授業詳細
CLASS
自分だけの一曲と出会う〜DJ・選曲家、音楽を介して出会いを学ぶ
開催日時：2021年04月10日(土) 15時00分 ～ 17時00分
教室：Pen and wine Paw
レポートUP
先生：
松井 陽介 / グラフィックデザイナー、イラストレーター、Dj、イベントオーガナイザー
カテゴリ：【大ナゴヤの日/カルチャー】
定 員 ：12人
※本授業の抽選は2020年3月22日（月）に行います。（抽選予約受付は3月21日（日）23時までとなります）
※授業運営の都合上、当選後のキャンセルはご遠慮ください。しかしながら、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
※抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2020年4月8日（木）24時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業中は換気を徹底するなどして、感染対策に努めてまいります。生徒の皆様におかれましても、マスクの着用と手指消毒にご協力をお願いいたします。
さまざまな音楽配信アプリやサイトが生まれ、世界中の楽曲に触れることが容易となった今、私たちはあらゆる楽曲と出会える瞬間が日常に溢れています。
一方で、アプリがレコメンドする曲を日々吸収する私たち。今何が流行っていて、どの曲がたくさん聞かれているのかを知ることはできても、これから一生自分のテーマソングになるような曲との出会いが難しくなっているのではないでしょうか？
そんな現代社会でも、大切な一曲と出会えるような瞬間を生み出したく、実験的な試みに挑戦したいと思います。
今回の授業では、DJや選曲家として活動をしてきた松井陽介さんを先生として迎え、音楽との出会いの難しさや楽しさを学びます。DJはディスク・ジョッキーの略、クラブやライブハウスなどの会場で曲を流したり異なる曲を混ぜ合わせて新しいリズムを生み出します。対して選曲家は、一曲一曲を選び曲をかける人のこと。DJも選曲家も誰かに音楽を聴いてもらい、空間の雰囲気をつくるという意味では同じ役割。生徒の皆さんには「選曲家」を擬似体験してもらうことで、実際に「一曲との出会い」を参加者同士で生み出してもらいます。
松井さんは2020年の冬に、Pen and wine Pawという日中はデザイン・クリエイト業を、夜はお酒や社交好きが集う酒場となるユニークなお店を営むマスターです。これまでも本業の傍さまざまな角度から音楽にまつわる活動をしてきた松井さんならではの音楽との向き合い方をお伺いします。
先生の話を聞いた後は選曲家になりきって、自分たちのお気に入りの曲を会場にいる生徒の皆さんに向けて披露し合いましょう。
DJや選曲家など、普段慣れない職業になりきれる。
今回は、そんな音楽との入り口になるような実験的な場をつくりたいと考えています。
＜スケジュール＞
14:40 受付開始
15:00 授業開始（自己紹介など）
15:10 選曲家ってどんな人？〜先生の音楽人生と一曲との出会うコツ
16:00 みんなで選曲しよう！〜簡単なワークショップで音楽と出会おう
16:50 フリカエリ
17:00 終了
----
【感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
・飛沫感染防止のため、授業中のマスク着用をお願いいたします。
・受付時の、検温と手指消毒にご協力ください。
・ご参加より14日以内に新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、大ナゴヤ大学まで速やかにご連絡ください。また、濃厚接触者になった場合も同様とします。
・後日、参加者・関係者の新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、保健所等の公的機関へ個人情報を提供することがあります。
下記に該当する場合、当日の授業参加をお控えください。
・37.5度以上の発熱がある、または発熱が続いている
・咳・くしゃみ・咽頭痛などの症状がある
・新型コロナウイルス感染症の陽性患者の濃厚接触者に該当する
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる
・過去2週間以内に入国制限、入国後の行動制限がある国・地域への渡航歴および当該地在住者との濃厚接触があった
・マスク未着用（2歳未満を除く）
