授業詳細
CLASS
しめ縄づくり~わら香る春待月~
開催日時:2024年12月14日(土) 10時30分 ~ 13時00分
教室:医王山 神宮寺
レポートUP
先生:
駒宮遊さん、塚本恭子さん / おいでん水田 スタッフ
カテゴリ:【大ナゴヤの日/くらし】
定 員 :15人
※本授業は「大ナゴヤの日」の授業として企画しております。毎月第二土曜日は参加費無料の授業として開催しています。
※材料費・ご祈祷代として1,500円頂戴します。
※2024年12月13日(金)12時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業運営の都合上、お申込後のキャンセルはご遠慮ください。しかしながら、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
春待月のひととき、古代米のわらでしめ縄をつくりませんか?※材料費・ご祈祷代として1,500円頂戴します。
※2024年12月13日(金)12時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業運営の都合上、お申込後のキャンセルはご遠慮ください。しかしながら、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
しめ縄のつくり手が減少する昨今、縄をなったり、本物のわらにふれる機会も貴重になりました。
先生となる、おいでん水田さんは、古代米のわらでしめ縄づくりをおこなっています。
わらは、恵那市の坂折棚田で、多くのひとの関わりによって育ったものです。苗代づくりからはじまり、田植えや稲刈りには、地域の子どもだけでなく、ワークショップでお馴染みの顔も集まり、棚田は活気に満ちています。
今夏は、暑い日が続き、根気づよい水の管理のかいあって、できの良い青々とした稲が豊富に育ちました。
また、新たな試みとして緑米も登場。緑米は、稲穂の米が落ちにくいため、しめ縄の飾りにむいています。当日、古代米と緑米のわらをくらべてみてください。
つくり方は、先生が寄り添いながら教えます。飾りとして、緑米も用意しますが、お好みの素材があれば、お持ちください。
しめ縄ができあがったら、神宮寺さんにご祈祷いただきます。
お寺のしっとりとした雰囲気のなか、わらの香りに包まれて、一年の感謝と新年の抱負をしめ縄に込めましょう。
【持ち物】
・材料費・ご祈祷料として1,500円頂戴します。
・はさみ(わらをカットするため、大きめのものが◎)
・しめ縄の飾り(南天、松の葉、ドライフラワーがおすすめです)
【服装】
本堂での作業となりますので、温かい格好でお越しください。
※駐車場の利用について
お寺の駐車場は参拝者優先のため、近くのコインパーキングをご利用ください。
【これまでのしめ縄授業】
2021年
2020年
2019年
<スケジュール>
10:15 受付開始
10:30 授業開始
・30秒自己紹介
・先生の紹介
・わらの選別ワーク
・しめ縄づくり
12:30 ご祈祷
13:00 終了
【授業コーディネーター】
元木仁美
突然ですが、皆さん、お正月を感じるモノは何ですか?
個人的には高校サッカー選手権や箱根駅伝などのスポーツ大会、年越しそば・お雑煮・おせち料理などの食事、初日の出や初詣などです。
慌ただしい年末年始ですが、1年でワクワクする時期です。
暑い夏がつづき、秋の実感もなく12月に入り、例年に比べても暖かいなと感じていましたが、中旬ごろから師走らしい寒さとなりました。
・・・前置きが長くなりましたが、1年を締めくくるにふさわしい「しめ縄」授業にはじめて参加しました。
先生は、東濃を拠点に活動する、しめ縄づくりの団体「おいでん水田」さん(そういう活動をされる団体があるのですね!)の駒宮さんと塚本さんです。
教室である医王山 神宮寺に到着すると、古代米のわらがたくさん並べられており、青々しい香りが部屋に漂っていました。
参加された生徒さんは12名。
自己紹介では、
・しめ縄は買っていたけど、作ってみたい。
・子供に教えたい。
・新年に近づき、気持ちも新たに。
・会社で飾りたい。
・わらに触れる機会がないから。
といった感想もあれば、
・毎年参加しています。
という、この授業を毎年の恒例行事にしている生徒さんもいらっしゃると判明。
さっそく、しめ縄づくりに取りかかります。
まずはわらの選別です。ボサボサしたもの、ハリがあるもの、どのわらを使うかは、個人の感覚です。ピンときたものを手にとって束にしていきます。
わらのなかにはお米が入っていたり、サナギが入っていたりします。わらは千差万別なんです。お米は、薄い緑色でした。
次に、わらを束ねたら、3等分します。
その後は生徒さん同士ペアになって、なう工程を一緒にすすめていきました。
3つの束のうち、2束を合わせて、下部を麻縄でしばります。性格がでるのか、おおざっぱにしばる方もいれば、先生に確認しながら、ゆっくりゆっくり慎重にしばる方もいました。
