授業詳細

CLASS


40歳からの人生のはじめ方〜ラジオナビゲーターがコーヒースタンドのオーナーになるまで〜

開催日時:2019年05月28日(火) 19時30分 ~ 21時00分

教室:MITTS COFFEE STAND

レポートUP

先生: 小林 拓一郎 /

カテゴリ:【コミュニケーション】

定 員 :25人

参加費:1,000円+ワンドリンク
興味はあるけど、どうせ自分には…
今から新しい事を始めるのも大変そう…

と諦めたことはありますか?

今はインターネットが発達し、誰でも簡単に何かを始められる時代になりました。
逆に、始める前に色々な情報が見えてしまって、挑戦をしなくなったこともあるのではないでしょうか?

「ラジオナビゲーターがコーヒースタンドのオーナーに」

今回先生としてお呼びする方は、今までお店の経営とは程遠い場所にいた方です。
40歳を迎える今年の3月、コーヒースタンドのオーナーになるという挑戦を始めました。

しかもお店は全て知り合いの協力なのだとか。
本人ですら全く予想していなかった事がどんどん実現しようとしています。

ラジオナビゲーターとしてではなく1人の人間として、
どんな風に人と関わり、何が彼の挑戦を後押しし、なぜ周りが惹きつけられるのか、そして実現する秘訣とは?


興味はあるけど、どうせ自分には…
今から新しい事を始めるのは大変そう…

そんな弱気な自分を吹き飛ばす夜にしましょう!

お互いが挑戦すること・興味あることを応援する場にしましょう!
自分も今から始められるかも!と思ってもらえるはず!

<スケジュール>
19:15~受付
19:30~トークタイム
21:00終了予定
(22:00閉店予定)


授業コーディネーター名:堀場百華

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FAAVO名古屋栄との取り組みについてはこちらをご覧ください。

FAAVO名古屋栄コラボでチャレンジ中のプロジェクト
「遊び方改革」の実験場としてのコーヒーショップをはじめたい!
名古屋のZIP-FMのラジオDJや、
プロバスケのシーホース三河のMCでもある
“コバタクさん”こと小林拓一郎さんに、
先生としてお越しいただきました!




名古屋での人気は絶対的!
この授業は参加申込み開始数日で、
定員いっぱいになりました。
もっとたくさんの方にお越しいただきたい
気持ちもありましたが、ぜひこちらのレポートで
お伝えできればと思います。

授業タイトルは“40歳からの人生のはじめ方”。
このタイトルに興味を持っていただいた
同世代の方が多く、
「自分もチャレンジしてみたい」
「チャレンジしている人の話を聞いてみたい」
など、様々な声が聞かれました。

さて、授業は、仕事に追われて
忙しい日々を過ごしていたコバタクさんに訪れた
転換期のお話からスタートしました。



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ZIP-FM25周年の年、
コバタクさんは朝のラジオ番組を降板となります。
「もっとやりたいのに」
「まだまだこれからなのに」
「なぜ自分で重要な選択の機会を選べないのか・・・」
理不尽な感情が湧き上がります。
さらにそんな中、追い打ちをかけるように父親が他界。

そんな時、ある思いが芽生えます。
「“身を粉にしていたもの”や
“人生”も急に終わるかもしれない」
「一瞬一瞬を大事にしたい」
これらは“亡くなった父親からの
メッセージかもしれない”、
そう感じるようになりました。

コバタクさんには、昔から大きな夢がありました。
それは、“地域の子供たちが集まれる”
“いつでも好きな時にバスケができる”
“アメリカのような風景のある”、
そんなバスケットボールの
ストリートコートを作ること。

遺産である広大なぶどう畑で
それを実現できないか・・・?

しかし、いざコートを造るとなると、
莫大な費用がかかります。
それでも、過去からの夢が胸にあり、
落ち込んでいる母親を元気にしたい
という気持ちも重なり、決断します。



この決断を母親に伝えます。
一時はかなり驚いた様子でしたが、
後日電話で「やってみよう!」と笑顔の回答。
それが、コバタクさんの新たな挑戦、
ストリートコート造りのスタートとなりました。

ストリートコート造りを開始!

ぶどう畑の土地を整備するのは、
骨の折れる作業が続きます。
そんな様子をSNSで配信していたところ、
どんどん反応してくださる方たちが出現!

ボランティアの方が集まってくださる中、
造園屋さんからも連絡をいただきます。
それまで大変苦労していた作業を、
無償で請け負ってくださいました。

その造園屋さんは、
「バスケのことはわからないけど、
豊川、地元に貢献しようとする気持ちに
共感したんだ」と。

このようにして、アメリカの映画
『フィールド・オブ・ドリームス』にちなんだ
“『フィールド・オブ・ドリームス』プロジェクト”
が始動しました。

さて、ストリートコートの工事は
順調に進んでいるものの、
いざコートが立ち上がったら管理人が必要です。
“さてどうするか?”考えます。
そこで思いついたのが、
コートの横にはカフェも併設して、
そこのお店で働くスタッフに
コートの管理もお願いすること。

しかし、コートを造るためにかかる費用もある上に、
そもそもカフェ経営の経験もない、
成り立つのだろうか?
そこで、野立て看板で広告収入を得ることを画策。
田舎で広告を出してくれる人がいるかどうか
不安もある中、またまた地元の企業の方々が
協力してくださることに!
地元の方々の温かさに心打たれます。

さらにそんな時、
ポートランドの思いを込めたビルを設計した
建築家の浅井さんに出会います。
そのビルを紹介されるのですが、
コバタクさんは一目惚れ!

