授業詳細
CLASS
目指せ馴染みの常連さん! 「名古屋綜合市場」研究発表会
開催日時:2012年02月04日(土) 9時00分 ~ 12時00分
教室:名古屋綜合市場
レポートUP
先生:
伊藤 彰 / 名古屋綜合市場 株式会社 社長
大河内 孝明 / 名古屋綜合市場 株式会社 管理課長
カテゴリ:【食/くらし】
定 員 :22人
※ 本授業は、10月22日から連続授業となりますので、参加対象は前回の授業を受けた方に限らせていただきます。
10月22日から始まった「名古屋綜合市場」シリーズ授業。
とうとう、最終回の3回目を迎えます。
授業日以外にも、研究のため、お買い物のために、
市場にたくさん訪れた方も多くいらっしゃると思います。
授業の合間にもコミュニケーションを取り合い、情報を発信、またキャッチしたり、「おすすめの逸品」を持ち寄ったり…、
いろいろと市場のことを知ることができましたね!
さて、今回はみなさんが頑張った研究成果の発表会です!
12月のテーマ決定から、早起きなど頑張って各々の研究を進めていただきました。
当日はお一人ずつその成果を発表していただきます。
内容はもちろん、「研究」という課題に取り組んだ感想や、研究の苦労話もお聞かせください(笑。
研究員の数だけ、さらに名古屋綜合市場の魅力を学べる
楽しい時間を共有しましょう!
【授業の流れ】
8:50 受付開始
※会場に入られたら、データをご持参の方はご提出願います。
9:00 授業開始
9:10 研究発表会(第一部)
お一人持ち時間5〜8分程度(お名前・テーマ・研究発表)
10:20 休憩
10:30 研究発表会(第二部)
11:50 研究発表会 終了
伊藤社長、大河内先生から感想。
記念撮影、アンケート
12:00 終了(予定)
(授業コーディネーター/ 岡本ナオト・森田カズミ)
10月22日から始まった「名古屋綜合市場」シリーズ授業。
とうとう、最終回の3回目を迎えます。
授業日以外にも、研究のため、お買い物のために、
市場にたくさん訪れた方も多くいらっしゃると思います。
授業の合間にもコミュニケーションを取り合い、情報を発信、またキャッチしたり、「おすすめの逸品」を持ち寄ったり…、
いろいろと市場のことを知ることができましたね!
さて、今回はみなさんが頑張った研究成果の発表会です!
12月のテーマ決定から、早起きなど頑張って各々の研究を進めていただきました。
当日はお一人ずつその成果を発表していただきます。
内容はもちろん、「研究」という課題に取り組んだ感想や、研究の苦労話もお聞かせください(笑。
研究員の数だけ、さらに名古屋綜合市場の魅力を学べる
楽しい時間を共有しましょう!
【授業の流れ】
8:50 受付開始
※会場に入られたら、データをご持参の方はご提出願います。
9:00 授業開始
9:10 研究発表会(第一部)
お一人持ち時間5〜8分程度(お名前・テーマ・研究発表)
10:20 休憩
10:30 研究発表会(第二部)
11:50 研究発表会 終了
伊藤社長、大河内先生から感想。
記念撮影、アンケート
12:00 終了(予定)
(授業コーディネーター/ 岡本ナオト・森田カズミ)
皆さんはご存知でしょうか?
