授業詳細
CLASS
「潮干祭」のまち亀崎を歩く~地元民直伝!まちの楽しみ方~
開催日時:2016年04月10日(日) 9時30分 ~ 13時00分
教室:亀崎のまち(半田市)、まちかどサロン「かめとも」
レポートUP
先生:
加藤金郎 / 亀崎潮干祭田中組理事(代参元) 亀崎潮干祭保存会副会長
カテゴリ:【まちづくり/歴史・文化/知多半島】
定 員 :15人
※参加費として1,000円頂戴します。
(亀崎の人が集まる「街かどサロンかめとも」の特製カレー代を含む)
※万が一遅刻された場合は、070-5459-8213までご連絡ください。
【車でお越しの方】
亀崎海浜緑地公園(愛知県半田市神前町)の駐車場に9:30までにお越しください。
【公共交通機関でお越しの方】
JR亀崎駅に9:18着の電車でお越しください。
スタッフが、亀崎海浜緑地公園まで送迎します。
みなさん、「亀崎」に行ったことはありますか?(亀崎の人が集まる「街かどサロンかめとも」の特製カレー代を含む)
※万が一遅刻された場合は、070-5459-8213までご連絡ください。
【車でお越しの方】
亀崎海浜緑地公園(愛知県半田市神前町)の駐車場に9:30までにお越しください。
【公共交通機関でお越しの方】
JR亀崎駅に9:18着の電車でお越しください。
スタッフが、亀崎海浜緑地公園まで送迎します。
亀崎は半田市東部に位置し、「せこみち」と呼ばれる路地や歴史的建造物を残す港町。
これからのシーズンは、5輌の山車が一気に砂浜を下る勇壮な山車祭り「潮干祭」で盛り上がり、
秋には音楽と着物を楽しむまちなかイベント「ろじうら」が人気☆
ノスタルジックなまちなみあり、若い世代の出店ありで、知多半島で最も活気あるエリアの一つです!
今回の授業では、そんな亀崎の魅力を、地元を愛する方々がご紹介!
まずは「潮干祭」。いま世界遺産登録を目指すこの祭りの見せ場や楽しみ方を、
生粋の祭人がレクチャー!5月の本番に来たくなること間違いなし☆
なんと授業当日は、祭シーズン以外は海の中に沈めてある(!)という、
大切な大切な山車の車輪「ゴマ」の引き上げ現場を特別に見せていただけます!
そして「ゴマ堀り」見学のあとは、亀崎のまちなかへ繰り出します♪
150年続く料亭「望州楼」や亀崎饅頭の「紀伊国屋」のほか、若き店長たちのお店もご紹介!名物「串あさり」を
干している風景や、地元の猫にも出会えるかも?
最後は「街かどサロンかめとも」さんで特製カレーをいただきながら、
「潮干祭」「ろじうら」などで亀崎を盛り上げる地元の人たちの魅力もいっしょに味わいましょう!
【スケジュール】
9:30~ 集合・受付(集合場所:亀崎海浜緑地公園 駐車場)
9:45~ 自己紹介
10:00~ 「ゴマ掘り」見学(公園から、スタッフの車で会場まで移動します)
10:30~ まちあるき
12:00~ 昼食・Q&A(街かどサロンかめとも)
13:00~ 解散
(授業コーディネーター:榊原直樹、片岡優紀)
今回の授業の開催場所は半田市の東部にある亀崎。
亀崎駅は名古屋から電車で約30分、JRの武豊線というローカル線沿いにあります。
のどかな車窓からの風景と日本最古の駅舎もなかなかの魅力ですよ。
授業テーマは、「潮干祭」と「亀崎のまちあるき」
参加者は地元が近い人、祭りに興味がある人、知多半島や亀崎にゆかりがある人、知多半島に移住したい人、まち歩きが好きな人、など様々。
さて、潮干祭ってご存知ですか?
潮干祭とは5輌の「山車(やまぐるま)」が砂浜に並び、山車を浜へ曳き下ろす勇壮な姿が見所の祭りです。
すでに有形民俗文化財、重要無形民俗文化財に指定されており、ユネスコの文化遺産登録も目指している祭りなんです!
300年の歴史がある立派な「神事」で、今でも女人禁制を続けています。また5つの「組」組織で運営されており、それぞれの組が伝統を守り続けてきています。
授業の講師は潮干祭の5つの「組」のひとつ、田中組の理事(代参元)と潮干祭保存会副会長を務める加藤金朗さん。もうお一方、保存会の藤井さんにも案内していただきました。
祭りの準備もあるなか、中心で活躍されるお二人の貴重なお話が聞けました。
まずは「ゴマ堀り」見学。
「ゴマ」とは山車が海に入るためにとりつける、木の車輪のこと(国産松を使用)。
このゴマは木なのでひび割れなどを防ぐために祭り以外の時は海の中に埋めています。
これをただ掘り出すだけかと思いきや…なかなか見ごたえあり!
