授業詳細
CLASS
染められて。〜注染てぬぐいの魅力〜
開催日時:2013年11月17日(日) 12時00分 ~ 13時30分
教室:喫茶まつば
レポートUP
先生:
佐々木喜八 /
カテゴリ:【歴史・文化/NAMO.】
定 員 :15人
EVENT NAMO.@円頓寺の中での授業になります。
ワークショップは外で行うので暖かい服装でお越し下さい。
※会場は喫茶まつばになりました。【11月17日(日)】
かつての生活必需品。ワークショップは外で行うので暖かい服装でお越し下さい。
※会場は喫茶まつばになりました。【11月17日(日)】
お洒落さんの必須アイテム。
万能布と言われ、一世を風靡した一枚の布。
今回の授業は、
そんな古き良き手作業で今も伝えられる「注染手ぬぐい」です。
「とにかくみんなに広めたいんです」
昔と変わらない手作業で染め上げられた注染てぬぐいを、
いろんなイベントで多くの方に伝えている、
印屋(しるしや)の佐々木喜八さんを先生にお迎えしました。
職人と言う名の伝承者に少しの憧れを抱いている私にとって
聞かずにはいられなかった一つの質問・・・どうしてこの道に?
実は大学時代は建築を専攻していて、卒業後に染め職人の道に。
周りが建築関係に進む中、染めという別世界に飛びこんだこと、
周りに驚かれましたよぉ〜とハニカミながらも、そう語ってくれました。
日本建築から始まった、日本の文化、江戸の文化への興味。
出会いとはどこに転がっているのか・・・。
ここまで聞いたら、もう聞かずになんていられない!?
職人だからこそ味わえる喜びや苦労話に交えながら、
てぬぐいのあれこれ聞かせていただきます。
本物の型紙に触れ、作り出された柄の裏話から
てぬぐいの知られざる活用法に
好きだからこそ詳しくなってしまった江戸の歴史まで!?
授業の終わりには、オリジナルてぬぐいも作れます。
別世界から染め職人という新たな世界に飛び込んだ
印屋の喜八さんに会いにきてみませんか?
てぬぐいの魅力に きっとあなたも染まるはず。
【当日の流れ】
11:40 生徒さん受付開始
12:00 授業スタート
司会挨拶、先生紹介&30秒自己紹介
12:10 コミュニケーションタイム
生徒さん・先生・スタッフ全員でアイスブレイク
12:15 注染てぬぐいを知ろう!
12:30 まちなか芝居を鑑賞
12:40 ワークショップ・オリジナルてぬぐい作り
13:10 感想・まとめ挨拶
13:20 アンケート・集合写真
13:30 終了
授業コーディネーター/伊熊志保・森田和美
江戸時代の浮世な風が吹き込んだ日曜日の円頓寺商店街。
EVENT NAMO.「浮世のWonderland ~喜八と遊女の心中恋物語~」の中で開催された今回の授業。
授業の会場となったのは、昭和の雰囲気が漂う空間、”喫茶まつば”。
美味しいコーヒーと共に一息ついたところで、授業が始まる。
まずは、生徒さんの自己紹介でこんな声が聞こえてきた。
「今年の夏からてぬぐいを使い始めたら好きになった!」
「以前、喜八先生にてぬぐいを作ってもらったことがあります!」
「てぬぐいは、額に入れて部屋に飾るほど好き!」
「円頓寺商店街が大好き!」
「名前がエンドウなので、エンドウジ商店街は他人事と思えなかった!」
と、授業に参加したきっかけはさまざま。
さて、今回の授業は、「印屋(しるしや)」の染職人、佐々木喜八さんを先生にお迎えし、
注染てぬぐいの歴史から作業行程などを学んだ。
【注染てぬぐいの作り方】
1. 生地の型紙を固定し、染料をのせない部分に糊を伸ばす。
2. ドビンと呼ばれるじょうろで染料を注ぐ。
3. 流水に浸して、糊と余分な染料を洗い流す。
4. 乾燥させた後、てぬぐいサイズに切り分ける。
この作り方、明治時代から続く伝統的な方法だそうで、
全ての作業工程には、それぞれ専門の職人さんがいるほど手間がかかっている。
さて、注染てぬぐいについて学んだところで、いよいよワークショップ。
【実際にオリジナルてぬぐいを作ってみよう!】
自分だけのオリジナルてぬぐい。
てぬぐいファンにとっては何とも嬉しい体験。
どんなてぬぐいができあがるか考えながら、みんな真剣な表情で取り組む。
さて、どんなデザインにしよう。
まずは、型紙に自分の好きな絵柄を切り抜く。
てぬぐいに型紙をのせて、切り抜かれた部分に色をつける。
今回のワークショップで色づけに使用したのは、スタンプのインク。
