授業詳細

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【夜の部】400年の歴史を誇る老舗料亭『河文』で餅花づくり 〜子から丑へ〜

開催日時:2020年12月27日(日) 17時00分 ~ 20時30分

教室:料亭 河文

レポートUP

先生: 香川絢子 / 河文 若女将

カテゴリ:【歴史・文化】

定 員 :20人

・参加費としてお一人様3,500円頂戴します(お料理代・餅花づくり体験代・お土産用の餅花代含む)
・アルコールを飲まれる方は、プラス2,000円にてビールもしくは日本酒をご提供いたします(規定量を超える場合は別途申し受けます)。
・お料理のご用意がありますので、キャンセルの無いようお願い申し上げます。体調不良等でやむを得ず欠席される場合、必ず事務局までご連絡をお願いいたします。
・当日はマスクの着用をお願いいたします。また発熱等の風邪症状のある方・体調の優れない方は参加をお控えください。詳しくは本ページ最下部の【感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】をご覧ください。
・緊急事態宣言の発令など、状況によっては直前に開催中止の判断をする可能性があることをご理解ください。
気がつけば、2020年も残すところあと僅か。
今年は大きな変化を余儀なくされ、季節感を感じる間もなく年末を迎えるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

名古屋最古の料亭という歴史を持つ料亭『河文』は、登録有形文化財の指定を受ける建物で
尾張徳川家御用達の誇りと格式を受け継ぎながら、その歴史を今も刻み続けています。

例年、この料亭『河文』で、大ナゴヤ大学での餅花づくりの授業が開催されてきました。
ご好評の声を受け、今年も「夜の部」を開催いたします。
昼の部(http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/567)とは異なり、「ちょっと癖になる」餅花づくりをたっぷりとお楽しみいただけます。
これまで参加されたことのある方におすすめです。

夜の料亭ならではの趣ある空間、そして名物料理を堪能できる、またとない機会です。
今年はソーシャルディスタンスを保つべく、定員を減らして開催します。
お食事の席では、クリアボードをご用意しておりますのでご安心くださいませ。

名古屋が誇る料亭『河文』で、1年を締めくくりましょう。


【授業スケジュール】
16:45  受付開始
17:00  授業開始・ご挨拶
17:10  餅花づくり(館内見学も可)
19:00  お料理のご試食
20:30  記念撮影・授業終了

※餅花づくりのみを体験されたい方(参加費1,000円・お土産付き・お食事なし)は以下のフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/r4zSNwx7siNB9bX66

授業コーディネーター:井上 麻衣

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【感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
・飛沫感染防止のためマスクの着用をお願いいたします。
・受付時、非接触体温計等にて検温させていただきます。
・受付時、手指の消毒の徹底にご協力ください。
・ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
・ご参加より14日以内に新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、大ナゴヤ大学まで速やかにご連絡ください。また、濃厚接触者になった場合も同様とします。
・後日、参加者・関係者の新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、保健所等の公的機関へ個人情報を提供することがあります。
下記に該当する方は参加をお控えください
・37.5度以上の発熱がある方、または発熱が続いている方
・咳・くしゃみ・咽頭痛などの症状がある方
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方と濃厚接触がある方
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる方
・過去2週間以内に入国制限、入国後の行動制限がある国・地域への渡航歴および当該地在住者との濃厚接触がある方
・マスク未着用の方(2歳未満を除く)
12月27日、毎年恒例の「河文」での餅花づくり授業が開催されました。2020年最後の授業です。

夜の部は餅花づくりからスタート。若女将の香川さんより手順を教わり、黙々と柳の枝に餅を付けます。香川さんの娘さんも各テーブルを周り、作り方を熱心にレクチャー。



餅花づくりをしながら、香川さんから餅花の歴史、河文の歴史など、さまざまなお話を伺いました。そして特別ゲストの日本舞踊西川流四世家元の西川千雅さんが登場。餅花づくりにも参加していただきます。



ここで、河文のコロナ下における営業状況の話に。2020年4月から5月までの緊急事態宣言の時期は休業し、宣言解除後は営業再開しましたが、8月の第二波の時期に入ると、改装工事に突入。河文は国の登録有形文化財に指定されている建物も多く、改装の申請に時間がかかるため、前もって決まっていたそう。結果、2020年は3ヶ月近く休業していたことになります。



コロナ下で河文は、入り口にサーモグラフィーを導入したり、タブレット各席に配置してチャットを利用した「お客様と喋らない接客」を行ったり解説動画を作ったりするなど感染対策を万全にして営業しました。さらに仕出し弁当を販売して売り上げを確保しているそうです。このような状況でも、前を向いてチャレンジする姿勢に頭が下がります。

その後、参加者の皆さんにインタビュータイムに突入。西川さんがマイクをもって各テーブルを周ります。「誰と来ました?」、「何回目の参加ですか?」、「何か聞きたいことは?」などなど、軽やかにお話を振られていました。ラジオパーソナリティー経験のある西川さん。さすがの話術で会場が笑顔に包まれます。



2時間近く餅花づくりをした後、香川さんの娘さんが皆さんの餅花の出来を審査。10名の方が選ばれました。景品は、河文で使用している出汁のパックセット。選ばれた皆さん、おめでとうございます!



ここでなんと、お土産として参加者の皆さん全員に同じものが頂けることが香川さんから発表されました。審査に選ばれた方は2つももらえてお得でしたね。

東郷町のイチゴ農園さんのイチゴと、日本酒「河文」の酒粕を使用した酒粕チーズケーキが販売されました。多くの方が購入されていました。

さて、お料理の試食の時間です。まずは、濁り酒とめざしを、その次にゆずの香りのするお椀物をいただきます。
ここで、香川さんによる和食のマナー講座。おはしやお椀の持ち方など、さまざまな作法を学びました。



続いて、8寸(約24㎝)四方の杉で作った低いふちのある盆に盛りつけた料理である「八寸」を頂きました。茶碗蒸しやお造りなど山のもの・海のものを味わいました。



次に出てきたのはふきのとうの香りのする出汁にうずみ豆腐(味噌汁にご飯を埋めたもので、いわゆるねこまんまの反対の状態)。私自身、ねこまんまは馴染みがありましたが、うずみ豆腐の存在を初めて知りました。



最後に物販もされていた酒粕チーズケーキをデザートにいただき、料理を終えました。

餅花づくりだけでなく、和食を食べながらマナーを学べる素晴らしい時間を過ごせた気がします。
外へ出るのもはばかられ、季節の移り目があまり感じられなかった2020年。久しぶりに季節を感じる機会となりました。早くコロナが落ち着いて、穏やかな日々が戻ってくることを願っています。


レポート:進藤雄太朗
写真  :山田 卓哉

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

香川絢子 / 河文 若女将

広島市出身 安芸 熊谷家の客分「中屋(なかのや)」の長女。龍谷大学文学部史学科卒業、ROHM株式会社にて秘書業務を経て株式会社Plan.Do.Seeにウエディングプランナーとして入社。THE KAWABUN NAGOYA開業のため2007年に名古屋に異動。仲居見習いから京都「萬亀楼」にて女将見習い、その後2011年3月より河文若女将に…現在に至る。中部広島県人会 常任役員

今回の教室

料亭 河文

住所:〒460-0002 名古屋市中区丸の内2−12−19

※名古屋市営地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅下車、2番もしくは4番出口より徒歩約5分


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webサイト:https://www.thekawabunnagoya.com/kawabun/
※店内バリアフリー(車椅子も大丈夫です)