授業詳細
CLASS
400年の歴史を誇る老舗料亭“河文”の暖簾をくぐる~雅な世界で餅花づくり体験~
開催日時:2015年12月26日(土) 10時00分 ~ 13時00分
教室:料亭 河文
レポートUP
先生:
香川絢子 / 河文 若女将
カテゴリ:【歴史・文化/食】
定 員 :36人
参加費としてお一人様3,000円頂戴します。(お料理代・餅花づくり体験代含む)
今からさかのぼること400年、名古屋城築城とともに暖簾を掲げた料亭・河文。初代河内屋文左衛門の食材の目利きが惚れ込まれ、尾張徳川家御用達の御馳走処として名を馳せました。
明治時代以降は、伊藤博文や吉田茂、田中角栄などの歴代の首相やミッテラン元仏大統領など、国内外の時代の要人を迎えた迎賓館としても利用され、いまでも伊藤博文の書が掛け軸として残されています。
登録有形文化財の指定を受ける建物で、名古屋最古の料亭という歴史と伝統、尾張徳川家御用達の誇りと格式を受け継ぎながら、その歴史を今も刻み続けています。
そんな名古屋を代表する老舗料亭・河文。
一度は暖簾をくぐってみたくはありませんか?
この授業では、そんな貴方の想いをかなえます。
まずは河文の美人若女将のご案内のもと、お店の中をじっくり見学。由緒ある店内から400年の歴史を感じてください。
そして従業員の方に教わりながら、お正月にぴったりな餅花づくりを行います。
柳などの枝に白やピンクのお餅がささった餅花は、一年の五穀豊穣を祈る意味合いではるか昔より作られてきたもの。
これを平成の世で、貴方自身の手で作ってみましょう。
どのくらいの間隔でさしたらいいのか、枝がうまくしなだれるためのコツとは…
ふだんよりちょっと背伸びして、雅な世界でつくる餅花。なんだか豊かな気持ちになれそうです。
そして授業の最後には、若女将のご厚意で、長い歴史の中で守り継がれてきた河文の日本料理の一部を試食させていただけることになりました。名物・花籠弁当を彷彿とさせる盛合せの一皿、江戸から続く河文の味・鮑の塩蒸、ご飯物、そして甘味。
老舗の料亭が作る本物の味です。ひとつひとつを噛みしめるたびに、深い味わいが口の中に広がることでしょう。
河文を良く知る方、一度行ってみたかった方、全く知らなかった方、どなたでも大歓迎。
2015年の最後にこの雅な世界をすみからすみまで堪能し、幸先のいい2016年を迎えましょう!
【授業スケジュール】
9:45 受付開始
10:00 授業開始・自己紹介
10:10 お店を見学
11:00 若女将のお話
11:30 餅花づくり
12:00 お料理の試食・ふりかえり・記念撮影
13:00 授業終了
(授業コーディネーター 田邊秀紀、井上麻衣)
2015年、大ナゴヤ大学の授業の最後を締めるのは、名古屋が誇る超老舗料亭・河文です。
恥ずかしながら河文の事は全く知らず、授業前に軽く予習をした時にその歴史や伝統の凄さがわかりました。
「これはスゴイ授業になりそうだ」と意気込んで家を出たのですが、
スマホを忘れるという自分にとっては前代未聞の事件が起こりました。超老舗のプレッシャーか・・・。
ママチャリに乗って丸の内界隈を走ると、河文を発見!
