授業詳細
CLASS
大ナゴヤ大学はたらく課 『ハタラクデアイ』
開催日時:2012年08月03日(金) 20時00分 ~ 22時00分
教室:ヌンクヌスク
レポートUP
先生:
武山 匡哉 / 株式会社ティーエフエル代表取締役
小木曽 孝行 / case study shop Nagoya オーナー
藤村隆司 / cafe duri(カフェ ドュリ)オーナー
カテゴリ:【くらし/はたらく課】
定 員 :10人
*本授業は、大ナゴヤ大学はたらく課主催のトークイベントとなります。
(現在大ナゴヤ大学が5月〜8月末の期間、持続可能な運営体制を整えるための一環として参加費を頂戴している対象授業ではありません)
※こちらは、大ナゴヤ大学の募集枠となっております。別途、はたらく課HP内でも募集を受け付けております。
「自分にとってはたらくとはなにか?」
その問いに対して、明確な答えを持っている人がどれだけいるでしょうか。
人は人生においてとても多くの時間を「はたらく」ことに費やしています。
「はたらくこと」は、人生の全てではないけれど、大事な要素の一つだと思います。
「はたらく」ことは、時には壁にぶつかったり、つまずいたり、悩んだりと、
決して平坦なものではありません。
だからこそ楽しく充実したものにしたいものです。
日々の生活の中で、自分を変えてしまうような劇的な出会いや、
出来事って滅多に起こることはありません。
ほんのちょっとした行動、些細なキッカケで、
大事な何かに気づいたり、
心に残る一言が幾つも集って
一つの核が出来ることもあるのでは、と思います。
「そんな“はたらく”との出会い」をキャッチコピーに、
様々な「はたらき方」「生き方」に出会える
きっかけづくりをしていきたい、
と活動を始めた大ナゴヤ大学・はたらく課。
私たちは、自分の「はたらき方」や「生き方」について、
考えたり、振り返ったり、気づいたりできる
「場」をつくることはできないか、と考えました。
『−ハタラクデアイ−』
東海地区ではたらく様々なゲストをお招きし、
普段のお仕事内容や、働き方、また生き方についてお話を伺います。
また、参加者・ゲスト・スタッフが交流できるような時間も用意しました。
仕事帰りに、雰囲気のいいお店で、軽く飲食をしながら、
ゆったりとした雰囲気で「はたらく」について考えてみよう
というトークイベントです。
第一回目のゲストは、
株式会社TFL(ティーエフエル)代表取締役 武山匡哉さん
case study shop(ケーススタディショップ)オーナー 小木曽孝行さん
cafe duri(カフェ ドュリ)オーナー 藤村隆司さん
この地域に暮らす方たちとダイレクトに繋がるお仕事として、お店を始めた3名。
そんな皆さんの「はたらく」とは?
皆さんも、ゲストのお話、そして参加者・ゲスト・スタッフとの交流を通じて、
自分にとっての「はたらく」について考えてみませんか。
現在社会人として働いている皆さん、
これから社会に跳びだそうとしている学生の皆さん、
お待ちしています。
【スケジュール】
19:30・・・・開場・受付開始
20:00・・・・開始、主催者挨拶・ゲスト紹介
20:10・・・・3名のゲストのトーク
21:00・・・・参加者同士のシェアタイム
21:10・・・・質問タイム
21:20・・・・交流会
22:00・・・・終了
(コーディネーター:はたらく課)
■はたらく課(大ナゴヤ大学HP内)
■はたらく課オフィシャルサイト
この日は、「大ナゴヤ大学はたらく課」主催のトークイベント「ハタラクデアイ」が開催されました。
『そんな“はたらく”との出会い』をキャッチコピーに、様々な「はたらき方」「生き方」に出会えるきっかけづくりをしていきたい、という思いから活動が始まった大ナゴヤ大学はたらく課。
そしてそのはたらく課が主催するトークイベント「ハタラクデアイ」は、自分の「はたらき方」や「生き方」について、考えたり、振り返ったり、気付いたりできる「場」として企画されました。
***********
会場は、鶴舞駅近くの「nunc nusq(ヌンク ヌスク)」さん。
開始は20時です。
第一回目の今回は、東海地区で活躍する3名のゲストにお越しいただき、それぞれの“はたらく”をお話ししていただきました。
ゲストは…
株式会社TFL(ティーエフエル)代表取締役 武山匡哉さん
case study shop(ケーススタディショップ)オーナー 小木曽孝行さん
cafe duri(カフェ ドュリ)オーナー 藤村隆司さん
以上3名です。
仕事をするうえでの、“地域”とのつながりは?
