授業詳細
CLASS
「Think チタ!」 知多半島の魅力をみんなで考えよう。
~知多半島だから学べること、学びたいこと~
開催日時:2011年04月30日(土) 13時00分 ~ 16時00分
教室:常滑クラフトフェスタ2011 デザイン棟 3F(旧常滑高校)
レポートUP
先生:
鈴木謙太郎 & NUTSメンバー / 自転車で遊ぶのが好きな人
カテゴリ:【まちづくり/知多半島】
定 員 :20人
※2.昼食をすませてからご参加ください。
※3:途中の入退場はご自由となります。(食事・喫煙などは別所にて行って下さい)
「まちじゅうがキャンパス」、「誰もが先生」を合言葉に大ナゴヤ大学を取り組む過程で、
知多半島エリアの方々と様々な接点ができました。
アドバイスや寄付をいただいたり、期待の言葉をかけていただきました。
昨年開催された「常滑クラフトフェスタ」では、「前夜祭」としてシンポジウム「トココー跡地を考える 大ナゴヤ大学からの提案」の機会をいただき、「知多半島エリアが『学び』を通じてつながる場に」と、大ナゴヤ大学開校後の事例や市民活動の広がりを説明させていただきました。
今年、4月29日~30日開催の「常滑クラフトフェスタ2011」会場で特別授業を実施させていただく運びとなりました。
その名も、、「Think チタ!」。
知多半島エリアで頑張っている多様な方々とともに、知多半島の魅力や課題を持ち寄り、「知多半島だからだから学びたい、学べること」を皆で考える第一歩をつくろう、という公開ワークショップを開催し、ワークショップ参加者と一緒になり知多半島の魅力を考えます。
知多半島エリアに関わる全ての人が、「チタ」について話をすれば、きっと何かが変わるはず。
私たち「大ナゴヤ大学」と学生の皆さんが参加することで、「ナゴヤ」と「チタ」がより顔の見えるつながりとなることを期待して、当日のワークショップを「特別授業」として公開致します。
後半には、学生として参加いただく方々も、車座となった参加者のテーブルや周りに入り、ワイワイ・ガヤガヤと、そしてオープンな雰囲気でお互いに「知り合い」ましょう!
この「Think チタ!」を通じて、「知多半島で学びの場をつくるとしたらどんなもの?」という
問いを投げかけることで、これからの活動につながる「きっかけづくり・つながりづくり」の化学反応が生まれたら、と大ナゴヤ大学は期待しています。
【会場】
常滑クラフトフェスタ2011会場 デザイン棟 3F (旧常滑高校)
【授業の流れ】
12:45 開場
13:00 開演 ~趣旨・プログラム紹介
13:05 「Think チタ!」検討準備会よりご挨拶、メンバー紹介
13:10 ワークショップ参加者自己紹介
13:30 ペアワーク「知多半島だから学びたいこと、学べること」
13:40 オリエンテーション「大ナゴヤ大学の活動事例」
14:00 ~休憩~
14:20 参加者が6チームに分かれワークショップ開始(見学の皆さんは自由に見学)
15:00 各グループ結果発表
15:15 あとがき シェアリング
16:00 終了(予定) ※状況によっては延長する事があります。
【ご出演決定者】 五十音順 敬称略 ※随時更新
赤崎 雅朝 中部国際空港株式会社 地域連携担当
伊奈 幸洋((有)丸安 代表取締役社長)
今津 悠見(株式会社アグメント 「知多美人そば」)
榎本 紗也(株式会社ENO エチオピアのフェアトレード靴ネット販売「soleRebels」)
大塚 めぐみ(知多地域成年後見センター事務局員)
江口 誠(MACO)(ミュージシャン、MC。「MACO a.k.a. SweetLover」として活躍中)
空閑 省子(twitter「遊び塾~知多半島に大学を作ろう!」呼びかけ人)
久野 尚美(東京、ハントコcafé 店長)
久米 誠治(愛知県知多市をTwitterで楽しく・元気な街にしよう!メンバー)
澤田 薫 (澤田酒造「白老」 蔵元見習い中)
神野 悦夫(美浜町竹林整備事業化協議会「モリビトの会」事務局長)
鈴木 啓介 (知多半島映画祭実行会 代表)
鈴木 俊弥(日間賀島 漁師 干物製造)
