授業詳細
CLASS
明日は金環日食・・。そうだ、お面を作ろう!~金環日食を「MY日食お面」で楽しもう~
開催日時:2012年05月20日(日) 17時00分 ~ 19時30分
教室:名古屋テレビ塔 2F会議室
レポートUP
先生:
神原 周平 /
カテゴリ:【科学】
定 員 :13人
【5月~8月末の期間中、持続可能な運営体制を整えるための一環とし
授業料一律500円をいただくことを試験的におこなっています。】
※2:本授業の抽選は2012年5月16日(水)に行います。
(抽選予約受付は5月16日(水)13時までとなります。)
※3:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
2012年5月18日(金)18時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
5月21日の朝は、いつもの朝とは違った景色が見られるかもしれません。
太陽と月と地球が重なる、「日食」です。
2009年の日食は「皆既日食」でしたが、今回は「金環日食」。
国内で観測できる金環日食としては、実に25年ぶりで
次に名古屋で見られるのは、28年後の2041年だそうです。
めったにないこの機会、見逃したくないですね。
ところが、みなさんご存知でしょうか?肉眼で太陽を見るのは
目を傷める可能性があり、とても危険です。
「日食の時は太陽が隠れてるから、大丈夫なんじゃない?」と考えがちですが
太陽が全て隠れる「皆既日食」の時以外は、同じようにリスクがあるとのこと。
そのため、巷では「日食グラス」なるものが売られていますが、在庫も品薄だとか・・。
だったら、自分で作ってしまいましょう!
ついでに?、金環日食のお勉強もしよう!という授業を開催します。
もちろん、ただの「日食グラス」を作るわけがありません。
今回の授業で作るのは、「日食お面」です。
(日食ということで、太陽にちなんだお面を作ります。詳しくは当日をお楽しみに!)
オリジナルお面で、翌日の日食を迎えましょう。
もちろん、日食についてのお勉強も忘れません。
日食ってどうしておきるの?
皆既日食と金環日食の違いって?
天文ファンには、金環日食よりアツいイベントが来月もあるとか・・。
(たとえ21日のお天気が悪くても、この日にお面を使うチャンスがあるそうですよ。)
基本的な日食の知識から、マニアックな楽しみ方まで
ご家族やお友達に、自慢げに披露できるようなネタをレクチャーしていただきます。
さらに授業翌日の21日の金環日食当日は、みんなで日食を観察しましょう!
(こちらは自由参加。20日の授業に参加できなかった方も大歓迎です。)
いつもより少し早起きして、ご家族やお友達を誘って、白川公園で観測しましょう。
20日の授業に参加された方は、ぜひ「日食お面」をご持参くださいね。
詳しくは、こちらの授業情報をご覧ください。
数十年に一度の天体ショー、「大ナゴヤ大学流」に楽しんでしまいましょう!
【授業の流れ】
16:45 受付開始
17:00 授業開始・ガイダンス・自己紹介
17:15 日食についてのレクチャー
18:00 お面作りワークショップ
19:15 アンケート記入・記念撮影
19:30 終了
(授業コーディネーター / 生駒郁代)
たくさんの人が空を見上げていたことと思います。
(大ナゴヤ大学でも授業がありました)
日本の多くの地域で金環日食を見ることができた日。
日食メガネを用意して、どうか晴れますようにと願って、わくわくしながらこの日の朝を迎えたのではないでしょうか。
いつもは、通勤・通学で慌ただしい朝。
この日はすこし、いつもと違う空を見上げて、いつもと違う朝を過ごされた方も多いはず。
さて、そんな特別な朝から、さかのぼること約15時間前。
5月20日日曜日、午後5時。
名古屋テレビ塔では、翌日の金環日食に備え、大ナゴヤ大学の特別授業が始まりました。
【明日は金環日食・・。そうだ、お面を作ろう!~金環日食を「MY日食お面」で楽しもう~】
日食を肉眼で見ることはとても危険、絶対だめ。
そのため「日食グラス」が販売されているのですが、人気のため品薄。
だったら、自分で作ろう。
そしてせっかく作るのだったら、みんなとは少し違う、オリジナルなものがいい。
ということで、「日食お面」を作りましょう。
そしてそして、お面を作るだけじゃなくて、日食のお勉強も一緒にしましょう。
という、授業です。
先生は、神原周平先生。
小さな頃から天文が大好きで、大学時代は理学研究科素粒子宇宙物理学を専攻。
現在は企業で、ロケットなどの宇宙機の設計・開発業務に携わっている方です。
30秒自己紹介を行い、さっそく先生から日食についてのレクチャー。
