授業詳細

CLASS


 『探検!発見!クラフトマン』

開催日時:2012年04月29日(日) 10時15分 ~ 13時00分

教室:常滑クラフトフェスタ2012 デザイン棟 3F(旧常滑高校)

レポートUP

先生: 常滑クラフトフェスタのクラフトマン達 /

カテゴリ:【くらし/知多半島】

定 員 :15人

※1:本授業は先着順にて受付いたしております。



 焼き物の町として1000年の歴史を持つ常滑は、ものづくりのDNAを今に
色濃く伝える町です。そんな常滑に年に一度、全国から多くのクラフト マンが
集合します!!

 29(日)にクラフトマン達を目当てにクラフトフェスタの会場を巡り「面白
そう!」「気になる~!」「誰かに教えた~い!」クラフトマンを一緒 に探し
ましょう!グループで廻るので、ちょっと恥ずかしがり屋さんでも大丈夫!廻っ
た後はみんなで感想をシェアして「チタキャングランプリ」を選 びましょう!


日 時 : 4月29日(日)10;00~受付開始、~13;00
受付場所: 旧常滑高校デザイン棟 3階
会 費 : 無料 (当日のご寄付歓迎!)
定 員 : 大ナゴヤ大学HPより 15名 (先着順・定員になり次第締切)
      当日会場にて     10名 (先着順・定員になり次第締切)
持ち物 : 筆記用具、カメラ
場 所 : 常滑クラフトフェスタ2012会場内(旧常滑高校)
      愛知県常滑市奥栄町1丁目168
http://tokonamecraftfesta.jimdo.com/


【スケジュール】
  10;00~受付開始
  10;15~ガイダンス、30秒自己紹介
  10;35~ツアー(60分)
  11;35~ワークショップ(45分)
  12;20~発表
  12;45~グランプリ決定!、締めの挨拶など
  13;00 散会~

 常滑市と言えば・・・常滑焼ですよね!焼き物のまちとして1000年の歴史を持つ常滑市では、年に1度、「ものづくり」をキーワードに全国から「クラフトマン」が集まるクラフトフェスタが開催されています。
今回は、このイベント会場を巡りながら、作品ではなく“人”に焦点を当て、「この人おもしろい!」、「誰かに紹介したい!」と思うクラフトマンを探し、勝手にグランプリ(チタキャングランプリ)を決めちゃおう!というノリのいい企画でした。

当日はとってもいい天気で、イベント日和♪受付が始まると続々と人が集まり、中には就学前のお子さんを含め3人のお子さん連れでのご参加も!
ガイダンス&恒例の30秒自己紹介の後、早速5つのグループに分かれてクラフトマンとふれあう探検ツアーに出発!
会場内には、若い人から年齢不詳?!(笑)の人まで、髪形や服装もさまざまなクラフトマンたちが、なんと153人も参加していて、そんなクラフトマンに話しかけ、作品に対する熱い想いや苦労話などなど、いろんなことを聞いていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまい、後ろ髪を引かれる想いで教室へと急いで帰ってきました。

探検ツアーのあとは、グループ内で話し合い、みんなに紹介したいクラフトマンを決定し、それぞれ発表! 

【1グループ】  GERUZIROU(陶人形)
 3人のお子さんが参加したこのグループは、子ども目線でGERUZIROUさんを選びました。理由は、はだかの人形や面白い顔の人形などの作品なのに、クラフトマン自身は平日サラリーマンをしていて、今回もネクタイにスーツといった格好で売っていて、作品と人のギャップが面白いと感じたからだそう。また、GERUZIROUさんは、今回テントを持ってこなかったため、危うく熱中症になりかけ、隣のブースのテントに入れてもらい、なんとか助かったという面白エピソードも聞かせてくれました。

【3グループ】  moku木工房さとう(木製の人形など)
 このグループは、まず「クラフトマン」と「職人」の違いを考えてみました。クラフトマンは、
①作っていることを楽しんでいる、
②熱い想いがある、
③想いや自分の世界だけではなく技術も持っている、
④売ることだけを目的にしていない、
⑤老若男女に好かれる
 という5つのポイントを満たす人物だ!と話し合い、作品を紹介するときもとっても素敵な笑顔で、子どもたちにも大人気だったmoku木工房さとうさんを選びました。