鈴木 ひとみ(日間賀島の主婦)
鈴木 雄三(ライフセイバー、常滑)
竹内 裕介(LINKA 知多半島ポータルブログコミュニティ「チタイル」主催)
田邊 秀紀(ボナペチカンパニー合同会社 代表)
辻 孝二郎(INAXライブミュージアム 館長)
遠山 敦(画家)
遠山 光嗣(新美南吉記念館 学芸員)
原 亜也子(東邦ガス㈱ ガスエネルギー館 館長)
松見 直美(NPO法人 半田市観光協会)
ムーサ・サラー(ニジェール人 常滑市在住 幼稚園教師)
中村 和也(グリーンエイチ 代表 「たいようの広場」)
中山 るみ子(日間賀観光ホテル 女将)
安井 誠一(矢勝川の環境を守る会阿久比地区会 代表 彼岸花の植栽)
山上 遊 (㈱Lixil 旧㈱INAX 社員)
吉田 雅彦(株式会社エヌ・エフ・ユー(日本福祉大学 教育デザイン室)
TAFF(武豊アニメーションフィルムフェスティバル)企画)
東海市在住高校生(常滑高校 生徒会長) 原田彩名(はらだあやみ)
常滑市在住中学校3年生 竹本勇汰(たけもとゆうた)、稲葉直也(いなばなおや)
松永 高彰 (大ナゴヤ大学 長者町ゼミ 委員長)
秦 理恵(大ナゴヤ大学 食ゼミ リーダー)
谷 亜由子(大ナゴヤ大学 企画統括/授業コーディネーター)
森田 和美(大ナゴヤ大学 授業コーディネーター/名駅経済新聞 編集長)
大野 崇明(大ナゴヤ大学)
蔦木 伸一郎(大ナゴヤ大学)
運営: 「Think チタ!」検討準備会
協力: 常滑クラフトフェスタ2011 実行委員会
※「Think チタ!」検討準備会は、下記のメンバーによって構成されています。(敬称略)
岩間 貴司(東海市役所 環境経済部 商工労政課)
江口 誠(MACO)(ミュージシャン、MC)
川部 竜士(日本福祉大学 研究・教育連携部 研究課/社会連携課)
辻 孝二郎(INAXライブミュージアム 館長)
辻本 哲朗(愛知県職員)
中村 和也(グリーンエイチ 「たいようの広場」)
中山 幸彦(日間賀島観光ホテル)
松見 直美(NPO法人 半田市観光協会)
大ナゴヤ大学 スタッフ
※当特別授業は、「常滑クラフトフェスタ2011」内で開催する、大ナゴヤ大学特別授業です。
その一角で、大ナゴヤ大学の「Think チタ!」特別授業が始まります。
これは、昨年度の常滑クラフトフェスタに大ナゴヤ大学が関わったご縁で生まれたもの。
検討準備会を中心に事前準備を重ね、今日の授業開催に至りました。
知多半島で活躍されている31名のワークショップ参加者に加え、授業申込者、当日参加者あわせてなんと50名以上に!
のべ参加人数を数えると100名以上に。老若男女たくさんの方々が集まってくださいました。
何が生まれるんだろう?どんな化学反応が起こるんだろう?わくわくしてきます。
まずは辻館長をはじめとした検討準備会の方々からご挨拶。
つづいて恒例の30秒自己紹介!30秒ぴったりで話す中学生、早口で喋っても時間切れになってしまう方…。一気に場が和みます。
その間にもどんどん見学者の方は増えていきます。
そしていよいよワークショップ。「チタ半島だから学びたいこと、学べること」について3分間の個人シンキングタイム。
各々、知多の魅力を考えていきます。すぐにさらさらと書いていく方、じっくり考える方…どんな意見が出てくるでしょうか?
司会のMACOさんからは「知多半島は田舎すぎず都会すぎず、自分にとってちょうどいい場所。けれどまだまだ知らないことばかり。今日は知多半島のことを一緒になって教えていただきながら考えていきたい、学ぶ機会になれば良いと思っています」とのコメントをいただきました。
さあ、見学者の方も交えてペアになって意見交換タイム。持ち時間は1分半、その間はじっくり相手のお話を聞きます。
ざわざわ、ドキドキ…笑顔が見えてきます。
まずはお隣の方とペアを組んで。はじめましてのはずなのに、話がはずむ弾む。つづいて違う方ともう1セット。
最後に30秒自己紹介を聞いて「この人と話したい!」と思った方を捕まえてペアを組みます。
ペアが見つからないとスタートしないよー!との学長の言葉に、みなさん自分から動き出す!
