授業詳細
CLASS
銭湯へ行こう! 第3湯
開催日時:2015年10月04日(日) 14時30分 ~ 16時30分
教室:銭湯へ行こう!:平田温泉
レポートUP
先生:
銭湯好きの皆さん /
カテゴリ:【コミュニケーション/歴史・文化】
定 員 :10人
※参加費としてお一人500円を頂戴いたします。
※入浴料420円+実費(喫茶店代などの飲食費ほか)
※サウナに入る方は+100円
※集合場所は地下鉄桜通線高岳駅1番出入口(地上)
まちの銭湯に、一緒に行きませんか?※入浴料420円+実費(喫茶店代などの飲食費ほか)
※サウナに入る方は+100円
※集合場所は地下鉄桜通線高岳駅1番出入口(地上)
3回目の「銭湯へ行こう! 第3湯」授業を行います。
※銭湯初体験の方へは簡単な基礎知識をお伝えします。
今回の銭湯は、ズバリ!創業100周年の平田温泉さん。
あの東区平田町の大きな交差点で
日が落ちてくると気になるネオン管サインの「ゆ」の文字がそそります。
地下水を湧かしているお湯、
浴室の奥はモザイクタイル絵でもなくペンキ絵でもなく、
自然光に照らされた岩と植物たちが素敵に迎えてくれます。
授業内容は、「銭湯へ行こう!」授業恒例、
近所の喫茶店(今回はコーヒー&レストラン キャラバンさん)で
生徒のみんなが持寄った銭湯の思い出話や
初めての方は銭湯の楽しみ方を聞いたりと
お茶をしながら銭湯談義。
その後、平田温泉さんでバックヤードを見学させていただき、ひとっ風呂。
授業はここで終わるのですが、
湯上がりに近所の居酒屋で一杯。といったオプションもあります。
一緒に行ける方は近所の居酒屋へ移動し、風呂上がりのビールで乾杯!
お店は代官町辺りで定食屋か居酒屋で2.3候補がありますが、
参加人数やみなさんの様子を見てふらっと行こうと思っています。
私、高橋(授業コーディネート担当)も、
明るい時間帯にいくのは初めてなので昼間の平田温泉さんはホントに楽しみです。
こんな大ナゴヤ大学で最もゆる〜い授業ですが、
10月10日が銭湯の日という事もあり、
愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合さんの
「行こう!銭湯&SENTOU」の一環で授業を開催します!
10月1日(木)から10月12日(月)は
愛知県下18の銭湯でイベントをしていますので、
是非、ご家族お友達などみなさんで、まちの銭湯を楽しんでください。
詳しくは、下記ホームページでご確認ください。
http://aichi1010.sakura.ne.jp/yokujyouevent.html
銭湯は人と人が自然にふれあえる場所。
古くて新しいコミュニティスペースです。
初回(第1湯)「銭湯へ行こう!」この授業の内容はこちらから。
http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/255
第2湯はこちらです。
http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/312
【授業スケジュール】
14:10 受付開始
集合場所:地下鉄桜通線高岳駅1番出入口(地上)
14:20 コーヒー&レストラン キャラバンさんへ移動
14:30 自己紹介
〜銭湯談義
15:30 銭湯へ行こう!
集合写真
バックヤード見学後
いざ、お風呂へ。
入浴後自然解散です。
※授業後は行けるメンバーで一杯ひっかけに行きましょう!
