授業詳細

CLASS


神様に捧げる問題〜尾張藩の和算と算額の歴史〜

開催日時:2023年01月09日(月) 10時00分 ~ 11時30分

教室:名古屋城本丸御殿 孔雀之間

先生:深川英俊 / 愛知県立明和高等学校講師

カテゴリ:【城子屋/歴史・文化】

定 員 :35人

※本講座は、名古屋城主催の「城子屋」プログラムです。
※参加費:500円(別途名古屋城入城料500円が必要)
※名古屋城本丸御殿ミュージアムショップ前で受付します。
※2023年1月6日(金)12時00分まで先着順でお申し込みを受け付けます。
名古屋城とつくる学びの場「学びでつながる城とまち。城子屋」。
これまで約400年前の名古屋城築城時、そして平成の本丸御殿復元でも用いられた木曽・裏木曽の木材、木が育つ森を守ってきた山守について、金鯱の由来、かつて城内にあった庭園の存在など、さまざまな題材を取り上げてきました。

講師を務めるのは、名古屋城や尾張藩にまつわる、歴史、技芸、教育、文化などを研究する人や、伝統を受け継ぐ人たち。
名古屋城の調査研究に携わる現役学芸員が、考古学の専門家の立場から名古屋城について解説する講座もあるなど、登壇する先生によってテーマも内容もさまざまです。
本丸御殿・孔雀之間で、名古屋の「城」と「まち」について学びを深めていきましょう。


今回のテーマは“和算と算額”です。
和算は江戸時代の日本で発展した独自の文化です。私たちが学校で学んできた算数や数学とは異なる、算術を一種のエンターテインメントとして楽しみ、探求する動きが日本各地で起きました。庶民も親しんだという和算。問題を考え、解くことを多くの人が面白がる文化とはどのようなものだったのでしょう。尾張藩藩校「明倫堂」での営みを中心に、その歴史をご紹介します。

また、和算を探究した学者たちは、自身の考えた渾身の問題を額にして「算額」として神社に奉納してきました。尾張藩でも熱田神宮などへ算額を納める風習があったそうです。“和算の問題”といっても、テストのようなお堅いイメージではなく、その表現方法は実に多彩。美しい幾何学模様が映えるもの、絵画と組み合わさったもの。さまざまな算額も目にしながら、江戸の人たちが和算を楽しんだ様子を想像できる講座です。

お話をいただくのは、日本の算額研究の第一人者である深川英俊さん。愛知県の高校で教鞭をとりながら、和算や算額の歴史を突き詰めてきました。著書『聖なる数学:算額』(2010年)は、各国の研究者から高い評価を受けています。深川さんの長年の研究成果から、奥深く興味深い和算の世界を一緒にのぞいてみましょう。

「数学は苦手だったなぁ」という人もまったく問題ありません。むしろ、和算の歴史を通して、数学へのイメージが変わると思いますよ。

【スケジュール】
9:30 受付
10:00 講座開始
11:30 終了

主催:名古屋市(名古屋城総合事務所)
運営:大ナゴヤ大学

【城子屋】
かつて「寺子屋」が、読み書き算盤を学ぶ地域に開かれた場であったように、名古屋城をまちに暮らす人たちの学びの場とするプログラムです。城やまちに関する知識を深められる、老若男女誰もが参加できる場をつくります。

【過去開催した講座】
・尾張名古屋で磨かれ続ける柳生新陰流の技 〜第二十二世宗家が語り、魅せる剣術文化の極意〜
https://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/609

・殿さまの御庭 ―名古屋城二之丸御庭と下御深井御庭―
https://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/632

・御深井丸に佇む古代の石造物 ―団原古墳石室と河内飛鳥寺塔心礎―
https://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/640

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先生

深川英俊 / 愛知県立明和高等学校講師

1943年福岡県生まれ。1966年より愛知県にて高校教員として勤務。教壇に立つかたわら和算・算額の研究に取り組む。1996年、ブルガリア科学アカデミーの博士号(理学・数学)を授与。和算・算額研究者として国内外で広く知られる。『聖なる数学:算額』(2010年)、『折り紙の数学』(2002年)、『日本の数学と算額』(1998年)など著書も多数。

今回の教室

名古屋城本丸御殿 孔雀之間

住所:〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1−1
※教室は和室です
地図を見る

徳川家康の命によって建てられた、尾張徳川家の城・名古屋城。その一角をしめる本丸御殿は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615年(慶長20)に完成。1945年(昭和20)、空襲により残念ながら焼失し、永らく復元が待ち望まれてきました。幸いなことに、江戸時代の図面や記録、昭和戦前期に作成された実測図、古写真などが残されていたため、2009年(平成21)から復元工事を開始。第一級の史料をもとに、他では類を見ない正確さで忠実に復元を進めてきました。2018年(平成30)には、江戸幕府将軍家光の宿泊のために建造された最も格式が高い「上洛殿」や「湯殿書院」が完成し、その優美な姿を公開しています。