若い衆たちがメインとなって海から掘り起こし、それを大勢がロープで引き上げます。
この泥だらけになりながら掘る姿がかっこいい!
そのあとはまち歩き。
この辺りには「せこ」といわれる細い路地がたくさんあります。
この路地の細さが予想以上!(Googleマップには載ってない道もあるとか…)
まるで誰かのお家の庭先におじゃましたかのような感覚です。皆さん楽しそう。
もうひとつ亀崎ならではなのが「坂」。急斜面な坂道がたくさんあり、21の坂に名前がつけられています。
亀崎の尾道!?
振り返ると尾道のような海の景色がみえるとか。気になる方は現地へ!
「ろじうら」というイベントを企画されている池脇さんに町の見どころを案内してもらいました。
亀崎では若い世代もまちを盛り上げようとしています!
「ろじうら」は亀崎の古い街並み、建物などを利用してアート作品の展示、出店、お寺でのライブなどが楽しめる人気のイベント。
池脇さんは隣町の出身ですが、実際にこのイベントに遊びに来て亀崎の魅力に気づいたそうです。こういうきっかけでその町が好きになるって素敵ですね。
会場には着物で来ることをおすすめしています(レンタルもあり)。
着物姿でノスタルジックな雰囲気漂う町をふらふら、粋ですね。
今年も秋に開催が決まっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
みなさん初めての発見が多くて楽しそうでした。まちあるきっていいですね。
福沢諭吉など著名人が訪れたとされる150年続く老舗料亭「望洲楼」や、亀崎饅頭が有名な「紀伊国屋」など歴史ある箇所を巡りながら歩いていきます。
そしてお腹がすいてきたころで「街かどサロン かめとも」さんへ。
お昼ごはんはカレーライスと名物の串あさりを頂きました。
初!串あさり!まさか揚げてあったとは。
授業のしめは加藤さんのお話。
いちばん印象に残っているのが、日本全国にいろんな祭りがあるけれどやっぱり
“自分たちの祭りが一番、自分の組が一番” とおっしゃっていたこと。
潮干祭という大切な行事、自分たちの「組」、そしてその組の山車の彫刻や装飾、装束(法被)にまでひとつひとつに誇りを持っているんです。
少子高齢化による後継者問題はもちろん亀崎でもあります。
でも年々盛り上がりをみせ、こうして続けていけるのは“潮干祭が好きだから”その気持ちだけなんですね。祭りは“男の生きがい”・・・
その年の祭りが終わると、すぐに来年の準備。当日以外にも年中行事があるので一年中祭りのために動いています。この日も準備をしたり、ゴマ堀りを終えて楽しそうに打ち上げをする祭りびとの姿がありました。
そうやって365日祭りのことを考えながら生きているってすごい幸せなことなんじゃないかな。
たくさんの人たちが潮干祭のファン、そして亀崎のファンを増やそうと頑張っています。
その熱い思いが伝わってきて、わたしも是非応援したいと思いました。
祭りまであとわずか。みなさんも是非、潮干祭の迫力を実際に感じてきてくださいね。
全員で記念撮影、掛け声は「ゴールデンウィークは潮干祭-!」
【潮干祭 開催日時】 山車の曳き下ろしの時間
5月3日 10時20分~ / 4日 12時25分~ (詳しくは公式サイトで)
祭りに行こうと思った方、ぜひこんなポイントも気にしてみるといいですよ!
・山車を方向転換する瞬間(山車を曳く綱を掛け替える妙技をご覧あれ)
・亀崎独特の掛け声 「ヤマイッ、ハマイッ」(山側へ、浜側へという指示など)
・そしてこだわりの山車(組のシンボルマークや装飾、からくり人形など個性豊か)
(レポート担当: ボランティアスタッフ 佐藤有花
カメラ担当 ボランティアスタッフ あいざわけいこ)
亀崎駅は名古屋から電車で約30分、JRの武豊線というローカル線沿いにあります。
のどかな車窓からの風景と日本最古の駅舎もなかなかの魅力ですよ。
授業テーマは、「潮干祭」と「亀崎のまちあるき」
参加者は地元が近い人、祭りに興味がある人、知多半島や亀崎にゆかりがある人、知多半島に移住したい人、まち歩きが好きな人、など様々。
さて、潮干祭ってご存知ですか?
潮干祭とは5輌の「山車(やまぐるま)」が砂浜に並び、山車を浜へ曳き下ろす勇壮な姿が見所の祭りです。
すでに有形民俗文化財、重要無形民俗文化財に指定されており、ユネスコの文化遺産登録も目指している祭りなんです!