また、浅井さんの
「自然と人が集まる場所にしたいな」
「このビルにコーヒー屋さんが欲しいな」
というつぶやきを聞きます。

さっそく知り合いの
『MITTS COFFEE STAND』店長の阿部さんを紹介。
浅井さんはすぐに阿部さんと連絡を取り、
お話をされました。
するとその晩、阿部さんから電話があり、
「折り入ってお話があります」と。



「カフェのオーナーになってもらえませんか?」
コートだけでも大変、しかしこれはチャンス!!

名古屋にお店があれば、
いずれやる豊川のストリートコートとの
「ハブ」にできるんじゃないのか?
しかも、浅井さんがビルに込めた思いを実現できる!

これまでのいろんなことがひとつに繋がり、
回りだしました。

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コバタクさんがこのお話から伝えたかったのは、
・人とのご縁や出会いを大切にすること
・人生がいつ終わるかもわからないため、
その瞬間を大切にすること

“カフェ経営のド素人”であったコバタクさんは、
周りにいる人を大切にしていないと
こうはならなかったなと思う瞬間が多々あったそうです。
阿部さんとも5年以上の付き合いの中で、
“ここ名古屋を面白くしたい”
“愛知県を面白くしたい”というコバタクさんの思いを
感じてくれていたんだろうと。

「過去、名古屋って面白くないなと思っていたけど、
結局はそれは自分が悪かった。
“自分たちの街を自分たちで面白くしようぜ”
と思って、自分たちで動き出したら、
みんなが協力してくれた。」



さらに、コバタクさんの言葉は
下記のように続きます。

「気になったらすぐに行けばいい!
そうしたら、人のご縁はついてくる」

「気になったら会いに行く、
気になったら行ってみる」

「逆にすぐに動かないと、
消えてしまうものなんだなと、
コーヒースタンドの件でとても学んだ」

「気になったこと・やりたいことを
行動に移すか移さないかで、
真逆の結果が生まれる」

「特に、すぐに動けることはぜひやってもらいたい。
何かをやりきってもらいたい」

そして、何を成し遂げるためには、

「“夢を見たい”と思うことが大事」

「本当にやりたいことを放棄していると、
自分のやりたいことを見失うことになる。
この瞬間でしか共有できないものがあり、
そこで何かが生まれているはずなので、
何か一歩踏み出して欲しい」

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質疑応答の中で、夢を実現することについて、
お話をいただきます。



「必ず実現すると信じて、明確なビション、
具体的な絵を思い描くこと。
どういう人がいて、どういう様子か・・・。
どんどん周りの人・具体的な場所を思い浮かべて、
ひとつひとつピースをはめていくと、
自ずと行動が決まってくると思う。

夢を実現する過程では、
お金や仕事など、様々な壁があります。
しかし、壁が多すぎると人は
実現しないと思ってしまう。
そうすると、どんどん夢を下げてしまって、
結果的にやりたいことがわからなくなってしまう。
でもそんなふうになってしまったら、
ポジティブな意味で生きている意味がない。

自分がいなくたって世の中は回る。
じゃあ自分とは・・・?
やっぱりやりたいことをするために、
生きているんだ、と思う。



まずはみなさんもいろんな条件(壁)を
取っ払って、ビジョンを考えて欲しい。
そうしたら、ビジョンが具体的になってくるはず。
じゃないと思考停止してしまうから。

まず行動して欲しいと言ったのは、
能動的になって欲しいということ。
言われたからやる、というのはやめたい。

例えば、好きなバンドがいたなら、
すぐにコンサートに行ってみて欲しい。
行かないとメンバーの誰かが
やめてしまうかもしれない。
チャンスを失わないために、すぐに行動して欲しい。」

そして、人との出会いの大切さについて。

「これまでの自分が“人に与えられるカード”、
それを意識している。与えていれば、
勝手に与えてもらえるようになる。
Give and Takeとはよく言いますが、
令和はGive and Giveの時代。
そんな人達に人が集まる時代になっていくと思う。」



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最後に、コバタクさん自身の
夢を教えていただきました。

“ストリートコートで鬱陶しがられるくらいの
ジジイになりたい。”





レポート:浅田 聡磨
写真:あいざわけいこ

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

小林 拓一郎 /

名古屋のZIP-FMというラジオ局で喋りながら、シーホース三河のMCもやり、ポートランドのツアーも企画してやってます。

今回の教室

MITTS COFFEE STAND

住所:〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦2丁目8-15 錦三輪ビル1F
地図を見る

名古屋市中区の小さな喫茶店です。そこそこ美味しいコーヒーと、自家製食パンで作るサンドイッチ、マフィンやキッシュで一息ついてほしくてお店を開きました。