授業詳細

CLASS


都市にいながら村を作る-ナゴヤの空き家問題と新しい生き方のつくりかた-

開催日時:2018年04月14日(土) 13時00分 ~ 16時30分

教室:古民家飲食店 BUCHI

レポートUP

先生: 水谷岳史 / 庭師/空間編集/LongRoof代表
藤田恭兵 / 古民家コミュニティマネージャー

カテゴリ:【くらし】

定 員 :15人

※参加費としてお一人様1,000円頂戴します。(ワンドリンク付き)
※集合場所:地下鉄東山線亀島駅 2番出口
空き家問題って聞くと、どんな場所を想像しますか?
人口が減少した過疎地域?田舎?
どこか遠い場所で起きている問題に感じる方もいるのではないでしょうか。
ところが、ここ名古屋でも空き家は日々増加しています。

名古屋駅から徒歩15分の名鉄・栄生駅周辺の地域。
まさに都会の中心とも言える場所でさえ、空き家が増加しているのです。

そんな空き家をリノベーションして、シェアハウスやカフェを手がけているのが、
今回の先生の水谷さんと藤田さんです。

彼らが提唱するのは”村”を作ること。

シェアハウスという言葉がまだ浸透していなかった頃から、
過ごす場所も寝る場所もすべてを共にする家を自分たちの手で作りました。

更に、自分たちの働く場所であるアトリエや、食事をするためのカフェを次々と作っています。
彼らは、全くの他人と共に生きるために、自分たちのコミュニティのあり方を常に見直し、
それぞれが挑戦できる環境を整えています。

地域と関わりながら、自分たちのコミュニティを豊かにする彼らの活動は、
今では地域の人から空き家の活用の相談が来るほど発展しています。

今回はそんな彼らの拠点を含めた周辺地域で町歩きし、普段どのように暮らしているかを体感します。
そして古民家カフェBUCHIにて、どのように古民家を活用するのか、コミュニティをどう作るのかを聞きます。

古民家を再生し、人が集まり、働き、暮らす場所を作る。それを都市の片隅で行う。
ローカルな暮らし方や、これからのコミュニティのあり方を知るきっかけにしてみませんか?

【スケジュール】
12:45 受付開始(亀島駅2番出口集合)
13:00 オープニング
13:10 「Longroof」と栄生周辺をめぐるまち歩き
15:20 トークセッション「“村”をつくるということ」
16:20 振り返り
16:30  終了

授業コーディネーター:河田朗奈

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キャンセル料について
安定的な運営のため、開催2日前以降のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。あらかじめご了承ください。
やむを得ずキャンセルされる場合は、dai-nagoya@univnet.jpまでお早めにご連絡ください。
※電話連絡も可能ですが、打ち合わせなどで電話に出られない場合があります。留守電にメッセージを残してください。
Tel:070-5459-8213(受付時間:10:00~17:00 ※定休日:土・日・祝)

【キャンセル料】
2日前〜前日のキャンセル:参加費の50%
当日のキャンセル、無連絡不参加:参加費の100%
※電話でのキャンセルは当事務局の営業日、営業時間内にご連絡いただいた日を基準とします。
※代わりに参加できる方がおられる場合、キャンセル料は不要です。その旨をご連絡ください。
※無連絡不参加の場合、以後のご参加をお断りすることがございます。
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「空き家」と聞くと田舎だけの問題かと思うけれど、名古屋の都心でも起こっている事はあまり知られていない。

今回は「空き家」を使ったシェアハウスだったり、
地域活性化だったり幅広く活躍されている水谷先生は庭師であり、
シェアハウスなどを手掛けるLongRoofを運営されています。
藤田さんはLongRoofの運営だけでなく、古民家コミュニティマネジャーとして活躍されています。
そんな、お二人をお迎えしての授業です。



当日は雨の予報でしたが、何とか雨が降らない時間帯で街歩きなどが出来ました。

集合場所の地下鉄亀島駅から街歩きがスタートします。
名古屋駅のお隣ですが、けっこう住宅が多いですし、わりと静かな印象です。
と言いつつ、まず最初に訪れた古民家は線路沿いでした。(笑)

・長屋だけどそれぞれで大家さんが異なる
・大家さんが異なっていても住所は同じ
・4万円で賄いつき
・線路沿いだからこそ音楽イベントが出来る

など、教えて頂きました。



古民家には個室はありませんが、シェアハウスとして住民がいます。

また、この近くには車庫を改装した倉庫、
スペースの貸し出しをしているアトリエもありました。

それぞれ、別棟でここに来た際にはトラブルも色々あったみたいですが、
その度に丁寧に誤りに行ったりして徐々に地域の方に理解され、
受け入れられていったとの事。

ちょっと小腹も空いたところで、水谷先生が経営しているお店の
看板商品「コロちゃんコロッケ」を頂きながら、栄生方面へ街歩きの再開です。



街歩きをしながら、パン屋さんに立ち寄って生まれも育ちも栄生という
店主の方にお話を伺い、先生が経営されている飲食店へ。

もちろん、この飲食店も自分たちでリノベーションをして改築したそうです。



ここに来てようやく、生徒さんたちの自己紹介をスタート。
今回の授業は「空き家」「シェアハウス」「地域活性化」と
ジャンルがたくさんあるのですが、皆さんがその全てに興味があるとの事でした(笑)



でも、よく考えてみると、この3つはきちんと繋がっているし、生活に密着しており、どれも大切なもの。

水谷先生、藤田先生の言葉では、ゲストハウスは寝るところ、
シェアハウスは人とつながるというイメージをもち、
シェアハウスにこだわっているそうです。



今後もますます古民家を使って人と人を繋げていくとの事でした。



レポート:石坂喜和
写真:上原さくら


※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

水谷岳史 / 庭師/空間編集/LongRoof代表

25歳の時に、友達が住んでいた長屋に転がり込む。その長屋をきっかけに、自分たちでリノベーションしたシェアハウス2件、シェアスペース2件、飲食店1件を運営。過去には庭師、飲食店立ち上げ、イベント運営、NPOの事務局、自身の地元で撮影された映画の撮影スタッフなど様々なことに挑戦。今までに経験してきた知識、技術、友達を頼りに、名古屋を中心に新しい文化を作るべく奮闘中。

藤田恭兵 / 古民家コミュニティマネージャー

大学生の時に仲間と大学生向けのコミュニティを運営する会社を立ち上げコミュニティマネージャーとして活動。23歳の時にシェアハウスを作るために訪れた古民家シェアハウスのコミュニティのあり方に感動し、古民家シェアハウス「Fyume」を立ち上げる。現在はLongRoofグループの運営をしながら古民家コミュニティマネージャーとして古民家を通したコミュニティ作りを応援している。

今回の教室

古民家飲食店 BUCHI

住所:〒451-0052
愛知県名古屋市西区栄生3-21-2
地図を見る

栄生駅から徒歩5分の長屋の一角をリノベーションして作った飲食店。地元のおじいちゃんおばあちゃん、近くの学生さんとのつながりも大事にしながら、シェアハウスの住人、旅人も交えて毎日楽しくご飯を食べれる場所を目指している。
HP:https://www.gucha-gucha.com/longroof-croquette