300年の歴史がある立派な「神事」で、今でも女人禁制を続けています。また5つの「組」組織で運営されており、それぞれの組が伝統を守り続けてきています。
授業の講師は潮干祭の5つの「組」のひとつ、田中組の理事(代参元)と潮干祭保存会副会長を務める加藤金朗さん。もうお一方、保存会の藤井さんにも案内していただきました。
祭りの準備もあるなか、中心で活躍されるお二人の貴重なお話が聞けました。
まずは「ゴマ堀り」見学。
「ゴマ」とは山車が海に入るためにとりつける、木の車輪のこと(国産松を使用)。
このゴマは木なのでひび割れなどを防ぐために祭り以外の時は海の中に埋めています。
これをただ掘り出すだけかと思いきや…なかなか見ごたえあり!
若い衆たちがメインとなって海から掘り起こし、それを大勢がロープで引き上げます。
この泥だらけになりながら掘る姿がかっこいい!
そのあとはまち歩き。
この辺りには「せこ」といわれる細い路地がたくさんあります。
この路地の細さが予想以上!(Googleマップには載ってない道もあるとか…)
まるで誰かのお家の庭先におじゃましたかのような感覚です。皆さん楽しそう。
もうひとつ亀崎ならではなのが「坂」。急斜面な坂道がたくさんあり、21の坂に名前がつけられています。
亀崎の尾道!?
振り返ると尾道のような海の景色がみえるとか。気になる方は現地へ!
「ろじうら」というイベントを企画されている池脇さんに町の見どころを案内してもらいました。
亀崎では若い世代もまちを盛り上げようとしています!
「ろじうら」は亀崎の古い街並み、建物などを利用してアート作品の展示、出店、お寺でのライブなどが楽しめる人気のイベント。
池脇さんは隣町の出身ですが、実際にこのイベントに遊びに来て亀崎の魅力に気づいたそうです。こういうきっかけでその町が好きになるって素敵ですね。
会場には着物で来ることをおすすめしています(レンタルもあり)。
着物姿でノスタルジックな雰囲気漂う町をふらふら、粋ですね。
今年も秋に開催が決まっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
みなさん初めての発見が多くて楽しそうでした。まちあるきっていいですね。
福沢諭吉など著名人が訪れたとされる150年続く老舗料亭「望洲楼」や、亀崎饅頭が有名な「紀伊国屋」など歴史ある箇所を巡りながら歩いていきます。
そしてお腹がすいてきたころで「街かどサロン かめとも」さんへ。
お昼ごはんはカレーライスと名物の串あさりを頂きました。
初!串あさり!まさか揚げてあったとは。
授業のしめは加藤さんのお話。
いちばん印象に残っているのが、日本全国にいろんな祭りがあるけれどやっぱり
“自分たちの祭りが一番、自分の組が一番” とおっしゃっていたこと。
潮干祭という大切な行事、自分たちの「組」、そしてその組の山車の彫刻や装飾、装束(法被)にまでひとつひとつに誇りを持っているんです。
少子高齢化による後継者問題はもちろん亀崎でもあります。
でも年々盛り上がりをみせ、こうして続けていけるのは“潮干祭が好きだから”その気持ちだけなんですね。祭りは“男の生きがい”・・・
その年の祭りが終わると、すぐに来年の準備。当日以外にも年中行事があるので一年中祭りのために動いています。この日も準備をしたり、ゴマ堀りを終えて楽しそうに打ち上げをする祭りびとの姿がありました。
そうやって365日祭りのことを考えながら生きているってすごい幸せなことなんじゃないかな。
たくさんの人たちが潮干祭のファン、そして亀崎のファンを増やそうと頑張っています。
その熱い思いが伝わってきて、わたしも是非応援したいと思いました。
祭りまであとわずか。みなさんも是非、潮干祭の迫力を実際に感じてきてくださいね。
全員で記念撮影、掛け声は「ゴールデンウィークは潮干祭-!」
【潮干祭 開催日時】 山車の曳き下ろしの時間
5月3日 10時20分~ / 4日 12時25分~ (詳しくは公式サイトで)
祭りに行こうと思った方、ぜひこんなポイントも気にしてみるといいですよ!
・山車を方向転換する瞬間(山車を曳く綱を掛け替える妙技をご覧あれ)
・亀崎独特の掛け声 「ヤマイッ、ハマイッ」(山側へ、浜側へという指示など)
・そしてこだわりの山車(組のシンボルマークや装飾、からくり人形など個性豊か)
(レポート担当: ボランティアスタッフ 佐藤有花
カメラ担当 ボランティアスタッフ あいざわけいこ)
先生
加藤金郎 / 亀崎潮干祭田中組理事(代参元) 亀崎潮干祭保存会副会長
1938年生まれ、愛知県半田市出身。10歳のころから亀崎潮干祭の付太鼓として参加。「お祭りこそ人生の友」として25歳で田中組の若者頭に当選し、現在までの半世紀の間潮干祭の運営に携わってきた。「温故知新」をモットーに、風習を大切に後世に伝承するため奮闘している。
今回の教室
亀崎のまち(半田市)、まちかどサロン「かめとも」
住所: