授業詳細

CLASS


舞妓・ゆき乃さん直伝「粋なお座敷遊び」
   ・・・でも『粋』っていったいどういうこと?
   是非知りたい、料亭での『粋』な遊び方

開催日時:2011年11月12日(土) 12時45分 ~ 15時10分

教室:割烹 まるぜん

レポートUP

先生:ゆき乃 / 名妓連組合 舞妓

カテゴリ:【歴史・文化】

定 員 :20人

※1:本授業の抽選は2011年11月3日(木)に行います。(抽選予約受付は11月3日(木)13時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2011年11月10日(木)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:本授業は参加費として3500円が必要になります。
※4:当日は12時30分より受付を開始しております。





みなさん、名古屋にも芸妓さんや舞妓さんがいること、知っていましたか?
京都では誰もがイメージできて、世界的にも有名な花柳界。
実はここ名古屋にもしっかり文化が根付いているんですよ。

一昨年と今年、2人の舞妓さんが名古屋花柳界にデビューしたという
明るいニュースが相次いで流れたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

そんな花柳界、それでもやっぱりなんとなく遠い存在ですよね…。
お座敷遊びなんて、映画やドラマの中のことのよう…。
でも、せっかく私たちの住んでいる街にも花柳界があるのだから、
その文化をすこし覗かせていただいちゃいましょう。
そして、せっかくなら、「粋だねー」と言われちゃうくらい、名古屋花柳界のことやお座敷遊びを学んで「粋な大人」を気取りたい(笑)!

ということで今回は、一昨年、舞妓デビューをはたした「ゆき乃」さんに先生になっていただき名古屋花柳界について教えていただきます!

「粋な大人」を目指すために必要なのはまず知識。
はじめに名古屋花柳界の歴史や現在のことを教えていただきます。
続いて学ぶのは文化。舞妓さんのお着物やかんざしなど、その格好にはさまざまな意味があるんだそうです。そういったことを知って、「それ、アレだね」なんて言えたらちょっと「粋」でしょ?(笑)
そのあとで、ゆき乃さんから直接「お座敷遊び」の仕方を教えてもらいましょう。

そうして色々な知識を詰め込んだら、いざ、実践!
実際にお酌をしてもらいながら、お座敷遊びを楽しんじゃいましょう。

今回は、長者町の割烹料亭「まるぜん」さんにもご協力いただき、ちょっとしたお料理とお酒もご用意いただけることになりました。こちらも楽しみのひとつ!
なかなか味わえない贅沢な機会、ぜひご参加くださいね。



【スケジュール】
12:30 受付スタート
12:45 ガイダンス 
13:00 「名古屋花柳界の歴史についてお話」
    ※粋な大人は知識も入れておかないと、ということで。 pt.1
13:10 「現在の名古屋花柳界について」
    ※粋な大人は知識も入れておかないと、ということで。 pt.2
13:20 「文化について」
    ※粋な大人は知識も入れておかないと、ということで。 pt.3
13:40 質問タイム
13:50 「お座敷遊びを実践してみましょう」
14:50 記念写真撮影タイム
    個人個人の撮影〜全体撮影
14:55 まとめ〜アンケート
15:10 解散



(授業コーディネーター / 青木 奈美)
「粋」とは、
① 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。またそのさま。「―な姿」「―な柄」「―な店」
② 人情の機微、特に男女関係についてよく理解していること。また、そのさま。「―な計らい」
③ 花柳界の事情に通じていること。また、花柳界。「―筋」


「粋」というのは私にとってとてもぼんやりとしたものでした。辞書で調べてみて、なるほど、そういう意味なのね、と得心。

さて、実際の粋な世界を見てみましょう。

長者町の割烹「まるぜん」さん、ここが今回の授業の舞台。お店に入ると左にカウンターがあり、奥にお座敷が。隠れ家のような素敵な雰囲気、一生懸命お料理を仕込んでいらっしゃるお店の方々を見て、自然と居住まいが正されます。

今日の先生は、名妓連舞妓のゆき乃さん。二十歳だそうです。うーん、しっかりしている・・・。見習わなければ。おしゃべりもとてもお上手です。今回の授業、お着物でいらしてくれた方も何人かいらっしゃいました。舞妓さんと遊びたい、粋な世界を見てみたい、とみなさんいろんな思いがあるようです。

では時系列に沿って、レポートにまとめていきますね。

初めにゆき乃さんと、まるぜんの女将さんとで生徒のみなさんにお酌をしていただきました。そして、ゆき乃さんの音頭で乾杯。まるぜんさんのおいしいお料理を食べながらゆき乃さんのお話を聞きます。きれいな舞妓さんに、おいしいお料理にお酒。なんて贅沢なんでしょう。

