授業詳細

CLASS


暮らしをつくろう〜ミツロウラップづくりに挑戦!(オンライン)

開催日時:2021年05月30日(日) 14時00分 ~ 15時30分

教室:オンライン開催

レポートUP

先生:畠山 千春 / 新米猟師

カテゴリ:【環境/くらし/コミュニケーション/オンライン】

定 員 :10人

※本授業は参加費として3,300円いただいております。
 大ナゴヤ大学にて授業申し込みと合わせてコチラの購入サイトで
 キットの購入をお願いします。
※申込〆切:5/27(木)迄
※当授業はオンラインで実施いたします。詳細は「教室」を参照ください
自分の手で、何かものを生み出すというのは少し手間かもしれないけれど
手に馴染むお気に入りの一品が生まれて愛着が湧くという点では、
長く使えてちょっぴり心が豊かになる体験だと思っています。

福岡県糸島市で活動する「いとしまシェアハウス」は、
「食べもの・お金・エネルギーをつくる」シェアハウス。
豊かな自然に囲まれた生活や、自分たちで生活をつくるという体験を求めて
年間たくさんの方々がシェアメイトになったり、一時宿泊をするために訪れていました。

そんな中、なかなか都市部と田舎を行き来しづらくなった今
いとしまシェアハウスが街にいながら自給自足を感じてもらおうと、
暮らしのDIYキット定期便「Be」をお届けしています。

「Be」は、いとしまシェアハウスが厳選した「暮らしの手づくりキット」
が毎月楽しめる定期便。
今回、大ナゴヤ大学の授業では、その定期便を教材に身近なものをDIYして
自分だけのお気に入りのアイテムをつくりましょう。


授業ではこれまでの定期便の中でも人気を博した「ミツロウラップ」づくりに挑戦します。
先生はいとしまシェアハウスのお二人。
オンラインで一緒にミツロウラップを工作しましょう!

ミツロウラップとは、ミツバチが巣をつくる時に分泌するミツロウを
布に付着させることでできる天然素材のラップ。
普段は使い捨てするプラスチックのラップを使っている方も多いと思います。
ミツロウラップは水で洗浄できる上に殺菌作用もあるので繰り返し使える
環境に優しいラップです。

作業の合間には質問タイムを設けたり、
お届けしたキットの材料について、パッケージされる前の自然の姿を
覗き見させていただこうと思います。


お届けするキットの中にも布は付属していますが、
自前で準備した布を使ってミツロウラップをつくることもできます。
捨てられないお気に入りの服や生地を使ってミツロウラップにしてはいかがでしょうか?
繰り返し、何度も使えるのでおすすめです。


<スケジュール> 
13:40 受付開始
14:00 授業開始
14:10 先生紹介
14:20 ミツロウラップ作り
15:00 振り返り
15:30 終了

【授業コーディネーター】
山田卓哉
今回の授業は、ミツロウラップをテーマに、福岡県糸島市の「いとしまシェアハウス」とオンラインで繋いでおこなわれました。



先生は、管理者のお二人、畠山千春さん(新米猟師)と志田浩一さん(料理人)です。
過去の授業やフェイスブックで先生とつながりがある方や福岡在住で環境に関して自分のできることを見つけたいと思っておられる方が生徒として参加してくださりました。みんなでゆったりとした時間を過ごしました。



最初に、いとしまシェアハウスの活動を紹介。
東日本大震災をきっかけに、9年前に関東から糸島に移り住み、シェアハウスを始められました。震災で「お金が役に立たない」ことを実感し、買わないと生きていけないことに危機感を覚えたそうです。
糸島市の佐波集落の古民家で6~8人ほどのメンバーさんと一緒に共同生活をしながら、
「食べ物」「お金」「エネルギー」をつくる活動をしています。「食べ物」としては、お米の自給率100%。
更に、野菜をつくり、野草を採り、鶏を飼ったり、魚を捕ったりしているそうです。
「お金」としては、稲刈り体験、鶏をさばいて料理する体験等を実施しました。
大学や企業と提携した体験活動も実施しています。
集落内の農家とも連携しているそうで、前日(5月29日)には、農薬を使っていない甘夏を収穫する企画をしたそうです。
まちの人に、集落の棚田や果樹園のオーナーになってもらう制度もあります。
「エネルギー」としては、大工さんがオンドルを作り、床暖房に活用しています。
太陽光パネルを設置し、昼間の電源の多くを賄っているそうです。
できるだけこの土地にある資源を利用し、土地の人々とつながりながら、必要な能力や人材は、短期・長期の共同生活を営むという形で各地から集める、といった取り組みなのだそうです。



