授業詳細
CLASS
尾州織物でみる”ハイブランドの裏側”にふれる旅
開催日時:2017年03月11日(土) 13時00分 ~ 16時00分
教室:Re-TAiL
レポートUP
先生:
小島日和 / terihaeru デザイナー
カテゴリ:【ものづくり、カルチャー】
定 員 :20人
【参加費】
5000円+バス代実費2,000円
【集合場所】
JR尾張一宮/名鉄一宮駅 西口ロータリー
【注意事項】
工場は暖房がありませんので、暖かい服装でお越しください。また各場所へはバスで移動します。
愛知県で有名なものといえば… 5000円+バス代実費2,000円
【集合場所】
JR尾張一宮/名鉄一宮駅 西口ロータリー
【注意事項】
工場は暖房がありませんので、暖かい服装でお越しください。また各場所へはバスで移動します。
名古屋城?味噌煮込みうどん?
それはもちろんなのですが、イギリス、フランスと並び世界三大毛織物の産地と称されるほど、
優れた毛織物を数多く生み出す場所が愛知県にあるのです。
みなさん、ご存知でしたか?
その場所は、愛知県北西部に位置する尾州です。
この地方で生産される布は、スーツやコートの布地として使われる毛織物です。
尾州織物の最大の特色は、昔ながらの機械「ションヘル織機」を用いて、 生地作りの全工程を職人さんが手作業で行っていることです。
一つずつ手作業が入るからこそできる表情豊かな生地は、大量生産では決してできないもの。
世界に名立たるブランドが発注するほど、品質が良く芸術性の高い風合い豊かな毛織物を生産しているのです。
そして、尾州織物の魅力に感化されたのが、今回のツアーのガイドであり、テキスタイルデザイナーの小島日和さんです。
在学中からテキスタイルブランドを立ち上げ、いまでは職人さんと一緒に布を作りながら、
尾州でしか作れないユニークな作品を作り続けています。
今回のツアーでは普段は立ち入れない職人さんのいる機工場を見学します。
機工場があるのは、なんと住宅街に民家の敷地内!お家の庭に家と同じサイズの工場があります。
機工場では、ハイブランドが実際にオーダーした際の指示書である「織り図」と、それを元に生地ができあがる工程を見学します。
そして尾州織物を今も作り続けている80歳の職人ご夫婦から、生産現場のあれこれや機械について話を聞きます、
その後、ハイブランドのデザイナーがコレクションの生地を決めるために訪れる、
10万点もの生地を保管する、岐阜県羽島市にあるマテリアルセンターを見学します。
マテリアルセンターは日本中の産地で作られた布が集まってくる、まさに生地の図書館。
ここでしか見れない貴重な布や、これが布!?と驚いてしまうような布まで、様々な布があります。
1日で生地が作られる場所から、ブランドが出来上がる場所まで見学ができる、貴重なツアーです。
大量生産ではできないような、細やかで個性豊かな生地を目の当たりにすると、
あなたの布に対する見方もきっと変わるはず!
■スケジュール:
12:45 一宮駅集合
(バス移動)移動中の尾州織物について学びます
13:30 工場到着
織機や職人技を体感します。
(バス移動)
15:00 マテリアルセンター到着
日本全国各地から最新の生地が集合!
数万点のなかからピンとくる生地を探そう!
16:00 一宮駅解散
コーディネーター
大ナゴヤ大学そうぞう室
河田朗奈
桜井鮎美
西田知佳
根橋侑大
益田朱梨
主催:ユネスコデザイン都市なごや推進事業実行委員会
(構成団体:名古屋市、名古屋商工会議所、中部デザイン団体協議会)
今回のツアーは世界三大織物の産地である尾州をめぐります。
一宮駅に集合した一同はまずRe-TAiLを訪れます。
Re-TAiLは元々、尾西織物同業組合事務所として建築されたビルでした。
今はRRR MATERIAL PROJECTと言う尾州で作られた生地や糸を販売するショップやアトリエが入っている部屋は、それぞれ会議室だったり、事務室だったりしたそうです。
RetaiLを出た後はバスで機屋さんに向かいます。道中では、尾州の歴史や織物について、ガイドである日和さんから詳しく伺いました。
バスは住宅の一角にある、ギザギザのノコギリ屋根の前で止まりました。ツアーのお客さん20人が入るのがギリギリな小さな工場です。
日和さんから機械の仕組みを聞き、いよいよションヘル織機の実演です。
工場に響き渡る「がしょん!がしょん!!」と言う音に、そして目の前で少しずつ出来てくる布にみな大興奮!!!
