授業詳細

CLASS


【名古屋大学博物館×大ナゴヤ大学】名大キャンパス建築ツアーと建築写真の撮り方を学ぶ

開催日時:2019年11月09日(土) 10時00分 ~ 12時00分

教室:名古屋大学博物館

レポートUP

先生:恒川和久 / 名古屋大学大学院工学研究科・准教授
谷川ヒロシ / トロロスタジオ代表。大同大学非常勤講師。名古屋造形大学非常勤講師。

カテゴリ:【まち歩き】

定 員 :10人

※参加費:無料(サポーターの皆様からの寄付による寄付講座。どなたでも参加できます。)
※撮影機器(カメラ、スマートフォン、タブレットなど)は、各自ご持参ください。
※Facebookグループをつくって、写真を共有します。
※集合:名古屋大学博物館
※雨天決行

※本授業の抽選は2019年11月01日(金)に行います。(抽選予約受付は11月01日(金)13時までとなります。)
※抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2019年11月8日(金)13時00分まで先着順でお申し込みを受け付けます
街なかは、たくさんの建築物であふれ、都市の景観はその集合体でできています。建築物を面白がれる視点を持つことで、名古屋のまちをより楽しめるようになるのではないだろうか。

今回の授業の教室は、名古屋大学。名古屋大学博物館さんとのコラボ企画です。

キャンパス内には、豊田講堂をはじめとした素敵な建物がたくさんあります。大学のキャンパスを、建築物を見つめるという視点で切り取ってみると、風景が少し違って見えてきます。

最初に、建築写真家の谷川さんから、建築写真の撮り方を学びます。続いて、名古屋大学大学院工学研究科の恒川先生の解説をききながら、建築物(名古屋大学博物館、豊田講堂、野依記念学術交流館)を巡ります。

どんな想いで設計されたのかを知り、自分なりの視点でその建築物を見てみましょう!

建築を一通り見終わった後は、建築写真を撮るフィールドワーク。今回は、豊田講堂の写真を撮っていただきます。

建築写真家の谷川さんは、「凝縮した短い言葉で、情景を表現する俳句などと同じように、建築写真も建築物のよさを写真の中にどれだけ凝縮させられるかが大事」といいます。

最後に、皆さんが撮った渾身の写真を共有します。他の人がどんな視点で撮っているかを知ることで、新しい気づきや発見があるかもしれません。

建築好き、建築物をうまく撮りたい、名古屋大学のキャンパスを歩いてみたい方など、気軽に参加ください!


【スケジュール】
9:45 受付開始
10:00 授業開始、名古屋大学東山キャンパスについて
10:10 建築写真の撮り方のコツ
10:20 建築物の解説(名古屋大学博物館、豊田講堂、野依記念学術交流館など)
10:50 自由行動(建築写真<豊田講堂>を撮っていただきます)
11:20 休憩・準備
11:30 写真を共有
12:00 終了

授業コーディネーター:大野嵩明

【協力】
名古屋大学博物館
大ナゴヤ大学の授業が、
名古屋大学で開催されました!



街なかは、たくさんの建築物であふれ
都市景観は、その集合体でできています。
建築物を面白がれる視点を持つことで、
名古屋のまちをより
楽しめるようになるのではないでしょうか。

今回の授業は、
名古屋大学博物館とのコラボ企画で、
キャンパス内にある建築物を巡り、
建築写真の撮り方を学びます。

名古屋大学博物館は、
キャンパスミュージアムマップをつくり、
観て知って楽しめるキャンパス内の
散策ルートを紹介するなど、
大学と社会をつなぐ活動をしています。
このコースの中に名大代表コーがあり、
豊田講堂や野依学術記念交流館などが
紹介されるなど、名古屋大学内には、
素敵な建築物がたくさんあります。




集合場所の名古屋大学博物館(古川記念館)も、
東宮御所、帝国劇場、
東京国立博物館東洋館などの設計で知られる
建築家・谷口吉郎さんの設計です。

色々な建築物がある名古屋大学。
まずは、名古屋大学大学院工学研究科の
恒川先生から、東山キャンパスのお話を伺いました。

名古屋大学の土地は、
愛知県や名古屋市などの自治体や
地元の方に無償で寄贈してもらった経緯から、
1943年の開学記念絵葉書をみると、
東山キャンパスの中心にはグリーンベルト(緑地帯)
があり、その西側は名古屋のまちに開いてつくられ、
大学として地域に貢献していくという想いが
現れているといいます。



