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「浅野祥雲作品再生プロジェクト」第5次修復活動

2011年08月30日(火) 21時09分

B級スポットとして知る人ぞ知る五色園(日進市)。野ざらしで展示される100体以上のコンクリート像は、昭和初期に名古屋の仏師・浅野祥雲氏により作られたもの。同プロジェクトは、自称“日本唯一の祥雲研究家”、フリーライター・大竹敏之さんが発足したボランティア活動で、10月15日(土)・16日(日)に現地にて第5次修復活動を実施します。誰でも自由に参加できます。詳細は下記サイトをご参照ください。
http://www.days.ne.jp/chinmeisho/event/

今回の修復場面は「夜盗耳四郎 聞法の場」の11体。
この場面は、昭和9年に開設された当時のカラー写真が唯一現存し、
今回はオリジナルカラーに準じた塗りなおしを行います。
五色園をはじめとするいわゆるB級スポットは、
世間一般からほとんど正当な評価を受けず、記録もほとんど残っておらず、
放置され、笑いのネタにされながら
朽ち果てるのを待つばかりという場所がほとんどです。
そんな中で、創設当時のオリジナルの姿を再現しようという今回の修復は、
創設者の意図や、施設の開設当時の立ち居地にも光を当てて
現代に蘇らせる意義ある取り組みだと考えています

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