【授業コーディネーター名】
山田 卓哉
先生はこの店のマスター松井さん。この場所は昼はデザインオフィス、夜になるとワインバーとしてお酒や社交好きが集う酒場に変身します。
松井さんはこの店のマスターをされている傍らで今回の授業テーマとなっているDJや選曲家として場所を問わず活動されています。
生徒さんの参加動機は様々でした。授業タイトルに惹かれてきた人、新たな音楽ジャンルを知りたくて来た人､好きな音楽を共有したいけど近頃機会がないからという人、中にはお店に興味があって参加したという人も。年齢も性別もバラエティーに富んでいました。
前半はDJと選曲家についてのお話し。
DJはクラブ等で活動します。スクラッチ、ミックス、カットイン、ストップ＆スタートといった、DISKを自由自在に操る技術や低音・高音を強調して音楽の雰囲気を変える技術を使いながら音楽を絶やす事なく繋ぎ続けます。
また、少し分かりにくいのですが、クラブのイベントでは何人か他のDJと交代しながら1つのイベントを運営する事も多いそうです。そう言った時は自分の音楽スタイルを貫くのではなく、イベント全体の流れを考え、例えばオープニングDJとなった場合にはいかにメインDJで盛り上がりをピークに持って行くかを考えながらプレイされているそうです。その為に他のDJのスタイルを考えて自分がかける曲を選んだり、会場のノリを見て音楽のペースを上げる、ムードを変える等、場づくりの為に臨機応変な対応が求められるそうです。
1時間のDJの場合でも準備するDISKは50枚以上。事前にプレイリストを作って曲を絞って用意するというような事は全く通用しないそうです。
DJは“イベントフロアの指揮者”技術もさる事ながら、大切なのは鋭い観察力と今を感じる感性なんですね。
選曲家には決まった定義はないそうです。松井さんの考える選曲家は1曲1曲を丁寧に使い、聴く人に心地よい空間を演出する人。難しい技術や経験なしにもっと多くの人が気軽に音楽を使って楽しめる場づくりをして欲しい。そんな想いを持たれています。
授業の中では同じ曲をCDとレコードで聴き比べる時間がありました。CDは綺麗に低音から高音まで再生。対してﾚｺｰﾄﾞは音域に限界はあるのですが、深みがあって暖かい雰囲気。好き嫌いは別れると思いますが随分と印象が違います。写真でいうとフィルムカメラの写真とデジカメの写真のような違いだなあと思いました。
後半は3-4人のグループに分かれてそれぞれが思うおすすめの3曲を選んで披露。お互いにスマホで実際聞かせあいました。
J-popあり、洋楽あり、Jazzあり、民謡あり、
年代の差もありみんな新たな発見ができたようです。
授業を終えて生徒さん達からは、「幅広い世代との交流出来て楽しかった」「自分では聴かない新たなジャンルの音楽を知れてよかった」「若い頃DISCO通いしてた頃にDJに選曲センスに疑問持っていたがDJの気持ちがよくわかった」「自分の好きな音楽披露するのは緊張した」などの感想が。
みなさんも周りの人達と音楽の話ししてみませんか？もしかして身近に素晴らしい選曲家がいたり、あなた自身が素晴らしい選曲家かも…
レポート：てつ
カメラ：のこ
※写真をクリックすると拡大します。
先生
松井 陽介 / グラフィックデザイナー、イラストレーター、Dj、イベントオーガナイザー
名古屋市在住。 アパレルイラスト、広告代理店、Guesthouseマネージャーの勤務で他文化の刺激を経てからの独立。 昼はデザイン業、夜はClub Djを約20年。デザイン業は、企業の会社案内やパンフレット、イベントのチラシ、CDジャケットや商品パッケージ、NPO,NGOの社会問題に対する製作物、等々数多く制作。（堅い仕事から、イラストを使用したものまで幅広く対応できます。） Dj・選曲業では今後、自身のお店を中心に、選曲の大切さや面白さを多くの皆様に感じてもらえるような、通常営業とワークショップをしていきます。
今回の教室
Pen and wine Paw
住所：名古屋市中区錦1-14-9錦ビル2F
地図を見る
バリアフリーについての情報もあれば記載
屋号は「Pen and wine Paw」「ペンとワインのポゥ」。Pawはそれぞれの頭文字からポゥ（パウでもOK）。同じ店舗で日中はデザイン・クリエイト業。夜はお酒や社交好きが集う酒場。
2020年12月24日に開業開始しました。
ワインバー通常営業
月〜土 18:00 〜 23:00（L.O. 22:00）
日曜日定休（日曜は定期的にイベント。イベント開催の際は月曜日休み）