金環日食って、そもそもなんでこんなに騒がれているのでしょうか。
実は日食自体は、そんなに珍しいものでもないんですって。
前回日本で金環日食を観察できたのは、1987年の沖縄。
次に観測できるのは2030年の北海道。
でも、今回の日食が特別なのは、日本で、とても多くに地域で金環日食をみられるということです。
日本でこれだけ多くの人が見られる金環日食は、めったにないようです。
見逃せないですね。
この日先生はなんと、授業のためにシミュレーターを自作で用意してきてくださいました。
太陽と地球と月との関係を、いろんな位置から見て理解できるもの。
とても分かりやすかったです。
他にも、金環日食の楽しみ方、紫外線、赤外線などの光についてなど、日食だけじゃなく、天文についての面白いお話もしていただきました。
次は日食お面づくりです。
両目には安全な日食グラスを貼って、そこからのぞくと太陽を観察できる、というお面です。
お面のテーマは、
「太陽・金環日食・宇宙」。
これはどんな捉え方をしてもOK。
折り紙や布、写真、葉っぱや貝殻を張り付けて、オリジナルのお面を作っていきます。
生徒さんが考える太陽・金環日食・宇宙は、本当にさまざまでした。
星の形をしたお面、てんとう虫の写真が貼ってあるお面、ひよこの形、招き猫の形などなど。
出来上がったら、生徒さん一人ずつ、お面についての説明を発表してもらいました。
どんなイメージで作ったのか、どこで日食を見るか、生徒さんのわくわくが伝わってきました。
最後はみんなで、お面をつけて記念撮影。
神原先生、生徒のみなさま、ありがとうございました。
さて、金環日食、みなさまはご覧になられましたでしょうか。
生徒のみなさまは、作った日食お面、活躍しましたか。
「…見逃した」「…曇ってた」「…寝てた」というみなさま。
「…お面作ったのに、使えなかった」という生徒のみなさま。
ひとつ、朗報です。
来る6月6日、またまた珍しい天体ショーが起こります。
この日に見られるのは、「金星の太陽面通過」。
太陽面を通過する金星が見られます。
太陽にぽちっと小さな点が現れます。
神原先生一押し(?)の天体ショーです。
参加してくださった生徒のみなさん、まだまだお面が活躍する日は残っています。
是非、オリジナルのお面で、また空を見上げてみてください。
(ボランティアスタッフ かとうともこ)
この授業への皆さんからのコメント
授業コーディネーターの生駒です。
日食お面が役に立ってよかったです!
(天道虫さんは、ひまわり&てんとう虫のお面でしたね^^)
6/6の金星の太陽面通過の時にも、ぜひ活躍させてあげてください♪
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。
この授業への皆さんからのトラックバック
トラックバックがありません。トラックバック用URL
例)/subjects/trackback/165/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。
先生
神原 周平 /
1987年、小牧市生まれ。 小さな頃から天文を愛し、当時の愛読書は天文図鑑。 その後も天文への愛は衰えることなく、名古屋大学にて理学研究科素粒子宇宙物理学を専攻。 「『素粒子』という物質の最小の単位を知ることで、宇宙を知ることができる」 という思いの下、日々研究に打ち込む。 現在は企業にて、ロケットなどの宇宙機の設計・開発業務に携わる。
今回の教室
名古屋テレビ塔 2F会議室
住所:名古屋市中区錦3-6-15先
※最寄駅:地下鉄名城線・東山線「栄」下車3番もしくは4番出口を上がって徒歩3分
地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅下車南改札を出て4B出口を上がってすぐ
TEL:052-971-8546
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。
授業内容やご参加日程の変更・お子様の参加人数追加につきましては、
大ナゴヤ大学までお尋ねください。)
地図を見る
1954年(昭和29)、日本で最初に建設された集約電波鉄塔。地上90mのスカイデッキと地上100mのスカイバルコニーからは、昼は濃尾平野だけでなく中部山岳の山々までの眺望を、夜は煌く夜景が楽しめる。4階にはレストラン「THE TOWER RESTAURANT NAGOYA」がある。国の登録有形文化財に指定。アナログ放送からマルチメディアの電波塔に生まれ変わり、2012年4月、リニューアルオープン。
http://www.nagoya-tv-tower.co.jp/