(授業コーディネーター:高橋佳介)
日曜日の昼下がり。
ひんやりとした秋の風が吹くなか、高岳駅に9名の生徒さんが集まりました。
「ちょっと寒くなってきたし、お風呂入ったら気持ちいいだろうねぇ~」なんて言いながら、
銭湯談義の教室である「コーヒー&レストラン キャラバン」へ向かいます。
お店のレトロな雰囲気に、みなさん思わず写真をぱしゃり。
それぞれ席に着いてドリンクを注文したら、さっそく銭湯談義が始まりました。
愛知県の銭湯一覧が配られ「この資料はレアですねー」「こんなにあるんだ~」
「ここ行ったことある!」などとひとしきり盛り上がります。
銭湯好きが集まれば、自然と銭湯の話に花が咲く。共通項ってすごいですね。
仕切り直して、恒例の30秒自己紹介からスタート。
銭湯にまつわる思い出や、印象的だった銭湯エピソードが語られます。
子どもの頃、おりこうすると銭湯でフルーツ牛乳を買ってもらえた
家の引っ越しの時に家族で行った。うまく言い表せないけどいい思い出
銭湯にブリキのおもちゃを忘れてきちゃったほろ苦い思い出…
湯桶の無い銭湯にはびっくりした
世田谷の石川湯がよかった
金沢の大和温泉がよかった
道後温泉がすごくよかった
長野の下諏訪温泉に行ってみたい
北海道以外の全国の銭湯に行ったことがある(!)
地元の銭湯が減ってきちゃってさみしい
蟹江の尾張温泉はお湯が良い
出張では温泉のあるホテルを選ぶ。熊本のドーミーインは市内を一望できた
中川区のキャナルリゾートの炭酸泉は微妙にぬるいのでずっと入っていられる
電気風呂、なんでお風呂でピリピリ痛い思いをしなきゃならんのだと感じる
最近サウナにも目覚めた
…さすが銭湯好きのみなさん。銭湯の話題には事欠きません。
ある生徒さんは渋谷でたまたま行った銭湯で、脱衣所からもランドリーにつながっていたそうです。
「それはいいね」「お風呂に入ってる間に済ませられる」とひと盛り上がり。
(→調べてみました。渋谷区の「鶴の湯」?「改良湯」??)
また、東京のサウナは高い!との発言も。
銭湯には地域性も出るようで、京都には全裸でエレベーターに乗る構造の銭湯があるそうです。
同じく京都の梅の湯では、もともとアパレルで働いていた銭湯好きの25歳の若者が、
「このままだと銭湯が消えてしまう!」との思いで番頭になったとか。
名古屋市南区の銭湯で修業をしたそうです。
そんなすてきなエピソードの後には、京都宮川町『大黒湯』さんに関するエピソード。
ここは祇園などの花街から近く、仕事を終えた舞妓さんが来るそうです。
そのタイミングで行くと壁越しに黄色い声が聞こえてくるとか…
「そういう楽しみ方もあるよね」と男性陣大盛り上がり。
ちなみに名古屋の仁王門湯にも、錦で働く女性が来るとのこと。男性の利用が増えるかもしれませんね。
さて、そろそろ銭湯に移動です。
ちょっと歩いて大通りの「平田町交差点」に「ゆ」の文字が。
本日の湯、平田温泉です。
創業100周年を迎えた平田温泉。4代目の八木さんがシャッターを開けて、バックヤードを見せてくださいました。
後ろでは多くの車が行き交い、目の前には煙突や趣のある機械が鎮座する。都会からどこかに迷い込んだような感覚です。
昔は煙突はもっと高かったそうですが、もし地震で倒れたら…と思い短くされたとのこと。
煙突を短くするってどうやるの?との質問には、「煙突にのぼって、切った部分を内側に落としていった」そうです。
一般的な温泉はボイラーでお湯を沸かしていますが、平田温泉は地下水を重油のみで沸かしているそうです。
強制的に空気を送って沸かしており、熱交換しているだけなので「ボイラー」ではなく「ヒーター」と呼ぶのだとか。
4年くらい前に一式を切り替えたそうです。
お湯が入っている窯はステンレス製。鉄窯と違い錆が出てこないため、透明なお湯になるそうです。
ただ穴が開いてしまうと修理が大変で、過去には浸水してしまったこともあるそうです。
水風呂用の濾過器も見せていただきました。珪藻土を用いて汚れを吸着させて濾過しているそうです。
興味深そうに眺める生徒さんたち。粒子の大きさなど専門的なことまで質問が飛び交っておりました。
ところで、銭湯の経営にははたしてどれくらいのお金がかかるのでしょうか?
