授業詳細

CLASS


名古屋めし”文学”授業−名古屋めしの魅力を再定義する!−

開催日時:2018年04月27日(金) 19時00分 ~ 21時30分

教室:珈琲処カラス

レポートUP

先生: Swind(スインド) / 小説家 兼 名古屋めし専門料理研究家

カテゴリ:【歴史・文化】

定 員 :20人

※参加費としてお一人様1,000円頂戴します。(ワンドリンク付き)
「今度名古屋に遊びに行くよー!オススメって何かある?」
「んー、そうだなあ、、、初めてなら名古屋めしはどう?」
…こんな風に、県外の友人に名古屋のオススメを聞かれて
”名古屋めし”と答えた経験がある方も多いのでは?

ひつまぶしに味噌煮込みうどん、あんかけスパや、小倉トーストなどなど…

「名古屋=名古屋めし」のイメージは全国的に広がり、
名古屋の重要な観光資源の1つにもなっています。
今回の授業では、そんな名古屋めしを”文学”から味わいます!

名古屋を舞台にした小説やマンガは意外と多く、
その中に名古屋めしを取り上げているものも沢山あります。

私たちが普段親しみをもっている名古屋めしは、
文字や絵を通してどう表現されるのでしょうか。

小説家であり名古屋めし専門の料理研究家としても活動している
Swind(スインド)さんを先生に迎え、名古屋めしを文学から紐解きます。

それぞれが個性的な名古屋めしは、
メニュー名を言うとだいたいこんな感じ…と連想できてしまうほど。

でも初めてメニュー名を聞いた人には、なかなか伝わりにくいのかもしれません。
後半では、実際に名古屋めしを文字を通して表現するワークショップも行ないます。

名古屋めしを一切食べずに(!)、名古屋めしを思う存分味わいつくす、そんな新しい試みです。
あなたも文学を通して、名古屋めしを再定義してみませんか?

【スケジュール】
18:45 受付開始
19:00 オープニング
19:10 名古屋めし文学講座
20:20 名古屋めしを表現しよう!
21:00 振り返り
21:15 終了

授業コーディネーター:河田朗奈

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キャンセル料について
安定的な運営のため、開催2日前以降のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。あらかじめご了承ください。
やむを得ずキャンセルされる場合は、dai-nagoya@univnet.jpまでお早めにご連絡ください。
※電話連絡も可能ですが、打ち合わせなどで電話に出られない場合があります。留守電にメッセージを残してください。
Tel:070-5459-8213(受付時間:10:00~17:00 ※定休日:土・日・祝)

【キャンセル料】
2日前〜前日のキャンセル:参加費の50%
当日のキャンセル、無連絡不参加:参加費の100%
※電話でのキャンセルは当事務局の営業日、営業時間内にご連絡いただいた日を基準とします。
※代わりに参加できる方がおられる場合、キャンセル料は不要です。その旨をご連絡ください。
※無連絡不参加の場合、以後のご参加をお断りすることがございます。
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「名古屋めし」といえば何を思い浮かべますか?
そもそも「名古屋めし」の定義は?
「名古屋めし」いつ食べたっけな・・・。

そんな「名古屋めし」というフレーズは旅行ガイドだったり、
テレビだったりいろいろな所でみかけますが、いつから「名古屋めし」と呼ばれたのかご存知ですか?

今回の授業は、そんな名古屋人には身近な「名古屋めし」を、
平日の夜にも関わらず食べずに文学的観点から研究してみようという授業です。

もう1回言いますが、一切、名古屋めしを食べない授業にも関わらず、
教室の喫茶カラスさんには大勢の生徒さんが参加してくださいました。



生徒さんからの参加理由としては、
・名古屋生まれだからこそ、もう一度「名古屋めし」を見つめ直したい
・関東人からみた「名古屋めし」を勉強したい
・実際にナゴヤの郷土料理を勉強しています

など多彩な方々が集まりました。

先生は名古屋生まれの名古屋育ちである
小説家 兼 名古屋めし専門料理研究家のSwind(スインド)先生です。



まず、「名古屋めし」という言葉は21世紀、愛知万博の際に使われ始めたそうです。

ちなみに、「名古屋めし」の代表は・・・味噌カツが一番の声でした。
ところが、味噌カツの発祥は名古屋・・・三重・・・諸説あるそうです。

モーニングは?
名古屋・・・一宮・・・やっぱり、一宮という声が多かったです。

天むすは?
名古屋・・・津・・・千寿さんが津市の発祥ですが、
大須にのれん分けした店舗から広がったという諸説あるそうです。

そんな「名古屋めし」ですが、小説やマンガには多く登場しています。



何故か?

「食」は生活で「営み」=物語が多くて書きやすい。

しかもご当地のネタなので、名古屋感が出るそうです。



では、最後に創作してみますかという事で、
タイトル含めてテーブルごとにチームになって小説を考えてもらいました。

<ルール>
①いろいろな本のタイトルを「上半分」「下半分」を思いつくままカードに5枚ずつ記入
②シャッフルした上でタイトルを決めて、内容も検討
③タイトルに「名古屋めし」を入れる





こんな感じで、集まったタイトルはというと・・・

・「からすの手羽先」
・「鬼まんじゅうラブストーリー」
・「走れ名古屋コーチン」
・「色彩をもたないどて煮」
・「借りぐらしの味噌おでん」

となりました。





それぞれが、タイトルだけではわかりませんが(笑)、内容はしっかりと考えられており、
初めまして同士の皆さんが数十分で完成させたものとは思えないほどの内容だったと
先生から好評でした。



小説書いてみたいなぁとか、
「名古屋めし」を発掘して自分のお気に入りのお店を探したいなど
最後に生徒さんから感想がありましたが、自分もそうでした。

名古屋にいると身近過ぎて意識しませんでしたが、
こういった授業を通じてみると奥が深いし、これからの将来に
想像もつかないものが「名古屋めし」として登場しそうで楽しみだなと。

「名古屋めし」から「NAGOYA MESHI」へとなる日も近いのでしょうか・・・。



レポート:石坂喜和
写真:木全 真夕奈

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

Swind(スインド) / 小説家 兼 名古屋めし専門料理研究家

名古屋生まれの名古屋育ち。 「異世界駅舎の喫茶店」が第四回ネット小説大賞の受賞作として選出され、2016年に小説家としてデビュー。異例の「書籍化前コミカライズ」も決定し、現在小説・コミックスともに2巻まで刊行中。 また、2017年より「名古屋めし」専門の料理研究家としても活動開始。現在は「ナゴレコ」上にて名古屋めしレシピシリーズを月2~3回程度更新中。 2018年4月、文芸名義となる「神凪唐州」として初の文庫書き下ろし作品「大須裏路地おかまい帖 あやかし長屋は食べざかり」を刊行予定。

今回の教室

珈琲処カラス

住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目12−3
地図を見る

名古屋伏見にて40年以上続くレトロな喫茶店。地元の人たちや近隣のオフィスで働く人たちで賑わっている。オリジナルブレンドの深炒り豆を丁寧にネルドリップした「カラスブレンドコーヒー」が創業当時から続く看板メニュー。現在は二代目ママさんがお店を切り盛りする。「異世界駅舎の喫茶店」のモデルとなった喫茶店。