授業詳細
CLASS
人が集まり、会話が弾む図書館って?!~本も、コーヒーも、マルシェも。魅力たっぷりの私設図書館へ行ってみよう!~
開催日時:2024年05月11日(土) 14時30分 ~ 16時30分
教室:私設図書館もん
レポートUP
先生:
土山昂也 / 私設図書館もん 館長
カテゴリ:【カルチャー/くらし/コミュニケーション/まちづくり/大ナゴヤの日】
定 員 :8人
※2024年5月10日(金)12時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業運営の都合上、キャンセルはご遠慮ください。しかしながら、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
「私設図書館もん」は、そんな図書館の一つ。
オープンから2年ほどで、地域の大事なコミュニティースペースに成長しました。
図書の閲覧はもとより、雑談に花が咲いたり、子どもたちがみんなで遊んだり、店に飾ってあるアナログレコードから曲をリクエストしてかけてもらったり。
休憩と図書の閲覧は誰でも自由で無料というのも嬉しいです。
また、カフェも併設されており、一杯一杯丁寧に淹れてくれるコーヒーが好評です。
授業の前半では、地域に根付いた私設図書館の秘密を先生にたっぷり語っていただきます。
後半では、実際に図書館を利用しながら、自分なりの私設図書館での過ごし方、活用方法を考えてみます。また、生徒さん自身にとって、あるいは身近な地域の人たちにとっての居場所になり得る空間を、生徒さん自身の目線で探してみます。
願わくば、多くの人たちにとっての身近な拠り所が各地で生まれ、育ってもらいたい。
今回の授業を通して、楽しみながら考えます。
MONさんでは、多くのイベントが開催されているのも魅力です。
ヨガ、星読み、落語会、天然石の販売などがおこなわれています。
授業当日は、人気のミニマルシェを2階レンタルスペースで開催予定。
出店者の皆さんとの交流も楽しんでいただけるよう考えています。
<スケジュール>
14:15 受付開始
14:30 授業開始、自己紹介(お1人30秒以内)
14:40 私設図書館を作った経緯や、MONの仕組み、MONに対する思いなどを先生に語っていただく
15:40 図書の閲覧、マルシェの見学等、MONで自由に過ごしながら、私設図書館の活用について各々で考えてみる
16:10 考えを共有する
16:25 先生からまとめの一言
16:30 終了
※受付前、及び、授業終了後も、開館時間中は図書館の利用ができます。
※当日ミニマルシェでのお買い物、書籍(販売可の物のみ)、雑貨、菓子の購入、カフェ利用が可能(いずれも任意)です。
【授業コーディネーター】
三宅由美子
授業タイトルは、「人が集まり、会話が弾む図書館って?!~本も、コーヒーも、マルシェも。魅力たっぷりの私設図書館へ行ってみよう!~」です。
※「私設図書館」とは、私設図書館ごとに様々なコンセプトがあるのが特徴で、公設の図書館のように大規模でないかわりに、用途が限られず、自由に過ごせる空間の事です。
参加した生徒さんは8人で、
・近くに住んでいて前から気になっていた
・私設図書館とはどういうものなのか気になっていた
・図書館が好き
・自身で読書会を企画しており「場づくり」に興味がある
など、参加理由はさまざまでした。
まずは、先生より「私設図書館もん」を作った経緯やこの場所の仕組み、この場に対する思い等をお話いただきました。
それによると
まず、小沢健二著「うさぎ」という本との出会いをきっかけに小説以外の本を読み始め、社会問題を意識するようになり自分に出来ることは何なのかを考えるようになったとの事。
そこから、勤めていた会社を辞めて全国を旅している時に「私設図書館」というものの存在を知り、自分なりの私設図書館の構想を練り始め「人、もの、ことが繋がる場づくり」をして社会貢献がしたいと考え始めました。
物件を探していた時に先生のご実家付近で見つかり「私設図書館もん」をオープン。
先生が一冊の本と出会い、様々な想いを巡らせこの場所が出来たのだと知り、とても感慨深くなりました。
「もん」では、普通の図書館と同様に本を借りる以外に、カフェとして利用できたり、レンタルスペースとして利用できたり様々な利用の仕方があるのですが、その中で「星を読んでもらう」と「自由を手に入れる」という2つがとても印象に残りました。
「星を読んでもらう」というのは、占星術を用い占いや当てものとしてではなく、
対話を通して自分の特性を浮き彫りにし、生きていくうえでの1つのガイドを作成してもらえるサービスです。これは有料ですが、生きにくさを抱えている人や自分の特性について深く知りたい人にはとてもありがたいものになるだろうと感じました。
「自由を手に入れる」という事に関してですが、「もん」にはどのような時間をすごしに来ても良く、それは裏を返すと主体性が問われるという事であり、「何をしにここに来たのか」を自分の心にちゃんと持つ事が大切だという事でした。
そのお話を聞き、例えばぼーっとしに来る事でさえも主体性を持つことで、しっかりぼーっとする事に繋がり、普段のぼーっとしているとは少し違った気持ちになれるのではないかなと思いました。
後半は図書の閲覧やマルシェの見学等、30分ほど「もん」で自由に過ごす事で「私設図書館もん」の雰囲気を肌で感じてもらう時間がありました。
今回のマルシェは3店舗の出店となっていて、1つ目ははお子さんから似顔絵を書いてもらえるお店、2つ目はきれいな石で出来たアクセサリーショップ、3つ目はカードを使って相談事に対してのアドバイスがもらえるお店となっており、それぞれお店のカラーが違うので、とても楽しむ事ができました。
その後、私設図書館の活用について各々で考え、その考えを共有。
●大人の居場所づくりの場(大人食堂)
●プラレールを走らせる会
●霊能力者を囲んで怪談会
●大人と子供を交えて「仕事」の話をする会
等、たくさんのアイデアが出て、とても楽しい時間になりました。
授業後、お時間に余裕がある生徒さんは、その場に留まって本を読んだり、追加で飲み物を飲んだりと、思い思いにゆっくりとした時間を過ごしていました。
「もん」さんは今、もんじゅメンバーという「子どもから大人まで集まれる心と身体が休まる場」を一緒に守り、広げるお手伝いをしてくれる方を募集しており、今までの活動とは少し違ったフェーズに入ったように感じ取れました。
この授業を受けることで生徒さん達が他の「私設図書館」や「まちに必要なコミュニケーションスペース」について考える1つのきっかけになったら良いなと思いました。
レポート:きょうこ
写真:あおみー、いくえ
先生
土山昂也 / 私設図書館もん 館長
図書館の運営、イベントの企画の他、各地で講演などもおこなっている。 星読みもおこない、勉強会や星読みセッションを実施している。
今回の教室
私設図書館もん
住所:名古屋市名東区延珠町211番地1号室
アクセス
公共交通利用の場合:地下鉄一社駅より市バス引山行きで「延珠橋」バス停下車すぐ(本郷発もあります)
また、栄、市役所、藤が丘等各地からバスで、「引山」もしくは「引山東」バス停下車(引山東から徒歩約5分、引山から徒歩約15分)
駐車場:無 近くにコインパーキングあり(ひよこパーキング、名鉄協商パーキング十六銀行名東支店、他)
※教室の注意事項:
授業は1階の図書館スペースで行います。1階は靴のままで大丈夫です。2階を見学していただく際は靴を脱いでいただきます。
トイレはあります。
一般の利用者の方の図書館への出入りはありますので、その点はご容赦ください。
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