授業詳細

CLASS


まちの「余白」にアイデアを!商店街ツアーと空き店舗見学。〜西山商店街〜

開催日時:2020年10月31日(土) 14時30分 ~ 16時00分

教室:西山商店街内 空き店舗

レポートUP

先生:植村康平 / 植村康平建築設計事務所代表、一級建築士 ニシヤマナガヤ管理人/名古屋造形大学、愛知工業大学の非常勤講師

カテゴリ:【まちづくり】

定 員 :10人

※参加費:無料
※集合場所:西山商店街内 空き店舗(〒465-0085 名古屋市名東区西山本通2-31 ※旧・レンタルスペース「にしやまーぜ」)

※ナゴヤ商店街オープンとは・・・商店街エリアの活性化を目指し、地域の人や建築家、新たに事業を始めようとしている人などが集まり、空き店舗の活用プランを考えるワークショップです。2018年より名古屋市が開催しています。

ワークショップの開催概要、参加応募
関連イベントのセミナー(街を、宿を「共感メディア」へ。)の情報
商店街のひとたちとともに、空き店舗に新たな命を吹き込む。
まちを変える挑戦をしませんか?

商店街の空き店舗を活用し、魅力ある店舗をオープンするための事業プランをつくるワークショップ「ナゴヤ商店街オープン」(主催:名古屋市)。

2018年度には、名古屋駅西銀座通商店街(中村区)の「喫茶モーニング」、笠寺観音商店街(南区)の「かさでらのまち食堂かさでらのまちビル)」、西山商店街(名東区)の「ニシヤマナガヤ」がそれぞれ立ち上がりました。また2019年度には、堀田本町商店街(瑞穂区)と柴田商店街(南区)にある空き店舗の事業化が決まり、開業準備が進められています。そして、「ナゴヤ商店街オープン2020」がまもなくスタート。今回は、ニシヤマナガヤに続いて2店舗目のオープンを目指す「西山商店街(名東区)」と、新たに名乗りを上げた「新大門商店街(中村区)」の2商店街が舞台となります。

ワークショップに先立って、大ナゴヤ大学ではプレイベントとなる授業を開催!商店街ツアーと空き店舗の見学会を実施します。また、商店街の方々の想いを直接聞ける時間もあります。

2商店街のうちのひとつ「西山商店街」があるのは、地下鉄東山線星ヶ丘駅から徒歩約15分の場所。全長100mほどの、アーケードのある小さな商店街です。

1960年代に西山団地の造成に合わせて整備されましたが、近年は空き店舗が目立つようになっていました。一方で、付近の小学校は市内有数のマンモス校として知られ、若いファミリー層が増えているエリアでもあります。



2019年9月にオープンした「ニシヤマナガヤ」。



対象となる物件は、こちら。(RC、築約60年、利用可能床面積 約75㎡)



ニシヤマナガヤの誕生をきっかけに、商店街の人の流れは着実に変わりつつあります。この追い風に乗り、さらなるにぎわいを創出することが西山商店街の見据える未来です。

西山商店街でおもしろいことを始めたい人、 新しい事業展開を考えている人、建築やデザインに興味のある人など、幅広くお待ちしています。

<スケジュール>
14:15 受付開始
14:30 授業開始
14:35 ナゴヤ商店街オープンとは?
14:55 商店街の概要、応募の経緯など
15:10 商店街まち歩き、対象物件見学
15:50 質問・今後の連絡など
16:00 終了・アンケート・写真

【授業コーディネーター】
大野嵩明

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新大門商店街は、以下のページから申し込みください。

まちの「余白」にアイデアを!商店街ツアーと空き店舗見学〜新大門商店街〜
https://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/558
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【主催】
名古屋市(経済局 地域商業課)

【企画・運営】
大ナゴヤ大学


【感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
・飛沫感染防止のためマスクの着用をお願いいたします。
・受付時、非接触体温計等にて検温させていただきます。
・受付時、手指の消毒の徹底にご協力ください。
・ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
・ご参加より14日以内に新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、大ナゴヤ大学まで速やかにご連絡ください。また、濃厚接触者になった場合も同様とします。
・後日、参加者・関係者の新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、保健所等の公的機関へ個人情報を提供することがあります。

下記に該当する方は参加をお控えください
・37.5度以上の発熱がある方、または発熱が続いている方
・咳・くしゃみ・咽頭痛などの症状がある方
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方と濃厚接触がある方
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる方
・過去2週間以内に入国制限、入国後の行動制限がある国・地域への渡航歴および当該地在住者との濃厚接触がある方
・マスク未着用の方(2歳未満を除く)
星ヶ丘駅からバスで5分程度、歩くと15〜20分程度の距離に位置する西山商店街。周辺は戸建てやマンションなどが多く立ち並ぶ住宅街です。目と鼻の先には、名古屋市内はもちろん、全国でも有数の児童数を擁する西山小学校があります。
今から約60年前、西山団地の造成に合わせて整備され、それと併せて西山商店街も誕生しました。



今回の授業の教室は、商店街の一角にある空き店舗です。
最近は地域で生活する人向けのレンタルスペースとして活用されているそう。これも空き家の活用方法ともいえますが、「より長期的に、まちの人が楽しめる場所」となると、もうひとひねり、工夫が必要なのでは、とも感じます。



さまざまな工夫、アイデアを募り、空き店舗の再生と活性化を実現する。そんなゴールを掲げ、2018・2019年と展開されてきたワークショップ「ナゴヤ商店街オープン」が、今年も開催する運びに。西山商店街は2018年に続き、対象となりました。