普段から縄づくりに慣れている方や毎年参加することで、少しずつ上達していく生徒さんもいて、わらい声や一生懸命な姿を目にしながらしめ縄が完成されていきました。
さいごに、神宮寺さんからご祈祷していただきました。
ご祈祷では、生徒さんの一人ひとりの名前が読み上げられ、これで2025年も気持ちよくお迎えできそうです。
ホームセンターでは見かけない味わい深いしめ縄。
一昔前の田舎では、地域や家庭でしめ縄をつくり、新年を迎えるという風習があったと聞きます。現代では、なかなか見受けられない光景です。
生徒さんからも「名古屋市内でしめ縄をつくる場を探していた」といった声があったのですが、わらに触れる機会は時代は変われど大切なことなのだと思いました。
日本人のDNAと言いますか・・・。
2024年、個人的にはあっという間に過ぎ去っていきましたが、しめ縄授業では何だか時間がゆっくり流れていた印象でした。神宮寺さんでのご祈祷も自分の1年を振り返ることができ、2025年もがんばろうと思える貴重な時間でした。
レポート:ざかっぺ
カメラ:てつ
個人的には高校サッカー選手権や箱根駅伝などのスポーツ大会、年越しそば・お雑煮・おせち料理などの食事、初日の出や初詣などです。
慌ただしい年末年始ですが、1年でワクワクする時期です。
暑い夏がつづき、秋の実感もなく12月に入り、例年に比べても暖かいなと感じていましたが、中旬ごろから師走らしい寒さとなりました。
・・・前置きが長くなりましたが、1年を締めくくるにふさわしい「しめ縄」授業にはじめて参加しました。
先生は、東濃を拠点に活動する、しめ縄づくりの団体「おいでん水田」さん(そういう活動をされる団体があるのですね!)の駒宮さんと塚本さんです。
教室である医王山 神宮寺に到着すると、古代米のわらがたくさん並べられており、青々しい香りが部屋に漂っていました。
参加された生徒さんは12名。
自己紹介では、
・しめ縄は買っていたけど、作ってみたい。
・子供に教えたい。
・新年に近づき、気持ちも新たに。
・会社で飾りたい。
・わらに触れる機会がないから。
といった感想もあれば、
・毎年参加しています。
という、この授業を毎年の恒例行事にしている生徒さんもいらっしゃると判明。
さっそく、しめ縄づくりに取りかかります。
まずはわらの選別です。ボサボサしたもの、ハリがあるもの、どのわらを使うかは、個人の感覚です。ピンときたものを手にとって束にしていきます。
わらのなかにはお米が入っていたり、サナギが入っていたりします。わらは千差万別なんです。お米は、薄い緑色でした。
次に、わらを束ねたら、3等分します。
その後は生徒さん同士ペアになって、なう工程を一緒にすすめていきました。
3つの束のうち、2束を合わせて、下部を麻縄でしばります。性格がでるのか、おおざっぱにしばる方もいれば、先生に確認しながら、ゆっくりゆっくり慎重にしばる方もいました。
普段から縄づくりに慣れている方や毎年参加することで、少しずつ上達していく生徒さんもいて、わらい声や一生懸命な姿を目にしながらしめ縄が完成されていきました。
さいごに、神宮寺さんからご祈祷していただきました。
ご祈祷では、生徒さんの一人ひとりの名前が読み上げられ、これで2025年も気持ちよくお迎えできそうです。
ホームセンターでは見かけない味わい深いしめ縄。
一昔前の田舎では、地域や家庭でしめ縄をつくり、新年を迎えるという風習があったと聞きます。現代では、なかなか見受けられない光景です。
生徒さんからも「名古屋市内でしめ縄をつくる場を探していた」といった声があったのですが、わらに触れる機会は時代は変われど大切なことなのだと思いました。
日本人のDNAと言いますか・・・。
2024年、個人的にはあっという間に過ぎ去っていきましたが、しめ縄授業では何だか時間がゆっくり流れていた印象でした。神宮寺さんでのご祈祷も自分の1年を振り返ることができ、2025年もがんばろうと思える貴重な時間でした。
レポート:ざかっぺ
カメラ:てつ
先生
駒宮遊さん、塚本恭子さん / おいでん水田 スタッフ
東濃を拠点に活動するしめ縄づくりの団体「おいでん水田」です。 恵那坂折棚田で育てた古代米でしめ縄を作っています。ワークショップやしめ縄販売、田植え稲刈りイベントなどを行なっています。 先生紹介: Facebook
今回の教室
医王山 神宮寺
住所:愛知県名古屋市昭和区御器所四丁目4番22号
地下鉄「荒畑」駅4番出口より徒歩15分
地図を見る
神宮寺(じんぐうじ)は、名古屋市昭和区御器所にある真言宗豊山派の寺。山号は医王山(正式表記は醫王山)。大名古屋八十八カ所三十六番札所。
本尊は薬師如来(薬師瑠璃光如来)。仁明天皇の勅願寺とされ、また御器所最古の寺である。秘仏である薬師如来は毎年11月8日に開帳され、多くの参拝者で賑わう。またその日に供えられた餅(やっこ餅)を食べると病気患いがないと信仰されている。