“人”とのつながりは?
そして、“はたらく”とは?
いろいろ聞いてみたいですね。
まずは、ゲストの3名の自己紹介から始まりました。
武山さんは現在、名古屋と岐阜でストリート系ファッションのお店を経営されています。
名古屋生まれ名古屋育ちで、大学時代から海外を飛び回っていたそうです。
「働くことが大好きです」「宝物は社員」など、まだまだイベントは始まったばかりですが、さっそく武山さんの“はたらく”が飛び出しました。
そして武山さん、なんといってもとても元気な方!
トップバッターとしてお話しをしていただきましたが、武山さんの声が、会場を一気に盛り上げてくれました。
次は、小木曽さんです。
小木曽さんは、ミッドセンチュリーを基本としたインテリアショップを経営中。
岐阜県岐阜市に生まれ、家具販売会社の退職を機に独立し、2011年7月に名古屋市中区栄に今のお店をオープンされました。
「おもちゃ箱をぶちまけたようなお店になればいい」と、ご自身のお店について語ってくださいました。
お店へのこだわりがひしひしと伝わってきました。
そして、藤村さん。
藤村さんは今年の5月に、cafe duriをオープンされました。
duriとは、ベンガル語で「絆」の意味。
お店のオープンにあたり、たくさんの人に助けてもらったお話を、嬉しそうにしてくださいました。
お店をオープンされる前に、たくさんの“はたらく”を経験されたという藤村さん。
もっとお話を聞いてみたいです。
さて、自己紹介に次いで、さっそくトークの本番です。
たくさんたくさん、わくわくするお話をしてくださったのですが、ここではその一部を紹介します。
全部を書ききれないのが残念です!
★一つ目の質問は、「人とのつながりは?」。
お店を経営されている3名。
それぞれが考える、「人とのつながり」についてお話ししていただきました。
武山さん:
「人とのつながりがすべて」。
社員やお客様だけでなく、「荷物を毎日届けてくれる運送の人」も、お店を支えてくれている大切な一人と考えているそうです。
「ひたすら感謝の毎日です」。
小木曽さん:
「売って終わりではなく、その後の関係も大切にしたい」。
今日では同じ商品がたくさん流通し、それらはどこでも買えるけれど、だからこそ「この人から買いたい」と思ってもらえるような信頼関係を築くことを大切にしているそうです。
藤村さん:
「人とのつながりが120%」。
カフェをしたい、と、想いを伝えただけで、たくさんの人が協力してくれたこと。
最近では、常連さんも増えてきていること。
コーヒーいっぱいでも、コミュニケーションを大切にしていること。
藤村さんの周りには、たくさんのつながりがあふれていました。
★続いて、武山さんへの質問です。
「お店と地域とのつながりは?」。
武山さん:
「お店ができるのは、“街”があるから。街の人が、仲間にしてくれているから」。
武山さんが大切にしているのは、“挨拶と掃除”。
毎日、ご自身のお店の前だけでなく、近所の掃除も欠かさないそうです。
「商売は王道から」。
武山さんからは、地域の人への“感謝”が、ひしひしと伝わってきました。
★小木曽さんには、「最近はインターネット販売が普及していますが、お店で売る時に気をつけていることは?」。
小木曽さん;
「どんな話も聞きますよ、というスタンスですね」。
話しかけやすい人であろうと心掛けているという小木曽さん。
お客様と話をしながら、しっかり納得して商品を買ってもらうことを大切にしているそうです。
★そして藤村さんにも、「どうしてこんなに人が集まってくるのでしょうか?」。
藤村さん:
「なんででしょうね(笑)」。
友達が友達を連れてきてくれる、と藤村さん。
藤村さんの周りには、自然と人が集まってくるようです。
多くの人が、藤村さんの魅力にひかれて集まってくるのではないでしょうか。
★最後の質問は、「ゲストのみなさんにとって、“はたらく”とは?」。
小木曽さん:
「自己表現」
藤村さん:
「経験値を積むこと」
武山さん:
「人生!」
ひとことで、ばしっと答えてくださるみなさま、さすがです。
ゲストのみなさんは、今のお仕事に至るまでに、様々な経験をされたようでした。