芸妓さん、舞妓さんは京都だけとお思いの方が多いと思いますが、実は全国各地にいるそうです。名古屋では2つの団体があり、そのひとつがゆき乃さんの所属している「名妓連」。そこに所属している芸妓さん・舞妓さんは現在20人ぐらいだそう。(高齢化が進んでいるそうで、若い担い手募集中です!)
名古屋には戦前、お城の周りを中心に3000人ほど芸舞妓さんがいたようですが、戦争のときにお屋敷やお道具が燃えて、花柳界は縮小してしまいました。戦後、「盛栄連」を中心とした7つの組合で名妓連を結成。今に至ります。

舞妓さんの生活はとてもハードです。基本は夜のお仕事ですが、日中にはお稽古があり、朝早く起きるそう。毎日髪を結いに行き、お化粧、着付け。それでもみなさん肌が綺麗なのは「日本酒のおかげ?(笑)」とおっしゃっていました。

 次は生徒さんからの質問タイム。「今まであった『粋』なお客さんはどんな人でしたか?」という質問に、「飲ませ上手で、お酌のタイミングが上手な方を粋な方だなと思った」とのこと。また、お札で指輪を作ってゆき乃さんの指にはめてくださった方もいるそうですよ!

 さて次は、待ちに待った踊りとお座敷遊びのお時間です。初めは両手に2つの扇子を持っての踊り。(名前を忘れてしまいました。すみません)。一つ一つの所作がやはり綺麗です。踊りのはじめに、ふかぶかとお辞儀をされるのが印象的でした。

 もうひとつの踊りは名古屋名物の「金のしゃちほこ」です。なんと、お着物のまま、手と頭を床につき、足をあげる!舞妓さんはこんなこともなさるのかとびっくりしました。「金のしゃちほこ」は生徒さんにもやっていただきましたよ。初めての体験なのに上手に足が上がっていて感心しました。わきの下に座布団を挟んでやります。(座布団は舞妓さんの帯の代わり)。忘年会の出し物として、家でこっそり練習してみてもいいと思います(笑)

 次にお座敷遊びです。いくつかあるようですが、今回は「金比羅ふねふね」と「野球拳」。

『金比羅ふねふね』
 お酒のはかまなどの小道具を使うゲームです。唄のリズムに合わせて、相手と自分、交互に行います。「はかま」があるときは「はかま」をタッチ、「はかま」が相手に取られていたらグーを出します。「はかま」があるのにグーを出したり違う手を出してしまうと、負けです。
『野球拳』
 こちらはご存知の方も多いかと思います。ジャンケンゲームです。一緒に唄って楽しく踊りましょう!(負けても脱ぎません)。
 
 さあ、ゆき乃さんと勝負です。罰ゲームはスペシャルドリンクを飲むこと。(本来はお酒だそうです)。「金比羅ふねふね」はゆき乃さんの全勝でした。慣れているだけあって強いですね。そうは言っても生徒のみなさんもお上手でした。本来はもっとお酒が入ってするものなので、もっと失敗率は上がるのだとか。
「野球拳」は生徒さんが3連勝。ゆき乃さん、ジャンケンは弱いそうです。わざと負けているという声も??スペシャルドリンクは青汁でしたが、おいしいという意見多数でした。あらら、罰ゲームになりませんね。
 
 約2時間半、本当に楽しませていただきました。私にはまだまだ「粋」は語れませんが、そんな世界を垣間見ることができ、うれしく思います。今回思ったのは、歴史を知ることでその世界をより深く味わえること。一つ一つの立ち振る舞い、指先までの意識した動作が、舞妓さんの色っぽさを出しているのかな、と。訓練と強い意志と、目に見えぬ努力があるんだろうな、と。最後私の個人的な感想になってしまいましたが、参加されたみなさんはどう感じましたでしょうか?またお聞かいただけるとうれしいです。



(ボランティアスタッフ : 丹羽有香)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

コメントがありません。 ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)https://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/trackback/131/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。

先生

ゆき乃 / 名妓連組合 舞妓

名妓連組合所属。2009年、18歳で新潟から単身来名し舞妓デビュー。稽古とお座敷で忙しく動き回る傍ら、「名古屋花柳界を少しでも身近に感じてもらえれば」とさまざまな人たちと交流したり、名古屋の文化の勉強も熱心に行っている。

今回の教室

割烹 まるぜん

住所:名古屋市中区錦2丁目13-1 宮本ビルB1
地図を見る

美味しいものが食べたい!美味しいお酒がのみたい!と思うのは人の常。
名古屋のど真中、一人でも二人でも気楽に入っていける穴場がある。
夜は「おまかせ」しかないがホームページを見てきたよ!が合い言葉で気楽に大将がお口にあいそうな料理をだしてくれる。

包丁を持つ人/大島 恵之(オオシマシゲユキ)