授業詳細

CLASS


ぐるぐるから見える景色〜変わる名駅を妄想する会

開催日時:2021年06月26日(土) 15時00分 ~ 16時30分

教室:「飛翔」

レポートUP

先生: 名古屋駅地区街づくり協議会 /

カテゴリ:【くらし/まちづくり】

定 員 :15人

本授業は5月に開催中止となった
授業と同様の内容で開催させていただきます。
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※参加費:1,000円(税込、当日お支払いください、1drink付)
※締め切り:2020年6月25日(金)14時まで先着順でお申し込みを受け付けます。
※授業当日はうがい・手洗い・消毒にご協力をお願いいたします。また授業中はこまめに換気を行います。
※ 新型コロナウイルスの感染症拡大等により、急遽中止する場合がございます。
名古屋駅は桜通口を出てすぐ目に入る「銀色のグルグル」、みなさんこのモニュメントの名前をご存知でしょうか?

このモニュメント、名前を「飛翔」といい、
1989年からあの場所で名古屋の駅前のまちづくりを見守ってきました。ナゴヤの玄関でもある名古屋駅前は高層ビルが立ち並びつつも、沢山の人々が行き交う空間として目まぐるしく変化し続けています。

そんな、飛翔も名古屋市の駅前整備工事に伴い、いよいよ撤去されることになるそうです。名古屋駅を出るとまず目に飛び込んでくる「飛翔」。これまで名も知らぬモニュメントだと思っていた方々も、このモニュメントがなくなってしまうという話題には、物寂しくなりますね。

今回、名古屋駅地区の魅力向上を考え、提言し、活動する団体「名古屋駅街づくり協議会」の皆さんの協力のもと、飛翔を改めて見学し、まちの未来について考える授業を開催します。

授業では、「飛翔」の内部を見学します。モニュメントの渦部分の内側はもちろん、地下にある整備室にも潜入します!普段なら入れない空間に屈んだり、這ったり、時には暗がりを探りながら見学するのは冒険心がくすぐられます!

見学後には、名古屋駅前エリアがどんな空間になると理想の空間になるのか参加生徒のみなさんと一緒に考えたいと思います。
天候が良ければ、椅子を用意して「飛翔」内部でワークショップをしたいと思います。
名古屋駅をつくる魅力的なアイデアがたくさん生まれること楽しみにしています。


普段は入れない「飛翔」内部に潜入してまちの未来を一緒に考えましょう。
出てきたアイデアは、参加生徒の皆さんと一緒に実現していける方法を模索します。


<スケジュール> 
14:40 受付開始 ※imom coffee roastersよりドリンク
15:00 授業開始・自己紹介
15:10 「飛翔」見学〜あのぐるぐるの中や、地下に潜入します!
15:50 ワークショップ(雨天時は場所を変えて実施予定です)
16:30 終了

【授業コーディネーター名】
【コーディネーター】山田卓哉、そうぞう室
【主催】名古屋駅地区街づくり協議会 
【協力】imom.inc

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【感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
・飛沫感染防止のため、授業中のマスク着用をお願いいたします。
・受付時の、検温と手指消毒にご協力ください。
・ご参加より14日以内に新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、大ナゴヤ大学まで速やかにご連絡ください。また、濃厚接触者になった場合も同様とします。
・後日、参加者・関係者の新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された場合には、保健所等の公的機関へ個人情報を提供することがあります。

下記に該当する場合、当日の授業参加をお控えください。
・37.5度以上の発熱がある、または発熱が続いている
・咳・くしゃみ・咽頭痛などの症状がある
・新型コロナウイルス感染症の陽性患者の濃厚接触者に該当する
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる
・過去2週間以内に入国制限、入国後の行動制限がある国・地域への渡航歴および当該地在住者との濃厚接触があった
・マスク未着用(2歳未満を除く)


みなさんは名古屋駅前の、あの「銀色のグルグル」を知っていますか?
平成元年7月に市政100周年を記念して設置され、“過去から未来への発信”をテーマに「飛翔」と名付けられました。名古屋のシンボル「飛翔」は、市の駅前整備計画に伴って、今年の夏に解体工事に入る予定です。駅前から無くなってしまう前に、これからの名駅を考える授業が開催されました。



今回の教室は、なんと「飛翔」の中!
あいにくの曇り空でしたが、ほどよい気温の中での開催でした。
生徒さんは約20名。学生、社会人、親子で参加する方など、老若男女みんな「飛翔」に興味津々。授業が始まる前も、写真を撮ったり、普段は遠くから見ている「飛翔」を間近に見たり、中から見上げたりと大興奮でした。



