「お仕事お疲れ様でーす。DNU DRINKS 楽しんでやりましょ～↑↑」「カンパーイ」
そんな学長の掛け声から始まりました。
大ナゴヤ大学リニューアルされてから初めての試み「DNU DRINKS」
DNU DRINKSでは、名古屋の面白い情報を発信していきます。
いわゆる名古屋の観光情報誌や、ウェブでおすすめされてるような場所の紹介ではなく、
普段あまり紹介されないけれど、めちゃめちゃ面白いお店や個性的な人、
ホッとする場所などを紹介することで楽しみながら知ってもらい、
ナゴヤって面白いじゃん！と新しい発見をしてもらう企画なんです。

今回、面白い名古屋を紹介してくれるゲストお二人に来ていただきました。
アパレル業で活躍されている武山匡哉さんと、サカエ経済新聞編集長の青木奈美さん。武山さんは黒と白のストライプのシャツに胸にはエリザベス女王のバッチ。頭にはマウンテンハット。奈美さんは背中には恐竜が描かれたコートを着て。お二人とも個性的でおしゃれでした。

そんなゲストトークの合間に生徒さんたちに今日の感想を聞いてみました。
「講演会だと思って来たけど、違ってたー」
「もっとお堅い感じにやるのかと思ってました」「びっくりしました」
「いつもの授業と違うよね。」って声が多く聞かれました。
これは・・・・なんだかいつもの大ナゴヤ大学の雰囲気とは違うような？？
生徒さんはお酒片手に、美味しいサンドウイッチをほおばりながら。
金曜日の夜、一週間仕事終わりのホッとした時間。
ゲストお二人の「私の好きな名古屋」とは？

僕が名古屋で一番好きなお店・・・GOLDEN YEARS　　～武山さんの場合～
「音楽と男の子と女の子と・・つまり人間が好き」
「みんなに服を大好きになってもらいたいんだー」
と言いながら、GOLDEN YEARSさんについてどこが好きか・・一杯一杯語ってくださいました武山さん。
「ここのオーナーがロックな人でね」
「ドクターマーチンの靴が置いてあるんだけど、最近は中国製が殆どの中、この店だけはイギリス製のものが20年前の定価のまま置いてあるんだよね」
「店のなかはものすごい量の服でさ、通れないんだ、そこ掻き分けていくの～」
「最近さネットショップで服を買えたりするけれど、ぼくは (自分で探しに行って)
やっべーこんなのあるんだーと
服が買いたいと思う、この、初期衝動を大事にしたいの」
「うわ～っていいもの見つけた時の自分のリアクションを楽しみたいんだよね。」
「洋服に、文化背負ってください！！」
などなど、出る出る、好きな服と出会いから始まって、あふれ出てくるコトバ。
あまりのテンポの良さに横の人とおしゃべりでもしようかとしてた生徒さんが、話に引き込まれていくのを感じました。会場が時折シーンとなるのです。
「あっ・・それで～バッチに関わる話していいですか？」
「イエーイ」湧き上がる生徒さんたち・・といった感じでしょうか・・・
「でね、モッズのパーカーにバッジ一杯つけて国会議事堂の前に行ったら職務質問されちゃったの～」

その後の、「僕の好きなあられ屋さん」の時は
「コンビニでね１００円の味の無難なあられを買うよりあえて個店。歴史的なあられ屋さんで味が美味しいかどうか分かんないけど、おもわず買っちゃう300円のあられで・・皆さん試してほしい」
武山さんの名古屋の好きなお店の話は止まらない・・服が大好きな気持ちその話し方がまるで冒険をしに行く様で「面白いわっっ」って私は思ってふと生徒さんのお顔をみると皆さん笑ってたし、「おいおい」「いいいねぇ」とか生徒さんのツッコミが入ったりしてました。　　　　
「いつでもみなさん、武山コール、お願いします」と武山さんはニッコリ。
日本一、味噌串かつの美味しい店教えます。　～青木さんの場合～
「武山さんみたいに上手に話せないんですけど」と言いながら青木さんの好きなお店の話。
お気に入りの「代官町のとん八さん」は、味噌を継ぎたし継ぎたし使っているそうで味噌はまっ黒・・スライド写真が会場に流されていたのですが、生徒さんのどよめきが～。
「これが大根と卵・・三角だからこんにゃくだと識別するんです」・・あまりの黒さにびっくり。
「もう、なんていったらいいんですかね。あのおいしさ♡」
「グルメのノーベル平和賞あげます・・って友達が言ってました。」
・・ふと見ると生徒さんたちは自分の携帯、スマホで「とん八」さんを検索しているではないですかー。
青木さんはニコニコとおっしゃいました。
「このお店は、お父さんと息子さんで経営されてるんですけど、お父さんは味噌に串カツを三秒つけてくれるんですけど、息子さんだと「ぴょい」ぐらいしかつけてくれない・・いつも、お父さんみたいに３秒つけて～って思ってます。」

元気な６２歳の店長さんに会いにゆく～NATUMEGU～

今日着ている青木さんのお洋服はこのお店で求められたそう。一点物な感じでカッコイイ！
「でもこのお店はハードルが高いんですよね」
・・お店は２時から１９時までしかやってないし、それもアポイント制なんです。
「前日か二時間前までにTELください・・それも携帯電話なのー」と青木さん。
「友達の家に行くのかよー」・・って楽しい生徒さんのつぶやきも聞こえました。

６２歳のじゅんこさんが経営するこのお店は、ご本人が直接フランスに買い付けに行ったりして、気に入ったものを買ってきては並べる。
アポイント制にした理由は「お店番をしていると大好きなことが出来なくなる」から。
スライドで見せて頂きましたが、カラフルなお洋服と、おしゃれで元気な店長さんの姿が。
「かっこいいと思います、こんな６２歳になれたらいいな」と青木さん。
じゅんこさんが、みんなに楽しんでもらいたいとお店に服を並べる様子など語ってくださいました。

実際に帽子やパーカーを持ってきて話してくださった武山さんには生徒さんたちの「ほおー」って声が何度も上がり、青木さんの美味しそうな食べ物の話には、皆でメモする姿が・・
その他オアシス21のベンチの話、テレビ塔のほぼ横にある「ジャズ喫茶・YURI」さんの話などを聞きました。

最後に生徒さんたちが「お気に入りのお店を紹介」なんとその場でネット検索、みんなでチェックという試みも行われました。立ち飲み屋さんとか・・情報シェアしたりして。
「わたしたちのナゴヤで大好きな場所」今回は数例でごくごく限られたポイントではありましたが、愛のこもった「大好きトーク」は皆を沸かせましたね。

とある生徒さんがおっしゃってました。
「私は大学職員なんですけど、大学生は(地方から来る人は)名古屋だと推薦で受かりましたって人が多い。ほかの大学だとその土地柄が好きだからと言って大学決めましたーって来たりするんですよ。・名古屋って特にオススメな所がないんですよね。これはくやしいです。名古屋だから来たよーって学生に言ってもらいたいです」

そうですね。
地方から来る人が行きたいなーと思う名古屋、そして地元の私たちが楽しめる名古屋にしたいですね。
「名古屋ってこんな面白いとこあるんだね」この日、参加された生徒さんたちは口々に
「楽しかったですー」と言って下さいました。
DNU　DRINKS　第2回からもどんなゲストが来るのか？知らないナゴヤを皆でシェアして楽しみましょう～♪ぜひ次回も参加お待ちしていまーす。


(レポート：ボランティアスタッフ　松田直子
写真：スタッフ　森田和美)



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