授業詳細

CLASS


私って何者?自分らしさを表す「beの肩書き」を見つけよう

開催日時:2019年02月16日(土) 13時00分 ~ 17時00分

教室:社会連携ゾーンshake

レポートUP

先生:兼松佳宏 / 勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者

カテゴリ:【くらし, コミュニケーション】

定 員 :20人

参加費;3,000円(当日、ドリンク軽食をご用意します)
今、全国各地で開催されている「beの肩書きワークショップ」がナゴヤで開催されます!

昨今、「自分らしく〇〇する」という言葉を都度耳にする機会が増えてきました。
しかし、実際に自分自身の自分らしさって一体なんなのでしょうか?

昨年、大ナゴヤ大学の授業でも度々開催した「働き方」や「肩書き」を考える授業。
今年度の締めくくりに改めて自分を見つめ直す時間を一緒に過ごしませんか?

今回は、著者である元greenz.jp編集長の兼松佳宏さんをお招きして、
「beの肩書き」を見つけるワークショップを開催します。
兼松さん自身が フリーランスの「勉強家」という「beの肩書き」を見つけた一人。
あいまいな「自分らしさ」をしっかり言葉にできたり、企業やコミュニティの仲間との深いつながりをつくりましょう。


【概要】
趣旨:トークイベント・WS
日程:2/16(土)13:00 - 17:00(open 12:40 - )
場所:SHAKE
参加費;3,000円(当日、ドリンク軽食をご用意します)
定員:20名

【スケジュール】
12:40 - 受付
13:00 - beの肩書きとは?
14:00 - ワークショップ「beの肩書きをプレゼントしよう」
17:00 - 終了
※スケジュールは当日変更になることがございます。

【コーディネーター】
山田卓哉
例年と比べて、温かい日差しに包まれた2月中旬。

春の訪れを感じられる、自然と心がワクワクするような日に、授業『私って何者? 自分らしさを表す「beの肩書き」を見つけよう』は行われました。

開口一番、今回の授業の先生である兼松佳宏さんから、生徒の皆さんに質問が。

「さて、この名刺。一般的なものと比べて、これの『ちょっとおかしい』ところはどこでしょうか?」



そう言って、ご自身の名刺を見せる兼松さん。

むむ、どこがおかしいと言われると、どこだろう……?

「正解は、『肩書き』と『名前』が、同じ大きさであること! 肩書きは、その名のとおり、名前の『肩』につくから肩書きと言われるんです」

「でも僕の名刺だと、肩書きは名前と並列になっています。そしてこの『勉強家』が、僕の『beの肩書き』。僕の名前を覚えていなくても、肩書きを覚えていてくれたら、もちろんその反対でも十分。そんな思いの現れだと思ってください」

そんなお話から始まった今回の授業では、ワークショップを通して生徒の皆さん一人ひとりの『beの肩書き』を見つけていきます。

その時間はなんと4時間!

一見長丁場に感じますが、「これでもコンパクト版です」と、兼松さんはきっぱりと語ります。



でも、そもそも『beの肩書き』って、何なのでしょう?

それをちょっと理解しやすくするため、ワークを始める前に、まずは自己紹介がてら参加者の皆さんに「これまでの人生を振り返って、自分らしかった、もしくは全くしっくりこなかった『肩書き』や『ニックネーム』とはどんなものか?」をお話しいただくことに。



一言にニックネームといっても、由来などもさまざま。

語呂合わせでできたものだったり、突飛なニックネームがついたことで、そのイメージに近づくようなふるまいをしてみるようになったり。ニックネームから、周りからの自分の印象を知ることができた、という方もいらっしゃいました。



「だんだんと『呼び名』が馴染んでいく。これはbeの肩書きにも同じことが言えて、その人が内側に持ち合わせているものを『肩書き』として外に引き出し名乗ることで、曖昧だった自分“らしさ”を、意識できるようになるんです」

「いわゆる職業や役職といったdoの肩書きが“火山”だとするなら、beの肩書きは島の元となる“マグマ”。流動的で、自分の根本から湧き出るものだと僕は考えています」



その後も、beの肩書きを見つけるためにはどうすればいいのかを、講義形式で詳しく解説していただき、いよいよグループごとにワークショップのスタートです。



3人1組になり、はじめにそれぞれが与えられた課題に答えた後、一人ひとりが「話し役」「聞き役」「記録役」に分かれて課題の答えを共有します。

言葉遊びのようなものもあれば、時には自身のバックボーンを深く掘り下げていくものまで、内容はさまざま。課題を通して、グループメンバーがお互いに肩書きを送り合う、といったことも行いました。

『肩書き』を贈られると、皆さん「え、嬉しい!」「素敵!」「そう思ってくれたんだ!」と、感激したり驚いたり。

一方で、自身のbeの肩書きを決める際には、じっくりと熟考するシーンも。



最初は長丁場と思っていたものの、兼松さんのおっしゃったとおり、あっという間に時間が流れていきました。

と、ここで紹介したのはほんの一部。

すべてを紹介、となるととっても長くなってしまうので、詳しいワークショップの内容については、兼松さんがご執筆された『beの肩書き』を参照ください……(笑)



最後に、皆さんがdoの肩書き(ご職業など)を明かし、doとbeの肩書き、それぞれについて語り合いました。

今回の授業で、特に印象に残ったのが、「自分のことは、自分が一番わからないもの」という言葉。

「何をしている」「これができる」は言えても、自ら「自分ってこんな人です」と言うのは、実はとても難しいことです。でも、「だからこそ、誰かと一緒なら見つけられる」と、兼松さんは続けます。

「1人でも行えるワークショップの方法もあります。でも、できれば複数人で行ってほしいですね。誰かを通して、自分を知る。それの繰り返しから、beの肩書きは見つかるものだと思いますから」

「あなたってこんな人だよね」と言われて、ムッとすることもあれば、わかってもらえて嬉しい、そんなふうに思ってもらえて気恥ずかしいと感じることもあります。

時には、たいしたことではないと思っていたことが求められたり、普通だと思っていたものが特別なことだったりする、といったことに気づかされるきっかけにもなるでしょう。

ふと、本の表紙に目を向けると、こんな副題が添えられていました。

“『人生の肩書き』は、プレゼントしよう”

『beの肩書き』は、隣にいる人を通して、あるいはこれまでの自分自身の歩みを振り返る中で、“贈られる”ものなのかもしれません。

私も誰かに贈り、私も誰かから贈ってもらう。その繰り返しは、なんだかとっても面白いものなんじゃないか。濃密な授業を目にしたことで、思わずワクワクしてしまいました。



レポート:伊藤成美
写真:鬼頭哲雄

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

兼松佳宏 / 勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者

 1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 2016年、フリーランスの勉強家として独立し、著述家、京都精華大学人文学部特任講師、ひとりで/みんなで勉強する【co-study】のための空間づくりの手法「スタディホール」研究者として、教育分野を中心に活動中。 著書に『ソーシャルデザイン』、『日本をソーシャルデザインする』『「beの肩書き」〜人生の肩書きは、プレゼントしよう』、連載に「空海とソーシャルデザイン」 「学び方のレシピ」など。秋田県出身、京都府在住。一児の父。 http://studyhall.jp

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