授業詳細

CLASS


空きビルが交流拠点に!まちの仕掛け人と歩く「笠寺」~観音様や商店街、迷路のような路地も~【六の市や春祭りも当日開催】

開催日時:2024年03月16日(土) 10時00分 ~ 12時00分

教室:本笠寺駅周辺

レポートUP

先生: 宮本久美子 / 一級建築士 / 宮本久美子建築設計事務所 主宰

カテゴリ:【まちシル/まち歩き】

定 員 :15人

【参加費用】
お一人様:2,000円頂戴いたします。(保険料含む)集合時にお支払いください。

【集合場所】
名鉄名古屋本線「本笠寺」駅 改札口前(東側)
※授業開始15分前から受付を開始します。JR「笠寺」駅ではないので、ご注意ください。

【解散場所】
名鉄名古屋本線「本笠寺」駅

※当日はイヤホンガイドを使用します。ご自分のイヤホンをお持ちの方はご持参ください。
※申し込んだ授業をキャンセルされる場合、キャンセルポリシーに基づきキャンセル料が発生します。詳しくはこちらのQ&Aをお読みいただき、申し込み前に必ずご確認ください。
※本授業は、2024年3月15日(金)12時まで先着受付いたします。
まちシル」は「歩くまちには、何がある?」をキャッチコピーに、まちを知ることを楽しむまち歩き形式のプロジェクトです。身近にあるまちのおもしろさを、さまざまな視点から見つめます。

今回の舞台はまちシル初開催の「笠寺」。集合場所の本笠寺駅は、名古屋駅から名鉄電車に乗れば15分ほどで来ることができます。

本笠寺駅周辺には、尾張四観音のひとつとして親しまれる「笠寺観音」や「笠寺観音商店街」があります。そんな下町風情が残るまちに、ここ5年ほどでシェアキッチンや私設図書館など新たなスポットが続々と誕生しているんです!笠寺の昔と今を感じながら、まちを歩いてみましょう。今回は笠寺観音の境内で毎月6のつく日に開催される「六の市」と、笠寺観音商店街の春祭りに合わせて開催するので、賑やかなまち歩きになる予感!

先生として案内してくれるのは、「かさでらのまち食堂」代表の宮本久美子さん。宮本さんは地元である笠寺に建築設計事務所を構えており、愛知淑徳大学の非常勤講師という一面も持っています。笠寺のまちづくりを支える仕掛け人のひとりです。

はじめに案内してもらう「かさでらのまちビル」は、元スナックだった空きビルをリノベーションした交流拠点です。まちのシェア機能がたくさん詰まっていて、日替わりシェフのシェア食堂「かさでらのまち食堂」やレンタルキッチンの「はにーずキッチンラボ」、貸し寺子屋「かさてらこや」、民泊「デラstay」、貸し豆書斎「かさロン」などが入居しています。さらにビルの屋上では養蜂もしており、笠寺産の「観音はちみつ」を商店街で買うことができます。

そして、春祭りを開催している笠寺観音商店街や、六の市を開催中の笠寺観音を巡ります。商店街にはレトロな雰囲気のお店が立ち並んでおり、なかにはここ数年でオープンしたお店も。笠寺観音の本堂には「おもかる地蔵」があり、心の中で願い事を思いながら地蔵を持ち上げ、軽ければ願いが叶う、重ければまだ叶わない…と願いによって感じる重さが変わるといわれています。お願い事のある方はぜひ持ち上げてみてください。

また、笠寺観音の南側には車が通れないほどの細い路地がたくさん残っているので、迷路のように入り組んだ路地を宮本さんの案内のもと歩いてみましょう!

まち歩きの最後には、先日オープン1周年を迎えた複合施設「かさでらのまち箱」を見学させてもらいます。私設図書館「かさでら図書館」、アロマスプレー「HAPPIEST LAB」の直営店、和菓子屋「本松製菓」、お店を始めたい人を応援する「チャレンジショップ」がぎゅっと詰まった場所です。

笠寺のまちには人が集まる交流拠点が増えており、新旧さまざまなスポットを巡る盛りだくさんな授業になる予定です。みなさんのご参加お待ちしています!