「蜂のいる暮らし」はそういった取り組みの1つ。
養蜂場で飼われているミツバチには、2種類があります。セイヨウミツバチは、家畜なので、餌を与えないと冬越しできないそうですいとしまシェアハウスで飼われている二ホンミツバチは、野生のミツバチなので環境が気に入らないと逃げてしまうこともあるそうです。草を刈ったり、屋根を付けたり、住みやすい環境を作ることが大切です。
二ホンミツバチは、1年に1度しか採蜜できない場合が多く、ハチミツの収量は少ないのですが、「百花蜜」という言葉があるように、良質のミツが採れるそうです。
5月くらいに、分蜂という行動が見られます。新しい女王蜂が生まれると、前にいた女王蜂が(半分ほどの働き蜂を連れ)群れをつくって移動します。新しい巣になる場所を見つけるまで、軒下あたりにかたまっていたりします。ハチミツをおなかに貯めてから移動するので、この時に人を刺すような行動はまず無いそうです。



いとしまシェアハウスのハチの巣は、重箱式と言われる木箱を積み上げたものです。上の部分に蜜を貯めているので、採蜜時は、上を切り取って取り出します。最初に垂れる蜜が一番ピュアでおいしいらしいです。その後は絞って蜜を取り出します。
(蜂がいない状態の)取り出したハチの巣にかぶりつくことも可能なのだそうです。
なお、分蜂してできたばかりの巣は、翌年の採蜜になります。
そして、ハチミツを絞ったら、残りカスを使ってミツロウを作ります。



さて、ここからが、ミツロウラップ作りです。
生徒の皆さんには、あらかじめ材料が届けられています。
思い出のTシャツをカットして使ってみるという参加者もありました。
授業当日は、オンライン上で先生と一緒に作ってみるという試み。

思っていたよりミツロウラップが器にしっかりくっつくのがわかりました。器をひっくり返しても落ちないのは感動モノでした。

ミツロウラップの利点は、末永く使えるというだけではありません。抗菌性もあり、食品が傷みにくくなる効果も期待できます。また、通気性があるので、パン生地などの発酵している食品の上にラッピングしても問題ないそうです。




最後に、シェアハウスの中をオンライン見学させていただきました。
「大工・イン・レジデンス」という制度があり、大工の方と暮らしを共にし、廃材でものづくりしています。古民家をリノベーションした話や作物を干している様子を見学。そして、今回のミツロウの原料をつくっているハチもこのシェアハウスではシェアメイトとして、接しているそうです。

いとしまシェアハウスでは、くらしのDIYキット「Be」を販売しています。
毎月様々なキットが届く制度もあります。
これまでに、海水から塩を作る、藁を使って天然の菌を使った納豆を作る、
野草茶を作る、大豆から豆乳を作る、などがありました。
次回はヨモギソース作りの予定だそうです。
届けるキットに合わせて実演する、オンラインワークショップも開かれています。
発酵食品のキットなど、生徒の皆さんも関心が高そうだったので、また大ナゴヤの授業としても取り上げてほしいと思います。



私は、何でも手間をかけるのは面倒って、ついつい思ってしまいます。、
そして、使い捨ては楽とか思ってしまいがちですが、そういった生活を見直してみる必要があるな、と思いました。
使い捨てでなくても衛生的に使えるものもあることが知れて良かったです。
オンラインなので実際に行ったわけではありませんが、
しばし、ごちゃごちゃした普段の生活を忘れて、実際にシェアハウスで過ごしている気分も味わえました。
いつか、実際に訪問できる日を願っています。

レポート 三宅由美子

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

畠山 千春 / 新米猟師

3.11をきっかけに大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、自分の暮らしを自分で作るべく活動中。2011年から動物の解体を学び、鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩りを始めながら、獲物の皮なめしなども行う。 現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。 2014年に木楽舎より『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』を出版。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。 ▼ちはるの森 ▼いとしまシェアハウスfacebookページ ▼いとしまシェアハウスのウェブサイト

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