授業詳細
CLASS
自分のしたい「暮らし」・「仕事」をつくるヒント
開催日時:2017年06月10日(土) 13時30分 ~ 15時30分
教室:山田さおりさんのご自宅
レポートUP
先生:
山田さおり / ウェブデザイナー
カテゴリ:【くらし】
定 員 :12人
※参加費としてお一人様1,500円頂戴します。(ソフトドリンク付)
※集合場所:名古屋中央郵便局(名古屋市中村区名駅1丁目1-1 JPタワー1F)
(地下鉄東山線「名古屋駅」ルーセントアベニューL1出口すぐ)
※受付開始:13時15分
暮らしと仕事。どちらも大事で切り分けて考えていいのだろうか?※集合場所:名古屋中央郵便局(名古屋市中村区名駅1丁目1-1 JPタワー1F)
(地下鉄東山線「名古屋駅」ルーセントアベニューL1出口すぐ)
※受付開始:13時15分
職住が隣接していることが、当たり前の時代もあった。
暮らしと仕事の関係性は何を大事にしたいかで決まり、ひとそれぞれなんだと思います。
でも、暮らしを犠牲にして仕事だけというのも、暮らしを優先してお金がないのもなんだかもったいない。
ここ名古屋でも、自分の考え方しだいで暮らしも仕事も自分でつくることはできるはず!
今回の授業では、名古屋駅から徒歩圏内にある古民家をリノベーションして、
そこに暮らしながら仕事をしている山田さんを先生に迎えます。
山田さんは、住宅情報サイトには載っていない古民家を見つけ、
自分でリノベーションした素敵にお宅に暮らしながら、
フリーのウェブデザイナーのかたわら古道具の販売をはじめるなど、稼ぎをつくることも実践してる方です。
どのようにして自分がしたい暮らしや仕事をつくりだしてきたのか、ご自身の経験を交えてお話していただきます。
まちで自分らしい暮らしをしたい、暮らしと共に仕事もつくりだしたいと考えている方は、是非ご参加ください。
たくさんのヒントが詰まったお話が聞けるはず!
タイムテーブル
13:15 受付開始(集合場所:名古屋中央郵便局(名古屋市中村区名駅1丁目1-1 JPタワー1F))
13:30 山田さんのご自宅に徒歩移動
13:40 自己紹介
13:50 山田さんのお話し
14:50 質問タイム
15:10 気づき・感想シェア、アンケート・写真
15:30 終了
授業コーディネーター:大野嵩明、小林優太
「働き方改革」という言葉をよく耳にする今日この頃。
自分の働き方に疑問を持っている人は少なくないでしょう。
今回の大ナゴヤ大学の授業では、そんな自分の「働く」と「暮らし」をテーマに行われました。
先生は古民家に住むウェブデザイナーの山田さおり先生。
名古屋駅から徒歩15分くらいの場所にあるのですが、
そこは賑やかな駅前とは違って静かな路地にその住まい兼お店があります。
お店??・・・。そうです、山田先生はウェブデザイナーだけではなく、
古道具屋もやっているし、民泊のオーナーとしての顔もあります。3足わらじなのです。
それを聞いただけでも興味のある方ですよね。
授業が始まり、生徒さんたちの自己紹介から始まりました。
・自宅兼オフィスでの働き方に興味ある
・これから新しい仕事にチャレンジしたい
・なぜ生きるのか、どう生きるのかを考えていた
・ソーシャルデザインに関心がある
・仕事を興すとは
・ワークライフのバランスに興味
・今後の働き方は
など、生徒さんそれぞれの考えなど目的意識が伝わってきました。
悩みも人それぞれですね。
それでは、先生のお話がスタート。
大学卒業後に就職した会社の建物が古民家で、
変わった会社に変わった建物というバランスが好きだったそうです。
ところが、その建物を壊すという急な話になってしまい、すごく寂しい思いをする事に。
だったら、古民家に住んで、自分で独立しようと決断しました。
そこから空き家の古民家探しが始まりました。
授業時にはスクリーンに映し出された地図にご自身が目星をつけた古民家が表示され、
