授業詳細
CLASS

銭湯へ行こう!八千代湯編~銭湯の裏側見学&若き店主と銭湯談義を楽しもう~
開催日時:2025年04月12日(土) 11時50分 ~ 13時45分
教室:八千代湯
レポートUP
先生:
岡村 淳徳 / 株式会社yachiyo 代表取締役 八千代湯 五代目店主
カテゴリ:【カルチャー/くらし/コミュニケーション/大ナゴヤの日】
定 員 :12人
※授業運営の都合上、直前のキャンセルはご遠慮ください。しかしながら、体調面への不安などがある場合は、その限りではございませんので気軽にご相談ください。
※2025年4月11日(金)12時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業後、入浴を希望される方へ:受付時に銭湯入浴料530円(サウナご利用の場合+別途料金)をいただきます。また、入浴用のタオル、石鹸をご持参ください(現地で購入もできます)
今回は名古屋市西区の名城公園の近くにある公衆銭湯「八千代湯」にて、
普段見られない銭湯のバックヤード見学や、若くして銭湯を継業された店主さんのお話を聞いて、公衆銭湯の現状や取り組みについて学びます。
名古屋市の名城公園の近くにある八千代湯は、100年以上の歴史を持つ老舗の公衆銭湯です。
浴室は2階建ての珍しい構造となっており、階段を上った先にある広々とした露天風呂に入ると、まるで温泉旅行のような気分を味わうことができます。
また、最近リニューアルされたサウナ室や水深のある水風呂も人気です。
授業では、八千代湯の普段見ることのできない銭湯の裏側や多様な浴槽を見せていただいた後、店主の岡村さんからお話を伺う予定です。
岡村さんは、元会社員から銭湯経営に転身した若き経営者です。
彼が銭湯を継承した理由や、地域における銭湯の役割、運営の中での苦労話や裏話も掘り下げていきます。また、八千代湯のオリジナルグッズの開発にも力を入れており、最近販売開始となった新商品の開発エピソードについてもお聞きします。
お話の後には、参加者同士で「銭湯談義」を楽しむフリートークの時間を設けています。
お気に入りの銭湯やお風呂グッズ、理想の銭湯について、さまざまな話題で自由に語り合い、交流を深めましょう!
授業が終わる頃には銭湯の開店時間です。岡村さんのご厚意により、授業終了後にそのまま開店前の一番風呂に入れてもらえることになっています。
老舗銭湯の裏側を知り、開店前のお風呂に入るという貴重な機会。ぜひご参加ください!
※銭湯初体験の方も簡単なマナーをお伝えしますので、参加大歓迎です。また、授業には女性スタッフも参加予定です。女性の方も安心してご参加ください。
<スケジュール>
11:35 受付開始
11:50 授業開始、自己紹介
12:00 岡村さんのご挨拶と移動
12:10 銭湯バックヤード見学
12:50 岡村さんのお話
13:20 銭湯談義(フリートーク)、質疑応答
13:45 記念撮影、授業終了
13:50 【自由参加】一番風呂入浴
【授業コーディネーター】
河津 一輝

大ナゴヤ大学では、以前より「銭湯に興味のある人が集まり、談義をした後に実際に銭湯へ入浴する」というシリーズ授業を行っており、今回もその一環として実施されました。

まずは恒例の自己紹介からスタート。
今回の授業の参加者の皆さんは、
・銭湯のバックヤードに興味のある方
・銭湯が大好きな方
・意外にも普段あまり銭湯へ行かない方 など、
実に多様な背景を持った方々が集まってくださいました。
はじめに、今回の授業の先生である岡村さんからご自身の紹介と、「八千代湯」についてのお話を伺いました。

岡村さんは現在、八千代湯の五代目店主としてご活躍されていますが、もともとはインテリア業界で会社員として働いていらっしゃいました。幼い頃から銭湯や温泉が好きだったことから脱サラを決意し、2020年に銭湯業界へ転身。約2年間の修業を経て、2024年2月に正式に事業を承継されたとのことです。
「八千代湯」は1920年創業(今年で創業105年)という老舗銭湯で、ジャグジーバス・電気風呂・露天風呂といった多彩なお風呂に加え、サウナや“ととのいスペース”も完備されています。
そして何より特徴的なのが、銭湯の2階にコメダ珈琲が併設されている点。ここでしか味わえない、なんとも不思議で魅力的な雰囲気を醸し出している銭湯です。
簡単な説明の後、学生の皆さんが楽しみにしていた銭湯のバックヤード見学が始まりました。岡村さんの解説を聞きながら、男湯→女湯→ボイラー室の順に見学します。


見学中には、銭湯ならではの裏話をたくさん聞くことができました。たとえば、銭湯の下駄箱でよく見かける木製の鍵が壊れた場合は、廃業した同業者から譲り受けていることや、浴室の掲示物は裏面を少し水で濡らして壁にこすりつけることで、テープを使わず貼りつけられることなど…。
「なるほど!」と驚くことばかりで、非常に実りの多い時間となりました。
その後も岡村さんから、銭湯にまつわるさまざまなお話を伺いました。

岡村さんの平日のスケジュールや燃料費の高騰、これまでに開催したイベント、そして今後やってみたいことまで。包み隠さず率直にお話しいただき、銭湯経営の大変さから、銭湯という場所の自由さ・可能性まで、幅広く知ることができ、感謝の気持ちが込み上げてきました。

最後に、皆で銭湯談義を行い、銭湯への愛や当日の感想を語り合いました。授業後には、なんと「一番風呂」にも入ることができ、最高の一日となりました。
この体験を通して、銭湯は日本にとってなくてはならない大切な文化だと改めて実感するとともに、今後も八千代湯や銭湯という文化が長く続いていってほしいと強く願いました。

レポート:きょうこ
カメラ:みやけ
先生

岡村 淳徳 / 株式会社yachiyo 代表取締役 八千代湯 五代目店主
1995年生まれ。八千代湯五代目店主。元インテリア業界の会社員で、銭湯への情熱から脱サラし、2020年に銭湯業界に転身。2年間の修業を経て2024年2月に正式に事業承継した。銭湯の文化と伝統を守り、次世代に引き継ぐことを使命とし、地域住民との絆を大切にしつつ、どんな世代の人でも楽しめる銭湯であり続けるよう日々奮闘している。
今回の教室
八千代湯

住所:愛知県名古屋市西区上名古屋1-12-5
電話番号:052-521-4126
最寄り駅:地下鉄「名城公園」駅または「浄心」駅
教室までの行き方:
・地下鉄「名城公園」駅から徒歩約13分
・地下鉄「浄心」駅から徒歩約13分
・市バス「弁天通3丁目」停留所から徒歩約5分
駐車場の有無:有
地図を見る
八千代湯(やちよゆ)は、名古屋市西区にある創業100年以上の老舗銭湯です。8種類の浴槽と、銭湯では珍しい露天風呂を備えています。バイブラ湯、電気風呂、薬風呂など多様な入浴体験が楽しめます。広いサウナもあり、水風呂はやや深めに設計されています。
あいち銭湯 八千代湯紹介ページ