授業詳細

CLASS

なごや カーフリーデー 2009 特別授業 「シェアしてこ!」

開催日時:2009年09月20日(日) 13時00分 ~ 14時00分

教室:名古屋市内道路(久屋大通北行き本重町~桜通 間)

レポートUP

先生: 街の先生 / 一般市民
ソーシャル・シェアリング・サービス「シェアモ」 企画・開発ご担当者&シェアモ 愛知県ユーザー / 企画・開発担当者・ご利用者

カテゴリ:【まちづくり】

定 員 :20人

※受付時刻が12:50~ 大ナゴヤ大学テントブースとなります。
9月20日(日)、なごや カーフリーデー 2009に、大ナゴヤ大学は
特別授業を行います。

特別授業「シェアしてこ!」では、まちにあるもの、普段利用していないものなど、広い意味で「シェア」しようという、社会にやさしいテーマで今後続けていくシリーズ授業となります。

第1回は、「シェアの基本」。

なんとなく「シェア」という言葉はみなさん認識されていると思いますが、
以外とその解釈はまちまちだと思います。

そこで、「シェアについて」を、もう一度しっかり考えてみましょう。

今回、特別に先生をしていただくのは、日本で初めてシェアのサイト【シェアモ(Sharemo)】を
インターネットでスタートした株式会社エニグモのエグゼクティブ・プロデューサー
飯田 純房さん。

大ナゴヤ圏にも、たくさん利用しているユーザーが居るそうです。


授業の場所は、道路に貼った【芝生】の上。
道路もシェアしましょう。

ものや場所のシェアだけではなく、シェアには「心のつながり」も見つけられるのではないでしょうか。

【集合場所】
 大ナゴヤ大学 ブースに集合・受付(テント有り)

【授業の流れ】
12:50~ 集合・ガイダンス

13:00~ 芝生エリアに移動

13:10~ シェアについて概略説明

・必要なものを、購入・レンタル、といった今までの生活スタイルに
第3のスタイルとして「シェア」があるということ。

13:20~ シェアに関する物語・クイズ実施。

・<クイズ>物語の中でシェアされた◯◯はこんな出来事です!

・13:40~ ワークショップ
・身近なシェアについて考えよう。

・あなたのこれからの「シェア」とは?

13:50~ 授業終了・アンケート実施
14:00~ 終了予定

※「なごやカーフリーデー2009」については、下記の名古屋市
 ホームページをご覧下さい。
なごやカーフリーデー2009
この日はなごやカーフリーデーの日。

普段は交通量の多い久屋大通は車が通行止めになっていて、道路には人がいっぱいです。
道路には芝生が張られたりしていて、いつもとは全く違った雰囲気です。

大ナゴヤ大学のイベントブースは芝生が張られた道路からすぐのとても目立つ位置。
大ナゴヤ大学のバナーとパネルを通行者が興味深げに覗いていきます。

「大ナゴヤ大学ってこの間新聞に載っていたやつですよね!」

なんて話しかけてくれる人もいたりして、スタッフ一同思わずニヤニヤ。
名古屋の街に大ナゴヤ大学のことを知っている人が増えてきていることを感じました。


【特別授業のはじまり】
この日に行われた授業は特別授業の「シェアしてこ!」です。
このところ、いろんなところで聞くことが多い“シェア”という言葉。
今日は「みんなで“シェア”について考えてみましょう!」というのがテーマです。

今日の生徒は全員で15人ほど。途中で道行く人も授業に飛び入りで参加していきます。

道路の上に張られた芝生の上にイスを並べて授業を行います。
道路で、芝生の上。気温もちょうどイイ感じ。
ほんわかした空気の中、授業がスタートしました。


【今日の先生】
今日の先生は株式会社エニグモのエグゼクティブ・プロデューサーの飯田さんです。
今日はわざわざ東京からこの授業のために来ていただきました。

エニグモといえば、「バイマ」とか「プレスブログ」といった、インターネットを利用した新しくて面白いサービスを世の中に送り出している会社です。
飯田さんはエニグモのサービスの中で、「シェアモ」というサービスの開発を担当された方。
エグゼクティブ・プロデューサーなんて横文字で聞くと、すごい厳格な人をイメージしていましたが、飯田さんは、とってもさわやかなお兄さんでした!


【フライパンからジェット機まで??“シェアモ”ってなに?】
“シェア”を日本語でわかりやすく言うと、「ひとつのものをみんなで共有して使うこと」です。

昔だったら、ご近所でしょうゆを貸し借りしたり、友達とマンガを一緒に読んだり。
知り合い同士で物を共有して使うことって、実は日本では昔から身近にあったことなのです。

「“シェア”は非常に合理的です!」

と飯田先生は断言します。

ひとつのものを自分だけで所有することは、コストがかかるし、資源を消費してしまいます。
無駄なものは買わない。無駄に物を捨てない。
みんなで使えるものは、みんなで使うことで無駄がなくなります。
シェアをすることで経済的にも環境的にも合理的になるのです!


“シェアモ”はインターネットを通じて全国のユーザーと様々なものをシェアできるサービスです。
昔はご近所さんでやり取りしていた“シェア”が全国で行えるようになったのですね!