色の種類も豊富にあるから、好きな色を使って自分好みに。
インクが乾いた後は、アイロンを15秒程かけるだけで色落ちしないから洗濯も問題なし。
できあがってきた生徒さんの作品を除いてみると、
”ドット柄の可愛らしいてぬぐい”
”素敵な結晶柄でクリスマスの雰囲気たっぷりのてぬぐい”
”自分のイニシャルやニックネーム、好きな数字を並べたてぬぐい”
”子どもが書いたお絵かきを切り抜いた愛情たっぷりのてぬぐい”
”バラの花を散りばめた女性らしいてぬぐい”
「浮世のWonderland」オリジナル絵柄を切り抜いた風情あるてぬぐいは、売り物でもおかしくないほどの出来。
さまざまな絵柄のてぬぐいは十人十色、まさに自分だけのオリジナルてぬぐい。
手づくりだから喜びも愛情もひとしお。
使えば使い込むほど味が出るという注染てぬぐいは、今後どんどん自分色に染まり、一層愛着もわくことだろう。
万能なてぬぐいは世代を問わない。
昔も今もてぬぐいが愛され続ける理由が改めて実感できた授業だった。
(レポート担当:ボランティアスタッフ 篠本リエ
カメラ担当:うーな)
EVENT NAMO.「浮世のWonderland ~喜八と遊女の心中恋物語~」の中で開催された今回の授業。
授業の会場となったのは、昭和の雰囲気が漂う空間、”喫茶まつば”。
美味しいコーヒーと共に一息ついたところで、授業が始まる。
まずは、生徒さんの自己紹介でこんな声が聞こえてきた。
「今年の夏からてぬぐいを使い始めたら好きになった!」
「以前、喜八先生にてぬぐいを作ってもらったことがあります!」
「てぬぐいは、額に入れて部屋に飾るほど好き!」
「円頓寺商店街が大好き!」
「名前がエンドウなので、エンドウジ商店街は他人事と思えなかった!」
と、授業に参加したきっかけはさまざま。
さて、今回の授業は、「印屋(しるしや)」の染職人、佐々木喜八さんを先生にお迎えし、
注染てぬぐいの歴史から作業行程などを学んだ。
【注染てぬぐいの作り方】
1. 生地の型紙を固定し、染料をのせない部分に糊を伸ばす。
2. ドビンと呼ばれるじょうろで染料を注ぐ。
3. 流水に浸して、糊と余分な染料を洗い流す。
4. 乾燥させた後、てぬぐいサイズに切り分ける。
この作り方、明治時代から続く伝統的な方法だそうで、
全ての作業工程には、それぞれ専門の職人さんがいるほど手間がかかっている。
さて、注染てぬぐいについて学んだところで、いよいよワークショップ。
【実際にオリジナルてぬぐいを作ってみよう!】
自分だけのオリジナルてぬぐい。
てぬぐいファンにとっては何とも嬉しい体験。
どんなてぬぐいができあがるか考えながら、みんな真剣な表情で取り組む。
さて、どんなデザインにしよう。
まずは、型紙に自分の好きな絵柄を切り抜く。
てぬぐいに型紙をのせて、切り抜かれた部分に色をつける。
今回のワークショップで色づけに使用したのは、スタンプのインク。
色の種類も豊富にあるから、好きな色を使って自分好みに。
インクが乾いた後は、アイロンを15秒程かけるだけで色落ちしないから洗濯も問題なし。
できあがってきた生徒さんの作品を除いてみると、
”ドット柄の可愛らしいてぬぐい”
”素敵な結晶柄でクリスマスの雰囲気たっぷりのてぬぐい”
”自分のイニシャルやニックネーム、好きな数字を並べたてぬぐい”
”子どもが書いたお絵かきを切り抜いた愛情たっぷりのてぬぐい”
”バラの花を散りばめた女性らしいてぬぐい”
「浮世のWonderland」オリジナル絵柄を切り抜いた風情あるてぬぐいは、売り物でもおかしくないほどの出来。
さまざまな絵柄のてぬぐいは十人十色、まさに自分だけのオリジナルてぬぐい。
手づくりだから喜びも愛情もひとしお。
使えば使い込むほど味が出るという注染てぬぐいは、今後どんどん自分色に染まり、一層愛着もわくことだろう。
万能なてぬぐいは世代を問わない。
昔も今もてぬぐいが愛され続ける理由が改めて実感できた授業だった。
(レポート担当:ボランティアスタッフ 篠本リエ
カメラ担当:うーな)
先生
佐々木喜八 /
1979年、三重県桑名市に生まれる。 大学で建築を専攻、四年間受け続けた日本建築学がきっかっけか日本の意匠や文化に興味を持 つ。中でも江戸の文化に関心を抱き、卒業後染物を扱う会社に入り、三年後、祭りをテーマにした 店を開店。 今現在、半纏、暖簾、幟、手拭を中心に江戸文化に欠かせない品々を作り続けています。