自己紹介では“「飛翔」とわたし”をテーマにみなさんからお話を聞きました。立場も参加したきっかけも、「飛翔」とのエピソードも様々でした。

・大学で建築を学んでいて、「飛翔」に入れることがとても嬉しいです。
・設計事務所で働いており、他にどんな人が参加しているのか気になっています。
・名古屋に通勤しており、「飛翔」と同い年。就職活動の時も「飛翔」を見て友人と励まし合った思い出があります。
・県外に出かけた際に駅前の「飛翔」を見て、名古屋に帰ってきたなと実感しています。



自己紹介が終わったら、今回の先生である「名古屋駅地区街づくり協議会(名駅街協)」の佐伯さんより協議会や「飛翔」、この先の名古屋駅がどのように変化するのかについて、話を聞きました。

名駅街協は「飛翔」を中心に東西1キロ、南北1.5キロに広がる楕円のエリアを対象として、清掃や歩道の花壇事業、防災減災の取り組み、イベントの企画、名古屋市との協議など、多岐にわたって活動しています。「飛翔」は公募で109点のデザインから選ばれ、高さ23メートル、直径21メートルあり、96本のパイプで作られているそうです。
設置された当初は噴水やライトアップ機能もあったそうですが、経過とともに機能が無くなってしまい、駅前のシンボルがずっと暗い状態でした。名駅街協が主催する「メイエキイルミ」に合わせ、2年前に中心部分にライトを設置し、名駅を照らすようになりました。
今後は駅前整備工事のため「飛翔」は笹島に移転予定で、現在の場所は駅前広場として整備されるそうです。名駅は「迷駅」と呼ばれるほど複雑な構造になっており、迷子になったことがある人もいるのではないでしょうか。市の計画では、リニア開通に合わせてわかりやすく、より便利な場所になるそうです。



そして、いよいよ「飛翔」の地下に潜入!「飛翔」の中に入ること自体、貴重な体験ですが、さらに地下も面白い空間が広がっていました。96本のパイプに水を通すため、地下の管には1~96のプレートが付いているんです!



地下の見学後、グループに分かれて、これからの名駅エリアについて考えました。駅前を快適で楽しい場所にしたいというアイデアが多く、中にはユニークなものも!

・東海エリアの玄関口である名古屋駅前に、飛翔に代わるシンボルができるといいな。
・歩行者天国にして、緑あふれる気持ちのいい場所になるといいな。
・いつも駅前に来ると何かイベントがやっていて、誰でも気軽に遊びに来られる場所になるといいな。
・パリの凱旋門みたいに桜通に大きな城門を設置して、そこから栄などに歩いて行けるといいな。
 名古屋駅周辺が“日本のシャンゼリゼ通り”になるといいな。
・自動運転の乗り物で駅前の商業施設などを自由に行き来できるといいな。



最後に「飛翔」の前で集合写真を撮って授業終了!
「飛翔」の床にメッセージを書いてもよいと許可をいただき、「飛翔」への感謝や思いを残して帰る方もいました。わたしもせっかくの機会なので、書かせてもらいました!
夏には「飛翔」の解体工事が始まります。いまの名駅の景色が変わってしまうことは寂しくもありますが、より便利で快適な空間になると思うと、変化も楽しみながら注目していきたいですね。



わたし自身、名古屋に住み始めて約5年。名古屋に引っ越してくる前、友人と名駅に遊びに来た際に、何となく「飛翔」と一緒に写真を撮ったことを覚えています。当時は名前も知らないモニュメントでしたが、この授業をきっかけに「飛翔」への愛着が強くなった気がします。

レポート: おかん
カメラ: あいざわけいこ



※写真をクリックすると拡大します。


 

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先生

名古屋駅地区街づくり協議会 /

名古屋駅地区街づくり協議会(名駅街協)とは、 名古屋駅地区を多くの方が訪れ・働き・学び・住みたい街にするために、魅力向上を共に考え、提言し、活動する団体です。

今回の教室

「飛翔」

住所:〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1
地図を見る

名古屋駅、桜通口を出たところに見えるモニュメント。
名古屋のシンボルとして、1989年より稼働。
2021年に撤去予定。

※集合場所:「メイチカ そば割烹 安曇野庵 地下鉄名駅店」向かい(詳細はメールにてご連絡します)
※「飛翔」付近はバリアフリーではありません。
※「飛翔」内部に入るには、階段や緩い傾斜、段差により足場が悪く、
隙間を潜って入るなど特別な場所への出入りのため不便さがあることを
予めご了承ください。