【シェアモ ユーザーのお話】

「今日着ている服と、身に着けている小物は全てシェアモでシェアしています!」

そんな自己紹介をしてくれたのは、名古屋在住でシェアモヘビーユーザーの丹治さん。
日々携帯電話のシェアモのサイトで全国のユーザーとのシェアを楽しんでいるお母さんです。

丹治さん、こんな素敵な話をしてくれました。


以前子育てをしているときに、ある事情で母乳パックが大量に必要になってしまったときがあったそうです。
母乳パックは20枚で3000円ほど。
1日に何枚も必要だし、1回で使い切りなのでとてもお金がかかってしまいます。
でもそんなにお金はかけられません。

そんな時、丹治さんはいつも利用しているシェアモのプロフィールに母乳パックを必要としていることを書き込んだそうです。

すると、すぐに全国のユーザーがプロフィールを見てくれて、母乳パックを必要としなくなったお母さんたちからたくさんの母乳パックが届けられたのです!しかも送料は無料で!

丹治さんは感動ですっかりシェアモにベタぼれに!
結局はシェアしてもらった母乳パックでなんとか乗り切ることができたのだそうです。


ネット上でも相手のことを思ってくれる関係がある。
ものをもらうだけじゃなく、人間の暖かさを知ることができる。

「シェアモを通じて素敵な人間関係も築くことができました。」

丹治さんはシェアを通じて人と人とのつながりを作ることができると教えてくれました。


【“シェア”についてみんなで語ってみよう!】
授業の最後に今日の授業の感想をみんなでシェアします。
一人一言ずつ授業を受けて思ったことを発表してもらいました。

「私はバイクが好きだからバイクのシェアがあったらいいな。」
「スポーツ用品をシェアできたら、新しいスポーツにも挑戦しやすいかも!」

なんてシェアしたいアイテムのリクエストから、

「物を通じて人と人とのつながりを持てることがすごくいい。」
「成功や失敗などの経験を一緒にシェアできたら世の中もっと良くなるね。」

といった気持ちのシェアに対する意見もたくさんでてきました。


“シェア”には「物をみんなで使う」といった意味と、「気持ちを共有する」という2つの意味が含まれているみたいです。

物のシェアを通じて、感動した情報もシェアできれば世の中をもっともっと明るくすることができるかもしれませんね!

今日は物のあり方と人間関係のあり方を考えさせられる授業になりました!

(ボランティアスタッフ 間宮 一樹)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

1. コメントが遅くなりましたが、先日はありがとうございました。

芝生の上だったので、非常に心地よいのんびり感が漂っていて、気持ちよく授業を受ける事ができました。

シェアリングについては、始まりは”単なる”モノとモノの繋がりでも、”愛情”が加わると人と人との繋がりに発展する事を教えていただき、大変ステキな勉強会でした♪

また、その後の【ロード・ザ・シェアリング】にも、突然ながら参加させていただき、道を”楽しく”シェアする方法を感じる事が出来て非常に良かったです♪(チャリンコの風は心地良いですね)

ステキな講師の方々を含め、スタッフの方々とも一日勉強をしながら楽しめたコトを嬉しく思います♪

次回もまた参加します!(抽選当てますよ♪)
よろしくお願いいたします!
2009年09月26日(土) 11時39分(kingkang)
2. kingkangさま
コメントありがとうございます。
私も楽しく一日を過ごせました。これからの時代にシェアリングがもっと自然に広がるといいな〜と思いました。
今後もどんどんご参加ください。お待ちしております。
2009年09月28日(月) 0時46分(高橋)
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先生

街の先生 / 一般市民

街の先生 それは、一般市民として普段暮らしているユニークで面白い先生です。

ソーシャル・シェアリング・サービス「シェアモ」 企画・開発ご担当者&シェアモ 愛知県ユーザー / 企画・開発担当者・ご利用者

エニグモが日本で初めてスタートした、みんなで使えるモノはみんなでシェアする、ソーシャル・シェアリング・サービス『シェアモ(ShareMo)』。 http://www.shmo.jp/ その企画・開発をされた方や、愛知県で利用しているユーザーの方々(予定)です。 ◆『シェアモ』とは  シェアモは日本中の人とモノをシェアし、なんでも使わせてあげたり、使わせてもらう史上初のシェアリングサービスです。  読み終わった本や捨て切れない服など、家の中に埋もれさせておくのは、モッタイナイ。そんなもったいないモノをシェアモに登録すれば、欲しい人が借り、使用後に、また他の人に譲り、シェアの輪が広がっていきます。代表的なシェアモノは、着なくなった服、マンガ本全巻セット、ゲームソフト、ベビーグッズなど。あなたのもったいないモノが日本全国の欲しい人のところを転々と旅していくダイナミックなシェアリングサービスです。

今回の教室

名古屋市内道路(久屋大通北行き本重町~桜通 間)

住所:
地図を見る

なごや カーフリーデー 2009 実施エリア
※当日、芝生の貼られたエリアの北側に、大ナゴヤ大学のテントブースがあります。(芝生エリアより、2つ目のテント)

※大ナゴヤ大学のバナーが目印です。