授業詳細

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大ナゴヤ大学の新年会〜“みりんのおとそ”と“おもちパーティー”で年始を楽しもう〜

開催日時:2024年01月13日(土) 18時00分 ~ 20時00分

教室:ポピー談話室

レポートUP

先生: 角谷 文子 / 株式会社角谷文治郎商店 マネージャー

カテゴリ:【大ナゴヤの日/くらし/コミュニケーション/食/歴史・文化】

定 員 :15人

※本授業は「大ナゴヤの日」の授業として企画しております。毎月第二土曜日は参加費無料の授業として開催しています。
※この授業では実費として2,000円(飲食代として)をいただきます。
※後半のおもちパーティーのために、おひとり2、3個のおもちをご持参ください。形や大きさはどんなものでも結構ですが、一般的な切りもち程度の大きさのもので問題ございません。
できるだけ個包装されたもののご用意をお願いいたします(包装されていない場合、調理の可否の判断をさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください)

※授業運営の都合上、申込後のキャンセルはご遠慮ください。ただし、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
※2024年1月12日(金)12時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
みなさん、あけましておめでとうございます!
いや、募集開始段階ではまだ2023年は終わっていませんが、じきに2024年がやってきますね。
2024年最初の大ナゴヤの日、みなさんと一緒に楽しく一年をスタートしたいと新年会を企画しました!

お正月にまつわる学びや体験もあり、おいしいものを片手に談笑する時間もありの、大ナゴヤ大学流の新年会です。
以前は毎年開催していた新年会。懐かしく思ってくださる生徒さんもいるのでは?お久しぶりの方からはじめて授業に参加する方までどなたも大歓迎!先生、生徒さん、ボランティアスタッフと、普段の授業とはちょっと違うお話もできると思いますよ。

☆新年会の目玉1☆
三州三河みりんを使ったおとそと料理

お正月には、その年の無病息災を願って「おとそ」を飲む風習があります。ご家庭で毎年飲む人もいれば、はじめて聞くという人もいるでしょう。おとそは本来、「屠蘇散(とそさん)」という何種類もの生薬を、みりんや日本酒に漬け込んでつくられるものです。
今回は、碧南市で100年を超える歴史を誇り、伝統の製法で三州三河みりんをつくり続ける角谷文治郎商店さんにご協力いただき、本格的なおとそをご準備します。みんなでおいしくいただき、互いに健康を願いましょう。

おとその文化や三州三河みりんについてのお話もお聞きします。おとその他にも、みりんを使った一品もご用意いただく予定です。美味しく、ためになる時間を過ごしましょう。

☆新年会の目玉2☆
おもちのもちよりパーティー

後半は、生徒さんもスタッフも一緒に新年を祝います!参加いただく方にひとつお願いです。おもちを2、3個持ってきてください。持ち寄っていただいたおもちをスタッフが美味しく料理します。焼き餅?お雑煮?おかき?どんな料理、どんな味になるかはただいま検討中です。お楽しみに!おもちのほか、お飲み物などもご用意します。
おもちを頬張りながら、にぎやかなひとときを過ごしましょう!

2024年は、大ナゴヤ大学にとって15周年を迎える節目の年。大切な年のはじめに、たくさんの方と素敵な時間を過ごせたら嬉しいです。みなさんのご参加をお待ちしております!

<スケジュール>
17:45 受付開始
18:00 授業開始
18:10 三州三河みりんを使ったおとそと料理
19:00 おもちのもちよりパーティー
19:50 閉会、集合写真撮影
20:00 終了

【授業コーディネーター】
小林優太

あけましておめでとうございます!
今回は大ナゴヤ大学の新年会ということで、お正月ならではの学びや、みんなでお餅を食べて楽しい時間を過ごしました。

新年会の教室は地下鉄伏見駅近くのレンタル喫茶スペース「ホピー談話室」で行われました。
その室内は銅板を継ぎ合わせて作られたキッチンの天井や、照明などのインテリアがおしゃれで、居心地の良い空間でした。

来場された生徒さんたちは「あけましておめでとうございます」とスタッフに丁寧に挨拶される方や、「みりんの話が聞きたい!」「今日は、珍しい内容だから楽しみ!」など、これから始まる授業に期待をされていました。

今回の授業の先生は、碧南市で「三州三河みりん」を醸造している、角谷文治郎商店の角谷文子さん。
プレゼンテーション資料を用いて、みりんに関することや、それを原料として新年に飲む縁起物のお酒である「お屠蘇(とそ)」について詳しく解説していただきました。



■みりんについての解説
角谷さんから「三州三河みりん」を知っているかと生徒さんに尋ねたところ、多くの方が手を挙げ、実際に家で料理などに使っているという方もいました。

角谷文治郎商店の醸造所がある愛知県三河地方は、矢作川の清らかな水があり、温暖な気候であるため、豆味噌、白醤油、みりんなどの醸造も盛んです。
その恵まれた環境で造られる「三州三河みりん」は、もち米、こうじ、焼酎のみを原材料としており、一升のもち米からみりん一升を作るという伝統的な製法で丁寧に製造しているとのこと。
そのため、安価で売られているみりん風調味料とは異なり、飲めるほどに上品な甘さや風味を兼ね備えており、「もち米のリキュール」という表現もされていました。