その様子を見て、何やってるんだろう?と入口にも人が集まってきました。
入口のマップに、知多半島の魅力を紹介する付箋も次々と貼られていきます。
話は尽きず、どんどん笑顔があふれます。「終了ー!」の声でもなかなか止まらない。
改めて、みなさんの知多半島への愛情を感じます。
「このペア対話を通じて、知多半島をより自分ごととして考えていただけたでしょうか?」
次に学長からちょっと御挨拶。学びの場の事例のご説明を行いました。大ナゴヤ大学には子供から大人まで2200名以上の学生が登録しており、授業は基本無料です。まちづくりにかける想いやこれまで実施した授業を紹介していきます。
ここ知多半島ではどんな授業が生まれるでしょうか。
さて、休憩を挟んだ後、今度は6つグループに分かれてワークショップ形式のディスカッション。
最後にはチームの意見をまとめてプレゼンしていただきます。準備ができたら”Think チタ”タイムスタート!
知多半島だから学べること、学びたいこと。こんな授業やイベントがあれば楽しいね!といったアイディアをどんどん付箋に書いていきます。熱く語る方、考え込む方…。知多の魅力、課題はたくさんあるようです。様々なアイディアをもとに、さぁいよいよプレゼンタイム。
まずはトップバッターのAチーム。知多は半島としてひとつのまちであり、アイデンティティが強いとのこと。
でも意外と名古屋からは近いため、1時間で名古屋から知多半島のどこまで遠くに行けるか試してみようという授業。
また知多半島の南にある日間賀島はとても治安が良く、なんと家の鍵は不要らしいです。それなら知多半島の南端から
どこまで鍵を持たなくても良いようになっているのかか調べてみよう!といった興味深いアイディア。
他にも地図に載っていない駅の存在、江のまちや浦島伝説などなど。知多半島のB級的な伝説をたどって「くくりやすい」地域である知多の魅力を再発掘しよう!という案が挙げられました。
つづいてDチーム。「知多」とは「多く知る」という字で構成されています。まず知多半島を巡るルートをつくり、食に関するつながりや自然と楽しむ授業をしてみよう。人とつながって新しいものを創り出し、新しい情報を発信していくのも面白いといった提案でした。
このチームの魅力はなんといってもプレゼンテーターの中学生。白眼鏡と白い歯を掛け合わせ、「知多半島と言えばこの僕です!」と楽しいプレゼンをしてくださいました。
3番手はBチーム。みなさん一押しのものを紹介していきます。知多半島を東西に横断する「オレンジライン」や他のルートを使って、朝に東海岸を出発し夕方は西海岸へ行くという授業。ふもとには面白い街がひそんでいるそうです。
また、常滑はトイレのINAXでも有名です。であればトイレの授業をしてみよう、という案。
さらに「知多の常識は都会の非常識、知多でしかできないことをしよう!」ということで、えびせんべいの授業や漁師さんを先生にした1日島民体験といった案も。
そして自給率が高く地域密着性も強いことから、知多半島を独立経済特区にしてしまおう!なんていう大胆な意見も挙がりました。
4番目はFチーム。知多の魅力はたくさん出てきたけれど、地元の人たちだけで楽しんじゃっているかもしれないという課題も浮かんだそうです。
そこで「すごいぞ日間賀島!」と銘打って日間賀島に焦点を当ててみます。
「みなさん、タコが干物として3Dから2Dになるまでの過程を見たいと思いませんか??」
なんと日間賀島では洗濯物の中にタコが干されているらしい!タコの干物の作り方やシャコの食べ方など、島の人たちと一緒に学び合える授業が生まれるかもしれません。海側から半島をずんずん進んでみよう!といった提案も。
5番目はCチーム。知多半島の形はなんとなくイタリア半島に似ています。土地の形が似ると産業が似るということから「チタリア計画」という提案が!