柳橋中央市場の中、名古屋綜合市場さんのビルの一角には、
大ナゴヤ大学の「名古屋綜合市場研究所」があるのです。
そこでは「夜な夜な・・・」、
いいえ「朝な朝な」と申しましょうか、日々たゆまない研究が続けられてきました。
いつもの「授業」は形を変え、
「生徒さん」は「研究員」、授業コーディネーターは「主任研究員」、
先生は、もちろん「所長」です。
そしてその扉を開けると市場の食の魅力にとりつかれた研究員たちが・・・?。
「名古屋綜合市場」シリーズ授業もついに3回目、研究成果発表の日を迎えました。
授業当日は長き日々に気心知れた研究員たち、前置きはいりません。
「では早速 もう発表行っちゃいましょう」白衣もビシっと決まったモリタ主任研究員の
声に少し緊張した面持ちで始まりました。
そんな「研究員」さん達の発表からいくつかご紹介したいと思います。
『一人で行くのはちょっとこわい、一人で来るよりは皆で『ぶら市場』をしてみよう』
大ナゴヤ大学の中には長者町ゼミがありまして、
その有志を誘い、長者町から歩いて15分の市場にガイドツアーで来てみた。
アンケートもしっかりとり、この授業が終わっても長者町と市場がコラボできたらいいな
と明るい企画を語ってくださいました。
ご夫婦で参加してくださった研究員さん。
研究テーマは『市場に行って美人になろう』
お二人で「体に善いものを食べよう」と、市場の食品、
カマンベールチーズやシトロンビネガー、塩水ウニなどを挙げて、
「市場の人は早寝早起き肌もすべすべ」「おいしいものを食べるとおやつがいらない」と
いう結論を報告。
訪れたお店の一つ、「タイチ」さんのご主人曰く、「(市場の人は)みんな美味いもん食
ってるからね」の言葉にナットクだそうです。
カメラマンのご主人とイラストレーターの奥さま二人三脚でフォトエッセイ風に、
絵本を一冊作ってきてくださいました。周りから「ほしい~ほしい~」の声が!
『28店舗制覇する』テーマを決めて足繁く通われた研究員さん。
寒い1月に、仕事に行く前の30分間、毎日2店舗ずつ行かれたそうです。
「市場が夢まで出てきました」とニコニコ。お店の方と楽しい会話など発表してください
ました。
根性と努力の甲斐あって彼女は間違いなく常連さん。
とても面白かったのは「よく調べてみると28店舗というのに26店舗しかないこと!」
名古屋綜合市場の怪?研究員さん達は首をかしげます。
「実は1店舗は朝6時に閉じるお店で、6時前じゃないと開いていないのでいつも閉ってる
ように見える」
「そして最後の28店舗目は・・・なんと自動販売機コーナーでした!」
彼女の手には28店舗目で買ったお茶が。ホント全店舗制覇お疲れさまでした。
アイディアもいっぱい飛出しました。
「市場を知ってもらいたい」と、なんと市場の紹介をラジオに投稿して採用された研究員
が。
これからは「一週間に一度投稿します」とおっしゃってました。
今回の先生である伊藤社長も「嬉しい。まずは形で(名古屋綜合市場を)発信してほしい」
と、
仰います。
そんな中、市場のマグロ屋さんに通い続けてくださった研究員さんがいらっしゃいまし
た。
「魚勝(うおかつ)さん一本で行きます」と、
『プロジェクトX風』に、彼女が見せてくれた映像にはマグロの解体ショーのノーカット
が入っていました。
研究員のじっと見つめる中・・ のこぎりの様な大きな包丁で切られてゆくマグロ。
会場は静まり返り、画面のマグロを切る音のみ。研究員一同一心に映像を見ました。
通いつめた信頼ある人にしか見せないであろう朝の魚勝さんの風景がそこにはありまし
た。
研究員の発表のたびに伊藤社長、大河内(所長)さんが感想を述べてくださいます。
「魚勝さんが本当に褒めていましたよ。『じゃあ明日は何時に』って言うと、(これねえだ
ろうと思ったのに)彼女は来るんだよね~って言ってましたよ」と伊藤社長。
「この発表のBGM音楽のせいだろうか・・涙が出ちゃいそうでした」とも。
他にも市場への思いを歌にして下くださった方、