必ずしも、それが楽しいだけのものではないことも。
そして今でも、もちろん辛いことはあるそうです。
それでも、3名のお話と笑顔からは、前を向いて生き生きと“はたらく”姿が浮かんできました。
さて、トークが一段落すると、次は質問タイム。
「組織の中で働くことを選ばなかった理由は?」
「どんな人と働きたい?」
など、参加者のみなさんからの質問にお答えいただきました。
その後は、交流会です。
ヌンク ヌスクさんの美味しい料理をいただきながら、ゲスト、参加者、スタッフ、みんなで“はたらく”について考えました。
どんどんゲストに話しかけに行く参加者さんもいました。
どのテーブルも会話が弾んでいるようでした。
***********
はたらく課、第一回目の「ハタラクデアイ」、大盛況でした。
普段、漠然と“はたらく”ことについて考えている方も多いと思います。
そのような思いを、様々なバックグラウンドを持つ方々と共有することで、新たな“はたらく”を発見できたのではないでしょうか。
今後のはたらく課にも注目です!
ゲストのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうござました!
このインタビューの詳細は、はたらく課ホームページ http://dnu.jp/hatarakuka/
に掲載します。
(ボランティアスタッフ カトウトモコ)
先生
武山 匡哉 / 株式会社ティーエフエル代表取締役
1969年4月2日、名古屋生まれ名古屋育ち。
愛知大学入学と同時にバックパッカーになる。19歳よりアフリカ、ヨーロッパ、北米を、荷物ひとつでぶらぶら一人旅。
旅の途中、カリフォルニア州オーシャンサイド市にあるミラコスタ・カレッジに入学。2年後同短大ホテルマネージメント学部を卒業し、カリフォルニア州ラ・ホヤのハイアット・リージェンシーに就職するも1ヶ月で退職。
日本に戻って愛知大学に復学しながら、 月に1回アメリカに買い付け+フリーマーケットで売るという生活で1993年よりアパレル業に入る。
今までに「the S.O.B clothing store」、「T.F.L」、「FRONT by T.F.L」、
「parkLiFE」、「T.F.L C/W」、「timeforlivin'」、「shop Be-SHARE! 」をオープン。
現在は名古屋と岐阜に「timeforlivin'」「shop Be-SHARE! 」「parkLiFE」の3店舗を経営する株式会社ティーエフエル代表取締役。
T.F.L/timeforlivin' ホームページ
小木曽 孝行 / case study shop Nagoya オーナー
1984年岐阜県岐阜市生まれ
家具販売会社の退職を機に独立、2011年7月に名古屋市中区栄にcase study shopをオープン。
ニセモノのデザインが溢れる世の中だからこそ、本物のミッドセンチュリーデザインの良さを伝えるべく営業中。
case study shop Nagoya
藤村隆司 / cafe duri(カフェ ドュリ)オーナー
名古屋市生まれ。duriとは、バングラデシュの言葉(ベンガル語)で『絆』という意味です。2009年に、バングラデシュに旅行に行った際に、ストリートチルドレン支援施設「エクマットラ」をたずねる機会がありました。大変な状況にさらされている子どもたちは、僕に夢を語ってくれました。僕には何が出来るのだろう?cafe duriという場所を通して、今なお続くストリートチルドレンなどの諸問題に興味を持ち、少しだけでも行動してくれる人をたくさん作りたい。性別、年齢、地域、国を飛び超え、たくさんのつながりを持ち、絆を深めて、みんなが幸せになれるお手伝いができれば――そんな想いで2012年5月カフェの経営を始めました。
cafe duri facebookページ
今回の教室
ヌンクヌスク
住所:nunc nusq(ヌンクヌスク)
愛知県名古屋市中区千代田4-7-1
052-332-0002
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写真提供:名古屋アートライフ