スマホを忘れ、地図が見られないのに何とか辿り着いたのは予習のおかげです(笑)
早速中へ入りました。靴を脱ごうとすると、「土足で良いんですよ~」と一言。
汚してしまう感じで何か申し訳ない気持ちを抱きつつ、土足で入りました。
河文は登録有形文化財の指定を受けているので、建物の外観こそ歴史を感じますが、
中は綺麗でした。でも、随所に歴史を感じさせます。
受付時間になり、生徒さんが続々とやって来ました。
着物を着ていらっしゃる方もおり、今までの大ナゴヤ大学の授業とはどこか違う雰囲気です。
河文から写真撮影OKをいただいたので、受付を済ませた方は皆さん、館内の写真を撮っていました。
受付から少し移動して教室会場へ行くと、円卓テーブルがいくつか置かれており、
6人前後のグループを作って座りました。
授業開始前の恒例の自己紹介では、
「名古屋出身ですが、初めて来ました。」
「緊張しています。」
など、皆さん同じような意見が多数。
大ナゴヤのスタッフもみんな緊張していました。
そして、河文の若女将・香川さんのお話がスタート。
河文の歴史、実は創業年がはっきりしていないこと。
女将自身が嫁いで若女将になったのではなく、雇われ女将であること。
「普通のOLなんですよ~。」
と、気さくな香川さんのお話に、生徒さんやスタッフも授業前の緊張感から解放されました。
その後は、河文の中を見学しました。
料亭はお客様同士、顔を合わせてはいけません。顔を合わせないように、
料理の配膳時間を微妙に変えたり、玄関までのルートを敢えて変えるのだそうです。
まさに、日本の「お・も・て・な・し」。
勉強になります。
他にも料亭の事や河文の構造などを建築の観点から説明して頂きました。
まさに「和」が基調で、田舎の祖父母宅に来たような雰囲気がします。
でも、リノベーションしている為に先進的な雰囲気も感じられました。
ただ、本来は料亭の中を見学するという事も御法度なのです。
今回は大ナゴヤ大学の授業という事で、特別にして頂きました。
敢えて秘密にするのも美徳なんですね。
見学が終わった後は、河文の従業員の方達と「もち花」を作りました。
「もち花」って食べ物の事ではないの??
そう考えていたのは僕以外にも多かったです(笑)
「もち花」については大ナゴヤ大学のHPを参照してもらうとして、
お餅を見るとお正月の気分になりますよね。
生徒さん、河文の従業員さん、大ナゴヤのスタッフみんなで会話しながらの作業で、
すごく良い雰囲気でした。
「もち花」を作るために河文は3日間休業するそうです。
そのくらい気合いの入った作業です。
僕も皆さんと一緒に作りましたが、やっていくうちに夢中になりますね。
時間を忘れるとはこういう事か・・・。
「もち花」の作業が終わったところで、今度は河文のランチ試食です。
再び、円卓テーブルの部屋に戻りまして、1品ずつお料理が運ばれてきました。
昼間からこんな贅沢をして良いのかと思うほど、1品1品が丁寧で繊細な作りです。
普段は昼食抜きか、早食いで済ます僕も、この日は一口を大切に味わって食べました。
接客もそうですが、器も素晴らしく、部屋の空間作りも良い。
これが超老舗なのかと圧倒されました。
また、初対面の方達同士でも、円卓テーブルに座れば皆さん打ち解けてきます。
お料理の感想を話していたり、一生懸命に料理の写真を撮っていたり、
和気あいあいの雰囲気でした。
また、会場の大きな窓から入る日射しのせいか、ポカポカと気分が良かったです。
ホントに年末なんでしょうか・・・。
素材そのものを活かしたお料理、食とはこういう事かと言葉で言い表すには難しい表現ですが、
こんなゆっくりとしたランチも良いですね。
食事が終わり、アンケートを書いて頂いてから、恒例の記念写真を撮って
2015年最後の大ナゴヤ大学の授業は終了しました。
玄関まで見送りに来て下さった河文の皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんの「お・も・て・な・し」に感動です。
全ての面において大満足でした。
いつか自分にとって特別な日が訪れたら、河文を利用したいなぁ。
(レポート担当 ボランティアスタッフ 石坂喜和
カメラ担当 ボランティアスタッフ 酒井悠行)
恥ずかしながら河文の事は全く知らず、授業前に軽く予習をした時にその歴史や伝統の凄さがわかりました。
「これはスゴイ授業になりそうだ」と意気込んで家を出たのですが、
スマホを忘れるという自分にとっては前代未聞の事件が起こりました。超老舗のプレッシャーか・・・。
ママチャリに乗って丸の内界隈を走ると、河文を発見!