多くの人に市場を知ってもらうためにと本格的にリサーチしアピールの仕方について熱く
語ってくださった方、
市場には家が遠くて・・と、御自身の資格(野菜ソムリエさんです)を生かし、市場の野
菜果物を紹介するブログを始められた方、
世代ごとの層に合わせた市場を知ってもらうプランを考えてくださった方、
得意のお料理で市場の商品を美味しく食べる方法を教えてくださった研究員もいらっし
ゃいました。
朝早くから始めた研究会もあっという間に3時間過ぎ、もうお昼の時間。
美味しそうな写真に「もう(お腹すいて) だめだー」そんな声も聞こえてきました。
「えっこんなところに市場があるんだ~」
「(玄人さんばかりで)どうやって買い物していいんだろう」
そこで働く人々の威勢に驚き、恐る恐る歩き見学した、秋の第一回から気がつけば年も越
え早や2月。
自分なりの知識を得て研究員さん達は「我こそは常連さん」と自信で輝いているように見
えました。
いや、というよりは「私達は市場が好き」「知らない人にもっと知ってもらいたい」そん
な気持ちで溢れていたように感じます。
その市場に対する真剣さが、名古屋綜合市場さんと本当に「絆」を結んだ気がしました。
「これで終わりではなくスタートライン。もっともっと知って市場を深めてください」
「本当にこのコラボはやって良かったと思えた」
大河内所長のお言葉、伊藤社長のお礼の言葉を頂き授業は終了となりました。
発表を終え、研究員の皆さんの満足げな顔がたくさんそこにはありました。
人間生きている限り「本当に美味しいものに出会いたい」
名古屋綜合市場は 名古屋駅から東に数分歩いたところにあります。
たまにはいつも行くスーパーやデパ地下ではなく、もっと新鮮で活気あふれる市場にぜひ
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
そこには見たことのない食材や、市場で働く人々との笑顔の出会いがきっと待っています
よ。
以上「目指せ常連さん」名古屋綜合市場研究発表会のレポートでした。
(ボランティアスタッフ 松田直子)
柳橋中央市場の中、名古屋綜合市場さんのビルの一角には、
大ナゴヤ大学の「名古屋綜合市場研究所」があるのです。
そこでは「夜な夜な・・・」、
いいえ「朝な朝な」と申しましょうか、日々たゆまない研究が続けられてきました。
いつもの「授業」は形を変え、
「生徒さん」は「研究員」、授業コーディネーターは「主任研究員」、
先生は、もちろん「所長」です。
そしてその扉を開けると市場の食の魅力にとりつかれた研究員たちが・・・?。
「名古屋綜合市場」シリーズ授業もついに3回目、研究成果発表の日を迎えました。
授業当日は長き日々に気心知れた研究員たち、前置きはいりません。
「では早速 もう発表行っちゃいましょう」白衣もビシっと決まったモリタ主任研究員の
声に少し緊張した面持ちで始まりました。
そんな「研究員」さん達の発表からいくつかご紹介したいと思います。
『一人で行くのはちょっとこわい、一人で来るよりは皆で『ぶら市場』をしてみよう』
大ナゴヤ大学の中には長者町ゼミがありまして、
その有志を誘い、長者町から歩いて15分の市場にガイドツアーで来てみた。
アンケートもしっかりとり、この授業が終わっても長者町と市場がコラボできたらいいな
と明るい企画を語ってくださいました。
ご夫婦で参加してくださった研究員さん。
研究テーマは『市場に行って美人になろう』
お二人で「体に善いものを食べよう」と、市場の食品、
カマンベールチーズやシトロンビネガー、塩水ウニなどを挙げて、
「市場の人は早寝早起き肌もすべすべ」「おいしいものを食べるとおやつがいらない」と
いう結論を報告。
訪れたお店の一つ、「タイチ」さんのご主人曰く、「(市場の人は)みんな美味いもん食
ってるからね」の言葉にナットクだそうです。
カメラマンのご主人とイラストレーターの奥さま二人三脚でフォトエッセイ風に、
絵本を一冊作ってきてくださいました。周りから「ほしい~ほしい~」の声が!
