授業詳細

CLASS


リノベーションで変化する「柳ヶ瀬商店街」へ!~まちづくり会社の若手スタッフが案内~【SUNDAY BUILDING MARKET 同日開催】

開催日時:2024年07月21日(日) 10時30分 ~ 12時00分

教室:岐阜市柳ヶ瀬通

レポートUP

先生: 福富 梢 / 柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社 事務局

カテゴリ:【まちシル/まち歩き】

定 員 :15人

【参加費用】
お一人様:2,000円頂戴いたします。(保険料含む)集合時にお支払いください。

【集合場所】※授業開始15分前から受付を開始します。
SUNDAY BUILDING STORES(岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2丁目17)

【解散場所】
柳ヶ瀬商店街付近

※当日はイヤホンガイドを使用します。ご自分のイヤホンをお持ちの方はご持参ください。
※申し込んだ授業をキャンセルされる場合、キャンセルポリシーに基づきキャンセル料が発生します。詳しくはこちらのQ&Aをお読みいただき、申し込み前に必ずご確認ください。
※本授業は、2024年7月20日(土)12時まで先着受付いたします。
まちシル」は「歩くまちには、何がある?」をキャッチコピーに、まちを知ることを楽しむまち歩き形式のプロジェクトです。身近にあるまちのおもしろさを、さまざまな視点から見つめます。

今回のまちシルの舞台は2年ぶりの岐阜・柳ヶ瀬!
柳ヶ瀬商店街は、JRと名鉄の岐阜駅近くにあるアーケード商店街。戦後から繁華街として栄えた歴史があり、昭和レトロな雰囲気が残るまちです。

過去には空き店舗が増えた時期もありますが、リノベーションによって複数店舗が入居するビル「ロイヤル40」やシェアスペース「デイリーこやなぎ」などたくさんのスポットが生まれてきました。また、現在では毎週末のようにイベントが開催されています。

まちシル当日の第3日曜は「SUNDAY BUILDING MARKET(サンビル)」の開催日。サンビルは2014年にスタートしたライフスタイルマーケットで、商店街に100以上のお店が並び、たくさんの人で賑わいます。

今年の4月には、つくり手の顔が見えるサンビル直営のアトリエ&シェアショップ「SUNDAY BUILDING STORES(サンビルストア)」も新たに誕生したばかり。

そんな柳ヶ瀬を今回案内いただくのは、「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」の福富梢さん。地元・岐阜出身で、サンビルの運営事務局をはじめ、毎週水曜日には商店街でラジオ体操を開催するなど柳ヶ瀬のまちづくりに関わっています。

日々変化を続ける柳ヶ瀬。県内唯一の百貨店の閉店も7月末に迫っています。このまちがどのように変化してきたのか、これからどうなっていくのか、まちづくりに関わる若手の視点で商店街を歩いてみましょう。

集合場所は、オープンして数か月のサンビルストア。開店時間前に特別に案内していただきます。そして、マーケット準備の様子を見ながら、リノベーションで生まれたスポットを中心に商店街を歩きます。マーケットは16時まで開催しているので、まち歩き後もぜひお買い物や散策をお楽しみください!

<当日のスケジュール>
10:15 受付開始(集合場所 : サンビルストア)
10:30 授業開始
 柳ヶ瀬商店街ってどんなところ?
 SUNDAY BUILDING MARKETって?
 リノベーションで生まれたスポットを中心に商店街をまち歩き
12:00 授業終了・解散
→時間のある方はサンビルを満喫しましょう!

【授業コーディネーター】
菅原春香
7月の第3日曜日、SUNDAY BUILDING MARKETに合わせてまちシルを開催しました。この日の先生は柳ヶ瀬で生まれ育った地元っ子、「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」の福富梢さん。



まちづくり会社で働きつつ、毎週柳ヶ瀬商店街でラジオ体操を開催するなど、公私ともに柳ヶ瀬のまちづくりに関わっています。まちの歴史やリノベーションのこと、マーケット開催やまちづくりの裏側、最近のまちの変化にも触れながら商店街を案内してもらいました。

まずは4月にオープンしたばかりの「サンビルストア」へ。小さな箱をお店にしたシェアショップや、ものづくりをされる方のアトリエなどが入居する複合施設です。同じ空間にはハンドメイドスタジオHUKINも。





サンビルが開催されているアーケード商店街を歩きながら、リノベーションで生まれてきた複数のスポットを巡りました。

靴屋さんだった建物をリノベーションしたギャラリー「ニュー銀座堂」。



商店街の中にあるシェアハウスとシェアキッチン「デイリーこやなぎ」。



元パチンコ店だったスペースでたくさんの古着屋がひしめき合う「フルギロード」。





柳ヶ瀬のリノベーションの元祖「やながせ倉庫」。中は迷路のような造りになっており、雑貨屋や古道具屋など、たくさんのアトリエやショップが入居しています。





喫茶店の上のシェアハウス「サロンドマルイチ」。



フィルムで上映する映画館「ロイヤル劇場」と同じビルにある休憩スペースとショップ「ロイヤル40」。本も置いてあり、自由に過ごすことができます。





昔ながらの雰囲気を残しつつ、リノベーションをきっかけに空き店舗に新しいお店が入ったり、若者が商店街に住むようになったりとこんなにまちが変わるのかと驚きます。

柳ヶ瀬には大きな空き店舗が多く、賃料が高かったり権利関係が複雑だったりと大きすぎるがゆえにお店を新たに始めるハードルが高いことが課題だそうです。テナントの区画を小さく区切って家賃を安く貸し出すなど、まち会社は商店街と協力しながら課題にアプローチしています。

一方で個人店が日常に根付いており、柳ヶ瀬商店街はチェーンが生き残りにくいエリアだそうです。かつていろんなチェーン店が参入したそうですが、現在残っているチェーン店は大手ハンバーガー店ひとつのみ。個性的なお店が集まる商店街となっています。



最後に商店街の中にある水路、アクア―ジュ柳ヶ瀬を歩きました。「柳ヶ瀬」の地名にもついていますが、もともと川があり「瀬」だった場所です。イタリアの路地をイメージして作られているとか。



岐阜にある唯一の百貨店も7月末で閉店したり、一部のアーケードの撤去が決まっていたりとこれから変化を迎える柳ヶ瀬商店街。まちの賑わいのために新たに楽市を始める動きや、商店街に新たなスポットが誕生するなど、まちが少しずつ変わり始めています。今後もどう変わっていくのか注目していきたいと思います。





レポート:菅原春香
写真:進藤雄太朗/菅原春香

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

福富 梢 / 柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社 事務局

1999年岐阜生まれ。大学卒業後、柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社に入社。毎週水曜日の朝9時からラジオ体操を柳ヶ瀬商店街にて実施している。高校の部活をきっかけに始めた演劇を続け、劇場ではなく商店街を演劇空間として遊ぶ方法を実践している。

今回の教室

岐阜市柳ヶ瀬通

住所:岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通

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明治30年頃から盛り場として発展。空襲で焼け野原となるも、戦後再び繁栄へ。平成に入って郊外の大型施設に地元客を奪われたものの、平成終盤からは再開発事業やリノベーションまちづくりによって活性化が進んでいます。飲食店や雑貨店などが次々と出店し、現在では老若男女が集うエリアに。昭和の面影と新たな魅力が共存する商店街として、変化を続けています。