何枚撮ったか本人すらわからないほどの写真の量。
でも、写真を見ただけでここはどこだと言いきれるほど大の古民家好き。
ただ、残念なことに目星をつけた空き家の古民家が数日後には解体されていたり、
空き家なのに貸してもらえない現実にも目の当たりにしました。
誰も使っていないのだから、すぐに貸してもらえるという考えは崩れ去ったそうです。
ただ、こういった空き家の古民家探しの中で、
先生の興味が「建築」「街」「空き家」「不動産」といったジャンルに急激に向いていったそうです。
結局、知人の紹介によって現在の古民家に住むわけですが、
リノベーションもご自身でDIYをやったりお金が無いなら無いなりに何でも挑戦。
「自分でやってみたらけっこう出来るもんだ」という言葉が印象的でした。
ようやく住居が確保できたわけですが、仕事に関してはいうと・・・。
ずっとしていたウェブデザイナーの仕事は、
他のデザイナーよりもやれる範囲が広いのと、
一人でサービスを立ち上げる事ができるなど、
このウェブデザイナーという仕事に関しては自信があるのでと一言。
古道具屋の仕事は仕入れがポイントで、。
先生の場合は競りよりも古い家などから直接買取=初出しで仕入れているとの事。
何で、初出しの方にしているのかというと、
競りでは既に商品になっているので面白味がないそうです。
逆に、初出しの魅力は、初出しの現場がだいたい解体前の古い家・建物なので、
街の歴史を作ってきた建物の最後に立ち会える面白さがあるそうです。
民泊の仕事は、先生はAirbnbというサービスを使用し、ホスト滞在型民泊で、
基本は布団を用意し最大2名まで受け入れています。
ただ、初対面の外国人が家に居るというのが案外ストレスになるそうで、
風呂や寝る時間などゲスト優先の行動、
英語があまり出来ないのにコミュニケーションが英語だったり、
何だかんだで民泊を運営するのは大変みたいです。
それでも、3足わらじの収入の比率は「ウェブデザイン>>>古道具>>>>民泊」との事。
ウェブデザインでも食べていけるという自信のある分野だから他に挑戦できると先生。
ただ、古道具も民泊も使っていないものを利用し価値に変えていくという意味では
先生の中で同じ考えだそうで、空間・人・モノ・空いたリソースを活用していく事に興味がある。それを介在させるのが、インターネットやデザインという考えです。
授業が終わり、最後に集合写真をお店の前で撮ったのですが、
終わった後も先生と談笑する生徒さんが多かったです。
遠回りに見えても自分の興味が見つかり、
アンテナを張り巡らせて自分のやりたい方向へと舵を切った勇気と行動力。
今後、先生は4足・5足わらじへ舵を切るのか・・・。
この授業を通じて自分のこれからをどうデザインしていこうか考えてみました。
1度しかない人生ですので、楽しみつつ自分なりに誰にも真似できない人生を
デザインしていこうと思った次第です。
レポート:石坂喜和
カメラ:原知夏子
自分の働き方に疑問を持っている人は少なくないでしょう。
今回の大ナゴヤ大学の授業では、そんな自分の「働く」と「暮らし」をテーマに行われました。
先生は古民家に住むウェブデザイナーの山田さおり先生。
名古屋駅から徒歩15分くらいの場所にあるのですが、
そこは賑やかな駅前とは違って静かな路地にその住まい兼お店があります。
お店??・・・。そうです、山田先生はウェブデザイナーだけではなく、
古道具屋もやっているし、民泊のオーナーとしての顔もあります。3足わらじなのです。
それを聞いただけでも興味のある方ですよね。
授業が始まり、生徒さんたちの自己紹介から始まりました。
・自宅兼オフィスでの働き方に興味ある
・これから新しい仕事にチャレンジしたい
・なぜ生きるのか、どう生きるのかを考えていた
・ソーシャルデザインに関心がある
・仕事を興すとは
・ワークライフのバランスに興味
・今後の働き方は
など、生徒さんそれぞれの考えなど目的意識が伝わってきました。