『28店舗制覇する』テーマを決めて足繁く通われた研究員さん。
寒い1月に、仕事に行く前の30分間、毎日2店舗ずつ行かれたそうです。
「市場が夢まで出てきました」とニコニコ。お店の方と楽しい会話など発表してください
ました。
根性と努力の甲斐あって彼女は間違いなく常連さん。
とても面白かったのは「よく調べてみると28店舗というのに26店舗しかないこと!」
名古屋綜合市場の怪?研究員さん達は首をかしげます。
「実は1店舗は朝6時に閉じるお店で、6時前じゃないと開いていないのでいつも閉ってる
ように見える」
「そして最後の28店舗目は・・・なんと自動販売機コーナーでした!」
彼女の手には28店舗目で買ったお茶が。ホント全店舗制覇お疲れさまでした。
アイディアもいっぱい飛出しました。
「市場を知ってもらいたい」と、なんと市場の紹介をラジオに投稿して採用された研究員
が。
これからは「一週間に一度投稿します」とおっしゃってました。
今回の先生である伊藤社長も「嬉しい。まずは形で(名古屋綜合市場を)発信してほしい」
と、
仰います。
そんな中、市場のマグロ屋さんに通い続けてくださった研究員さんがいらっしゃいまし
た。
「魚勝(うおかつ)さん一本で行きます」と、
『プロジェクトX風』に、彼女が見せてくれた映像にはマグロの解体ショーのノーカット
が入っていました。
研究員のじっと見つめる中・・ のこぎりの様な大きな包丁で切られてゆくマグロ。
会場は静まり返り、画面のマグロを切る音のみ。研究員一同一心に映像を見ました。
通いつめた信頼ある人にしか見せないであろう朝の魚勝さんの風景がそこにはありまし
た。
研究員の発表のたびに伊藤社長、大河内(所長)さんが感想を述べてくださいます。
「魚勝さんが本当に褒めていましたよ。『じゃあ明日は何時に』って言うと、(これねえだ
ろうと思ったのに)彼女は来るんだよね~って言ってましたよ」と伊藤社長。
「この発表のBGM音楽のせいだろうか・・涙が出ちゃいそうでした」とも。
他にも市場への思いを歌にして下くださった方、
多くの人に市場を知ってもらうためにと本格的にリサーチしアピールの仕方について熱く
語ってくださった方、
市場には家が遠くて・・と、御自身の資格(野菜ソムリエさんです)を生かし、市場の野
菜果物を紹介するブログを始められた方、
世代ごとの層に合わせた市場を知ってもらうプランを考えてくださった方、
得意のお料理で市場の商品を美味しく食べる方法を教えてくださった研究員もいらっし
ゃいました。
朝早くから始めた研究会もあっという間に3時間過ぎ、もうお昼の時間。
美味しそうな写真に「もう(お腹すいて) だめだー」そんな声も聞こえてきました。
「えっこんなところに市場があるんだ~」
「(玄人さんばかりで)どうやって買い物していいんだろう」
そこで働く人々の威勢に驚き、恐る恐る歩き見学した、秋の第一回から気がつけば年も越
え早や2月。
自分なりの知識を得て研究員さん達は「我こそは常連さん」と自信で輝いているように見
えました。
いや、というよりは「私達は市場が好き」「知らない人にもっと知ってもらいたい」そん
な気持ちで溢れていたように感じます。
その市場に対する真剣さが、名古屋綜合市場さんと本当に「絆」を結んだ気がしました。
「これで終わりではなくスタートライン。もっともっと知って市場を深めてください」
「本当にこのコラボはやって良かったと思えた」
大河内所長のお言葉、伊藤社長のお礼の言葉を頂き授業は終了となりました。
発表を終え、研究員の皆さんの満足げな顔がたくさんそこにはありました。
人間生きている限り「本当に美味しいものに出会いたい」
名古屋綜合市場は 名古屋駅から東に数分歩いたところにあります。
たまにはいつも行くスーパーやデパ地下ではなく、もっと新鮮で活気あふれる市場にぜひ
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
そこには見たことのない食材や、市場で働く人々との笑顔の出会いがきっと待っています
よ。
以上「目指せ常連さん」名古屋綜合市場研究発表会のレポートでした。
(ボランティアスタッフ 松田直子)
先生
大河内 孝明 / 名古屋綜合市場 株式会社 管理課長
今回の教室
名古屋綜合市場
住所:名古屋市中村区名駅四丁目15番15号
名古屋駅 地下街サンロード7番出口から徒歩5分
地下鉄国際センター4番出口から徒歩3分
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1958年設立。鮮魚から精肉、野菜、乾物、陶器など約30の店舗がそろう。