イタリアのワインはチタリアの醸造酒、イタリアのルネッサンスはチタリアの「文化発祥の地」!?イタリアとチタリアの魅力のあるもの同士を比べ、伸ばせるものを見つけていこうというアイディアが挙げられました。他にも食を切り口に、自然のものはもちろん歴史ある醸造酒や食育をテーマにした授業の案も出てきました。最後にはチタリア計画を進め、セントレアにイタリア便が就航するといいね!という話に。
トリを飾るのはAチーム。常滑高校の生徒会長さんによるプレゼンです。
まず「ちたべん」、知多半島のいろいろな特産品を使ったお弁当というアイディア。これもただ売るだけではなく、自分たちで作った野菜を使ったお弁当にしてみようという意見。また3月の大震災を受け、このエリアでもし地震が起きて津波が来たら?他人事ではないから今から考えておこうという意見も。さらにCチームに対抗!?して、知多半島のおいしい食材を使った「チタリアン」計画も挙げられました。
各チーム、ユニークな発表が行われました。
見学者の方からは「今日の授業のようにネットワークをつくって学ぶ、コミュニケーションする、また知多に行くことそのものも『チタる』と呼んでみてはどうだろう」という斬新なアイディアが。なんと今日の授業で新しい言葉が生まれちゃいました!また「中学生、高校生にとってもこのような化学反応の場が増えると『チタる』ときに良いのでは」とのご感想も。『チタる』、早速使われています。
さらに大ナゴヤ大学事務局長の高橋さんから「8月20日(土)、大ナゴヤ大学で日間賀島ツアーを決行予定」とのこと。みなさん、夏は日間賀島でBBQです!
最後に司会のMACOさんより「若い世代と人生の先輩方とが一緒になって、これからの知多を支えていけるように」という言葉で本日の授業は締めくくられました。
Think チタ!特別授業、いかがでしたでしょうか。知多半島の魅力を再発見していただけたでしょうか。何より、みなさんの知多への愛をひしひしと感じました。
今回の授業をきっかけにどのような授業が生まれるのか?
生みだすのは参加していただいたみなさん次第です。
ぜひコメント欄やメール、Twitterなども活用していただき、知多半島の魅力あふれる授業をつくりあげていきましょう!
(ボランティアスタッフ: 井上 麻衣)
この授業への皆さんからのコメント
が!! 目の前に遠山先生を発見、見渡すと名のある方ばかりだったのでビックリ!
場違いな感じだったので途中でドロンしてしまいました。でも、私は最近、知多半島にはまっていて、それ以来、名古屋や旅行へ行かなくなってしまいました。
だって! 我が町は面白いんだもん!!
いままで、浮き草の様に色んな土地に住んできましたが知多半島ってとてもNICEなトコロ☆
いつか、魅力溢れる知多半島を語りたいと思っています♪
今回はとても良い、刺激を受けました。ありがとうございましたッ。
コメントありがとうございます!
大ナゴヤ大学の文化部の生徒さんがつくった「小倉トースト」の本、見ていただけたのですね。とても感動する内容です。
ご見学、ありがとうございました。
非常に魅力的な地域資源が沢山あるのと、何より、知多半島の方々が地域が大好きで誇りを持っていることが印象的でした。
今後とも宜しくお願いいたします。ぜひ大ナゴヤ大学にも学生登録ください。
加藤 慎康
すみませんでした><
「大ナゴヤ大学の授業にもご参加下さい」でした。
失礼いたしました。
加藤 慎康
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先生
鈴木謙太郎 & NUTSメンバー / 自転車で遊ぶのが好きな人
鈴木謙太郎さんが代表を務める、『NUTS(ナッツ)』。「自転車に乗ること、自転車で音楽フェスに行くこと、自転車でキャンプに行くこと、自転車で集うこと、そこでの出会いや会話。その楽しい時間を、もっともっと、出来るだけ多くの人達と共有したい」と、活動を開始。昨年10月に、車での来場ができない、「NUTS!fes」、「鍋NUTS」など、自転車と生活を楽しむイベントを開催している。
今回の教室
常滑クラフトフェスタ2011 デザイン棟 3F(旧常滑高校)
住所:常滑市奥栄町168-1 (旧常滑高校)
会場は、デザイン棟 3Fです。
アクセス 公共: 名鉄常滑線常滑駅知多バス10分
車: 知多半島道路常滑ICより約10分
駐車場: グラウンド等が当日イベント期間中駐車場の予定となります。
地図を見る
旧常滑高校は、統合・移転されるまでの111年間「ものづくり」を通じて教育を行ってきました。
この歴史ある学び舎が「常滑クラフトフェスタ」を通じ、再びものづくり・交流の場として復活するように取り組んマレています。
「常滑クラフトフェスタ」期間中は、ギャラリー、陶芸体験、フリーマーケットなどを開催。まちづくりに関するシンポジウムも行われるなど、来て損はない見どころ十分の一大イベントです。
※下記をクリックすると「常滑クラフトフェスタ2011」へリンクします。
http://www.toko.or.jp/tokocraft/