大ナゴヤ大学

授業詳細


レポートUP

少女漫画偏愛論2 「かわいい」は世界を救う?


カテゴリ:【カルチャー】
定 員 :30人

参加対象:どなたでも
開催日時:2016年09月10日(土) 10時30分 ~ 12時00分
教室:名古屋テレビ塔 3F会議室
先生: 兼岩 孝 / 昭和土木株式会社 理事 
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・参加費として1,000円を頂戴します。※ワンドリンクつき
昨年9月に話題を呼んだ、少女漫画おじさんの授業が帰ってきます!

講師は、少女漫画を愛して40年、日本のサブカルチャーとともに人生を歩んできた兼岩先生。
キラキラと目を輝かせて少女漫画を語る姿は乙女そのもの!少女漫画はもちろん、
アニメや映画に小説まで、先生の守備範囲は限界を知りません。
前回の様子はこちら

今回のキーワードは、日本のポップカルチャーとして世界的に発信されている「かわいい」。
清少納言の時代から、日本人はかわいいものが大好き。少女漫画を中心に、「かわいい」の本質に迫ります。
漫画にとどまらず、国民的アニメや、おなじみのキャラクターたちもたくさん登場!先生ならではの視点で「かわいい」を語り尽くします。
たとえば…
・「たれパンダ」と「りらっくま」に見る「かわいい」の地域格差
・キティちゃんはかわいい。スヌーピーはかわいい?サザエさんやドラえもんは?かわいいって何?
・少女漫画に見る恋愛論~優しい男の末路~

かわいいものが大好き!という方はもちろんのこと、かわいいものに飛びつく人の気持ちが分からない…と思う方もぜひ!

先生の講義は、ジャンルも時代も超えて、恋愛、友情、スポーツ、魔法にSF…非日常の世界を飛び回ります。
前回の授業で「漫画はほとんど読まないんですけど…」という生徒さんたちまでも虜にしてしまったその世界、ぜひ体験してみませんか?

最後に、先生の名言を…
「少女漫画やSFは、趣味ではない!すでに私の人生だ」

【スケジュール】
10:00 受付開始
10:30 スタート
 ★私が少女漫画を愛する理由
 ☆「かわいい」を再定義する
 ★ところ変われば「かわいい」も変わる
 ☆「かわいい」は少女漫画の前提条件
 ★「かわいい」の派生概念 きもかわ、ぶさかわ…
 ☆「かわいい」の裏切り
 ★みなさんの好きなもの教えてください
 その他いろいろ語っちゃうよ~
11:50 記念撮影&アンケート
12:00 解散

授業コーディネーター
屋木紗也加

兼岩 孝 / 昭和土木株式会社 理事

1955年1月15日 名古屋市内で生まれる。ちなみに、1月15日は「エースをねらえ」宗方コーチの命日。私が宗方コーチの生まれ変わりと称せられる所以である。 ・小中高と楽しく、幸せな学校生活を送る。 ・その後、大学受験には山ほど失敗! ・東京で2浪目の下宿生活を送っている最中に、萩尾望都「ポーの一族」に出会い、人生が変わる。ここから少女漫画漬けの生活となる。 なぜか大学にすべりこみ、「SF研兼漫研」を立ち上げる。同人誌を創ったり、コミケやコミカで同人誌を売ったり、社会人1年目で日本SF大会のスタッフに潜り込んだりする。この頃、名古屋に最後まで残った貸本屋「ネオ書房」で少女漫画の研究に励む! 社会人としては、名古屋市内で橋を造ったり、トンネルを掘ったり、自転車を整理したり、ホラを吹いたり、色々と文句を言われたり・・・役人(土木屋)をしていました。 ・めでたく還暦を迎え、市役所を退職。栄にある「オアシス21」の管理運営業務を経て、現在は土木会社の理事として活躍中。

今回の教室:名古屋テレビ塔 3F会議室

住所:住所:名古屋市中区錦3-6-15先

TEL:052-971-8546
※最寄駅:地下鉄名城線・東山線「栄」下車3番もしくは4番出口を上がって徒歩3分
      地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅下車南改札を出て4B出口を上がってすぐ