尾州で作られる生地は、この昔ながらのションヘル織機を利用しているため、最新の織機とは異なり糸の風合いを生かして織れるそう。
そのため、使われる糸は毛が長かったり、もこもこしていたり多種多様です。
また、通常は同じ糸を使う縦糸ですが、ションヘル織機だと1本ずつ手作業でセットするので複数の糸を使うことができます。
これが世界のハイブランドがこぞって発注にくるほど、個性豊かな生地が生み出される理由なんですね。
最後に、岐阜県羽島市にあるマテリアルセンターを訪れました。
マテリアルセンターは、ありとあらゆる生地が全国の織物産地から集まる場所です。世界中のデザイナーがコレクションに使う生地を探しに訪れます。
マテリアルセンターにある生地をそれぞれの特徴と共に一通り見学した後は、お気に入りの布を探すワークショップを行いました。
直感で良いと思った生地を選び、各々選んだ理由を紹介します。それぞれの生地について、マテリアルセンターの岩田さんが事細かく解説をして頂きました。
ツアーのお土産は、日和さんがデザインしたterihaeruのくるみボタン。
1日で生地が作られる場所から、ブランドが出来上がる場所まで見学ができた今回のツアーを通して、今までよりもずっと布が大好きになりました。
一宮駅に集合した一同はまずRe-TAiLを訪れます。
Re-TAiLは元々、尾西織物同業組合事務所として建築されたビルでした。
今はRRR MATERIAL PROJECTと言う尾州で作られた生地や糸を販売するショップやアトリエが入っている部屋は、それぞれ会議室だったり、事務室だったりしたそうです。
RetaiLを出た後はバスで機屋さんに向かいます。道中では、尾州の歴史や織物について、ガイドである日和さんから詳しく伺いました。
バスは住宅の一角にある、ギザギザのノコギリ屋根の前で止まりました。ツアーのお客さん20人が入るのがギリギリな小さな工場です。
日和さんから機械の仕組みを聞き、いよいよションヘル織機の実演です。
工場に響き渡る「がしょん!がしょん!!」と言う音に、そして目の前で少しずつ出来てくる布にみな大興奮!!!
尾州で作られる生地は、この昔ながらのションヘル織機を利用しているため、最新の織機とは異なり糸の風合いを生かして織れるそう。
そのため、使われる糸は毛が長かったり、もこもこしていたり多種多様です。
また、通常は同じ糸を使う縦糸ですが、ションヘル織機だと1本ずつ手作業でセットするので複数の糸を使うことができます。
これが世界のハイブランドがこぞって発注にくるほど、個性豊かな生地が生み出される理由なんですね。
最後に、岐阜県羽島市にあるマテリアルセンターを訪れました。
マテリアルセンターは、ありとあらゆる生地が全国の織物産地から集まる場所です。世界中のデザイナーがコレクションに使う生地を探しに訪れます。
マテリアルセンターにある生地をそれぞれの特徴と共に一通り見学した後は、お気に入りの布を探すワークショップを行いました。
直感で良いと思った生地を選び、各々選んだ理由を紹介します。それぞれの生地について、マテリアルセンターの岩田さんが事細かく解説をして頂きました。
ツアーのお土産は、日和さんがデザインしたterihaeruのくるみボタン。
1日で生地が作られる場所から、ブランドが出来上がる場所まで見学ができた今回のツアーを通して、今までよりもずっと布が大好きになりました。
先生
小島日和 / terihaeru デザイナー
1992年愛知県生まれ。2011年名古屋芸術大学テキスタイルコースに入学、在学中にテキスタイルブランドterihaeruを立ち上げ、複数の展示会を開催する。2015年に同大学を卒業。現在、愛知県一宮市の旧尾西繊維協会ビル(現リテイルビル)内にて、事務所兼ショップをオープンし、一宮市内にある小さな機屋でションヘル織機を学びつつ、オリジナルテキスタイルの制作、販売をする。
今回の教室
Re-TAiL
住所:愛知県一宮市栄4-5-11
地図を見る
【注意】こちらは集合場所ではありません。
集合場所:JR尾張一宮/名鉄一宮駅 西口ロータリー
「せんいのまちで、せんいのビル。」をテーマに、繊維を主軸にファッションやデザインなど創造的なテナントやアトリエ、展示やイベントなどを集めるビルです。ここでしか買えない尾州の素材が集まります。