悩みも人それぞれですね。
それでは、先生のお話がスタート。
大学卒業後に就職した会社の建物が古民家で、
変わった会社に変わった建物というバランスが好きだったそうです。
ところが、その建物を壊すという急な話になってしまい、すごく寂しい思いをする事に。
だったら、古民家に住んで、自分で独立しようと決断しました。
そこから空き家の古民家探しが始まりました。
授業時にはスクリーンに映し出された地図にご自身が目星をつけた古民家が表示され、
何枚撮ったか本人すらわからないほどの写真の量。
でも、写真を見ただけでここはどこだと言いきれるほど大の古民家好き。
ただ、残念なことに目星をつけた空き家の古民家が数日後には解体されていたり、
空き家なのに貸してもらえない現実にも目の当たりにしました。
誰も使っていないのだから、すぐに貸してもらえるという考えは崩れ去ったそうです。
ただ、こういった空き家の古民家探しの中で、
先生の興味が「建築」「街」「空き家」「不動産」といったジャンルに急激に向いていったそうです。
結局、知人の紹介によって現在の古民家に住むわけですが、
リノベーションもご自身でDIYをやったりお金が無いなら無いなりに何でも挑戦。
「自分でやってみたらけっこう出来るもんだ」という言葉が印象的でした。
ようやく住居が確保できたわけですが、仕事に関してはいうと・・・。
ずっとしていたウェブデザイナーの仕事は、
他のデザイナーよりもやれる範囲が広いのと、
一人でサービスを立ち上げる事ができるなど、
このウェブデザイナーという仕事に関しては自信があるのでと一言。
古道具屋の仕事は仕入れがポイントで、。
先生の場合は競りよりも古い家などから直接買取=初出しで仕入れているとの事。
何で、初出しの方にしているのかというと、
競りでは既に商品になっているので面白味がないそうです。
逆に、初出しの魅力は、初出しの現場がだいたい解体前の古い家・建物なので、
街の歴史を作ってきた建物の最後に立ち会える面白さがあるそうです。
民泊の仕事は、先生はAirbnbというサービスを使用し、ホスト滞在型民泊で、
基本は布団を用意し最大2名まで受け入れています。
ただ、初対面の外国人が家に居るというのが案外ストレスになるそうで、
風呂や寝る時間などゲスト優先の行動、
英語があまり出来ないのにコミュニケーションが英語だったり、
何だかんだで民泊を運営するのは大変みたいです。
それでも、3足わらじの収入の比率は「ウェブデザイン>>>古道具>>>>民泊」との事。
ウェブデザインでも食べていけるという自信のある分野だから他に挑戦できると先生。
ただ、古道具も民泊も使っていないものを利用し価値に変えていくという意味では
先生の中で同じ考えだそうで、空間・人・モノ・空いたリソースを活用していく事に興味がある。それを介在させるのが、インターネットやデザインという考えです。
授業が終わり、最後に集合写真をお店の前で撮ったのですが、
終わった後も先生と談笑する生徒さんが多かったです。
遠回りに見えても自分の興味が見つかり、
アンテナを張り巡らせて自分のやりたい方向へと舵を切った勇気と行動力。
今後、先生は4足・5足わらじへ舵を切るのか・・・。
この授業を通じて自分のこれからをどうデザインしていこうか考えてみました。
1度しかない人生ですので、楽しみつつ自分なりに誰にも真似できない人生を
デザインしていこうと思った次第です。
レポート:石坂喜和
カメラ:原知夏子
先生
山田さおり / ウェブデザイナー
美術大学卒業後、ウェブ制作会社数社を経て、2016年にフリーランスのウェブデザイナーとして独立。セルフリノベした名古屋駅近くの古民家に住みながら、ウェブデザインの仕事をしつつ、古民家の1階で古道具の販売も行っています。
今回の教室
山田さおりさんのご自宅
住所:名古屋市内
古民家をリノベーションした山田さんのご自宅。