スマホを忘れ、地図が見られないのに何とか辿り着いたのは予習のおかげです(笑)
早速中へ入りました。靴を脱ごうとすると、「土足で良いんですよ~」と一言。
汚してしまう感じで何か申し訳ない気持ちを抱きつつ、土足で入りました。
河文は登録有形文化財の指定を受けているので、建物の外観こそ歴史を感じますが、
中は綺麗でした。でも、随所に歴史を感じさせます。
受付時間になり、生徒さんが続々とやって来ました。
着物を着ていらっしゃる方もおり、今までの大ナゴヤ大学の授業とはどこか違う雰囲気です。
河文から写真撮影OKをいただいたので、受付を済ませた方は皆さん、館内の写真を撮っていました。
受付から少し移動して教室会場へ行くと、円卓テーブルがいくつか置かれており、
6人前後のグループを作って座りました。
授業開始前の恒例の自己紹介では、
「名古屋出身ですが、初めて来ました。」
「緊張しています。」
など、皆さん同じような意見が多数。
大ナゴヤのスタッフもみんな緊張していました。
そして、河文の若女将・香川さんのお話がスタート。
河文の歴史、実は創業年がはっきりしていないこと。
女将自身が嫁いで若女将になったのではなく、雇われ女将であること。
「普通のOLなんですよ~。」
と、気さくな香川さんのお話に、生徒さんやスタッフも授業前の緊張感から解放されました。
その後は、河文の中を見学しました。
料亭はお客様同士、顔を合わせてはいけません。顔を合わせないように、
料理の配膳時間を微妙に変えたり、玄関までのルートを敢えて変えるのだそうです。
まさに、日本の「お・も・て・な・し」。
勉強になります。
他にも料亭の事や河文の構造などを建築の観点から説明して頂きました。
まさに「和」が基調で、田舎の祖父母宅に来たような雰囲気がします。
でも、リノベーションしている為に先進的な雰囲気も感じられました。
ただ、本来は料亭の中を見学するという事も御法度なのです。
今回は大ナゴヤ大学の授業という事で、特別にして頂きました。
敢えて秘密にするのも美徳なんですね。
見学が終わった後は、河文の従業員の方達と「もち花」を作りました。
「もち花」って食べ物の事ではないの??
そう考えていたのは僕以外にも多かったです(笑)
「もち花」については大ナゴヤ大学のHPを参照してもらうとして、
お餅を見るとお正月の気分になりますよね。
生徒さん、河文の従業員さん、大ナゴヤのスタッフみんなで会話しながらの作業で、
すごく良い雰囲気でした。
「もち花」を作るために河文は3日間休業するそうです。
そのくらい気合いの入った作業です。
僕も皆さんと一緒に作りましたが、やっていくうちに夢中になりますね。
時間を忘れるとはこういう事か・・・。
「もち花」の作業が終わったところで、今度は河文のランチ試食です。
再び、円卓テーブルの部屋に戻りまして、1品ずつお料理が運ばれてきました。
昼間からこんな贅沢をして良いのかと思うほど、1品1品が丁寧で繊細な作りです。
普段は昼食抜きか、早食いで済ます僕も、この日は一口を大切に味わって食べました。
接客もそうですが、器も素晴らしく、部屋の空間作りも良い。
これが超老舗なのかと圧倒されました。
また、初対面の方達同士でも、円卓テーブルに座れば皆さん打ち解けてきます。
お料理の感想を話していたり、一生懸命に料理の写真を撮っていたり、
和気あいあいの雰囲気でした。
また、会場の大きな窓から入る日射しのせいか、ポカポカと気分が良かったです。
ホントに年末なんでしょうか・・・。
素材そのものを活かしたお料理、食とはこういう事かと言葉で言い表すには難しい表現ですが、
こんなゆっくりとしたランチも良いですね。
食事が終わり、アンケートを書いて頂いてから、恒例の記念写真を撮って
2015年最後の大ナゴヤ大学の授業は終了しました。
玄関まで見送りに来て下さった河文の皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんの「お・も・て・な・し」に感動です。
全ての面において大満足でした。
いつか自分にとって特別な日が訪れたら、河文を利用したいなぁ。
(レポート担当 ボランティアスタッフ 石坂喜和
カメラ担当 ボランティアスタッフ 酒井悠行)
先生
香川絢子 / 河文 若女将
広島市出身 安芸 熊谷家の客分「中屋(なかのや)」の長女。龍谷大学文学部史学科卒業、ROHM株式会社にて秘書業務を経て株式会社Plan.Do.Seeにウエディングプランナーとして入社。THE KAWABUN NAGOYA開業のため2007年に名古屋に異動。仲居見習いから京都「萬亀楼」にて女将見習い、その後2011年3月より河文若女将に…現在に至る。中部広島県人会 常任役員
今回の教室
料亭 河文
住所:〒460-0002 名古屋市中区丸の内2−12−19
※名古屋市営地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅下車、2番もしくは4番出口より徒歩約5分
地図を見る
webサイト:https://www.thekawabunnagoya.com/kawabun/
※店内バリアフリー(車椅子も大丈夫です)