなで組み立てます。

少し難しいテーマですが、とりあえず全3グループが街に出発。どんな作品ができるのか楽しみです。



矢場町の会場に全チームが到着し、それぞれが撮った写真をもとに、練習のように紙にエピソードを書いていきます。チームごとに通ったコースが違うことや、撮影者の主観がはっきりと出ることで、内容はばらばら。チームの中で一つ選び、どのように表現すればポイントが見ている人に伝わるのか、試行錯誤しながらもチーム一丸となって演出を考えます。そして、いよいよ作品の発表へ。







発表を終え、生徒さんからは「自分が演技なんて無理だと思ったけど、やってみたら楽しかった」「短時間のなか他のひとから演出のアイデアが沢山でてきて驚いた」「普段名古屋のまちを歩くことはほとんど無いので、みんなで歩けてよかった」という感想をいただきました。

パフォーマンスや演劇と聞くと見る側にまわってしまうことが多いように思いますが、このツアーで作る楽しさや表現する面白さを知ってもらうことで、新たな発見や可能性に出会うことができたのではないでしょうか。

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

かしやましげみつ / 演出家

2009年にかしやましげみつが全作品の脚本・演出を務めるソロユニットとして、 名古屋を中心に活動するえんげきユニット「孤独部」を設立。 短編を中心に、これまで70以上の作品を発表。 また、東京・大阪での公演や、ライブハウスや劇場でのライブイベント企画、ギャラリーでの 上映など、精力的に活動する。 AAFリージョナルシアター2014「文豪コレクション 日本演出者協議会東海ブロックプロデュース『こころ』」にて演出に選抜され、 現在は2016年に結成した「あたらしいまち」の脚本・演出も務める。 あたらしいまち: http://newtown.nagoya/ 孤独部: http://kodokubu.net

今回の教室

納屋橋ラボ

住所:名古屋市中村区名駅5丁目24−5 番号 納屋 橋 CUBES3 番館 3F
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新しい発見や出会いにドキドキしたり
気心の知れた友達の家にふらりと
ごはんを食べにきたみたいにゆったり過ごしたり。
来る度に違う"なにか"が待っている、
いままでなかった空間。

※入口前で靴を脱いでから会場にお入り下さい。
ビルとビルの間に建物入口がありますので注意してお越し下さい。