今回の大ナゴヤ大学の授業は、そのプレイベントです。生徒の皆さんが自己紹介で口にした、授業参加のきっかけも「まちやまちづくりを知る、いい機会になると思ったから」「大学のゼミで商店街の活用について学んでいる」と、まちや商店街への興味関心が大半です。中には「近所に住んでいて、実店舗を構えたいと考え始めた頃、商店街オープンのことを耳にした」という方もいらっしゃいました。



はじめに、名古屋市 地域商業課の竹本さんが「ナゴヤ商店街オープン」の概要説明がありました。開催期間は、2020年11月から2021年2月まで。期間中、まちについて分析をしながら、事業のアイデア出しを進め、運営体制や事業プランを整備。最後にプレゼンテーション(発表会)を開催し、店舗を改修しオープンをめざします。4ヶ月と聞くと長期間ともとれるかもしれませんが、工程の量からすれば、あっという間とも感じられるでしょう。



続いてお話しいただいたのは、アドバイザーを務める植村康平さん。植村さんは2018年度「ナゴヤ商店街オープン」に参加し、今回の空き店舗の向かいに位置する「ニシヤマナガヤ」立ち上げに携わりました。
植村さん自身、最初は「空き店舗に自分の事務所(植村さんは建築士で、ご自身の設計事務所の代表を務めています)、焼き菓子職人の妻の店舗を構えられたら」との思いで、「ナゴヤ商店街オープン」への参加を決めたといいます。しかし、ワークショップが進むにつれ、自身の「こうしたい」といった思いだけでなく、商店街の特徴や建物の個性、まちの抱える課題を捉える視点が必要と感じ始めます。



当時参加していたのは大学生や、60年以上このまちに住む人、商店街の理事長など。そんなさまざまな人たちと意見を交わしながら、最終的にいろんなお店、レンタルスペースの受け皿となる“小さな市場”のような場所にしようという案にまとまりました。

「このまちは人口こそ多いですが、くつろげる場所となると、充実しているとはあまりいえませんでした。だからニシヤマナガヤはリビングのようにゆったり過ごせる、そんな場所にしたいと考えました。通りに面する仕切りを開閉式にしたのも、カフェスペースを“まちの縁側”のように利用してもらえたらと思ったから。夏の暑い時期やイベント時には開けているので、本当に縁側のような雰囲気ですよ」

事例紹介後、植村さんの案内のもと、周辺エリアを散策しました。近くには、団地の建設時代に造営された公園などもあり、たくさんの子どもたちが遊んでいます。散策中は、手をつないで歩く親子とも何度もすれ違いました。



散策からの流れで、ニシヤマナガヤの店内もお見せいただきました。2階にあるレンタルキッチンスペースでは、地元の高校生たちがハロウィンパーティーの準備の真っ最中。一方、同じフロアにある貸オフィスでは、黙々と仕事に励む人の姿も。1階では、カフェスペースでコーヒーショップ「Story Coffee」のコーヒーや焼き菓子店「moegiiro(モエギイロ)」のお菓子を楽しむ人、草木花の店「たんぽぽ」で花を買う人で賑わっています。その様子を目にして、この場所はまちの人たちのリビング、憩いの場となっているのだなと改めて感じました。





実はニシヤマナガヤのオープン以降、少しずつ空き店舗の入居者が増えているそうです。ひとつの“新しい場所”が生まれたことで、商店街そのものにも変化が訪れています。

最後に植村さんと、「ナゴヤ商店街オープン」全体のアドバイザーを務めるひとり・ナゴノダナバンクの市原正人さんから、「ナゴヤ商店街オープン」への参加を検討する生徒の皆さんに向けての一言をいただきました。

まずは植村さん。
「ワークショップを通じて学生さんや会社員の方だけでなく、まちづくりの第一線で活躍する方や行政など、いろんな立場の人がアイデアを出し合っていきます。すごく視野が広がりますし、たくさんの気づきを得られるかなと思います。今回も、いろんなアイデアを出し合いながら、一緒にこのまちを盛り上げてくれる人と出会えたらうれしいです」



続けて、市原さん。
「60年以上の歴史の中で、このまちを地元とする人、愛着を持つ人がたくさん育ってきました。そんな人たちに『まちが良くなった』と思ってもらえるような場所を、参加する皆さんにも愛を注ぎこんでもらいながら、一緒につくっていけたらと思っています」



今年度の「ナゴヤ商店街オープン」を通じて、新たな“憩いの場”ができるのか、はたまた、まったく違う装いの場が生まれるのか。何にせよ、新たな場がまちにどんな変化をもたらすのかを想像するだけで、とってもワクワクしてきます。



レポート:伊藤 成美
写真:齊藤 美幸

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

植村康平 / 植村康平建築設計事務所代表、一級建築士 ニシヤマナガヤ管理人/名古屋造形大学、愛知工業大学の非常勤講師

商店街OPEN2018の西山商店街のワークショップに参加し、「ニシヤマナガヤ」の設計者兼入居事業者として事業に携わる。 ニシヤマナガヤ:https://nishiyamanagaya.com  植村康平建築設計事務所:http://www.uemura-arch.com

今回の教室

西山商店街内 空き店舗

住所:〒465-0085 名古屋市名東区西山本通2-31

【公共交通機関でお越しの場合】
地下鉄でお越しの場合、東山線「星ヶ丘駅」5番出口 徒歩15分
バスでお越しの場合、乗車停「星ヶ丘」→ 下車停「西山本通二丁目」
地図を見る

ナゴヤ商店街オープン2020で活用される空店舗