まず、機械一式で定価500万円くらいとのこと。
最も大きいのは燃料費です。重油で沸かしており、真夏で50ℓ、秋のこの時期で120ℓ、
冬場は暖房も含めてすごくエネルギーを必要とするため、今の倍くらいになるそうです。
今は1ℓあたり約58円ですが、過去に123円の時期が1-2ヶ月続いたことがあるそうで、そのときに閉めてしまった銭湯もあるとか。
ちなみに地域にもよりますが、今はガス式のほうが高くつくケースが多いそうです。
1日100人くらいの利用でようやくもとが取れるとのこと。当たり前ですがお客さんが減ると廃業してしまうところが出てくるようで、
利用してこそ、地元の銭湯が生き残れる。銭湯は当たり前に存在するものではないということをもっと意識してもいいのかもしれません。
難しい話はこれくらいにして、そろそろお風呂に入りましょ~ということで、授業はここまで。
記念撮影ののち、それぞれお風呂へ向かいます。
最後にお風呂の感想を。
一同口をそろえて「気持ちよかったぁ~~!!!」
みなさまもぜひ、お近くの銭湯へ行ってみてくださいね!
あっ、もちろん恒例の風呂上がりの一杯も、4代目八木さんを交え、代官町の一正亭さんで「カンパ〜イ」としてきましたよ。
(レポート担当:ボランティアスタッフ 井上麻衣
カメラ担当:ボランティアスタッフ 河津 一輝)
ひんやりとした秋の風が吹くなか、高岳駅に9名の生徒さんが集まりました。
「ちょっと寒くなってきたし、お風呂入ったら気持ちいいだろうねぇ~」なんて言いながら、
銭湯談義の教室である「コーヒー&レストラン キャラバン」へ向かいます。
お店のレトロな雰囲気に、みなさん思わず写真をぱしゃり。
それぞれ席に着いてドリンクを注文したら、さっそく銭湯談義が始まりました。
愛知県の銭湯一覧が配られ「この資料はレアですねー」「こんなにあるんだ~」
「ここ行ったことある!」などとひとしきり盛り上がります。
銭湯好きが集まれば、自然と銭湯の話に花が咲く。共通項ってすごいですね。
仕切り直して、恒例の30秒自己紹介からスタート。
銭湯にまつわる思い出や、印象的だった銭湯エピソードが語られます。
子どもの頃、おりこうすると銭湯でフルーツ牛乳を買ってもらえた
家の引っ越しの時に家族で行った。うまく言い表せないけどいい思い出
銭湯にブリキのおもちゃを忘れてきちゃったほろ苦い思い出…
湯桶の無い銭湯にはびっくりした
世田谷の石川湯がよかった
金沢の大和温泉がよかった
道後温泉がすごくよかった
長野の下諏訪温泉に行ってみたい
北海道以外の全国の銭湯に行ったことがある(!)
地元の銭湯が減ってきちゃってさみしい
蟹江の尾張温泉はお湯が良い
出張では温泉のあるホテルを選ぶ。熊本のドーミーインは市内を一望できた
中川区のキャナルリゾートの炭酸泉は微妙にぬるいのでずっと入っていられる
電気風呂、なんでお風呂でピリピリ痛い思いをしなきゃならんのだと感じる
最近サウナにも目覚めた
…さすが銭湯好きのみなさん。銭湯の話題には事欠きません。
ある生徒さんは渋谷でたまたま行った銭湯で、脱衣所からもランドリーにつながっていたそうです。
「それはいいね」「お風呂に入ってる間に済ませられる」とひと盛り上がり。
(→調べてみました。渋谷区の「鶴の湯」?「改良湯」??)
