授業詳細

CLASS


まちなかで自由な対話の時間 〜あなたの話したいこと、みんなで語り合いませんか?〜

開催日時:2022年11月12日(土) 9時45分 ~ 11時30分

教室:名古屋市青少年文化センター(アートピア)9階 第1研修室

レポートUP

先生: 生徒のみなさん /

カテゴリ:【大ナゴヤの日/カルチャーくらし/コミュニケーション】

定 員 :6人

※本授業は「大ナゴヤの日」の授業として企画しております。毎月第二土曜日は参加費無料の授業として開催しています。
※本授業は、2022年11月11日(金)13時まで先着受付いたします。

※感染症予防および拡散防止対策への取り組みに関しては、「感染症予防および拡散防止対策への取り組みについて」、申し込み前に必ずご確認ください。
※授業中は換気を徹底するなどして、感染対策に努めてまいります。生徒の皆様におかれましても、マスクの着用と手指消毒にご協力をお願いいたします。
「誰かと話してみたいけど、なかなか切り出せないテーマがある」
「ある話題について、自分の意見を聞いてみてほしい」
「もやもやひとりで考えちゃうけど、どうにも分からないことがある」
「ちょっとかための話だから、家族や友人と話すのも躊躇しちゃう」

たくさんの情報に囲まれ、あれこれ考えながら暮らす毎日、
こうした思いを抱えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、自分が話してみたいことを、他の人と自由に話せる、
対話オンリーの授業を企画してみました。

みなさんが他の人と話してみたいテーマを持ってきてください。
ランダムに選ばれたテーマについて、意見、印象、感想などを交わします。

この授業の先生は、生徒のみなさんです。
というか、先生、生徒という区別なく、また年齢、職歴などに関わらず、
全員がフラットな立場で語り合いたいです。

「対話」というと難しく、緊張しそうなイメージを持つかもしれませんが、
この授業で実現したいのは、自由で気軽に参加できるおしゃべりのような場づくりです。
お互いの意見に耳を傾け、受け止め、自分の考えをあらためて省みる。
発言したい時にしたらいいし、じっくり聞いたり考えたりするのもいい。
相手を打ち負かす議論ではなく、コミュニケーションを通して気づきを得る。
学び合う時間を一緒に過ごしませんか?

最後に、コーディネーターの思いとして少しだけ真面目な話を…

この授業は、「哲学対話」という活動に着想を得て考えました。「多様な考えを認め合うことが大事だ」という今の時代。しかし、本当に「多様性を認める」とはどういうことでしょうか?「みんな違ってみんないい」だけでは、ただ違うことを認識し合うやりとりに留まってしまうかもしれません。「まぁ、違うのが当然だから仕方ないよね」の先には、意見を深め合うことなく、特定の意見が押し通されてしまう場合もあるかもしれません。多くの難題に対していろいろな異なる声があるからこそ、互いに受け止め、個々に飲み込み直し、みんなで答えを探すことが大切だと思っています。そんな未来を実現するための、丁寧な対話の持つ可能性も探っていけたら嬉しいです。とはいえ、堅苦しいのは嫌いなので、ゆるゆると楽しみながらいろんなお話をしましょう。

<スケジュール> 
9:30 受付開始
9:45 授業開始
9:50 自己紹介
10:00 対話の準備の時間
・呼吸を整え、心を落ち着ける時間をつくります
10:10 対話の時間
・ひとつずつテーマを書いて提出してもらいます。
・くじ引き形式でテーマを決め、順番に話をします(15分程度で話題を切り替え)
※全員のテーマを取り上げられる訳ではありません。あらかじめご了承ください。
様々なテーマで対話することの面白さや意味を感じていただけたら嬉しいです。
※取り上げられたテーマが自分の提出したものだと言うか否かは、各々の判断に委ねます。必ず明かす必要はありません。
11:15 振り返り、感想共有
11:30  終了

【授業コーディネーター】
小林優太
2022年11月12日秋晴れの朝、「まちなかで自由な対話の時間 〜あなたの話したいこと、みんなで語り合いませんか?〜 」という、大ナゴヤの日の授業が開催されました!
場所はナディアパーク、名古屋市青少年文化センター9階で、栄や名古屋が見渡せる場所で行いました。



この授業の先生は、生徒のみなさん!先生、生徒の区別なく、年齢、職歴に関わらず、全員がフラットな立場で語り合う場です。スタッフも含め10名が参加しました。愛知県生まれの人、他県から名古屋へきた人、海外で生まれ育ち日本で長く暮らす人。大ナゴヤ大学初参加の人、ボランティアスタッフとして関わり続けてくれている人。年代、出身地、大ナゴヤ大学との関わり方など、様々な人が集まりました。





各々自己紹介した後、瞑想のように目を閉じ、呼吸を整える時間がとられました。対話に向けて、心を落ち着けます。
対話の前に「他者の声を聴く」「自分の声に素直になる」「喋るより考えるを大切に」「結論を急がない」「話しても話さなくても自由」といったことを大切にしようという話もされました。

そうして対話が始まり、参加者一人ひとりがテーマを紙に書き、見えないように折りたたんで提出しました。くじ引き形式で紙を引き、出てきたテーマについて自由に話をしていきました。
くじを引いて当たったテーマは3つ。同じようなテーマを出した人が複数いたので、結果的には4名のテーマを取り扱いました。





対話を通して各々の視点や意見の違いが見え、とても面白い対話になりました。育ってきた環境、今の環境、年代や性別により、意見が違ったり、共通していたり、新たな発見になりました。
また、「話しても話さなくてもいい」というスタンスが発言の自由さと、それぞれの発言への思いを反映しているようにも感じました。
対話はどのテーマでも、話したい人が自発的に話す形で進められ、もっと話したいなという思いもありつつも、一定の時間でテーマを切り替えていきました。



対話を終えた後は、目をつぶって自分の中での振り返りを。
最後に参加者のみなさんに感想を伺うと、
「沈黙が怖くて話してしまった」「共通の興味や意見があって嬉しかった」「生きてきた場所や年代が違うからこその視点があると気づかされた」「視点や意見違っていることが面白かった」というような感想がシェアされました。

対話による気づき、共通点がある喜び、自分に素直になる機会がないことなど、人や自分との対話を通して学ぶ授業になったのではないでしょうか。
対面で人と話す機会が急に少なくなった昨今、自分と素直に向き合い、自由な環境で対話する機会が、いろいろな変化を起こすきっかけになることを期待しています。



レポート:いくえ
カメラ:てつ

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

生徒のみなさん /

今回の教室

名古屋市青少年文化センター(アートピア)9階 第1研修室

住所:住所:名古屋市中区栄三丁目18番1号 ナディアパーク内 デザインセンタービル 9階

地下鉄東山線・名城線「栄」下車 南へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車 5・6番出口より西へ徒歩5分

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