授業詳細

CLASS


次世代の「まちの本屋」について話そう
〜TOUTEN BOOKSTOREがナゴヤのまちにできるまで

開催日時:2020年11月14日(土) 16時00分 ~ 18時00分

教室:OMYAGE NAGOYA

レポートUP

先生:古賀 詩穂子 / TOUTEN BOOKSTORE

カテゴリ:【カルチャー/くらし/大ナゴヤの日】

定 員 :10人

※本授業は「大ナゴヤの日」として企画しております。毎月第二土曜日は参加費無料の授業として開催しています。
※お土産代100円(教室で今後販売されるお菓子を先行で召し上がっていただけます!)
※本授業の抽選は2020年10月26日(月)に行います。(抽選予約受付は10月25日(日)24時までとなります)
※抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2020年11月13日(金)24時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
あなたにとって「まちの本屋」さんってありますか?
そして、そこはどんな場所でしょうか?

小さい頃には私にとっての「まちの本屋」があって、理由もなく立ち寄ったり、新しい本が入荷されるタイミングにはワクワクしながら本屋に行ったものでした。
私にとってのまちの本屋は、日常の中に溶け込んだ通えるような場所で、本は田舎に住んでいた私をどこか遠くに連れて行ってくれる魅力的な情報媒体でした。

しかし、全国的にも書店は向かい風を受けている最中。大型書店も縮小の道を選んだり、地域に慣れ親しんだ書店はお店を畳んだりと決していい状況でないことは、多くの人たちが感じているのではないでしょうか?

そんな中、ナゴヤのまちに次世代の「まちの本屋」をつくろうと奔走するTOUTEN BOOK STOREの古賀詩穂子さんを先生に迎えみんなで考える時間をつくりたいと思います。


古賀さんは、これまで書籍の流通を担う出版取次の仕事を通して本屋の大切さを知ると同時に、これからも本屋がまちに残っていくにはどうしたらいいのか模索し続けていました。東京で、本にまつわる企画を続け、本屋に行きたくなるフリーマガジン『読点magazine、』を刊行。そして2020年の春、名古屋にまちの本屋さんをつくるべくUターンしました。

TOUTEN BOOKSTOREは、この冬開業予定としていて、古賀さんの想いが詰まった新刊書店です。地域に根付き、毎日通いたくなるような書店を目指し、お店づくりを進めています。

授業では、古賀さんが本に関わる仕事を通じて感じている業界の話や、なぜ本屋さんをつくるのか思いを伝えてもらう時間と、参加生徒の皆さんと理想のまちの本屋の姿を考える時間をつくりたいと思います。

前半では古賀さんとまちの本屋や、本の可能性を感じてもらうようなトークを実施。みなさんにとって本やまちの本屋さんがどのような存在か考えていただきたいです。もちろん、私にとってまちの本屋さんという存在がない方も大歓迎。

そして、後半には、これから生まれるTOUTEN BOOKSTOREをモデルに、参加生徒の皆さんにとっての理想の本屋を考えるワークショップを実施します。みなさんのアイデアが、実際にこの本屋に反映されることもあるかも???
一人一人の思いや発想が次世代のまちの本屋さんを生み出すヒントになるかもしれません。


次世代のまちの本屋さんのことをみんなで考えることで、
より魅力的なカタチでTOUTEN BOOKSTOREが生み出されることはもちろん、
みなさんの本屋さんとの付き合い方、向き合い方について新しい視点が見つかり、
本屋に通うことが楽しくなる1日にしましょう!


<スケジュール> 
15:30 開場・受付開始
 ※特別にTOUTEN BOOKSTOREの出張販売をしております
16:00 授業開始
16:10 自己紹介
16:20 TOUTEN BOOKSTOREってどんなお店?
   これから新店舗を立ち上げる経緯を知ろう
17:00 みんなで考える「新時代のまちの本屋」ってどんな場所?
17:40 みんなの理想の「新時代のまちの本屋」発表
18:00 終了

【授業コーディネーター名】
山田卓哉


【表紙写真】
提供:HIROBA!東海エリアの魅力発掘ウェブマガジン
2021年冬、金山に新刊本屋がOPENする予定です。

どんな本屋さんができるのでしょうか?