地図を見る

(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。
 授業内容やご参加日程の変更・お子様の参加人数追加につきましては、
 大ナゴヤ大学までお尋ねください。
TEL:070-5459-8213(代表)
 E-mail:dai-nagoya@univnet.jp)

場所は栄テレビ塔内の会議室、開催時期は大ナゴヤ大学7周年特別授業という最高の環境の中、この授業は始まった。「少女漫画偏愛主義2」、漫画大好きおじさん、再びの登壇である。
(前回の様子はこちら

まずはご挨拶とばかりに持参して頂いた漫画本。聞いたこともないレアな漫画本が出るわ出るわのお祭り騒ぎである。そのひとつひとつを、目を輝かせながら熱弁する先生。全部読んでみたい思いに駆られる。



そして授業開始。この授業らしく、好きな漫画も含めての自己紹介から始まった。講師の名前は兼岩孝さん。元々本好きだったのが、萩尾望都の「ポーの一族」を読み、その衝撃的な面白さに感動し、どっぷりと少女漫画にはまり、「かわいい」を探求しているそうだ。ちなみに今日の先生の下着はモンスターズインクのプリントがされているらしい。さすがである。



参加者の自己紹介。年代や性別に関わらず、好きな漫画が被っていたりすると何故か嬉しくなる。



みなさん、「かわいい」と普段何気なく言葉にしたり聞いたりしているが、そもそも「かわいい」とは何を指す言葉なのだろうか?様々な観点から先生の考えを辿る。

「ゆるさ」:アメリカでは、PUFFYが「かわいい」と大ブレイクしている。PUFFYはご存知の通り、「ゆるい」。見た目や歌など、とにかく「ゆるい」。しかし、その「ゆるさ」がアメリカからすればとても新鮮で、それがかわいいと受け入れられたそうだ。ゲームの飛び出せ動物の森なども、あの作中の「ゆるさ」がかわいいと大ヒットしている。

「多様性」:男女間での認識のズレ。女性が思う「かわいい」と男の思う「かわいい」は必ずしも一致しない。年代によってもズレる。また「エロかわ」「ブサかわ」「グロかわ」「キモかわ」などといった新種も次々生まれ、かわいいの収集がつかない。

「歴史」:漫画やアニメにおいては手塚治虫の「ひょうたんつぎ」や赤塚不二夫の「うなぎ犬」といった、キャラのデフォルメ化もかわいいし、クリーミーマミやピンキーモモといった「正統派のかわいさ」も見逃せない。そして年代が経てばセーラームーンやうる星やつらのラムちゃんが出現していき、かわいいと受け入れられている。ちなみに、漫画などで登場する「かわいい男キャラ」。優しいと言い換えてもいいが、そういったキャラは大抵女性にフラれるそうだ。実に興味深い点である。

「ギャップ」:一見かわいい絵柄や作風に乗せて、表現したいものを届ける。「魔法少女まどかマギカ」などが最たる例である。最初はホンワカした、いかにもかわいい作品と思わせて一気に落とす。登場キャラが残酷に殺されたり恋愛の泥沼で気がふれたりととにかくエゲつない内容である。それが作風のギャップとの相乗効果でより鮮明に、より驚きをもって表現されている。また、絵本の世界にもそれは言えることで、かわいらしい絵や可愛らしい文体に乗せてメッセージを伝え教育の役に立っている。小さい子がより楽しく、より分かりやすく学ぶことができる。


最後に、じゃあ結局「かわいい」とは何のことなのだろうか?それは、人によっても、国によっても時代によっても異なるが、何にでも当てはめることのできる「魔法の言葉」なのではないだろうか?
もちろんこれらはあくまで一個人の意見であるし、またこの先変化もしていくだろう。

この授業を終えて皆、改めて「かわいい」の意味を見つめ直したように思う。私も、これから「かわいい」と言われているものをただ「かわいい」と感じるのではなく、ここがこうだからかわいい。と明確に感じていきたい。



レポート:寺西 貴雄
写真:河津 一輝

※写真をクリックすると拡大します。


 

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