大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

ぶらり名古屋〜遊郭の面影が残る街 中村区大門界隈〜


カテゴリ:【まち歩き/歴史・文化】
定 員 :15人

参加対象:どなたでも
開催日時:2017年04月08日(土) 10時00分 ~ 12時30分
教室:名古屋市中村区大門界隈
先生: 吉岡幸夫 / 中村まち歩きマイスター 
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【参加費用】
※参加費としてお一人様1,500円頂戴します。(保険料含む)
※大学生以下は、参加費1,000円。(学生証等を提示ください)
※中学生以下は、保護者同伴に限り参加費不要。(事前に事務局まで連絡ください。)

【集合・解散場所】
※集合場所(受付開始9:45〜):地下鉄東山線「中村日赤駅」南改札口付近(2番出口方面)
※大門界隈で開催します。授業後も引き続き、大門界隈をお楽しみください。

【その他】
※雨天決行。警報や注意報が発令されるなど荒天時は中止します。中止の場合は、開始時間の2時間前までに連絡いたします。
自分の住んでいるまちの物語。皆さんは、どれぐらい知っていますか?

名古屋駅から15分程歩いていくと、どこかなつかし昭和の色が残るまちに出会えます。
そこは、1923年(大正12年)に大須から遊郭が移転し一大歓楽街となったまち。
しかし、1958年(昭和33年)の売春防止法により、多くは転業・廃業を迫られることに・・・。

ただ、戦災に逢うことなく、遊廓時代の建物は徐々に取り壊されつつありますが、一部まだ残存しています。
建物以外にも、目を凝らせばその頃のまちの記憶が見えてきます。

今回の授業では中村区まち歩きマイスターの吉岡さんを先生に迎え、大門界隈に残るまちの物語を学びます。
先生と一緒にまちを歩きながら、遊郭時代の面影が感じられる場所や風景、
その時代の建物を見ながら、当時のことに想いを馳せましょう。

名古屋市中村区のまちの物語を知りたい方はもちろん、
遊廓時代の建物も残存しているので古民家好きの方も楽しめます。


9:45 受付開始 中村日赤駅 南改札口付近(2番出口方面)
10:00 授業開始
10:10 導入、自己紹介
10:15 まち歩き開始 ※途中で集合写真
12:15 まち歩き終了
12:30 振り返り、アンケート、大門界隈で解散予定

授業コーディネーター:大野 嵩明

吉岡幸夫 / 中村まち歩きマイスター

瑞穂区で40数年過ごし、平成2年に中村区に転居。定年後に中村区のガイドボランティア「中村まち歩きマイスターの会」に入会。中村は戦国武将の豊臣秀吉、加藤清正の生誕地の中村公園と併せて、名古屋駅周辺にリニア、ささしまライブ24の近未来都市の二面性がある古く新しい街です。大正ロマンの面影が残る「中村大門」について学びたい方は、是非一度お越しください。

今回の教室:名古屋市中村区大門界隈

住所:名古屋市中村区大門界隈

名古屋駅から徒歩15程にある、どこかなつかしい昭和の色が残り、かつては、1923年(大正12年)に大須から遊郭が移転し、一大歓楽街となったまち。

ここ数年の名駅の再開発といったら圧巻の一言で、「名駅摩天楼」「名駅マンハッタン」などと巷では呼ばれているそうです。でも、それは桜通口がメインであって、太閤口から約15分くらい歩くとそこには昔ながらの風情が現れます。
 
今回の授業はそんな風情のある街・中村区大門を街歩きしながら歴史を感じ取ってみようというもの。先生は「中村まち歩きマイスター」の吉岡さん。



集合場所の地下鉄中村日赤駅を出て、まず向かったのは駅名にもなっている「中村日赤」へ。
中村日赤の敷地内には遊女を慰めるための弁天が残っています。



理由がきちんとあるのですね。
 
その後は中村日赤の旧玄関跡を通り、いよいよ赤線の区域へ。

事前に渡された昔の地図には今とはだいぶ異なっているものの、タバコ屋さんだけは唯一変わらずに残っていました。吉岡先生もお話も聞きやすく、途中で立ち止まっては大きな地図を広げながら生徒さんに見せており、新旧の時代の変化を感じる事ができました。



住宅地の細い路地を歩いて次に向かったのが、素盞男神社です。読み方は「すさのおじんじゃ」。ここには山車蔵があります。遊郭関係の方たちが寄付をたくさんしたために、中村区で一番の資金のある神社になったとの説もあるそうです。遊郭がここでも関係しているとは。



次に向かったのは「べんから亭」。ここは大門地区の老舗料亭「稲本」が構えた場で、今は名古屋市の都市景観重要建築物になっています。残念ながら中には入れず。ただ、外観を見るだけで、昔の雰囲気が伝わってきます。





今では珍しい成人映画館の「中村映劇」も赤線の名残なのでしょうか、そこを通り過ぎると今度は中村観音に到着。この中村観音は松竹新喜劇の藤山寛美さんの発案によって建立された芸人塚があります。藤山寛美さんが中村観音へお参りの帰りに立ち寄ったのが近くにある山本屋本店。それに伴い山本屋本店も世間に広まったそうです。





途中で大門小路と大門横丁を通りましたが、細い路地にいくつもの飲食店が構えているので今でも夜になると多くの方が利用しているそうです。





そして、今度は松岡健遊館(旧松岡旅館)にお邪魔しました。ここも「べんから亭」と同じく遊郭の建物で名古屋市の都市景観重要建築物になっており、今はデイサービスとなっています。中に入ると広い畳の部屋があったり、内装は昔ながらですが、洋式のトイレとのギャップがありました。







また、この松岡健遊館の外には大きなブロック壁になっていて、これは火事が起こってもブロック壁で遮るようにとの事です。

最後は、管理人さんの許可を取り、松岡健遊館の近くのマンションの屋上に上がらせてもらい上から街を見てみました。



まず思ったことは、四角く囲まれた真ん中に中庭がある建物が多い事です。調べてみるとこれは遊郭建築の特徴で、改めて街と建築は一体であると実感しました。



この中村区大門がかつての遊郭・赤線地帯というその名残は今でも健在で、病院がたくさん出来たのもその地帯で働く遊女のためであったり、遊郭から派生したものが多いことがわかりました。マンションの屋上からは名駅の高層ビル群も見えましたが、個人的に中村区大門は<取り残された地域>だとは思わず、今でも歴史を受け継いでいる一帯であると思います。

多くの生徒さん達からの感想でもあったように、今後はリニアが走ったり名古屋駅ばかりが注目されますが、この昔ながらの風情を建物含めてどう後世に残していくべきかを考える必要性があります。

この中村区大門は非常に奥が深い街でした。



レポート:石坂喜和
カメラ:あいざわけいこ

※写真をクリックすると拡大します。


 

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