授業詳細

CLASS


特別授業 名鉄グループさんde 40年を迎えるナナちゃんについて考えよう!
 【第2回 Think ナナちゃん:名鉄百貨店×名古屋鉄道×大ナゴヤ大学】

開催日時:2013年01月22日(火) 18時30分 ~ 20時50分

教室:名鉄バスターミナルビル 10F食堂

レポートUP

先生: 諸岡 繁久 / 株式会社 名鉄百貨店 営業本部 広報宣伝担当 課長

カテゴリ:【まちづくり】

定 員 :35人

2012年7月21日(土)、「ナナちゃんストリート」で初めて行われた「第1回 Think ナナちゃん」。ナナちゃんの歴史や魅力を探る授業を大ナゴヤ大学特別授業として開催、【これからのナナちゃん】というテーマで考えました。

「ナナちゃんの着替えをムービーにして、道行く人に見てもらう」
「ナナちゃんファミリーを作る。ファミリーを中心とした宣伝や映画をつくる」
「ナナちゃん福笑い。ナナちゃんに表情を作ってゆくと面白い」
「ナナちゃんの前で結婚式」・「股下をくぐるファッションショー」
「ナナちゃんストリートを有効に使い、屋台などを展開する。」
「名鉄グループのビルごとナナちゃんの意匠やデザインでラッピング」
「ナナちゃんを増殖する。各駅にポーズが違うナナちゃんを設置。」

など、様々なアイデアや企画が披露されました。

2013年は、ナナちゃん人形が設置されて40年になる記念の年。

名鉄グループの社員さんと大ナゴヤ大学スタッフ・実験室プロジェクトの学生スタッフによるワークショップでアイデアを出し合い、グループ毎に話し合ったアイデアや意見を発表します。

名古屋鉄道・名鉄百貨店、二つの企業とまちづくりNPOスタッフ・学生による多様な参加者が顔を合わせて話し合う事で、ナナちゃんを通じ今後の名古屋駅の顔となる地域の役割やコラボレーションの可能性について、改めて見直していきましょう。


※「第2回 Think ナナちゃん」は、名鉄百貨店さん・名古屋鉄道さんの社員さんで考えます。これからのナナちゃんの活用について、地域の財産としての価値を整理して捉えなおし、ナナちゃん、ナナちゃんストリートの在り方や・地域の再開発、ナナちゃんがもつブランド資産の活用など、さまざまな広がりについて考えます。

【人数】 36名(前回グループ社員様ご参加19名+α。最大25名程度)・
       大ナゴヤ大学・伊藤研究室10名~15名
【会場】 名鉄バスターミナルビル 10F食堂
     (名鉄百貨店メンズ館・名鉄グランドホテル入居。ナナちゃん前)

【スケジュール(案)】
18:30  受付開始
18:50  ガイダンス~特別授業【第2回 Think ナナちゃん】について
      ハイタッチ自己紹介
      主催者あいさつ
      ナナちゃんブランディングの背景について
(名古屋工業大学 伊藤孝紀准教授より)
19:20  ワークショップ 【40年を迎えるナナちゃんの活用方法について考えよう】
      ①個人ワーク(5分)
      ②30秒自己紹介(グループ内) 
      ②グループワーク
20:00  発表タイム、
20:25   シェアタイム&これからについて
20:40  アンケート & 記念撮影
20:50  終了

企画・運営:大ナゴヤ大学・名古屋工業大学 伊藤孝紀研究室

※この授業は名鉄グループ様(名鉄百貨店、名古屋鉄道)および大ナゴヤ大学 運営スタッフによるクローズドのワークショップとなります。お申込みいただくことができないことをご容赦下さい。
昨年7月に名鉄百貨店本店メンズ館前「ナナちゃんストリート」で開催された「第1回 Think ナナちゃん」。
「第2回 Think ナナちゃん」は、ナナちゃんの前にある名鉄バスターミナルビル10Fの食堂で開催されました。窓から夜景が見える広いスペースで、リラックスした雰囲気の中、授業は行われました。

前回の授業では、「ナナちゃん」が名古屋駅のシンボルとして愛されていること、思い出があり、待ち合わせによく利用されていることをアンケート結果から共有。
「ナナちゃん」にくわしい先生の語るエピソードを聞き、参加者全体が「ナナちゃん」に親しみをもったところで「これからのナナちゃん」というテーマでじっくり考えました。
(詳しくは「第1回 Think ナナちゃん」のレポートへ http://dai-nagoya.univnet.jp/subjects/detail/174)