ご説明の合間に、実際に三州三河みりんで作られたお屠蘇の試飲タイムがありました。
配られたお屠蘇を飲んだ生徒さんは、「美味しい!」と口にされる方や、うなずきながら味わっている方もいて、緊張していた場の雰囲気が和らいだようでした。
また、角谷さんから、「今回は三州三河みりんをお土産としてご用意しています」と発表したところ、生徒さんたちは歓声が上がるほど大喜びの様子でした。



また、みりんは、江戸時代から甘いお酒として作られ、後に調味料としても使われました。第二次世界大戦中に製造が禁止され、戦後も厳しい税制の影響で三河のみりん醸造所が激減してしまった時期もあったという歴史のお話もしていただきました。

お話を聞いた生徒さんたちは、へぇーといった表情で何度もうなずいたり、隣の人と思ったことを共有をされている方もいました。

さらに、みりんを作る工程で出るしぼり粕は、もち米由来の自然な甘さがあるため、昔はそのままおやつとして食べられていたそうです。
そのしぼり粕で作ったチョコレートケーキも生徒さん達に配られ、試食させていただきました。
食べてみると、確かに優しい甘さが口いっぱいに広がり、とても美味しかったです。
しぼり粕は、自然由来の甘みがあるため高級料理店で使われたり、
スイーツやパンに練り込んだりとした用途でも使われており、大変需要も高いそうです。

■お屠蘇についての解説
お屠蘇は、新年に飲む縁起物のお酒で、中国から伝来し、平安時代に宮中の正月の風習として一年間の邪気を払い無病息災を願う意味で飲まれるようになりました。
作り方は意外と簡単で、みりんに「屠蘇散」という漢方薬のような生薬を数時間漬け込むだけで、お屠蘇になります。
屠蘇散だけだと漢方の味や匂いが強くなりますが、みりんに漬けて飲むことにより、まろやかになり匂いも和らいで飲みやすくなるとのこと。
美味しいお屠蘇を作るためには、飲んで美味しいみりんを使うことが大切というポイントとして話されていました。
三州三河みりんは飲んでも美味しいので、お屠蘇に最適ですね!

生徒さんにはお土産として、屠蘇散が入ったティーパックも配られ、角谷さんからは「三州三河みりんを使って、ぜzひお家で作ってみてください」とのことでした。

■お餅の持ち寄りパーティー
みりんやお屠蘇について学んだ後は、お楽しみの新年会パーティータイムが始まりました。
生徒さんたちにご持参いただいたお餅をスタッフが調理した、お雑煮やぜんざい、焼き餅は磯部、みたらし、あん、きなこなどを皆さんで美味しくいただきながら、それぞれ会話を楽しみました。





角谷さんも、生徒さんと一緒にパーティーを楽しんでいました。
一緒にお餅を食べながら正月気分を共有したり、生徒さん達からの三河みりんの製造やみりんを使ったレシピを詳しく聞かれたり、励ましの声に応えていました。

また、パーティー中に余興として、「大ナゴヤ明神」のおみくじも配られました。引いたおみくじの中には、さまざまな一言メッセージが書かれており、
「最初からクライマックス」
「やっぱり、おみくじは熱田神宮で引くべきだ」
「ラッキースポット→サウナ」
など、微笑ましい内容が書かれていました。生徒さんたちも、お互いのおみくじを見せ合って盛り上がっていました。

今回の新年会は、三州三河みりんの魅力を知り、お屠蘇を飲み、みんなでお餅を食べて語り合うという、まさに新年をお祝いする会として、特別感のある素晴らしい授業となりました。
参加された生徒さんからは「来年も新年会をやってほしい」と、ありがたいお声もいただきました。



15周年を迎える大ナゴヤ大学。今後も今回のような魅力的な授業を作っていきたいと思っています。
今年も大ナゴヤ大学をよろしくお願いします。



レポート:河津一輝
カメラ:オシム

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

角谷 文子 / 株式会社角谷文治郎商店 マネージャー

愛知県碧南市出身、「三州三河みりん」醸造元の角谷文治郎商店が実家。大学卒業後、企業、NPO勤務を経て、実家の角谷文治郎商店に入社。現在、輸出業務や広報などを担当している。夫と息子の3人暮らし。趣味は旅行。旅行先でもスーパーに立ち寄り、みりんコーナーをチェックするのが習慣。みりんを使った料理のお薦めは照り焼きチキンと豚の生姜焼き。

今回の教室

ポピー談話室

住所:名古屋市中区錦1丁目14番12号 3階

※地下鉄桜通線国際センター駅4番出口下車徒歩約5分
※地下鉄伏見駅10番出口下車徒歩約7分

地図を見る

喫茶ニューポピーが手がける、間借り営業ができるレンタル喫茶です。誰かの“これから”を後押しするような場所作りを目指しています。

建物の3階まで階段を登っていただく必要があります。お手伝いが必要な場合は現地スタッフにお知らせください。


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