【5グループ】  すり鉢屋(常滑焼のすり鉢)
 このグループも、まずはクラフトマンって何?!ということから考え、3グループと同じような答えが出てきました。そして「職人」のようにできあがった人ではなく、これから始まるワクワク感がある人を探し、このすり鉢屋さんに決めました。
 常滑焼すり鉢屋の4代目となるご主人は、一時期は跡を継ぐのが嫌で別の世界に入りましたが、外から見てみたら、伝統的なすり鉢のいいところが発見でき、後を継ぐことを決めたそうです。 よくある茶色のすり鉢ではなく、かわいいデザインの絵付けをして、「あなただけのすり鉢を」と、伝統的なすり鉢に自分たちだけの工夫をし、また、すり鉢としてだけではなく、サラダボウルなど新しい使い方があるのでは・・・と考えているところにワクワク感があふれていました。

【4グループ】  木多の家(きたのや;木製の帽子や小物)
 4グループの皆さんは、熱いクラフトマン精神を感じ、木多の家さんを選びました。もともとは木製のボールペンを作っていた木多の家さんは、あるときインターネットで木を削り出してつくる帽子に出会い、自分で学び、今では商品として売り出しています。自分の作品について、止まらないくらい熱く語っているところにバイタリティを感じ、また、削り出すところよりも大きな木を切って運ぶことが大変で、70歳を過ぎた今でも、体力づくりのために1日10㎞のランニング、腹筋200回を欠かさないそう。そんな生き方に感動!

【2グループ】  木多の家
 4グループと同じく木多の家さんを選んだ2グループ。印象に残っているのは、「今やらないと、もうできないかもしれない。だからチャレンジしたんだ」という言葉でした。「いつかやってみたい」という未来ではなく、今を生きているところに感動しました。また、インターネットで検索してみると、木多の家さんのブログが出てきて、70歳を過ぎてもブログという新しいツールを使っているところも魅力的でした。

 最後は全体で多数決をとり、今回のチタキャングランプリを「木多の家」さんに決定!!勝手に決めたグランプリなので、勝手に表彰しちゃおう!と、参加者からのメッセージ入りの表彰状をつくり、みんなで押しかけてチタキャン発起人代表より手渡し、表彰式をしました。木多の家さんは突然のことにびっくりしながらも、とても喜んでくれて、表彰状をブースに飾ってくれただけでなく、後日、自身のブログでもご紹介いただきました。

 「木多の家」 増田順一さんのブログ
http://pai.cocolog-enshu.com/blog/2012/04/2012-886d.html


 自分たちが廻れなかったクラフトマンたちもみんなでシェアすることで多くのクラフトマンと触れ合い、ただクラフトフェスタの会場を巡って、作品を見たり、買い物をしたりするだけではわからない、クラフトマンたちの背景や想いを感じることができ、一味違う楽しい時間を過ごすことができました。

 今回のクラフトマンたちに焦点を当てる試みは、いままで前例もなく、他のクラフトフェアでも見かけない面白い企画と、参加された皆さんを始め、クラフトマンの皆さまやクラフトフェアの実行委員会からも微笑ましく感じていただけたようです。

 参加された皆さま、関係者の皆さま、そしてクラフトマンの皆さま、ありがとうございました!!



(レポート担当:伊藤佳奈)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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いつまでも青き春かなクラフトマン  常滑クラフトフェスタ2012における大ナゴヤ大学チタキャンパスの2日目(4月29日)の企画の目玉は、「探検!発見!クラフトマン」です。常滑クラフトフェスタ2012に集まったクラフトマンたち。その作品はもとより、その手作り作品を創って
2012年05月04日(金) 5時57分【空想俳人日記】

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先生

常滑クラフトフェスタのクラフトマン達 /

今回の教室

常滑クラフトフェスタ2012 デザイン棟 3F(旧常滑高校)

住所:常滑市奥栄町168-1 (旧常滑高校)

会場は、デザイン棟 3Fです。

【アクセス】

公共: 名鉄常滑線常滑駅より知多バス10分

車: 知多半島道路常滑ICより約10分
駐車場: グラウンド等が当日イベント期間中駐車場の予定となります。

http://tokonamecraftfesta.jimdo.com/