今回の授業では、4月に設置40周年を迎える名古屋のシンボル「ナナちゃん」をテーマに、株式会社名鉄百貨店・名古屋鉄道株式会社の社員さんが話し合うことを目的に、一般からの参加受付を行わないクローズドのワークショップ形式で開催です。

参加者は、名鉄百貨店・名古屋鉄道の社員の皆さんが各部署より参加。
サポートメンバーとして大ナゴヤ大学のスタッフ、ボランティアスタッフ、学生スタッフとして大ナゴヤ大学へのインターン生・名古屋工業大学 伊藤孝紀研究室のプロジェクトスタッフがテーブルに分かれ加わりました。
総勢34人での開催です。

就業時間終了後のワークショップ開催という事で気持ちを切り替えるために、大ナゴヤ大学で2012年の新年会授業よりすっかり「おなじみ」になった「ハイタッチ自己紹介」からスタートです。
近くにいる方と二人一組になりハイタッチを行い、その後自己紹介。
それを時間内に他の多くの人と繰り返し、できる限り多くの方とコミニュケーションしました。

笑い声いっぱいの自己紹介で身も心も温まったところで名古屋鉄道 事業企画部 課長 岩本さんからのあいさつでスタート。
「ハイタッチ自己紹介で若いパワーに圧倒されていると思いますが、名鉄グループの私たちも柔軟な発想で40年を迎えるナナちゃんとどんな活動ができるのか? 社会貢献事業として考えましょう。」

次に、名古屋工業大学伊藤研究室 伊藤孝紀先生より、今回の背景となるナナちゃんによる「まちづくり」と「ブランディング」の必要性・可能性について説明していただきました。
「(プロジェクトスタッフが独自に行った)アンケートの結果からも、昨今のゆるキャラブームに代表されるような「三頭身」でもなく「顔(=表情)」のないナナちゃんが名古屋のシンボルとして愛されていることがよくわかりました。何が魅力なのか?待ち合わせ場所として活用されるのがほとんどのナナちゃんの足元で何ができるのか?
名古屋駅前のにぎわい創出、再開発。ナナちゃんを活用したブランディングを考えてみてください。」
2月に出版の「名古屋魂 21世紀の街づくり提言書(中部経済新聞)」
「まちを演出する仕掛けとしてのデザイン(鹿島出版会)」を制作したばかりの伊藤先生からは、この名古屋駅地区の街づくりとナナちゃんのブランディングへの考察や関係者へのインタビューを重ねたことで沸き立った熱い想いが伝わってきした。

いよいよワークショップの開始です。今回は6つのグループで話し合います。
グループ内で、「私」と「ナナちゃん」の関係についてコメントしながら30秒自己紹介。
その後、『40周年を迎える「ナナちゃん」について』と用紙の真ん中に書いてからグループワークスタート。

付箋に書き始めるグループ、いきなりホワイトボードに書き始めるグループ、身振り手振りを交えての発言で盛り上がるグループ、各グループともに笑い声が絶えません。
白熱した話し合いは制限時間を越え、司会のスタッフ「いくぴー」の判断の下、5分延長となりました。

そして発表タイム。
「大仏課長(というキャラクター)とそのメンバー」という設定で発表するグループ。
発表の大役をインターン生に一任するグループ。
ナナちゃんについて、モノとコトのポイントで整理し全員で発表するグループ。と発表のスタイルも様々です。