「TOUTEN BOOKSTORE」をOPENする予定の古賀詩穂子さんを先生に、その想いを伺い、本屋について考えるワークショップを開催しました。



今回は8人参加でした。参加動機は主に以下のようなものでした。
・本屋さんが好き
・金山に本屋さんができると聞いて、興味を持った
・店舗が減りつつあるいまの時代の本屋さんについて知りたい
本屋さんに興味がある方が多い印象です。

まず、古賀さんから、新刊本屋についてのお話を伺いました。

元々本が好きだった古賀さん。本に関わりたいと思い、大学卒業後東京へ就職。出版取次の仕事、本屋の企画運営の仕事を経験しました。本棚を持てば本を読むようになるはずだと本棚と本をセットで売る本屋、本のカバーを隠して売るブックカフェ、などさまざまな本屋の企画運営を担当して来ました。

今年、本屋をOPENしたい!と思い立ち、地元名古屋へUターン。本屋の数は減っているけれども、まちには本屋は必要だと考えたからです。

「TOUTEN BOOKSTORE」と店の名前を決めました。「TOUTEN」は「読点(、)」のこと。文章を整理したり、息つぎしたり、時にはアクセントとして使われるこの記号の意味合いをかけて、生活の中の読点のような本屋にしたいと思い名付けました。

物件選びに関して、さかさま不動産というサービスを利用しました。不動産を借りたい人の思いをWebページに掲載して、大家さんがその思いに共感すれば契約成立というサービスです。

利用した結果、金山駅南口から徒歩7分のところにある沢上商店街内の2階建ての物件と契約しました。世代を超えた本の交流をしたいとの想いから、沢上商店街は小学校が近くにあったり、地域住民との交流ができたりするため、「まちの本屋」さんをOPENするのには適切だと判断しました。



「TOUTEN BOOKSTORE」は日常使いと特別使いの2つが使い分けられるようにしたいそうです。

日常使いとは、新刊を配置する、入口にカフェを置くということを指します。カフェでは市役所駅の近くにあるQ.O.Lコーヒーさんのコーヒーを提供する予定です。

特別使いとは、店舗限定のものを置いたり、SNS発信に力をいれるなど独自の展開をしていくことを指します。

基本的に店舗は古賀さんのワンオペで回す予定だそうで、1階は店舗、2階は別のスペースとして利用したいそうです。コワーキングスペースやギャラリーのように、目的があって店を訪れる場所を作りたいそうです。

古賀さんの想いを聞いた後、一旦休憩時間。会場となったOMYAGE NAGOYAで提供される予定のあんこだねを試食。とてもおいしいと参加者の皆さんは絶賛していました。

ワークショップの時間では、次の二つのことについてグループで話し合いました。





①「TOUTEN BOOKSTORE」で欲しい機能について
②自分が本屋さんを作るなら、どんな本屋がいい?

みなさんのアイデアを以下に列挙します。

①について

・サブスクリプションを制度にする。
・飲食店の「ボトルキープ」のように、その人自身の本棚を作り、本を取り置きするスペースに2階を利用する。
・本を集中して読めるスペースを作る。
・小学生が本を紹介する場を開いて、親御さんにも足を運んでもらえるようにする。
・お客さんがPOPを作ったり、選書を行う。
・学生さんに対して値引きをする。カフェだと子どもにとっては入りにくいかもしれない。

②について
・名のない作家の本が置かれた本屋。
・本棚を置かない本屋。店員さんがコンシェルジュのように、接客しておすすめの本を提案する。
・本屋、学習塾、親御さんのカフェスペースの3階建ての本屋。
・本棚を手に取る時に工夫があると面白いかもしれない。手に取って引くのでは回して取る本棚があったりするなど。

皆さん活発に話し合いをされていて、いろいろなアイデアが出ました。①については古賀さんが採用するものがあるかもしれませんね。

最後に、古賀さんから本の魅力について話していただきました。

本の魅力は、人生のリハーサルが出来たり、新しい世界を見せてくれたりするところ。古賀さんが本を読んで欲しいと思っているのは、何かもやもやした感情を持っていて、視界を広げたい人。本はそういう人々の手助けをしてくれるはずだとおっしゃっていました。

これで授業は終了しました。物販も同時に行われ、多くの方が本を買ったり、古賀さんとお話をされていたりして、大満足の授業だったと思います。

「TOUTEN BOOKSTORE」は2021年冬にOPEN予定。是非訪れてみたいものですね。



レポート・カメラ:どぅー

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

古賀 詩穂子 / TOUTEN BOOKSTORE

愛知県生まれ。出版取次で勤務ののち、本屋の企画運営チームに転身し上京。2020年春にUターンし、現在は名古屋/金山にて本屋「TOUTEN BOOKSTORE」の開業準備中。本屋に行きたくなるフリーマガジン『読点magazine、』発行人。

今回の教室

OMYAGE NAGOYA

住所:〒453-0016 愛知県名古屋市中村区竹橋町4−1
地図を見る

名古屋駅太閤通口から徒歩4分、築50年のレトロビル「ホリエビル〈NA〉」が2020年冬に新たにオープンするホリエビルPart2(仮)。そのビル一階にあるインディペンデント土産物店“OMYAGE NAGOYA”(オミャーゲ ナゴヤ)。新しい名古屋の「お土産」と出会える空間です。