<当日のスケジュール>
9:45 受付開始(集合場所:名鉄名古屋本線「本笠寺」駅 改札口前)
10:00 授業開始
     笠寺ってどんなまち?
     まち歩きスタート!
(かさでらのまちビル→笠寺観音商店街・春祭り→笠寺観音・六の市→細い路地エリア→かさでらのまち箱)
12:00 授業終了・解散(ランチやお買い物など自由にお楽しみください!)


【授業コーディネーター】
菅原春香

春を感じられるあたたかな日に、名古屋市南区の笠寺にてまちシルを開催しました。かさでらピクニックと笠寺観音六の市と同日開催で、一段と賑わった日のまち歩きです。先生は建築家であり、笠寺のまちづくりを支えている宮本久美子さん。

名鉄本笠寺駅に集合し、はじめに笠寺観音商店街へ。かさでらピクニックの会場は道路に芝生が敷かれていてキッチンカーなどが出店していました。ストリートピアノが設置されており、なんとヤギもいました!



まずはビル一棟をリノベーションしたまちの交流拠点「かさでらのまちビル」へ。今回は「かさでらのまち食堂」、貸し寺子屋「かさてらこや」、貸し豆書斎「かさロン」を案内してもらいました。







特別にビルの屋上にも上がらせてもらい、養蜂の様子を見学しました。





次に尾張四観音として有名な笠寺観音へ。名物の六の市で大賑わい。野菜や衣服などが販売されており、なんと境内で寺ヨガも開催されていました!







本堂では感じる重さによって願いが叶うかどうかがわかる「おもかる地蔵」にチャレンジ。意外と軽く感じる人もいれば、重くて持ち上がらなかった人も。





続いては、笠寺観音の南側に広がる迷路のような細い路地へ。宮本さんからおすすめの道を教えてもらい、ぐねぐね曲がりくねった路地を自由に散策しました。





笠寺観音の参道に戻って「かさでらのまち箱」へ。昨年2月にオープンした複合施設で、私設図書館をはじめとしていろんな機能が詰まった場所です。壁一面の本棚にオーナーさんが選んだ本が並んでいます。



本笠寺駅の東側を中心に歩いていましたが、今度は駅を挟んで反対側へ。駅の西側には住宅街が広がっていて、名鉄の高架下にある無人の雑貨店「誰もいない店RIGHTS」に行きました。普段から無人で営業している不思議なお店。支払いは賽銭箱に購入した商品シールと代金を入れる仕組みになっています。フェアトレードのものなど海外雑貨を多く扱っていて、本が借りられるミニライブラリーもありました。





最後に数年前にできたというベトナム食品のスーパーへ。見慣れない食品も多く、みなさん興味深々の様子でした。



古き下町感のある笠寺だけでなく、ここ5年ほどでできたスポットも巡りながら新たな面も知ることができる盛りだくさんなまち歩きとなりました。今回初めて笠寺に来たという方も多く、散策やお買い物を楽しんでもらえたのではと思います。
これから本笠寺駅近くに新しいお店もオープンするそうで、今後もまちの変化から目が離せません!今回参加できなかったという方もぜひ足を運んでみてくださいね。

レポート:菅原春香
写真:大野嵩明、菅原春香

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

宮本久美子 / 一級建築士 / 宮本久美子建築設計事務所 主宰

住宅や店舗などの設計活動に加えて、思いがけず2019年から生まれ育った笠寺のまちを拠点としてまちづくりの活動を開始。商店街の一角にあるビルを再生し、新たな賑わいとコミュニティを創出する「かさでらのまち食堂」などを設計、運営している。また『まちを借りよう。』をコンセプトに"まちまるごとシェア"の活動を展開している。

今回の教室

本笠寺駅周辺

住所:本笠寺駅周辺
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笠寺観音や商店街など昔ながらの雰囲気が残るまち。ここ5年ほどで新たにできたスポットや細い路地の残るエリアも歩きます。