「白いタイツを着て、みんなでナナちゃんになる。」
「ナナちゃんの足元をプラネタリウムにしてデートスポットに」
「ナナちゃんの40歳を祝う。
 温泉に連れていく。ナナちゃんタオルグッズも作成
 七夕みたいに願いごとを集めるイベント開催。
 お見合いして結婚する、ナナちゃんストリートをバージンロードに」
「Twitterで、『できる女』としてナナちゃんがつぶやく。」
「ナナちゃんを動かす。パラパラマンガ。建物に投影(プロジェクションマッピング)」
「旅行に行く。名鉄グループがスポンサーになっているTV番組『ゴリ霧中』で
 タレントのゴリさんと一緒に旅行。ゆるキャラに会いに行く。40歳初めての旅で結婚」
「40歳、もしくはナナちゃんが集まるパーティを開催。」
「ブログ・FBでナナちゃんが情報提供」
「着替え中のナナちゃんを盗撮」
「ナナちゃんストリートにカフェ。ゆっくりナナちゃんを見て楽しむ。」
「無色透明な白ナナちゃんではなく、腹黒い黒ナナちゃん登場」
「ナナちゃんの足元をホテルにする。ホテル宿泊のアート施設を期間実施。ナナちゃんひとり占め」
「グッズ作成 ナナちゃんマナカ、携帯の4倍あるナナちゃんストラップ、ナナパン」
「ナナちゃんと自分から見た40年ムービーの上映会をナナちゃんの足元で開催」
「ナナちゃんLINE」
「ナナちゃんと遊ぶ お台場ガンダムのように動く。」
「ナナちゃん写真集。出張して、風景・アートと一緒に撮影。」
「ナナちゃんに表情をつける」
「ナナちゃんを写真にとると動画が出るしくみ」
「ナナちゃんの足元を通るとお得な情報やマナカでたまるん。」
「他エリアの電車や飛行機をラッピングして全国にナナちゃんを広める。」
「ナナちゃんの形をした建物を建築 手がすべり台、足元がカフェスペース」
「スタンプラリー 名古屋鉄道沿線各駅にミニナナちゃん 写真を撮ると動き出す。」
「40歳からその後20年後60歳には世界のナナちゃんに」

各グループそれぞれ特色がある内容に発表中に笑顔や歓声が起こり、発表後には、大きな拍手がおこりました。

グループの発表後には、総括として名鉄百貨店広報の諸岡さんからコメントをいただきました。
「普段仕事としてPRしていますが、地元密着のナナちゃんが年末に東京キー局からも取材のオファーがありました。ミュージシャンやタレントの皆さんが紹介してくださって、少しずつ日本中に紹介されるようになってきたのですが、世界を目指すというチームの発表に刺激を受けました。ナナちゃんの40歳の誕生日は4月28日、何かをカタチにしたい。」


最後は伊藤先生からのコメントで締めくくります。
「楽しいアイデアいっぱいでした。ナナちゃんが人格を持ったキャラクターになりましたね。
ナナちゃんのことだけを考えてしまうことも多かった、途中に栄とナナちゃんとか、観光とナナちゃんというキーワードを交えるとさらに面白いアイデアもでるかもしれません。
アイデアだけを出しあっていると未消化に終わってしまう。是非、カタチにしましょう。
今回参加した名鉄グループの皆さんが1人2人と仲間を集める。社内からムーブメントが起こるといいですね!」

楽しいアイデアの数々がカタチになることを願って、「第2回 Thinkナナちゃん」は終了しました。

授業終了後に行われた名鉄グループの社員さんとスタッフの意見交換の場では「楽しかったので、もっと多くの名鉄グループの方とお話したい!」「名鉄グループの社長さんが、『ナナちゃん』のことをどう思っているのか聴いてみたい!」と、盛り上がりました。

今回の授業をコーディネートされた大ナゴヤ大学 学長のシンヤスさんからは、「第2回 Think ナナちゃん」に対する思いも紹介されました。

「『ナナちゃん』をテーマにこれほどの人達が思いを持って自由に意見交換ができる。
可能ならば名鉄グループさん全体で『自分ごと』にしてもらえたら、どれだけナゴヤの誇りになるだろう。参加したスタッフ含め、『名古屋の顔』として、
また『これからの再開発プランの中に、市民の意見が入る余地、市民が集える将来の姿を』という気持ちや思いが名鉄グループの皆さんに伝わったらと思い、今回は企画・運営を行いました。」

親しみのある『ナナちゃん』から、もっと活用される『ナナちゃん』へ4月28日 40歳を迎えるナナちゃんがいろんな場所に登場して、街を元気にする名古屋のシンボルとして動き出しそうです。

(ボランティアスタッフ 若尾和義)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

諸岡 繁久 / 株式会社 名鉄百貨店 営業本部 広報宣伝担当 課長

昭和43年愛知県生まれ 半田市育ちの刈谷市在住。 平成3年4月 バブル崩壊直後に名鉄百貨店入社 その後、婦人服、販売促進、販売サービスなどの勤務を経て 平成24年1月より広報を担当。 取材依頼のため、自転車にて名古屋市内の新聞社、雑誌社、 テレビ局を廻る毎日。 ナナちゃん人形着替えの際には、各マスコミ宛に情報を発信、 ナナちゃん人形の知名度アップ・イメージアップに励んでいる。

今回の教室

名鉄バスターミナルビル 10F食堂

住所:

名鉄百貨店メンズ館・名鉄グランドホテルの入居しているビルです。ナナちゃん前