1960年には、グリーンベルトの東の端に
豊田講堂(設計:槇文彦さん)ができるなど、
戦後から高度経済成長期にかけて
キャンパスの骨格ができていきます。

豊田講堂は、
1962年に日本で最も権威のある
日本建築学会賞を受賞。
さらに、1993年には、
名古屋市の都市景観重要建築物に指定されます。
その後、2008年に耐震補強や
外壁の復元やアトリウムの増設など
大規模改が行われ、2011年には、
登録有形文化財に登録されるなど、
キャンパスの景観の中心な存在です。

続いて、建築写真家の谷川先生から
建築写真の撮り方を学びます。



建築写真は、建築家さんが
どのような意図を持ってつくったかを読みとり、
周辺環境とどのように繋がっているかや
素材や光の取り入れ方を伝え、建物が学校
病院、イベントが行われる場所なのかなど
建物の機能を明確にすることも大事といいます。

また、見える形に加えて、
直接的に見えない「空気感を伝える」ことも重要で、
温度や湿度、空気の流れ、醸し出される質感など、
その場所に立ったときに、
自分はどんな気持ちになるのかを
写真で表現するとのことも重要とのこと。



最後に先生が言った
「何が伝えたいのかをはっきりさせて、要素減らしていく。
写真を撮ることは、俳句を読んでいるようなもので、
1枚の写真に伝えたいことを凝縮させるような感覚です」
という言葉が印象的でした。


講義を聞いた後は、フィールドワークへ。
恒川先生に、豊田講堂に加えて
野依記念学術交流館なども案内いただきました。



今回の授業で生徒さんには、
豊田講堂を自分なりの視点で切り取った写真を
1枚だけ提出してもらいます。

案内後は自由行動となり、
生徒さんは、豊田講堂の内外を歩き回り、
自分なりの撮影スポットを探していました。






撮影時間は30分。

それぞれ渾身の1枚を撮って
再び博物館に戻り、写真を共有しました。
どのような意図で写真を撮ったのか、
一人ひとり説明しながら紹介していきます。






建物の表情や質感、
光の入り方、利用シーンなど、
同じ建物でも撮る人が変われば異なる写真になります。
人の感性というフィルターを通して
建築写真を撮ることで、
一人ひとり見えている視点が
異なっているときづかされました。



同じように見える街並みでも、
実は一人ひとり見えている景色は、
異なっているのかもしれません。
皆さんもじっくりと建物をみつめてみてください。
いつもと景色が違って見えるはず。



レポート:大野嵩明
写真:マッキー

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

恒川和久 / 名古屋大学大学院工学研究科・准教授

名古屋大学工学部建築学科卒業、建設会社設計部勤務の後、名古屋大学助手を経て、2012年より現職。名古屋大学の施設の設計や運営に関わる業務をしており、社会と空間環境の関わりを追求し、実践的な研究や設計を行っている。多くの自治体において公共施設のマネジメントに関するアドバイザー等を歴任。建築作品:名古屋大学ES総合館、IB電子情報館、吉根の家、高浜の家など。名古屋市都市景観賞、愛知まちなみ建築賞などを受賞、2015年「名古屋大学キャンパスマネジメントによる創造的再生」により日本建築学会賞(業績)受賞。

谷川ヒロシ / トロロスタジオ代表。大同大学非常勤講師。名古屋造形大学非常勤講師。

略歴:Bゼミ schooling system修了(2000)横浜国立大学建築学科卒業(2001)東京芸術大学大学院建築科修了(2003)C+Aなど設計事務所勤務を経て独立(2007)トロロスタジオ設立(2014)。 賞歴:東京芸大サロン・ド・プランタン賞(2003)MIO写真奨励賞審査員特別賞(2008)あいちトリエンナーレ企画コンペにて出品作家に選出(2010)TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 入選(2011)上野彦馬賞入選(2011)ほか

今回の教室

名古屋大学博物館

住所:〒464-8601
名古屋市千種区不老町(名古屋大学 東山キャンパス)
※地下鉄名城線「名古屋大学駅」下車2番出口すぐ
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名古屋大学博物館は2000年4月に国内で5番目の総合大学博物館として誕生しました。名古屋大学所蔵の学術標本・資料、ならびに大学における研究成果のフィードバック・資源化・社会還元を総合的にかつ国際的に行うことを目的としています。