また、東京のサウナは高い!との発言も。
銭湯には地域性も出るようで、京都には全裸でエレベーターに乗る構造の銭湯があるそうです。
同じく京都の梅の湯では、もともとアパレルで働いていた銭湯好きの25歳の若者が、
「このままだと銭湯が消えてしまう!」との思いで番頭になったとか。
名古屋市南区の銭湯で修業をしたそうです。
そんなすてきなエピソードの後には、京都宮川町『大黒湯』さんに関するエピソード。
ここは祇園などの花街から近く、仕事を終えた舞妓さんが来るそうです。
そのタイミングで行くと壁越しに黄色い声が聞こえてくるとか…
「そういう楽しみ方もあるよね」と男性陣大盛り上がり。
ちなみに名古屋の仁王門湯にも、錦で働く女性が来るとのこと。男性の利用が増えるかもしれませんね。
さて、そろそろ銭湯に移動です。
ちょっと歩いて大通りの「平田町交差点」に「ゆ」の文字が。
本日の湯、平田温泉です。
創業100周年を迎えた平田温泉。4代目の八木さんがシャッターを開けて、バックヤードを見せてくださいました。
後ろでは多くの車が行き交い、目の前には煙突や趣のある機械が鎮座する。都会からどこかに迷い込んだような感覚です。
昔は煙突はもっと高かったそうですが、もし地震で倒れたら…と思い短くされたとのこと。
煙突を短くするってどうやるの?との質問には、「煙突にのぼって、切った部分を内側に落としていった」そうです。
一般的な温泉はボイラーでお湯を沸かしていますが、平田温泉は地下水を重油のみで沸かしているそうです。
強制的に空気を送って沸かしており、熱交換しているだけなので「ボイラー」ではなく「ヒーター」と呼ぶのだとか。
4年くらい前に一式を切り替えたそうです。
お湯が入っている窯はステンレス製。鉄窯と違い錆が出てこないため、透明なお湯になるそうです。
ただ穴が開いてしまうと修理が大変で、過去には浸水してしまったこともあるそうです。
水風呂用の濾過器も見せていただきました。珪藻土を用いて汚れを吸着させて濾過しているそうです。
興味深そうに眺める生徒さんたち。粒子の大きさなど専門的なことまで質問が飛び交っておりました。
ところで、銭湯の経営にははたしてどれくらいのお金がかかるのでしょうか?
まず、機械一式で定価500万円くらいとのこと。
最も大きいのは燃料費です。重油で沸かしており、真夏で50ℓ、秋のこの時期で120ℓ、
冬場は暖房も含めてすごくエネルギーを必要とするため、今の倍くらいになるそうです。
今は1ℓあたり約58円ですが、過去に123円の時期が1-2ヶ月続いたことがあるそうで、そのときに閉めてしまった銭湯もあるとか。
ちなみに地域にもよりますが、今はガス式のほうが高くつくケースが多いそうです。
1日100人くらいの利用でようやくもとが取れるとのこと。当たり前ですがお客さんが減ると廃業してしまうところが出てくるようで、
利用してこそ、地元の銭湯が生き残れる。銭湯は当たり前に存在するものではないということをもっと意識してもいいのかもしれません。
難しい話はこれくらいにして、そろそろお風呂に入りましょ~ということで、授業はここまで。
記念撮影ののち、それぞれお風呂へ向かいます。
最後にお風呂の感想を。
一同口をそろえて「気持ちよかったぁ~~!!!」
みなさまもぜひ、お近くの銭湯へ行ってみてくださいね!
あっ、もちろん恒例の風呂上がりの一杯も、4代目八木さんを交え、代官町の一正亭さんで「カンパ〜イ」としてきましたよ。
(レポート担当:ボランティアスタッフ 井上麻衣
カメラ担当:ボランティアスタッフ 河津 一輝)
先生
銭湯好きの皆さん /