みりん、しょうゆ、みそ、酢、豆腐、のり、こんぶ、かつお節、お茶、日本酒。
古くから日本でつくられ、愛され続けてきた和の食材の数々。
長い年月を経て、今でも変わらぬ製法や味がある。一方で、時代とともにアップデートされてきた部分もある。
今回の授業では、奥深い和食文化の世界について、楽しく、おいしく、学んでいただきます。多種多彩な魅力あふれる和の食材と一度に出会える機会です。

え、そんなおいしい教室になる場所があるの？あるんです！

三重県多気町のVISON（ヴィソン）。2021年4月にオープンした商業リゾート。山間の豊かな自然に囲まれた土地に、およそ70の店舗、宿泊施設、温浴施設などが立ち並んでいます。その景色は、まさにひとつの村のよう。「すべては、いのちを喜ばせるために」。こだわりの食、アート、癒しなどを満喫できるスポットです。

そんなVISONの一角に「和ヴィソン」というエリアがあります。この授業のテーマである和食文化を体感できる店舗がずらり。みりん、しょうゆ、味噌など、冒頭に書き連ねた数々の食材の伝統を受け継ぎ、進化させてきた食品メーカーやレストランが軒を連ねています。

今回の先生は、この和ヴィソンでみりん蔵を営む角谷文治郎商店の角谷文子さん。角谷文治郎商店は、愛知県碧南市で100年以上にわたり、昔ながらの製法で「三州三河みりん」をつくり続けてきた企業です。その歴史ある製法を用い、VISONでは地元のお米でみりんを仕込んでいます。

授業の前半では、みりん蔵を見学し、みりんがどうやってつくられるのか詳しく解説していただきます。仕込みの様子を間近にできる機会はなかなかありません。試飲もさせていただけます。一味も二味も違う、伝統製法のみりんにきっと驚かされるはず。
後半は、角谷さんにVISONをご案内いただく“むらあるき”。和ヴィソンを中心に、ここでどんな食材と出会えるのか、特徴や魅力をご紹介いただきます。広大な敷地にたくさんのコンテンツがあふれるVISONを堪能する上で、楽しみ方を熟知している方のご案内はとってもありがたいもの。角谷さんのお話を聞き、授業後もVISONを満喫してもらえたら嬉しいです。

「和食が大好き！」
「和食文化の奥深さにふれてみたい」
「VISONに一度行ってみたかった」
そんな方はぜひ一日空けて、多気町まで足を運んでみませんか。
みなさんの食生活や食事への価値観を変える発見や学びがあるかもしれませんよ。

＜スケジュール＞　
9:50　受付開始（VISONバスターミナル）
10:00　授業開始
10:10　みりん蔵見学
10:50　むらあるき（和ヴィソン中心に、VISON内散策）
　　　 ※ 雨天時は散策エリアを変更する場合もあります。
11:30　終了

授業の中でVISONをご案内いただきますので、ぜひ授業後も自由に散策して、食事やお買い物をお楽しみください。

【授業コーディネーター】
小林優太